百合のリクエストをいただいたので、アレックスで書きたいと思います!
百合は慣れてないからちょっと不安だけど、読んでやってください!
では、本編へGO!!
【アレクサンドラ=ガルシア】
一週間前、アレックスが火神くんの頬にキスするのを見た。
そして、つい三日前アレックスがリコ先輩にキスするのを見た。
しかも、唇に。
「・・・・・・っ」
アレックスは外国の人・・・。キスは、挨拶みたいなものだって解ってる。そういう文化なんだって、解ってる。
だけど・・・
「嫌だよ・・・っ」
一筋の涙が乾いた頬を濡らす。それは、止まることなく私の目から溢れ出てしまう。
泣きたくない。そうは思っても体は言う事を聞いてはくれない。
「アレックス・・・」
この世で誰よりも愛おしい彼女の名を呟くと、私はいつの間にか眠りに落ちていた。
prrrrrrrrr・・・
「ん・・・メール・・・?」
携帯電話の機械的な音で目が覚めた。目をこすりながら画面に表示された名前を見ると、私は「あっ」と小さく言葉を漏らした。そこに表示されていた人物は___
「アレックス・・・」
その名前は、今一番会いたくない人であり、一番会いたい人の名だった。
件名は無く、本文はこうだった。
『ミサキ、今から家に行ってもいいか?会って、話したいことがあるんだ。』
「・・・・・・」
私は、悩みながらもそれを承諾した。ずっと、今の気持ちのままじゃ嫌だ・・・!
ちゃんと顔を合わせて、私の気持ちを聞いてもらうんだ。
___私の、想いを。
ピンポーン・・・
お決まりのチャイムが鳴り響いた。
玄関まで歩いていくと、ふと、足が止まる。
「・・・っ」
ダメ・・・ここで立ち止まったら、ずっと同じことを繰り返す事になっちゃう・・・!もう、こんな思いをするのは嫌。・・・だから、一歩、踏み出さなきゃ・・・!
一度深呼吸をして、乱れた呼吸を整える。・・・よし、大丈夫。
ドアを開けると、キィっとわずかな音を立てる。・・・ああ、緊張する。
「・・・や、ミサキ。三日ぶり」
「うん・・・そうだね。いらっしゃい」
中に入るように促し、いつも通り私の部屋へと向かう。いつもとは、ちょっと重い雰囲気で。
「あ・・・お茶、持ってくるね」
くるりと背を向け、逃げ出すように扉に手を掛けると「待って!」と制止させられた。
「ミサキ・・・」
「・・・!」
振り返ると、普段では想像もできないような、不安そうな表情で私を見つめていた。
「あ、アレックス・・・?」
どうしたの?と、私が問う前に、彼女は私を抱きしめた。
その抱きしめ方は、いつもの無邪気さはどこにもなく、儚くて、切なくて、弱々しくて・・・。
いつもの彼女とは正反対と言っていいほど違って見えた。
「なあ、ミサキ・・・。アタシ、わかんないよ・・・」
その声は、少しでも触れてしまったら崩れ落ちていくような、そんな声だった。
「ミサキの気持ちが分からなかったんだ・・・。どうしてなのか、ずっと」
「・・・・・・」
私は、黙って彼女が紡ぐ言葉を聞いていた。
「それで、自分なりに考えてみたんだ。何が、原因なのか・・・。ミサキと会わなくなった三日前・・・」
彼女が言った台詞は、私が思っていたこと、そっくりそのままだった。
自分は、アメリカの習慣が抜けなかった。だけど、それがいけなかったんだと。日本人にとって、キスは大事な愛情表現であり、特別なものだと________
「アタシは、これくらいしか考えらんないよ・・・」
アレックスは、震える声で私にそう言った。
私は、再び頬に一粒の雫を流して彼女をぎゅっと抱きしめた。
「アレックス、ありがとう・・・。私、嫉妬してたんだね。火神くんや、リコ先輩に」
「え・・・?」
「目の前で、大好きな人が私じゃない人とキスしてるんだもん。嫉妬とか・・・ヤキモチとか、焼かないわけないじゃん。私、アレックスのことが、大好きなんだから」
にっこり微笑んで、抱きしめかえす。・・・なんだか、子供みたいに思えちゃう。
すると、アレックスは驚いたように目を見開き、口を金魚のようにパクパクさせた。
「じゃ、じゃあ・・・ミサキは、アタシのこと、嫌ってないのか・・・?」
キラキラと瞳を輝かせ、まるで子犬のように返事を待っている。ああ、こういうとこ、ズルいなあ・・・。
「嫌うわけないでしょ。私、世界で一番___ううん。この世で一番、大好きだから!!」
にっこりと微笑む。ああ、なんだ。こんなすれ違いだったんだなあ。
「アタシも、大好きだぞ!ミサキ!!」
「!?///」
そういうとアレックスは、私の唇にキスを落とした。
「あ・・・んぅ・・・///」
「ミサキ、今日泊まっててもいいか?・・・親御さん、いないんだろ?」
眼鏡越しに光る、妖しげな瞳。
サラサラと流れる金色の髪。
・・・どれも、私の大好きなあなた。
「うん・・・いいよ///」
もとから選択肢は、一つだけ。
おはこんにちばんわ、ネッシュでございまする。
どうでしたでしょうか?アレックスでの百合は?
・・・ああ、文才が欲しい。ダメだあ・・・もっとうまく書けるようになりたい・・・!!
・・・よし!もっと文章力を高めるぞ!!と、ゆーわけでまだまだクロプラ書きますんでご協力お願いします!うおっしゃあー!リク待ってます!!