超次元ゲイムネプテューヌ 雪の大地の大罪人   作:アルテマ

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大変長らくお待たせいたしました。 受験も1段落しましたので、場しのぎ的ですが投稿いたします。


第39話 リーンボックス教会

アイエフさんが部屋に戻った後で、リーンボックスの女神様の趣味を察したところでネプテューヌ達も一度部屋に戻ったので、僕たちもリーンボックス教会に行く準備をし、ロビーでネプテューヌ達を待っていた。僕たちがロビーに着いてから数分後にアイエフさんとコンパさん、それと何故か頭にデフォルメ的なたんこぶが出来上がっていたネプテューヌがやって来た。何でも、僕の推測を聞いて賭けに勝ったことを確信してアイエフさんに自慢気にしていたらハリセンで五連打されたらしい。哀れだ。

 

現在僕たちはリーンボックス教会に行く道中で適当に会話をしながら向かっていた。

 

「へぇ、ネプテューヌはプラネテューヌに帰った後でも教会に正体を明かさなかったんだ」

 

「まあ、ネプ子の場合は単純に正体を下手に明かして教会に戻ったら仕事に追われる毎日になると思っているからなんだけどね」

 

「仕方ないじゃんあいちゃん!コンパの部屋はゲームも一杯でソファもふかふかで、コンパのプリンも一杯何だよ?そんな理想郷(ユートピア)から去ることなんて考えられないよ!」

 

「ただのニートじゃない」

 

「ちっちっち。違うよブラン。わたしは巷の森ガールならぬ、部屋ガールだよ?」

 

「どう違うのよ……」

 

ネプテューヌとアイエフさんは現在、プラネテューヌのコンパさんの部屋を拠点にしているらしい。コンパさんの話によると、ある日外を眺めていたら流星が公園に落っこちたのを見て確認しにいった所、クレーターの真ん中にネプテューヌが地面に突き刺さっていたそうだ。それを見たコンパさんはネプテューヌを自分の部屋に運び出し看病し、ネプテューヌに記憶が無いことを知り、自分の部屋に住まわせているらしい。コンパさんの優しさに感心すると同時に、空から落ちて死なずに地面に突き刺さっているだけというのに一応は女神なのかと再確認した。途中ブランさんが

 

「……いや、幾ら女神でも空から生身で落ちたら死ぬでしょ……」

 

と小さく呟いたのが聞こえた気がしたが気にしないでおこう。ネプテューヌとコンパさんは仲良く暮らし、ある日コンパさんとネプテューヌは再びネプテューヌの突き刺さっていた場所に向かった所、突如地盤が崩れ、新しいダンジョンが現れたらしい。後日そのダンジョンでアイエフさんと出会ったそうだ。本来アイエフさんは流れ者の旅人であるらしいけど、今はコンパさんの家を拠点にしているそうだ。それくらいにコンパさんの部屋は居心地が良いらしい。

 

「まあ、確かにコンパの部屋は充実しているわよ。ネプ子がニートになってしまうのも仕方ないのかもしれないわね」

 

「あいちゃん。それだとあの部屋主であるわたしのせいみたいじゃないですか……」

 

「別に悪い意味じゃ無いわよ。それ程コンパの部屋は居心地が良いってことよ。ネプ子もそう思うでしょ?……って、ネプ子?」

 

ネプテューヌに相槌でも打ってもらおうと考えたアイエフさんはネプテューヌに同意を求めたが、視線の先にネプテューヌはいなかった。アイエフさんは視線をキョロキョロと変えてネプテューヌを探すが、すぐ近くにはいないようだ。

 

「……何でこんな短い時間にいなくなっているのよあのバカネプ子は……」

 

アイエフさんは頭を抱えた。ネプテューヌがフリーダムであることは今に始まった事ではないが、こうも毎度毎度問題を起こされては保護者(僕としても公認)としては頭を痛めることであろう。

 

「どうするアイエフさん?ネプテューヌを探す?」

 

