ある日目覚めて   作:おは

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第4話

ジレーヌが一日の疲れを取るために眠ろうとしたときに誰かが

扉を叩く男が聞こえた

 

ジレーヌは「この時間に私に、何のようなの?、もしつまらない用事だったら

怒るわよ」と扉に向かって言った。

 

すると、扉の向こうから「姫様、あなたのお父様が

あなた様に魔法の勉強をさせよと。言いましたのでここに来たのですが

姫様が、つまらないと言うならば、私は帰ります」と

ブリッタが言った。

 

それを聞いたジレーヌは「ブリッタ、ブリッタ、帰らなくて

いいわよ」と言うと

 

ブリッタは「姫様、本当ですか?私が苦労して運んできたのに

あんなことを言われると、私の心が、傷ついて帰りたくなりますわ」と言った

 

それを聞いたジレーヌは「ブリッタ、あなたは本当に意地悪ね」

と言った。

 

それを聞いたブリッタは「前に言ったように、私は姫様をからかうのが

好きなだけです」と言った

 

それを聞いたジレーヌはベットから起き上がると。

 

ついに私にも、このときが来たのね

私の、魔法の才能は、どれくらいの有るかは、分からないけども

メイジなのだから、魔法は使えるはずよね、と思いながら

扉を開けた。

 

ブリッタがたくさんの種類の杖を運びながら、部屋の中に入ってきた。

それを見た、ジレーヌは「こんなにたくさんの、杖を持ってきてどうするの?

杖はひとつだけで、十分じゃないの」と呆れた声で言うと

 

ブリッタは「姫様、なにを言っているんですか

魔法を使うには、まず、杖と契約する必要があるんですよ」と答えた。

 

それを聞いたジレーヌは

「その契約と、こんなにたくさんの杖は何の関係が有るの?」と言うと

 

ブリッタは「杖と人には相性というものが有りまして、それを

調べるためには、たくさんの杖が必要なのです」と答えた。

 

それを聞いたジレーヌは

「それなら早速、やりましょう」と言うとひとつの杖を両手で握って

ライトの呪文を唱えた。

 

しかし、杖の先は光らなかった。

 

「あれ、まったく、光が出ないんだけど、どうしよう」とジレーヌは

ブリッタにな頭寝てみた。

 

それを聞いたブリッタは笑いながら「姫様、契約には

時間がかかるんですよ、中には一ヶ月も相性のいい杖に

出会えた。人も居ますから大丈夫ですよ」とジレーヌを慰めた。

 

それを聞いたジレーヌは「そう、それならいいんだけど、ところで

私と、相性がいいのはたぶん、この杖じゃないと思うのよね

だって、これ私の体と同じぐらいの大きさよ」と言った

 

それを聞いたブリッタは「姫様、その杖は王国に、代々伝わる

伝統ある杖なのですよ」と言った

 

それを聞いたジレーヌは「うそ、こんな杖が」と言うと

目に付いた、一つの杖を手にとって

「私、この杖と契約するわ、こんなにきれいなんですもの」と言った。

 

その杖は光の加減でさまざまに色を変えるガラスで出来た

杖だった。

 

 

ジレーヌはその杖を使ってまた、ライトの呪文を唱えたが

今度もまた杖の先は光らなかった。

 

ジレーヌは光らない杖の先を見ながら、うーん、この杖なら光ると、思ったんだけどなぁ

ところで、なんで私、こんなに疲れているのかしら?と思った

 

その疑問をジレーヌは、ブリッタに聞いてみることにした

「ねぇブリッタ、どういうことか、分からないけどなぜか、私疲れているわ」と言った」

 

それを聞いたブリッタは「姫様、魔法を使うときは精神力を使いますから

たぶん、姫様の精神力が、無くなったんでしょう」と説明した。

 

それを聞いたジレーヌは

「ということは、今日はもう杖との契約は出来ないの事となの?」と言った

 

それを聞いたブリッタは「そういうことです、姫様、ですから

今日はゆっくりと、お休みください」と言った。

 

ジレーヌは「そう、分かったわ、ところで、ブリッタ次は、

もっと早い時間いいわ」と言って、ベットに入った。

 

 

次の日

 

 

 

ジレーヌは朝早く起きると、杖を持って

部屋を抜けると、ブリッタの部屋の扉を叩きながら

「ブリッタ、ブリッタ、ここに居るの、もし居るんだったら

早く起きて、私の杖の契約をやりましょう」とブリッタに呼びかけてみた。

 

すると扉の向こうから

「姫様ぁ、もう少し、遅い時間に、起こしてくれませんか」

とブリッタが言い返した。

 

それを聞いたジレーヌは「昨日のお返しよ!」と言うとブリッタの

部屋の鍵を差し込んで鍵を開けた

 

ジレーヌは[さぁ、ブリッタ覚悟しなさい!]

と言うとドアノブを回したが

 

「あれ?何で、開かないの、ブリッタあなた扉にロックの呪文を掛けたでしょ!

