こたちゃんいいよねえ・・・。かわええ・・・!!
てなわけで、どうぞ!!
洛山高校 【葉山小太郎】
キーンコーンカーンコーン・・・
四時間目終了のチャイムが鳴り響く。クラス委員の男の子が号令をかけ、昼休みとなった。
私は二年生になってから昼休みに決まった人とお弁当を食べる習慣がついていた。
その「決まった人」とは私の前の席に座っているいつも元気で明るい彼。
「みっさきー!!お弁当食べよー!」
向日葵のような明るい笑顔で振り向くのは、私の大好きな彼。--葉山小太郎くんだ。
ときおり見える八重歯が愛らしく、男子バスケットボール部でもムードメーカー的存在だ。
「うん、もちろんだよ!」
「じゃあ、ちょっと待っててね。購買で何か買ってくるから」
いつも購買を利用している彼。私は立ち上がった彼の服の裾をつかみ、「待って!」と私は声を上げた。
「ん? どーしたの、美咲?」
彼は、私を不思議そうに見つめる。
ちょっと、恥ずかしいけど・・・。い、言わなきゃ!!
息を大きく吸って、声を放った。
「あ、あのね! お弁当、作ってきたの! ・・・食べて、もらえませんか?」
い、言えた・・・! でも、断られちゃったらどうしよう・・・?
彼が返答するまでのほんの数秒間。そんな不安ばかりが募っていった。
しかし、そんな心配とは裏腹に彼は八重歯を覗かせて嬉しそうに言った。
「え!? 俺に!? ホントのホントに!?」
「う、うん。もしよければ・・・だけど」
手をもじもじと動かして、俯く。うう・・・葉山くんの顔恥ずかしくて見れないよ~・・・。
「ありがとう!!じゃあ、早速・・・いただきま~すっ!!」
ぱくっと美味しそうに食べる彼。「ん~~!!」と声を出して目をキラキラと輝かせた。
「ど、どうかな・・・? 口に合うといいんだけど・・・」
「すっっごい美味しい! 美咲は良いお嫁さんになるよ! 俺、今から立候補しちゃおうっと!」
「!?///」
きゅ、急にそんなセリフ!? わわわ・・・!葉山くん声大きいからクラスのみんなこっち見てるよ~~/// な、何かみんな笑ってるし・・・!
葉山くんは、さらに追い打ちをかけてくる。
「ははっ。顔真っ赤だよ? かわいいなあ、美咲は」
「~~~っ///」
も、もう・・・!! 何でそんな恥ずかしい台詞が言えるかなあ・・・。はう・・・何かみんなが笑ってるっていうか、ニヤニヤし始めたんだけど・・・! みんな絶対面白がってるよ・・・。
そうこうしているうちに、彼はお弁当を綺麗に平らげたようで。
「ごちそーさま!! えへへ、すっごく美味しかったよ!!」
「ほ、ほんと? 良かったあ・・・。口に合って」
ほっと胸をなでおろしたと思ったら、彼は「ねえ」と声をかけてきた。
「デザート、もらってもいい?」
「え? あの、デザート・・・持ってきてないんだけど・・・」
そっか、デザート持ってきた方がいいんだね。今度から持ってこようっと。
「な~に考えてんの?」
「えっとね、今度からデザート持ってこようって」
「あっはは!! だからあ、デザート今日もあるじゃん」
にっと妖しさを含ませ、いつもとは違う笑みを見せた。
「俺の目の前に、デザートあるじゃん?」
そういうと彼は、私との顔の距離をすぐ近くまで寄せ、そのまま---
「~~~!?///」
私に、キスを落とした。
口を離すと、へへっと子犬のように無邪気に笑い、私にこう告げた。
「ごちそーさま!! 後でこれより甘いデザートあげるから、楽しみにしててね!!」
口元をおさえ、「は、はい・・・///」と小さく頷いた。
・・・このデザートだったら、毎日でももらいたいなあ・・・。
いつの間にか、そんなことを思ってしまう私がいて。
だけど、ずっとあなたのそばにいたいから。
あなたの隣で、笑顔でいたいから。
そんな欲張りな私でも・・・いいですか?
うおお・・・!! 前回も後書きに書きましたが、漢検終わりました。(いろんな意味で)
結果は四十日後ですって! へん!やってらんねーぜ!!
・・・失礼。今まで漢検の勉強勉強勉強でイライラしてまして・・・。
ようやく解放されたぜひゃっほう!!な気分なのですよ。
わーカラオケでもいきたいなあ。友達とキャスやりたい。わりと本気で。
ではでは、今回はこの辺で!!