「放っておいてもいいんだけど、リーンボックスはネプ子も初めてだし、女神が警察のお世話にでもなったらシャレにならないわ。とりあえず手分けして探しましょう」

 

アイエフさんの言葉を聞いて僕は早速動き出そうとしたが、パーカーのフードを軽く引っ張られたので後ろに振り返ると、ブランさんが僕のパーカーのフードを握っていた。

 

「探す必要はなさそうよ」

 

そう言ってブランさんは顎を軽くしゃくって方向を示した。そちらの方を向くと、あのネプテューヌの白と薄紫のパーカーの後ろ姿を確認できた。ネプテューヌは何をしているのか、何故か何かの店のガラスに張り付いていた。

 

「全く……何やっているのよあの子は……」

 

アイエフさんはため息をつき、呆れ気味に頭を抑えながらネプテューヌへと近づいた。僕やコンパさんとブランさんもそれに続く。

 

「こらネプ子!勝手にはぐれて何やってんのよ!」

 

すぐさまネプテューヌにアイエフさんの叱咤が下され、驚いたようにネプテューヌは振り向いた。

 

「ねぷっ!?……な、何だあいちゃんか……」

 

「何だじゃないわよ。勝手に自由行動しないでよ。アンタ、リーンボックスに来るのは初めてなんだから、自分勝手な行動はやめなさいよね」

 

「だってあいちゃん……これが目に入って……」

 

そう言ってネプテューヌはガラスの向こう側を指差した。僕を含めた皆がそちらに注意を向けると、幾つかのゲームソフトが飾られていた。どうやらここは個人経営の中古ゲーム屋さんのようだ。このショーケースに飾られているのはどれも今の最新のハードよりも3世代も4世代も古いソフトだが、どれもこれもがハードよりも高い値段が表示されており、所謂プレミアゲームと言うことが分かった。

 

「こんなにレアなプレミアゲームがショーケースに並んでいるのを見てしまったら、わたしのゲーマー魂が揺さぶられてしまって……あぁ!やっぱ欲しいよぉ!」

 

ネプテューヌは僕らから視線を外すと再びベッタリとショーケースのガラスに張り付いた。……少し回り込んでガラスに映るネプテューヌの顔を見たが、それは変顔としか言えない顔だった。客観的に見れば完全に不審者である。

 

「はいはいネプ子。そこで物乞いのように張り付いたってゲーム貰えるわけじゃないし、早く行くわよ」

 

「あいちゃん!これはわたしとしても譲れないんだよ!ほら!あのショーケースにある2世代前のハードのソフトの『4女神のエアライド』は、一時期は3万クレジットも値段が高騰したプレミアゲームで、あそこにあるのも超レアなねぷっ!?」

 

「はいはいプレミアプレミア。買えばネプ子のお小遣い一気に吹き飛ぶわよね?見た感じコンパの部屋にあるハードに対応するソフトは無いし諦めなさい」

 

ショーケースのガラスにしつこく張り付くネプテューヌの足をアイエフさんは持ち上げられたことにより、ネプテューヌの熱いゲーム語りはあっさりと中断を余儀無くされた。

 

「あ、あいちゃん何するの!?まだわたしのバトルフェイズならぬ語りフェイズは終了していないぜ!」

 

「後半を良い声で言っても、アンタの語りフェイズは強制終了されるわ」

 

どこぞの古代の王様の真似をするネプテューヌを意ともせず、アイエフさんは容赦無くネプテューヌの足を引っ張り、ズルズルと引きずる。

 

「いたたたたたたた!?ちょ、あああいちゃん!何でわたし校庭のライン引きみたいに引きずられているの!?ライン引けないよ!」

 

「みんな。早く行くわよー」

 

「聞いてよあいちゃん!ってこのままだとハゲるって!わたしのキューティクルでツヤツヤな髪が抜けるぅぅぅ!!助けてこんぱー!!ブランー!!お兄ちゃーん!!AIBOOO!!AIBOOOOOO!!!!」

