超次元ゲイムネプテューヌ 雪の大地の大罪人   作:アルテマ

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お久しぶりです皆様。 アルテマです。

試験は無事終了したのですが、時間があっても中々モチベーションが上がらずスランプ気味です……モチベーションさえ戻れば、通常運転できるのになぁ……

ともあれ、今回から夏休み特別編を投稿したいと思います。 では、どうぞ


夏休み特別編 僕らの夏の思い出 その1

 

「イイヤッホォォォオオウウウ!! 青い海! 白い砂浜! そして青い海だぁーー!!」

 

パーカーワンピを脱ぎ捨て、下に着ていた水着を晒して開口一番にそう叫び、サンサンと照る太陽によって熱せられた砂浜を駆け抜け、海へと飛び込んだ。 足に伝わる水の波を受け、視界に入る白い砂浜とどこまでも続いている海を見て、ネプテューヌは本当に海に来たんだと実感し、感動に打ち震える。

 

「んー、さいっこー!! 海サイコーだよー!!」

 

そう叫ぶと同時にネプテューヌは足元の水を掬い上げ、思いっきり辺りにぶちまける。 空中で水の塊は幾つもの水滴に分かれ、掬われた海へとバラバラと音を立てながら戻っていく。 それだけの事なのに、ネプテューヌは楽しそうにその行為を繰り返していた。

 

「……ネプ子ったら、どんだけはしゃぐのよ。 まさか、今回の旅の趣旨、忘れていないでしょうね?」

 

「まあまあ、あいちゃん。 良いではありませんか。 ネプテューヌは記憶喪失なのですから、海を見るのも初めてだそうですし、はしゃぐのもしょうがありませんわ」

 

「でもあの子、1人でも随分と楽しそうね……べ、別に羨ましいだなんて思ってないわよ」

 

そのネプテューヌの姿を、少し離れた砂浜から見て呆れるアイエフにベールが大人な態度でネプテューヌのフォローをし、1人ではしゃぐネプテューヌを見て、誰に対してしたのかも分からないツンをした。 とまあ、そんな事を言いつつも、3人の服装は羽織るタイプの簡易的なパーカーのような物の下に、水着をちゃっかり着用していたりする。

 

「あいちゃーん! ベールさーん! ノワールさーん!」

 

「……」

 

「あ、コンパ、ブラン。 こっちよー」

 

砂浜の向こう側から声をかけてきたコンパに気づき、アイエフは手を振ると、コンパもまた手を振り返した。 その隣には、何故か落ち込んでいるのかテンションが低いブランがいた。 2人はベールとアイエフの立つ場所へと歩み寄ると、アイエフがコンパに聞いてきた。

 

「随分遅かったじゃない2人とも。 どうしたのよ?」

 

「それが、持ってきた水着を着ることが出来なくて、ブランさんに海の家から水着を借りてきて貰ったんです」

 

「……あー、成る程……」

 

遅れてきてしまった理由とブランのテンションが低い理由を同時に理解したアイエフは、コンパの羽織られた薄いシャツから見ることの出来る谷間を見やった後に、隣にいるブランへと視線を向けた。

 

「……これが……胸囲格差……」

 

両手の平を何度も動かしては、ワナワナと震えるブランに、その気持ちは良くわかると視線だけでアイエフは語った。

 

「おーい! ブランさーん! みんなー!」

 

そんな時、ネプテューヌがはしゃぐ浅瀬とは少し離れた位置の砂浜から呼びかける声が聞こえ、そちらに注目すると、海では定番であるビーチパラソルと、横になるタイプの椅子の近くに、手を振っているイツキがいた。

 

「あら、イツキの方も準備出来たみたいのようね」

 

「じゃあ、わたしたちもこのパーカーはあそこで脱いで、ねぷねぷと一緒に遊ぶです」

 

「そうですわね。 せっかく海に来たんですもの。 遊べる時は遊びましょうか。 あいちゃん、一緒にビーチボールで遊びましょうか」

 

「はい、ベール様!」

 

