東方キャラがブレインバーストやったら強いんじゃね?っと思って書いた小説です。将来小説家を目指していて練習のために書いている部分もあるので、感想・ダメだしお待ちしています。初投稿なので分からない事も多いのですが、そこは生暖かい目で見てもらえると嬉しいです。
それでは、<東方加速録>お楽しみ下さい。
第1話 プロローグ
ここは幻想郷。忘れられたものが行き着く場所。その幻想郷の中に存在する[博麗神社]。そこには神社の主「博麗霊夢」、普通の魔法使い「霧雨魔理沙」、紅魔館のメイド長「十六夜咲夜」、永遠亭の使いっ走り「鈴仙・優曇華院・イナバ」、白玉楼の庭師「魂魄妖夢」・幻想郷最速の鴉天狗「射命丸文」・河童の機械好き「川城にとり」。そして、全員を集めた張本人、「八雲紫」とその式神「八雲藍」。全員が集まったのを確認した紫は話始めた。
紫「全員集まったわね。じゃあ始めましょうか。」
霊「まずあたし達は集められた理由すら知らないんだけど?」
魔「まったくたぜ。」
霊夢の言葉に頷く魔理沙。
咲「お嬢様の言いつけで来たけど、案件ぐらい教えてください。」
藍「無理矢理呼び出してすいません。」
咲夜の言葉に、藍は苦笑いで謝る。
咲「まあ、いいんですけど。」
紫「ほら、静かにして。この話は幻想郷にとって、前代未聞の問題なんだから。」
「「「「「?」」」」」
鈴「ちょといい?」
そう言って、鈴仙が立ち上がる。
紫「なにかしら?鈴仙。」
鈴「何故わたしまで呼ばれたの?」
紫「あなたは永遠亭代表よ」
鈴「だとしたら、普通呼ばれるのはわたしではなく師匠でしょう?」
紫「細かいことはこれから話すわ。」
そう言われると反論できず、鈴仙はしぶしぶ座った。全員が静かになったことを確認した紫は咳払いをした後に話し出した。
紫「じゃあまずはここに集めた理由から話しましょうか。文。お願い。」
名前を呼ばれあわてる文。
文「あやや!わたしですか?」
紫「当たり前でしょう。最初に見つけたのはあなたでしょう。」
文「まぁ、そうですね。」
文はそう言うと、しぶしぶ立ち上がり、メモ帳を取り出しながら話し始めた。
文「ええと、現世が魂にアプローチする方法を発見しつつあります。」
霊「えっ?それってまだ何百年も先の事じゃないの?」
文の言葉に疑問を抱く霊夢。
実際、現世の人間が魂になんらかのアクセスをするには、まだ何百年も先の話だと予想されていた。
そもそも、妖怪や妖精の類は肉体が頑丈だったり、消滅しても再生したり、身体を攻撃して殺すのは難しい。これらを殺すには魂を攻撃するしかない。しかし、幻想郷では基本殺生はせず、弾幕ごっこで勝負するので、滅多なことじゃないと死者は出ない。現世の人間はまだその方法すら知らないので、問題視していなかった。
紫「予想より早いから困ってるのよ。」
霊「それで?どうするのよ。どうせあんたの事だから、何か考があってあたし達を集めたんでしょ?」
紫「まぁね。文とにとりには話してあるんだけど、ここにいる八人で現世に偵察に行こうと思うの。」
妖「ちょ、ちょっと待ってください!霊夢と魔理沙は分かるけど、なんでわたしや咲夜や鈴仙まで一緒に行かないとなんですか?おかしいですよ!」
紫の突然の発言に妖夢が慌てて抗議する。
紫「貴方と鈴仙は参謀と霊夢と魔理沙を抑えるために、咲夜は家事とかいろいろ使えそうだから。」
妖「それだって、もっと適任がいるはずです。わざわざわたしを呼ばなくてもいいと思うのですが。」
妖「それとあなた達は自分を抑えることができるでしょう?現世では少しのミスが取り返しのつかない事態になる可能性が高い。そんな中で自らの感情だけで動くわけにはいかない。だからあなたを呼んだのよ、妖夢。」
妖「しかし・・・。」
紫「ごめんなさい。実際、これはとても危険な行動よ。だから、無理強いはしない。来るか、来ないかはあなた達自身に委ねます。ですが、できることなら協力して。この通りよ」
そう言うと紫は深々と頭を下げた。
魔「お、おいおい!」
霊「紫が頭を下げるなんて、明日は嵐確定ね。」
紫の突然の行動に驚く霊夢達。
妖「と、とりあえず頭を上げてください、紫様。」
咲「参加するにしても、しないにしても、具体的な内容を聞かないと決められないわ。」
魔「そうだな。結局、紫はどうやって調べるつもりだったんだ?」
紫「まずはこれを見て。」
そう言って紫はスキマを開き、中からカチューシャの様な形をした機械を取り出した。
霊「?。紫、これは?」
紫「これはニューロリンカー。これを首に着ける事で脳と量子無線通信してあらゆる五感を支援する携帯端末よ。」
魔「?。それってどういうことだ?」
紫「つまりこの機械と脳を接続して、脳の働きをサポートするってこと。」
魔「あぁ、なるほど。で?これがどうしたんだ?」
紫「このニューロリンカー様のある対戦格闘ゲームがその魂にアクセスする方法のテストをしている可能性が高いの。そこで、ここにいる、霊夢・魔理沙・咲夜・鈴仙・妖夢にこのゲームを実際にやってもらおうとおもっているの。」
霊「ふ〜ん。以外に簡単ね。」
咲「でもそれなら、あなたが自分でやればいいと思うのだけれど。」
「それが、このゲームを遊ぶにも条件があってね?一つが脳の反応速度。これは弾幕をずっとよけ続けているあなた達なら問題ないんだけど、問題はもう一つの条件で、生まれた直後からニューロリンカーを装着していること。これはにとりのおかげでなんとかなるんだけど、ニューロリンカーが発売されたのはほんの15年前。つまり、このゲームに大人はいないのよ。この中にわたしがいたら明らかに異質でしょう?それにこのゲームの中で使われるポイントが全てなくすと二度とそのゲームを遊ぶことは出来ないの。だから弱い人ではすぐに全損して調査にもならない。」
霊「成る程ね。で、あたし達を集めたわけね」
紫「そう言うこと。ちなみに、藍は幻想郷に残ってこっちの管理をしてもらうわ。私達がいない間、異変解決は藍とかに任せておくからよっぽどのことが無い限り大丈夫よ。出発は一週間後。さっきも言ったけど無理強いはしない。咲夜と鈴仙と妖夢は家族としっかり話し合って決めなさい。それとこの話はあまり口外しない様にして。確信も無いのにこんなこと話したら大混乱になりかねないわ。」
鈴「そうね。分かったわ。」
紫「では、解散。一週間後、一緒に来る者のみここに集合。集まったあと現世に赴き調査開始よ。」
それから一週間後。
博麗神社には呼ばれていた全員が集まった。
どうだったでしょうか。
正直に言いますと、自分の文才の無さに惚れ惚れしました。
原作の設定と違う所が多いと思いますが、どうぞ指摘してください。
思い付く限り書き続けていこうと思いますので気に入った方はよろしくお願いします。
11/27 リメイク(台本化)