実生活が忙しくて更新できませんでした。
それと久しぶりにお気に入りの数を見てみたらすごいことになっていて吃驚しましたよ。
いつの間にか百二十件まで行ってますし。
まあ、そんなこんなで二週間分ということで今日はもう一話乗っけようと思います!
〜光一視点〜
廃墟を見た後俺たちは居住区に向かった。
その後十六夜が蛇を倒して手に入れた水樹とか言う水を生み出す木を、さびれかけた水路に設置したり。
親を失った“ノーネーム”の百二十二人の子供達の内二十人から挨拶されたり。
馬鹿でかい建物から自分の部屋を選んだりいろいろあったがみんな夜ご飯を食べ終わりミーティングの時間になった。
「で、明日はどんなギフトゲームをやるんだ黒ウサギ? コレまでの会話から春日部が動物の言葉を理解できるギフトってのは知ってるけど他の奴のは知らないし、小手調べから始めるんだろ?」
十六夜たちは春日部の能力が動物と話す事だと俺とエミヤと出会う前に知っていたらしい。
それにしても明日が俺の初ギフトゲームか。
「いえ、明日はとりあえず“サウザンドアイズ”でギフトの鑑定をしてもらいましょう」
「えーっと。“サウザンドアイズ”ってなんだ?」
千の目? 何かの能力……いや、ここではギフトか。
とりあえず何かのギフトなのか?
「YES。“サウザンドアイズ”は特殊な瞳のギフトを持つ者達の群体コミュニティ。箱庭の東西南北、上層下層の全てに精通する超巨大商業コミュニティです。幸いこの近くに支店がありますし」
「ギフトの鑑定というのは?」
久遠が黒ウサギに聞き返す。
それに説明するのが好きな性分なのか嬉しそうに返す。
「勿論、ギフトの秘めた力や起源を鑑定する事デス。自分の正しい力を把握していた方が、引き出せる力はより大きくなります。皆さんも力の出所は気になるでしょう?」
「いや、俺はアルカナって悪魔と契約の関係で手に入れた方法から能力から全部知ってるぞ」
「私も遠慮させて貰おう。自分の出来る事を把握でもしておかないとまずい事情があったのと、私自身の起源など当に分っているのでな」
俺に続いてエミヤもギフト鑑定を辞退する。
「では、光一さんとエミヤさんは挨拶をしに行きましょう。十六夜さんと久遠さんと耀さんの御三方はそこでギフトの鑑定をしてもらいましょう。“サウザンドアイズ”には懇意にしてくれている方が居られるので」
「別に鑑定なんていらねえよ。俺は人に値札を張られるのは趣味じゃない」
「右に同じ」
「以下同文」
「何でそんなに息が合ってるのですか!? 今日会ったばかりでしょう! 光一さんやエミヤさんみたいに分っているんならまだしも分らないんだったら鑑定してください!」
今日召喚されたという初対面のはずの三人はぴったりと息を合わせていっている。
それに突っ込む黒ウサギも息が合っている。
人間関係面では一般人の俺や、おそらく俺と同じように一般的な初対面の人との付き合い方を知っているであろうエミヤは付いて行けていない。
「とりあえず明日“サウザンドアイズ”でギフト鑑定してもらいますからね!」
黒ウサギがそういうと三人はしぶしぶ了承したようだ。
「まあ、ギフトゲームは明日誰がどんなギフトを持ってるか、分ってからにして今日は寝ないか? 私は少し疲れたのでね」
エミヤの提案に誰も異論はないようだ。
さて、俺も今日は寝るか。エミヤコースターで首が痛いしな。
〜光一視点終了〜