はい、久しぶりに書きます。
更新したところで私の存在など忘れている事でしょうが・・・書きます。
よっし!じゃあ、本編へどうぞっ
洛山高校 【黛千尋】
「まだ降ってんな……」
窓の外にはどんよりとした重たい雲が空いっぱいに覆われ、そこから冷たい雫がざあざあと滝のように降り続いていた。
……午前中よりかはまだ小降りになったが…外には出たくないな。
「いやー、先輩の家近くにあって良かったー…。すいません、着替えまで用意していただいて」
「い、いや…気にしなくて、いい」
俺のTシャツ貸しちまったけど…大丈夫か!? …つうか、破壊力が…///
「先輩? どうかしました?」
彼女は俺を覗き込むように見やる。おいおい…!!俺の服着て、上目使いとか嘘だろ…!?こ、こんなにかわいかったか、こいつ…///
ていうか、Tシャツゆるすぎるだろ…。母親の服でも借りてきた方がいいだろうか…?
…いや、場所わからないから無理か…。
「…っくしゅ!うー…さむー…。先輩、ちょっとベッド借りますね。寒いっす…」
「え、ちょ、おい!」
ぽすっ
「あ~…温い…。布団すばらすぃ…♡」
幸せそうに俺のベッドに横たわる彼女。自分の部屋にコイツがいるのはそこまで違和感ないけど…ベッドに寝てるって言うのは…ちょっと、うん。いただけないな…///
「お、お~い…美咲?あのな…俺も男なんだからな?」
毛布に顔をうずめる彼女。…こいつ、聞いてないのか?
「美咲、頼むから起きてくれ…」
俺のその言葉に彼女は仕方なさそうにむくりと起き上がる。
「…なんですか、もう…。私寒がりなんですからちょっとくらい許してくださいよーぅ」
「ダメなものはダメだ」
……まぁ、二年も付き合ってるわけだし…ダメってわけではないんだが…
いやいやいや!まだダメだ、うん!
「ほら、布団没収!」
「あぁぁ…私の温い恋人がぁぁ…」
涙目になりながら布団にしがみつく彼女。…どんだけ寒いんだよ。
「…そんなに寒いのか?」
「うん…寒い。だから、その…」
頬を赤らめてちらちらと上目使いで俺を見つめる。
…ったく、仕方ない奴だな…。
「ほら、これでいいだろ?」
俺は、彼女の身体を優しく抱きしめた。
「…ほら、これで温かいだろ」
「…うん///」
その声は、とても嬉しそうな、でもどこか照れたような…そんな優しい声だった。
「えへへ…先輩温かいですね…///」
「お前が冷たいだけだろ」
「冷え性なんですから仕方ないんですー!……でも、今みたいに温めてくれるんでしょ?」
彼女のその問いかけに、俺はふっと笑んで穏やかな口調でこう言った。
「そんなの、当たり前だろ」
「私の傍にいていいのは先輩だけですからね。代わりなんて、いませんから」
「!」
その言葉は、俺にとってとても嬉しい言葉で。思わず、彼女の肩に顔をうずめた。
「…そんな嬉しい言葉かけんじゃねえよ、バーカ」
思わず悪態をついてしまうのは、ただの愛情の裏返し。
「もー、先輩のツンデレ、直らないですねw まあ、そんなとこも好きですけど」
そんな俺もひっくるめて好きだと言ってくれる彼女。
…俺だって、お前のこと______
「…好きだよ」
雨音が、二人を優しいベールで包み込んだ。
どうもみなさんおはこんにちばんわ。作者のネッシュです。
更新が遅くなってしまい申し訳ありません…!!
ほんと、すみません……
ぐだぐだになってしまって申し訳ありませんん…。
次回の更新はいつになるか分かりませんが…お待ちしていただけると幸いです。
では、今回はこの辺りで失礼させていただきます!