「……一体何食べたらあんなに大きくなるのよ……」

 

約1名、未だに(胸囲)格差社会の煽りを受けたショックから立ち直っていない者もいたが、全員海に来たことにネプテューヌ程では無いにしろ、興奮しているようであり、楽しむネプテューヌを見てその思いが増したのか、自分たちも海で遊ぶためにもイツキの準備したビーチパラソルの元へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

厳しい暑さが続いております。 皆様、この暑い夏をどのようにしてお過ごしでしょうか? 現在、僕はブランさんと一緒にネプテューヌたちと、とある島の海に避暑に来ております。

 

……僕、誰に向けて挨拶してるんだろう。 と言うか、夏でも雪が降るルウィーに住んでいて、わざわざ海に避暑に来たってのもおかしな話だ。

 

じゃあ何で僕たちが海に来ていると言われれば、答えは簡単。 ネプテューヌがみんなで海に行きたいと言い出したからだ。 まあ、厳密には違うのだが、海に来ることには変わり無いので問題無い。 予定も空いていたので、僕とブランさんはネプテューヌの提案に乗り、ネプテューヌとコンパさんとアイエフさん、それとベールさんとノワールさんを交えて、プラネテューヌのとあるリゾートアイランドの海に来たのだ。

 

視界一杯に広がるのは地平線の彼方にまで続き、浅瀬のサンゴ礁がよく見えるほど透き通るような海と、波が寄せては返す砂浜。 そして、それらを思い思いの遊びをして楽しむ水着男女たちの、誰でも一度は見た事があるであろうシチュエーションだ。

 

「行きますわよあいちゃん! それ!」

 

「は、はーい! とりゃ! そっち行ったわよコンパー!」

 

「任せるです! 運動は得意ではないですけど、精一杯頑張るでスピャア!?」

 

「コンパー!?」

 

僕の視線の先では、人が割といる中、砂浜のビーチボールバレーに使われると思われるコート内で、近くの海の家で借りたビーチボールでトスをし合うベールさんとアイエフさん、それとボールをトスした瞬間自分の顔にそのボールが直撃したコンパさんがいる。 早速ハプニングが発生してはいるようだが、3人とも満喫しているようだった。

 

「? どうしたのよイツキ? あなたもみんなみたいに泳いだり、遊んだりしないの?」

 

そんな楽しそうにするベールさんたちを見ている時、ビーチパラソルの陰で椅子に寝転がっている僕に、ノワールさんが顔を覗き込むようにして話しかけてきた。 ……現在のノワールさんの着用している水着は、本人のカラーを意識した黒いビキニであるが、どうも露出度が高い。 しかもそんな格好で屈んでいるせいか、谷間がダイレクトに見えていて非常に目のやり場に困る。 僕はそこから自然と目を外すために上半身だけ体を上げて答えた。

 

「ここには皆の持ち物があるし、見張りは必要でしょ? 寧ろ、ノワールさんこそ遊ばないの? それともいつものアレ?」

 

「……何と無く予想はつくんだけど、いつものって何を指しているのよ?」

 

「ノワールさんのぼっち特性」

 

「誰がぼっちよ誰が!」

 

私のそのスキルはパッシブスキルか何かなのか! と言いガーッ!と怒るノワールさん。 うむ、中々面白い反応である。 ネプテューヌがノワールさんをよくからかう理由がよく分かった気がした。

 

「ごめんごめんノワールさん。 冗談だから許してよ」

 

「ぐぬぬ……イツキまでそんな事を言うようになっただなんて……ぼっち呼ばわりするのはネプテューヌだけで十分よ」

 

ノワールさんは不機嫌そうに拳を強く握って僕を軽く睨んできた。 その反応でさえ可愛いから、ネプテューヌに散々イジられるって事は伝えた方がいいのかな?

