前回投下した時に「今年最後の投下ですぞ」って言ったよな
あれは嘘だ!(`・ω・´)キリッ
冗談です。書き上がったものの我慢出来なくなったんで投下します。あ!許してぇ!!
よォ、オメーら聞いたか?
とうとう戦争が始まったらしいぜ、なに?バカ言えウチじゃねえよミッドランドの方だ。
ミッドランドで内戦だとよ。
いやぁ〜、俺も髭骸骨から受け取った手紙で知った時は思わず立ち上がったよね。
驚いちゃいねぇぜ、喜びでだ。
なんでも王妃派と国王派で前々から対立してたんだと。
まァ王妃とユリウスって関係ズブズブだし、国王…の名前忘れたけど王様はグリフィスがお気に入りで取り立ててりゃオメー、貴族の血統とプライドで固めたような男のユリウスは面白くなかっただろうな。
てかよく考えたら王妃と不倫しといて自分が蔑ろにされてるからって逆恨みする奴が王位継承権持ってるとか、控えめに言って恐怖だろ。
だからぶっちゃけこうなる予感はしてた。
マジだぜ?まだミッドランドにいた頃、グリフィスに匿名で『ユリウスは生かしとくが吉』って密書送って根回ししといたんだから。
あれ、これ違うわ。予感のレベル超えてる。
はたから見たら俺が仕組んだ戦争に見えちゃうじゃねえか!
…みっしょ?ナニソレ知らない子ですねぇ。
あ〜ちょっと身に覚えが無いって言うか記憶にございません
って、そんなこたぁどうでもいいんだよ。
ミッドランドがおっぱじめた以上、こっちもなる早で開戦せにゃいかんくなったわけだ。
あ、このタイミングでダイバに内政権返してヒィヒィ言わせてやんのもアリだな…。
戦費のやりくりとかもう俺したくねーし。
「コレット、居るか?」
「はい」
ここの所、何かあればコレットを呼ぶようにしている。
周りにコレットは俺のお気に入りである、と認識させる為で機を見てロシーヌ着きにさせれば不自然なく
「この手紙をジャリフに渡してこい。それとコッチは殿下宛だ、これに関しては使番に手渡せばいいからな」
「分かりました」
「(さぁて、あとで監獄の方にも顔出しとくか…)」
堪らねえな、この感覚。
絶ッ対的優位な戦力でただローラーしていけば勝てる戦争、流れる血は勝てば幾らでも拭いようがあるから気にするこたぁない。
奇襲、夜襲、包囲殲滅、退却誘引に伏撃強襲。
いい実戦経験値になってくれるに違いねぇ
くはは…
ハハ八八ノヽノヽ
ハハ八八ノヽノヽノヽノ \!!
戦争だ!
いや、戦争にすらならねぇ勢力地図の塗り絵だ。
そうだ、これでいい。
始めようじゃねえか、戦争を終わらせる為の戦争を!
俺の親父たちが始めた戦争を、俺が息子達の代で終わらせてやる。
孫の代には戦争のない世界を、むこう数世紀の安寧のために俺はもう1度剣を取ろう。
全ては愛おしい我が子の為に。