私がまだ、魔法が使えないのを知っているくせに!」と言うと

 

扉が開いてブリッタが現れると

「姫様、残念でしたね。まぁ、姫様が悔しがる声が

聞けましたので、お手伝いすることに、いたしましょう」と言った。

 

それを聞いたジレーヌは驚いた後に

「ブリッタ、あなた実は最初から起きていたでしょう?」と聞くと

 

ブリッタは「姫様、ちゃんと寝ていましたよ、そんなことより

杖の契約を、しましょうよ」と答えを返した。

 

それを聞いたジレーヌは「そうよ、あなたの言うとおね」と言うと

ブリッタの部屋で杖の契約をはじめた。

 

半日ほど経って

 

「杖が光らない、なんで」とジレーヌは杖の先を見ながら

涙目でブリッタにたずねた

 

「姫様、泣かないでください、まだ時間はたくさん有りますから」

と言ってジレーヌを慰めた。

 

それから毎日、ジレーヌとブリッタは杖の契約を続けた。

しかし、いつまで杖は光らず。また、日にちが経っていくにつれて

魔法が使えないことが、城に居るほかの使用人に、知れ渡るようになっていた。

 

ある朝

 

ジレーヌはやって来たブリッタに対して

「もうやだ!、外に出たくない」と言うと布団にもぐりこんだ。

 

それを見たブリッタは心配そうな表情をすると

「どうしてですか姫様、このままずっとベットで寝たままだと

体に悪いですよ」と言った

 

それを聞いたジレーヌは布団から顔を出すと

「だって、いつまで経っても、魔法が出来ないし

そんな私を見た、使用人たちは、私のことを馬鹿にしているのよ」

と涙を流しながら言った。

 

それ聞いたブリッタは、ジレーヌのことを抱きしめて

「姫様、御つらかったでしょう、あなた様のせいじゃありません

私のせいですと」言った。

 

 

ジレーヌは「ありがとう、ブリッタ、あなたって意外と

やさしいのね」と呟くと

 

ブリッタは「姫様、私はそこまでひどい、人間じゃありませんよ」と

答えた。

 

それを聞いたジレーヌは「始祖に誓って、あなたはひどい人間よ」

と笑いながら言った。

 

それを聞いた、ブリッタはジレーヌの頭を、軽く叩いた

叩かれた、ジレーヌは「ほら、やっぱり。私の頭を叩いたし

決定ね」と言った。

 

それを聞いたブリッタは「姫様、あなた様も結構ひどい

人間ですよ」と呟いた。

 

それを聞いたジレーヌは「私たちは、ひどい人間だから

気が合うのね」と言った

 

それを聞いたブリッタが大笑いするとジレーヌも笑った

 

笑い終わるとジレーヌは「ブリッタ、私が魔法が使えないのは

あなたのせいじゃないわ。何で使えないかは、分からないけど

わからないけどね」と言った

 

それを聞いたブリッタはそれを聞いて

「そうですか、姫様そうおしゃるなら、今日は

ここで契約をしましょう」と言った

 

それを聞いたジレーヌは

「うそ、いやよ。どうせ今日も出ないんだから」と言って、嫌がった。

 

それを聞いたブリッタは「姫様、過去の偉大な魔法使いも

最初のころは、満足に魔法が使えなかったんですよ。

特にあの血塗れ王を倒した。四人の偉大な魔法使い達は

あなた様のように、いつまで経っても契約が出来ませんでした。

しかし、彼らは努力を重ねて、始祖と同じ力を持ったのです」

とジレーヌの目を見ていった。

 

それを聞いたジレーヌは「その血塗れ王は、私と同じ悪魔付なのよ

私と、同じ境遇の人の、敵というのはちょっとねぇ」と言った

 

それを聞いたブリッタは「姫様、血塗れ王がどれほど恐ろしい存在か

知っていて、そんなことを言うんですか?」と言った

 

ジレーヌは「もちろん知っているわよ、彼が引き起こした

惨劇と、そのせいで悪魔付が、恐れられるようになったのをね」と言った

 

それを聞いたブリッタは「分かっていましたら、そんなこと、

言わないでください、ただでさえ、姫様を望んでいない人は多いんですから」

と言った。

 

それを聞いたジレーヌは「そんなことは分かっているわよ、

だからあなたと、二人っきりの時にしか言わないわよ」と言った。

 

それを聞いたブリッタは「姫様、私と二人っきりの時も言わないで

ください。どこで打らが聞いているか、分からないんですよ」

というと何かに気づいた表情をして。

 

「姫様、契約をしたくないからといって。別の話に切り替えようと

しましたね」とジレーヌをにらみながら言った。

 

「あは、ばれたか」とジレーヌは言うとブリッタはまたジレーヌの

頬を摘まむと「姫様、やりますよね」と聞いた。

ジレーヌは「やりゅ、はゃりから」と言った。

 

その様子を見たブリッタは手を

「本当ですか?」とジレーヌに聞いた

「ほんりょよ、たかりゃ、ぶりゅた、、はりゃく、はらせ」とジレーヌは答えた。

 

それを聞いたブリッタが手を離すと

ジレーヌは「本当に、ひどい」と言いながら杖を手に取って

ブリッタと一緒に契約を始めた。

 


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