 

「……まあ、いいわ。 それはともかくとして、荷物番ぐらいは私がしておくから、あなたも泳いできなさいよ。 せっかく海に来たのに勿体ないわよ」

 

「……うーん……」

 

ノワールさんの提案は僕にとっては嬉しいのだが、どうにも自分が泳ぎたいが為に荷物番を女の子に任せると言うのは少し抵抗があり、僕は答えと僕の次に取る行動に戸惑ってしまった。

 

「いやー、やっぱり海の砂浜で食べるカキ氷はサイコーだね! こうもの凄い暑さの中で、冷んやりとした物を食べると言う温度差がなんともねー」

 

「……」

 

「あ、ネプテューヌ、ブランさん」

 

とその時、海の家で買ってきたのであろう片手に何故か山頂が灰色のカキ氷を持つネプテューヌ(上下縞模様のビキニ着用)と、何故か顔を真っ赤にして何か持っているブランさん(上下に赤と白のチェック柄のビキニを着用。 可愛い)が僕たちの方へと向かってきていた。

 

「海にもベールさんたちの所にもいないし、どこにいるのかと思ったらカキ氷買いに行ってたのか。 ……で、ちなみに聞くけどその灰色の雪山(かきごおり)美味しいの?」

 

「うん、美味しいよ! やっぱりシロップを全部混ぜただけの事はあるね」

 

 

・夏のあるあるその1 カキ氷にシロップを全種類混ぜる奴

 

 

 

「……まあ、本人が美味いって言っているなら僕からはこれ以上何も言えないけどね。 で、ネプテューヌとブランさん何しに戻ってきたの? 涼みにきただけ?」

 

「ん、あーそれはねぇ……ほら、ブラン」

 

「……こ、これホントにやらないとダメなのか……?」

 

「とーぜんでしょ! ここまで来たら、押して押して押しまくって、Aボタン陥没させるような勢いで押し込んでいかないと!」

 

ネプテューヌたちにここに戻ってきた理由を聞いた所、何やら急に僕から目を背け、ヒソヒソと話し合うネプテューヌとブランさん。 何の事やら分からない僕とノワールさんは、互いに見合って首を傾げた。

 

「……あ、あのイツキ」

 

相談を終えたのか、ネプテューヌとブランさんが振り返ると、ブランさんは何か恥ずかしそうにしつつ、僕に話しかけてきた。

 

「ん、何ブランさん?」

 

「あー……いや、その……。 た、大したことじゃないのだけれど……その……」

 

ブランさんは何か言おうとする度に体を揺らし、口にしようとするが何かに拒まれるかのようにして閉口してしまっていた。 何かを僕に頼もうとしているのは分かるのだが、何を頼もうとしているのかまでは流石に分からなかった。

 

「……何となく予想はしていたけど、じれったいなぁ。 仕方がない。 ここはこのネプ子さんが一肌脱いであげるよ!」

 

そんな時、ブランさんの煮え切らないような様子を見ていられなかったのか、何故かネプテューヌは僕の目の前に立つと、どこから取り出したのか、小さなボトルを両手で僕の方に向け

 

「お兄ちゃん、オイル塗って!」

 

「……」

 

 

シチュエーション→海の砂浜

 

相手→水着を着用した少女

 

以上の状況から、この場合の『オイル』とは『サンオイル』の事を指しており、意訳するとサンオイルを塗って欲しいと願っている訳であり……

 

 

「ゑ?」

 

「イツキが驚きのあまり変態字を使ったわ……」

 

ノワールさんが何か言っていたが、僕の耳には届いていない。 このネプテューヌのトンデモ発言に硬直し、思考回路が完全に停止していた。 だが、僕はすぐに頭を振って硬直状態から立ち直り、すぐさまどのようにしてこの事態を乗り越えるかを、思考回路にシフトした。 と言うのも、もしもこの次の僕の行動及び返答次第では、僕の命は夏のカゲロウの如く散ってしまう。 しかも、カゲロウのように儚く終わるのではなく、多分惨たらしく散る。

 

「……」

 

さっきまでの態度はどこへやら、既に刑を執行する為にハンマーを装備し、目を紅く光らせているブランさんによって。 理不尽だとは思うが、ブランさんが理不尽であることは周知の事実であり、今更なのだ。

