今回は美咲ちゃんサイドではなく、男性サイドで書いてみたいと思います!
初の試みでちょっとドキドキしてますが・・・見てやってくださいね!
では、本編へGO!!
誠凛高校 【伊月俊】
キーンコーンカーンコーン・・・
午前中の授業終了のチャイムが鳴り、号令がかかる。
そして、それぞれが友達と弁当を食べたり、購買へ行ったりとさまざまな行動をとっていた。
そんな中、俺は母さんが作ってくれた弁当を手に持ち、教室を出る。
階段を一段ずつあがり、目的地の扉の前に到着した。
着いた場所は、屋上。
一か月ほど前から俺はこの場所である人と一緒にお昼を食べるという習慣がついていた。
ある人とはーーー俺の彼女。
神崎美咲。
俺より一年後輩で、俺の所属してるバスケットボール部のマネージャーをやってくれている。
そんな出会いから、俺達は結ばれたのだ。
「美咲、もう来てるかな~」
自分でもわかるくらいに上機嫌な声で呟き、屋上の扉を開こうとした瞬間ーーー
ばんっ!
と、外から勢いよく扉が開いた。扉を開けたのは男子生徒だった。
出てきたのは、俺と同じ二年生の生徒だった。確かこいつはモテ男で有名な・・・。
「・・・・・・チッ」
その男子生徒は俺を見ると、悔しそうに睨み付け、階段を下りて行った。
「・・・?なんだったんだ、今の・・・?」
俺、睨まれるようなしたのかなあ・・・。う~ん・・・。
戸惑いながら、開けっぱなしになっている扉から屋上へと足を踏み入れた。
すると、そこには彼女が困ったような表情で立ち尽くしていた。
「美咲・・・?」
声をかけると、美咲はこちらに気付いた様子で「伊月先輩」と、呼んでくれた。
その声は、いつもの明るい声ではなく、困ったような、戸惑っているような、そんな声だった。
「・・・・・・」
美咲の戸惑い、さっきの男子生徒・・・。まあ、そんなことじゃないかって思ってはいたけど・・・。
「ねえ、美咲。さっきの男子生徒とさ、何、話してたの?」
「え・・・?あ、その・・・」
焦りや戸惑いの混じった声で呟く。はあ・・・やっぱりか。
「告白、されてたの?」
告白。この言葉を聞くと、美咲はびくっと肩を震わせてから、小さく頷いた。
「・・・あの人、あんな奴より俺と付き合おうよって言ってきたんです・・・。伊月先輩の事を悪く言ってたから、私、嫌で・・・言い返したら・・・っ」
彼女の頬に一筋の涙が伝う。とても、怯えているような表情で。
「・・・俺をフッたこと、後悔させてあげるって言ってきて・・・。これから、私と伊月先輩に何かするからって・・・!私、怖くて・・・っ」
彼女は、初めて俺の前で嗚咽を漏らしながら泣いた。
こんなよわよわしい彼女を見るのは初めてだった。
「・・・大丈夫だよ」
俺はそう言って、彼女を優しく抱きしめた。
「あいつが何かしてきても、俺が絶対に美咲を守るから。美咲を泣かせたこと、あいつに後悔させてやるから。・・・だから、大丈夫だよ。美咲には、指一本触れさせない」
「伊月、先輩・・・・・・!」
彼女は再びぽろぽろと涙を零した。おそらく、安心したのだろう。
「美咲、ありがとう」
「・・・え?」
涙をぬぐいながら、彼女は俺に問うてきた。
俺は微笑みながら彼女に返答する。
「俺の事、悪く言ってた時に美咲は言い返してくれたんだろ?ありがとな、怖かったはずなのに・・・」
もう一度、抱きしめた。さっきよりも強く、だけど、優しく。
「ありがとう。俺は、こんな優しい彼女がいてくれて、幸せ者だよ」
すると、彼女も抱きしめる力を強くして言った。
「・・・私もです。こんな優しくて頼りになる先輩が彼氏でいてくれて、幸せです」
・・・全く。嬉しいことを言ってくれるよな・・・。
そんなうれしそうな表情で言うなんて反則だよ?美咲・・・。
ちゅ
俺は、美咲にキスを落とした。
「これは、ずっと俺が美咲の事を守るよっていう誓いのキス。・・・ね?」
「・・・・・・!!//////」
ああ、やっぱり君は愛おしい。
その真っ赤な顔も。
柔らかい肌も。
綺麗な唇も。
ああ、駄目だな。
ずっと君と触れあっていたいからって
ずっと守るのはもちろんだけど
キスしたい建前が上手くなっていく。
はいいいいい・・・。
良く分かんなくなっちゃったね・・・。自分でも何書いてんだ?って思いました。
あれ、前にもこんなこと書いた気がする・・・・?
ま、まあ。大目に見てやってくださいな・・・(-_-;)
リクエストなど、まだまだ募集中です!百合もありだお!(^o^)丿