第十九回目は~…はいっ、やっと来ました主人公。黒子っちです!
では、早速本編へどうぞ!!
【誠凛高校】 黒子テツヤ
「黒子くん、今日もバニラシェイクなんだね?」
学校の帰り道、いつも通り二人でマジバへ。黒子くんはいつも通りバニラシェイクを注文。私はその時々で変わるんだけど…今日はチョコシェイクを注文した。
「はい、ここのバニラシェイク美味しいので」
幸せそうに口元を緩める黒子くん。ふふ、可愛いなあ。
「そういえば…私、ここのバニラシェイク飲んだ事ないかも…」
ふと、言葉を漏らすと黒子くんは私にシェイクを差し出して
「飲んでみますか?」
いつも通りの表情で、当たり前のように問いかける彼…
「え!?い、いいよ!悪いし…!」
悪いというより、えっと…
「そんなに遠慮しないでください。本当、美味しいですから」
小さく微笑む彼。その表情に、私は頷くしかなくて
「う…。じゃあ、少しだけもらうね…?」
「はい。どうぞ」
ストローの口と黒子くんの顔を交互に見つめる。…でも、黒子くんも分かってるよね。分かってて差し出したんだよね…?
うぅ…ちょっと緊張するけど…せっかくの好意だしね…!
「……ん、美味しい!甘すぎなくていいね」
「そうなんです。だから、毎日でも飽きずに飲めるんですよ。……あっ」
突然目を見開いて頬を紅潮させる彼。口元を手で覆い、目線を逸らしながら「あ、えっと…」と口ごもる。
「黒子くん、どうかしたの?」
「あ、いえ…その…」
再び口ごもる彼。やっと目線を私に向けて、口を開いた。
「これ…間接キスに…」
言った途端、再び紅潮させ視線を混じ合わせる。……って、え?
「き、気付いてなかったの!?」
「き、気付いてたんですか!?」
この時黒子くんもだけど、私の顔も真っ赤だったと思う。
幸いにも他のお客さんには見えないような席だったからよかった。…って、そういう話でもないけれど…。
「…あ、いいこと思いつきました」
「?」
「こうすればいいんです」
そういうと彼は、口角を上げ、私の熱い頬にひんやりとした手を添え、顔を近づけてきた。そのまま彼は、バニラシェイク味の唇を更に甘くするかのように、私の唇にキスを落とした。
「く、黒子くん!?ここどこだと思って…!」
「大丈夫ですよ。ここは死角になってるんです。誰も、見てませんよ?」
その彼の表情はもう赤みなんてなくなっていて、むしろ彼の赤みが私へと移ったかのように私は耳までも赤くなっていた。
「もう、そういう問題じゃないよ…!」
「いいじゃないですか。恋人、なんですから」
不敵な笑みを浮かべて更に言葉を続けた。
「それに、これからキス以上の事もすることになるんですから…これくらいの事でいちいち反応してたら身が持ちませんよ?」
「~~~!?///」
それ以上って……ええ!!?
「可愛いですね、美咲さんは。顔、真っ赤ですよ?」
「う、うるさい!誰のせいだと思ってるの……!」
「ふふ、さて…誰のせいでしょうね?」
いつもより低い声の彼に胸が高鳴った。
大好きな彼のその言葉が、その声が、その言葉が
私を、大きく揺らす。
…また、一段と君を好きになりました。
はい、どうも。作者のネッシュです。
えー…投稿全くできてなくて申し訳ありませんでした!!!
やっと私生活が落ち着きましたので、今更ながらですが投稿しました。すみません。
文才が更に落ちてますが、目を瞑ってやってください…。
リクなどあれば書きますので、ぜひ気軽にどうぞ!
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