 

しかし空気読まないを飛んで空気読めないネプテューヌは、怒り心頭なブランさんには目もくれず

 

「ねぇねぇいいでしょお兄ちゃん! 別に減るものでもないしさ〜。 チェンジは許さないんだから、覚悟してーーー」

 

「ふざけんなよこのアホ女神がぁぁぁあああああ!!」

 

ついにブランさんの怒りは有頂天に達し、横薙ぎにハンマーが振るわれた。 だが、ネプテューヌは振り返りもせずにそれをしゃがむ事で避けた。

 

「ふははははは!! 見える! 見えるぞぉ!散々ブランのお仕置きを受けてきたわたしには、ブランの攻撃など止まってみえるわぁ! フゥーハハハハハハゴネプャア!!?」

 

しかし1度避けた筈のハンマーは、ブランさんがその勢いのままグルンと1周した事により、軌道を下方向へと変えて2撃目が放たれた。 これによりネプテューヌにドライバーショットがジャストミートし、斜め上方向へと打ち上げられて、そのままトボンと水音を立てて海に落ちた。

 

「初撃は牽制だバカタレ」

 

ハンマーを肩に当てかけつつ、ネプテューヌが落っこちた海の方を向きながらブランさんはそんな事を言っていた。

 

「ね、ネプテューヌー!?」

 

ネプテューヌが斜方投射されて飛んで行ったのを見て流石に心配したのか、ノワールさんは砂浜を駆け出しネプテューヌの元へと向かった。 うむ、やっぱり口では素直になれなくても、ノワールさんは友達思いな良い子だね。 しかし、結局ブランさんは何を頼もうとしていたのだろうか……

 

「……ん?」

 

ネプテューヌを吹っ飛ばしたブランさんの足元に、何かのボトルが落ちていた。 多分ブランさんがハンマーに持ち替えた時に落としたものだろう。 僕は立ち上がり、ブランさんの足元のボトルを拾い、眼前に持ち上げた。

 

「……サンオイル?」

 

「あ……」

 

拾いあげたボトルのラベルの商品名を確認した瞬間、ブランさんはしまったとでも言いたげに振り向いてきた。

 

と、思いきや僕と視線が合うと、恥ずかしそうに目を逸らした。 ……え、何これ?

 

「……えーと、ブランさん。 もしかして……サンオイル、塗って欲しいの?」

 

「……ダメ、かしら……?」

 

(ぐっ!?)

 

モジモジと恥ずかしそうにしつつ、控えめに僕を上目遣いで見るブランさん。 その可愛さに僕は心中で悶え、現実では鼻血を抑えつつもどうにかしてそれに耐える。

 

ブランさんにサンオイルを塗る。 恥ずかしい事だが、ブランさんの頼みなら断れないし、いつもなら僕は快く引き受けていただろう。 だがしかし、僕はこの魅力的な提案を断らなければならない……

 

「……」b

 

視線をゆっくりと海辺へと変えると、そこには既に復活を遂げ、海からニヤニヤしながらサムズアップしてこちらを見るネプテューヌがいるのだ。 あれ完全にこれ目的で煽ったなネプテューヌ……

 

とにかく、ネプテューヌに見られた後にからかわれるのは明白だ。 ここは穏便に、ブランさんには諦めて貰おう。

 

「……あー、ブランさん。 すまないんだけど……サンオイルを塗るのは……」

 

 

 

「……ダメ……なの……?」

 

 

 

(!? ちょ、それ、ブランさa@gtagk☆1☆245いやいやいや、お、落ち着け僕!)

 

突然のブランさんの不安気な涙目上目遣いに僕の心がゲシュタルト崩壊しかけたが、どうにかして持ち返す。 く、なんて力場だ……! ブランさん恐ろしい子……! しかし、ここは心を鬼にせねば、後々色々と面倒な目に合うのは僕なのだ。 僕は再び口を開けて言葉を続ける。

 

「違う違うブランさん! ダメじゃない! ダメじゃないよ! だけど、やっぱサンオイルじゃなくてさ」

 

ん? 何か断るとかそう言う系統の言葉じゃなくないかこれ?

