テストと召喚獣とスキル使い   作:ブリジット

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第2話

「カオリ、無理にFクラスについてこなくてよかったんだよ」

 

「無理じゃないよ! お兄ちゃんといたほうが楽しいし戦いたくなかったから」

 

「カオリ・・・ありがとう」

 

<<二人はあまりケンカしたことがないんだよね>>

 

うぉ、いきなり話しかけてこないでよ。びっくりするよ。

 

<<ごめんごめん なんか出てこないと忘れられそうで>>

 

そういや、朝引っ込んでから何にも話してなかったよね。

 

<<明久は夢中になるとこっちの話聞こえないからさみしんだよ>>

 

何回も聞いたよ。それ

 

「お兄ちゃん、いきなりびっくりして黙り込んだけどどうしたの?」

 

「ああ、もう一つの人格がいきなり話しかけてきたからね」

 

「!!そう、だったらもう少し話してたら」

 

「?わ、わかったよ」

 

カオリはもう一つの人格の話を聞くと少し暗くなるんだよね。どうしてだろ?

 

<<・・・>>

 

どうしたの。そっちもいきなり黙り込んで

 

<<あはは、なんでもないよ>>

 

?変な二人

 

「お兄ちゃんもうFクラス前だよって・・・なにこのクラス」

 

「カオリどうしたの・・・山小屋?」

 

そう、いつの間にかFクラス前についていて見たのは、どこからどう見ても山小屋みたいなクラスだった。

 

「と、とりあえず入ろうか。カオリ」

 

「そ、そうだね。お兄ちゃん」

 

ガラッ!

 

「とっとと座れ。蛆虫ども」

 

「蛆虫って、お兄ちゃん」

 

「さて、こぶしで語り合おうか雄二」

 

「明久、なんだそのその龍と虎みたいなのがでているオーラは」

 

「カオリに蛆虫って言ったから勝手にできたんだろうね」

 

「ま、待ってくれ。謝るからそのオーラを収めてくれ!!」

 

「や・だ(にっこり)」

 

「こ、来ないでくr・・ぎゃああああああああああああああ」

 

_________________________少しお待ちください____________________

 

返事がない。ただの屍が一体出来上がった。

 

「ふぅ、成敗!」

 

その時、来ていたクラス一同は心を一つにした。

 

こいつの目の前で妹の悪口はやめようと

 

<<明久 前に用意してもらった黒ノートに書いておいて>>

 

?なんでかわからないけどわかったよ。

 

「カオリ大丈夫?」

 

「うん・・・大丈夫」

 

「雄二、席はどうなってるの?」

 

「席は・・・自由だ・・・」

 

「そう、また言ったらわかってるよね」

 

・・・

 

返事はないけどわかってくれたよね。

 

「じゃ、席にいこっか」

 

「うん、隣がいいなお兄ちゃん」

 

「じゃあ、あそこの席だね」

___________________________________________________________________

 

「皆さん席に座ってください、坂本君もそろそろ倒れてないで起き上がってくださいね

 

では、わたしが担任の・・・福原慎です」

 

「雄二、どうして先生は黒板に書こうとしてやめたの?」

 

「それはだな、チョークがいいのがなかったからだ」

 

「?おかしいよねそれ。だよねカオリ」

 

「うん、だってFクラスでも最低はチョークおいてあるのに ないっていうのはおかしいと思う」

 

「だよね・・・それに畳は腐ってるし、窓はひびが入っているそのほかにも問題があると思うありえない・・・「では、次藤堂明久君よろしくお願いします」あ、わかりました」

 

「藤堂明久です。スキルは攻撃系氷使いで、趣味は料理を作ることです」

 

「ありがとうございます では次は藤堂カオリさん、おねがいします」

 

「はい、藤堂カオリです。スキルは創造系糸使いで、趣味は裁縫です」

 

「「「「「「「「「カオリさーん、付き合ってくださーい!!」」」」」」」」」

 

「ごめんなさい」

 

「「「「「「「「「ちくしょー!!」」」」」」」」」

 

ここで釘刺さないと

 

「みんな・・・無理やり付き合わせたらわかるよね」

 

「「「「「「「「「ラ、ラジャー!!」」」」」」」」」

 

「ありがとうございます、では次は・・・」

 

カラカラ

 

「あの・・・遅れてすいません」

 

「ちょうどよかったですね。今ちょうど自己紹介しているところだったんです

 

今、紹介しちゃってください」

 

「そうですか。わかりました。私は姫路瑞希って言います。よろしくお願いします」

 

「質問いいですか?」

 

「はい。いいですよ」

 

「カオリさんもですけど、なぜ、あなたはここのクラスなのですか?」

 

「えっと、テストの日。熱が出て休んだんです」

 

「お兄ちゃんがここのクラスに入るから」

 

「あー俺も熱(の問題)が出たからFクラスだったんだよ」

 

「お前そこまで頭よくなかったよな」

 

「俺も熱(をいれたいゲーム)が出たから」

 

「お前はあそこクリアできたか?」

 

