ハザマ「絶対に笑ってはいけないブレイブルーですよ!ひゃっはあああああ!!」 作:arutairu
前回からのつづき
ピンポンパンポーン
アナウンス「えー、間もなく第三魔操船発着所に到着します。お降りの方はお忘れ物の無いよう…」
ノエル「ワー、ラグナサン、ハッチャクジョニツイタミタイデスヨ?」
ラグナ「アァ、ソウダナ。ジャアソロソロオリヨウカ?」
ハザマ「横の二人が疲労とケツを叩かれすぎた事で壊れてしまった……」
マコト「し、しっかりしてノエルン!!今度一緒にマロンパフェ食べるって言ったでしょ!?もちろんノエルンのおごりで!」
ハザマ「おい子犬ちゃん!てめえもしっかりしやがれ!!お前もオレに土下座して靴なめます!…って言っただろ!?」
ラグナ「はっ…!オレは一体……」
ノエル「う~ん…」
マコト「…良かった、さっきまで二人とも訳のわからないうわごとを言い続けててすっごく怖かったんだから!!」
ツバキ「いえマコト、ノエルが訳のわからないうわごとを言ってるのは普段通りよ」
マコト「あ、言われてみれば確かに」
ノエル「いやいや二人とも!?私そんなにアブナイ感じの人じゃないからね!?」
ラグナ「それとテルミ、オレそんなこと言った覚えはないからな」
ハザマ「あらら…覚えてましたか……」
8時30分 第三魔操船発着所
ラグナ「…へっくし!……あーやっぱりもう冬だな…寒みいぃ…」
ハザマ「打ち合わせの時の話では8時30分にここで落ち合う予定だったんですけどねぇ…」
ノエル「ホントにここで合ってるんですかぁ?」
マコト「ちょっと、怖いこと言わないでよノエルン」
ノエル「えー、いやだって、さっきの魔操船発着所にいた人がいるんだもん…」
マコト「え?」クルッ
スーパーマンの服を着たアマネ&バレット「……」
デデーン 全員アウトー
マコト「これは確かに不安になるwwww」
ツバキ「しかも二人ともしっかりスーパーマン装備www」
ハザマ「帝、ファントム乱用し過ぎだろぉぉwwwww!!」
スパーン
ラグナ「で、本当にここで合ってんのか?あぁ?テルミィ…」
ハザマ「そんなに凄まれましても…私はなんとm…」
???「いや~、ごめんなさ~い!遅れちゃったわ~!!」
ラグナ「あ?」
ライチ=フェイ=リン「あらあら、待たせちゃったみたいね?ごめんなさい、ラオチュウが急にどこか行っちゃって…」
ラグナ「え?もしかしなくてもあんたが今後の進行役?」
ライチ「ええそうよ?今後ともよろしくね?」
ラグナ「お、おぅこっちもよろしくな?(あ、何だてっきりクソ弟〈ジン〉とかが来るのかとか思ってたが案外まともじゃねえか…)」
ノエル「えと、ライチさん?ここから目的地まで、どのぐらいかかりますか?」
ライチ「うーん…そうねえ…ここからだと………ざっと10分ぐらいってとこかしら?」
ハザマ「という事は、また徒歩ですか?」
ライチ「そうねぇ…そういう事になるかしら。まあでもあなたたちはまだ若いんだから!このぐらいなんともないでしょ!」
ラグナ「全然平気じゃねえよ……ハア…道中何もなければ良いが…」
道中 どこかの階層都市下層の町
ラグナ「へえ……下層の方はもっと廃れてると思ったんだが、案外活気があるんだな」
ハザマ「まあ、この階層都市の首相のアヘ総理のアヘノミクス効果が色濃く出ているからなぁ」
デデーン ラグナ アウトー
ハザマ「あ?どうしたよ子犬ちゃん?今のどこに笑う要素があった?」
ラグナ「う、うるせえよwww」
スパーン
マコト「ん?……ねえみんな!あの看板見てみてよ!」
ラグナ「あ?看板?どこの」
マコト「ほら、あの掲示板みたいなところの!!」
ツバキ「あらホント、結構デカデカとあったわね。どれどれ…」
【子供に大人気のプロレスラーアベラエルことアズラエル、また掘られる!!】
【紅潮したアズラエルの顔写真】
ツバキ「へ、へえぇ…」プルプル
ハザマ「なかなか大変なんですね…プロレスラーってのも」プルプル
マコト「今まで何回ぐらい掘られてるんだろうね?」
デデーン ラグナ ノエル ツバキアウトー
ラグナ「そういうツッコミ、マジでいらねえからww」
ノエル「というかこのアズラエルさんの顔、すごい…気持ちよさそう…www」
スパーン
ハザマ「おいおい二人とも、都合上書かれてないところも含めて今ダントツで一位二位を争ってる状態だぜ?」
ツバキ「ノエルはまあいいとして、ラグナ=ザ=ブラッドエッジって笑いには弱かったのね。知らなかったわ」