 

「やっぱ、サンオイルより日焼け止めの方がいいと思うんだよ、僕!」

 

「……え?」

 

サンオイルと言う塗るもん変わっただけで根本的なところ解決しないじゃないかどうした僕ー!? ま、まさか!? 持ち直したのは心中だけで口の方とかはブランさんの萌え攻撃から立ち直っていないとかそんななの!?

 

思いとは裏腹に、僕の口は次々と事態を悪化させる言葉を紡いでいく。

 

「ほら、ブランさんの肌って白っぽくて綺麗だしさ! 小麦色の肌も素敵だけどさ、ブランさんは雪国の女神だし、日焼けはしない方がいいと思うし、そっちの方がブランさんは綺麗だよ!」

 

オイイィィイ!!? 何でこんなこっぱずかしい台詞言っちゃってんの僕!? 我ながら何でこんな台詞言えてんのか疑問だよ!

 

「え!……え、えっと……その……い、イツキがそう言うのなら……私は、別にそれでも……」

 

きゃー!! 可愛いよブランさん! モジモジして恥ずかしそうにしているブランさんキャワいいよ! 今すぐ抱き締めてねぷねぷしたいくらい可愛いよぉぉおお!! けど、僕の! 僕の方が何か色々と恥ずかしいよぉぉおお!!(※イツキは現在パニックに陥り、極度のストレス状態にあります)

 

 

ま、不味い。 どんどん断りにくい雰囲気になりつつある。 この状況はもう1人で解決するのは不可能だ。

 

よし、ここはアイエフさんたちとコンタクトを取り、助けを求めよう!

 

(アイエフさん! ベールさん! ヘルプ! ヘルプミー!!)

 

必死に目線と思念だけでバレーに興じるアイエフさんとベールさんに向けてアイコンタクトを取る。 すると、思いが通じたのか2人とも僕のアイコンタクトに気づき、こちらへと振り向いてきた。

 

「……」b

 

「……」b

 

そしてサムズアップを返してきた。

 

って君らもかぁぁぁあああ!!? サムズアップ返してきたって事はネプテューヌとグルなのかぁぁあああああ!!?

 

く、ここに来て割と常識組な括りに入る2人を頼る事が出来ないとは……ならばノワールさんだ! あのツンデレ真面目キャラなノワールさんなら、僕の助けに応えてくれる筈だ!

 

そんな希望を持って、ネプテューヌを助けに行ったノワールさんへと視線を向けた。

 

「……」b

 

そこにはネプテューヌを海面へと沈め、サムズアップをするノワールさんがいた。

 

いや、確かに目下の懸念はネプテューヌに見られる事も含まれてはいるけど、根本的な問題何も解決してないよノワールさん!

 

くっ! こうなったらコンパさんだ! コンパさんならネプテューヌに毒されたりはしていない純粋な子だし、もしかしたらこの状況を打破してくれるかもしれない! 僕は藁にもすがる思いで、コンパさんのいる方へと振り向いた。

 

「……?」…b

 

そこには何と首を傾げつつ、控えめにサムズアップするコンパさんが

 

って何で空気を読んじゃったのコンパさーん! 僕的には空気読んでもらいたくはなかったんだけど!? そんな無理して周りに合わせる必要は無いよコンパさん!

 

「……」

 

「……イツキ……」

 

縋る藁すら無くなり、僕にはもう選択肢は無くなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残念ながら、ブランさんに日焼け止めを塗った場面を描写する事は出来ない。 僕自身、その時はかなり一杯一杯になっていたようであり、記憶が朧げなのだ。

 

 

ただ、1つ言える事は……

 

 

 

 

 

 

「……柔らかかった」

 

 

 

 

 

波打ち立つ砂浜の上、正座してる僕は小さく呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






表現が生々しすぎて描写不可

……半分嘘です。 作者がめんどくさがりました。

タイトルで察しているとは思いますが、夏休み特別編はもう少し続きます。

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