「「「「藤堂をこr「お兄ちゃんに乱暴する人は嫌いです」はい。わかりました」

 

「みなさん静かにしてください。 それでは席についてください」

 

「わかりました」

 

瑞希さんここのクラスになっちゃったんだ。

 

姫路瑞希。 学力トップクラスでAクラス入れる。だけど、病弱でよく熱が出たりする。

 

「緊張しました」

 

「お疲れ、瑞希ちゃん」

 

「おはよう。カオリちゃん。明久君もいるんですか」

 

「ここだ「姫路」・・・」

 

なんでかぶせたのかな。しかも確信犯だしニヤッとしてむかつく

 

<<明久。もう二つプラス>>

 

「すまんな。明久がバカで」

 

「明久君はがんばればできると思いますよ」

 

「そこ、うるさいですよ」

 

ドンガラがっしゃーん!!

 

「・・・教卓とってきます」

 

すこし待つことになるのかー

 

「明久」

 

「どうしたの?」

 

「少し廊下に来い」

 

「わかったよ」

______________________________________________________________

 

「で、どうしたの。雄二」

 

「カオリのためにもAクラスに行きたくないか?」

 

「行きたいと思うけど。そこまで、いかなくてもいいかなって思ってるよ」

 

「だ、だが一番いいところで「ちょっと待った」どうした。明久」

 

「どうしてそこまで。Aクラスにこだわる必要があるの?、ちがう、何かをしたいと思ってるでしょ」

 

「そんなことは「そんなことはないって言わないよね」・・・」

 

「だってさ。僕たちは勉強できないからここにいるのにDとかCじゃなくてAクラスなの?

 

そこが疑問だと思うの」

 

なんか決意みたいのがあるけど。僕に言ってからAクラスに挑むのはおかしいと思うな

 

雄二はFクラス全員うまく巻き込んで召喚戦争ができるだろう

 

「・・・わかった。学力だけがすべてではないって証明したいんだ」

 

「なるほど・・・わかった協力するよ」

 

「ありがとう。明久、っと先生が来たな。中に入るぞ」

________________________________________________________________

 

「では、最後に坂本君お願いします。坂本君はクラス代表だったですよね」

 

「坂本雄二だ。下級だが、攻撃系拳効果付与型振動を持っている

 

みなクラスを見てくれ 腐った畳、ないチョークなどこれに不満はないか」

 

「「「「「「「「「おおありじゃー!!」」」」」」」」」

 

「では、戦争をやらないか」

 

「「「「「勝てない、もうだめだー」」」」」

 

「勝てる要素ならある。まず、ムッツリーニ床に顔を押し付けてないで前に来い

 

「そんなことは・・・ない」

 

「ムッツリーニ・・・だと」

 

「しってるのか!?」

 

「エロスのことなら一番と有名な奴だ」

 

「だから・・・そんなことはない」

 

「みんな知ってのとおりムッツリーニだ保健体育ならAクラスだ

 

次は、秀吉もいる」

 

ムッツリーニと秀吉もいるのか

 

「「「そうか、秀吉の姉はAクラスだったな」」」

 

「カオリに瑞希もいる」

 

「「「「「おお!ふたりともAクラスの実力者だ」」」」」

 

「俺もがんばるし、明久も居る」

 

「「「確か、坂本ってしんどうっていわれてなかったか?」」」

 

「「それより明久って誰だ?」」

 

「明久はバカだが、操作技術ならたぶん学年1位のやつだ」

 

「「思い出した!!観察処分者だ!!」」

 

「「「つまり問題行動してなるから、フィールドバックがつくんじゃなかったか?」」」

 

「それは少し訂正だ。自分からなったんだ

 

それはおいといて、これで勝てる可能性があるぞ!」

 

「「「「「「それじゃあ、戦争じゃぁぁぁ」」」」」」

 

「まず、Dをおとす。明久行って来い!」

 

「わかったよ。カオリ、硬くて細い糸貸して」

 

「はい。できたよ。お兄ちゃん」

 

「さて行くか」

_________________________________________________________________________

 

宣戦布告する前に準備して・・・できた!

 

「失礼します。僕たち、FクラスはDクラスに戦いを挑む!」

 

「ああ、では、いつにする?」

 

「今日の午後からで」

 

「了解した」

 

「失礼し「「「これで帰れると思うなよ」」」」

 

「「Fクラスが俺たちに挑むなんて生意気だ。ぼこしてやる」」

 

そして、Dクラスは近づいてきて、転んだ。

 

糸を氷で張った簡易式の罠だ

 

「それでは僕は行くよ」




秀吉たちに気づいてなかったのは、Fクラスの惨状を気にしていて聞いてなかったからです。

スキル知識

スキルには階級があり、下級、中級、上級があります。

でも、上級であるほどいいってわけではありません。

例えば、今回の坂本くんのスキル攻撃系拳付与型振動を分けると

下級だと拳付与型振動で

中級だと拳効果付与で

上級だと効果付与です。

級が上がるごとにどこに、どんな効果を与えるか想像しないとできません

下級だとスキル発動と思えば使えます

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