ラグナ「ぐ……別に弱い訳じゃねえよ…ただ……こういうのに慣れてねえだけだ!」
ハザマ「はいはい、じゃあ今後時間を重ねるたびにケツ叩かれる回数は減ってくんだな?」
ラグナ「そういう事だ」
ラグナ「なあ、ライチ…だっけか?まだ歩くのか?」
ライチ「ええ、でも後2~3分ってところね」
ノエル「ねえねえライチさん!ライチさんももしかしてそこで一緒に働いたりしちゃったりするんですか!?」
ライチ「ふふっ…働くも何も、私はそこの従業員なんだから」
ツバキ「え!?ライチさん医者と掛け持ちでレストランの従業員もやってるんですか!?」
ラグナ「んな訳ねえだろ、どうせこの訳分からねえ企画の設定みたいなもんだろ」
ツバキ「あぁ、そうだったんですか……すみません、少し取り乱してしまいました…」
ノエル「それでお父さんが急にシャンパンをシャンパンでロケットを作って…」
ラグナ「お前の父親ホントに頭大丈夫か?」
???「ニャニャ!?いい人に乳の人ー!それに無い人に……なんだかいっぱいいるニャスーー!!」
ラグナ「うげ…この声は…」
タオカカ「ウニャー!やっぱりいい人だったニャス!」
ラグナ「おお、タオ久しぶりだな。…というかお前なんでこんなカグツチから離れた階層都市にいるんだ?」
タオカカ「ニャ?ニャんだか気が付いたらここに飛ばされていたニャス。もう訳ワカメロールニャス!!」
ラグナ「なんだそりゃ…。まあお前も勝手にこの企画に参加させられたんだな…」
タオカカ「ウソニャス。ホントはウソの人(レリウス)に『後で良いものあげるからおじさんと一緒に来ないか』って鼻息荒く言われたからホイホイついて行っちゃっただけニャス」
デデーン 全員アウトー
ハザマ「あのエロ親父www何やってんだwwww」
ツバキ「もうあの人の半径2メートル以内に入りたくないwww」
ラグナ「あいついつかホントに捕まるぞwww図書館のやつなのにww」
スパーン
タオカカ「あ、そうニャ。なんでいい人会ったか忘れてたニャ。飯をおごれニャ。」
ラグナ「おま、唐突だな………あー…あいにく財布持ってねえわ…」
タオカカ「えー…じゃあ今度からいい人の事はふつーのごみに格下げニャス!」
デデーン ハザマ アウトー
ハザマ「このバカ猫以外と黒いwwww」
スパーン
タオカカ「なんでもいいから食べ物をよこすニャ!!もうタオは発狂スンゼンなのニャス!!ここで暴れてしまうニャス!!」
ツバキ「どうしますか?こんなところで暴れられても困りますし…」
ノエル「ハザマ大尉、行きますか?」
ハザマ「いやいや何がですか!?わが身を捧げろって事ですか?私絶対猫に殺されるだけは断固拒否ですよ!?」
タオカカ「タオも緑の人は別にいいニャス…」
ラグナ「………う~ん…あ、そうだタオ!これ食うか?」スッ
【食いかけの超デカ肉まん】
ノエル「あ、まだ持ってたんですね、それ」
タオカカ「おおぉ!!食うニャス食うニャス!!やっぱりいい人はいい人だったニャス!!」
ガツガツ ムシャムシャ
タオカカ「ふうー…まだまだいけるニャスね…」
マコト「あの一つがバレーボールぐらいある肉まんをほぼ一口で…」
タオカカ「いい人、あとその他もろもろの人、ありがとうニャス!!それじゃタオはカグツチに帰るニャス!!」
ラグナ「帰るっつっても魔操船だろ?金あんのか?」
タオカカ「大丈夫ニャス!魔操船にしがみつけばタダニャス!!!」ドヤァ
デデーン ラグナ ツバキ アウトー
ツバキ「そんな渾身のドヤ顔で言われてもwww」
ラグナ「バカはみんな魔操船にしがみつくのかwww」
スパーン
三分後
ライチ「さ、皆ここが今日からみんなが働く場所よ」
『ファミリーレストラン ココッス』
ラグナ「あー…『ココッス』かぁ…まあ来た事ぐらいはあるな…」
ハザマ「『ココッス』ねぇ…無難でいいと思いますよ?」
ノエル「『ココッス』かぁ…」
ラグナ「ん?どうした?ノエル」
ノエル「私一回この手のファミレスでアルバイトした事あるんですけど、その時キッチンが爆発して…それ以来トラウマなんですよ……」
ラグナ「やべえこいつと一緒に絶対キッチンにいたくない…」
ライチ「はーい、みんなーー、まずはこっちよー!」
つづく
ホントはこの話でもうすでにファミレス編も出してしまおうと思ったんですが、都合上六話に回す事になりました。
後、自分が書いているもう一つの作品の方も見ていただければ幸いです。