 

リーンボックスの路地は石造りであると言うのにアイエフさんはネプテューヌを引きずって行く。まあネプテューヌの自業自得だし、髪の毛に関してはネプテューヌはきっちり腕で頭をガードしている。叫んでいるのはただのオーバーリアクションなので特に気にすることもないだろう。……え?AIBO?そう言えば昔にそんな名前のロボット流行ったね。

 

「……私、ネプテューヌが記憶喪失って話は嘘だと思うんだけど」

 

「大丈夫だよブランさん。その疑問は既に皆が抱いている物だから」

 

「ねぷねぷとあいちゃんは仲良しですね〜」

 

「コンパさん、あれはただツッコミとボケと言う関係が成立しているだけだよ」

 

「ちょっとアンタ達!無駄話していないで早く来なさいよ!」

 

ブランさんとコンパさんの今の事象の感想に言葉を挟んだところでアイエフさんが少し怒り気味に呼ぶ声が聞こえたので、僕たちは急いでアイエフさんの元へと駆け出した。

 

 

尚、アイエフさんの元へと追いついた際、ネプテューヌを確認すれば何故か泡を吹いて気絶していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

談笑しながら進み、僕らは気づけばリーンボックスの教会の目の前までにたどり着いていた。ルウィー教会以外の教会を見るのはなんだかんだ言って始めてなのだが、ルウィーと同じでシンプルな構造をした建物だった。

 

「こ、ここがリーンボックスの教会です?」

 

「みたいだね。ラステイションの時みたいに追い返されないとは思うから、そう緊張しなくても大丈夫だよ」

 

不安気なコンパさんをネプテューヌは励ましていた。ネプテューヌの言うラステイションの時と言うのを指しているのは、ネプテューヌ達がラステイションの教会に訪れた時のことを指している。なんでも、そこでラステイションの女神、つまりはノワールさんと面会をしてネプテューヌの記憶喪失がどうにかならないかと言うことと、鍵の欠片の事を聞こうとしたが、そこの教会職員に見た目が子供と言うだけでマトモに相手にしてもらえず、それどころかノワールさんの事をたかが女神と侮蔑したらしい。

 

おそらくコンパさんは同じような対応をされないかと不安を感じているのだろう。ネプテューヌの励ましに援護するように僕もコンパさんに声を掛けた。

 

「そうだよコンパさん。ラステイションの教会の状況がそもそも例外なものだからさ」

 

「だといいですけど……ところで、あいちゃんはさっきからケータイを見て何してるです?」

 

コンパさんは教会にたどり着いてからずっと携帯電話の画面とにらめっこしているアイエフさんが気になったのだろう。そこでアイエフさんは声をかけられたことに気づいたようで、そっと携帯電話の画面を切り、コートのポケットへとしまって答えた。

 

「グリーンハート様のブログを見てたのよ。丁度さっき更新があったから、教会にはいるはずよ」

 

人と話す時は、携帯電話をいじるのは極力やめましょう。アイエフさんはその辺は分かっているようだ。

 

それはさておきワザワザリアルタイムのブログ更新を確認してまでいることを確認するアイエフさんは、本当に熱心な信者なのだな、と僕は再認識した。

 

「いやーあいちゃん。それは夢見すぎだって。この手のブログは、女神様じゃない別の人が代わりに記事書いて更新しているって相場は決まっているんだって」

 

しかし空気を読めないことと間の悪さに定評のあるネプテューヌは、このリーンボックスに来た理由を作り出した際にアイエフさんの理想をぶち壊しただけに飽き足らず、夢も希望もないことを言った。

 

「無責任に人の夢を壊すようなこと言わないで!」

 

「ごめんごめん。でも、あいちゃんって、普段はクールでかっこよさげな感じだけど、意外と乙女な一面あるよねー」

 

「……乙女で悪かったわね」

 

少しだけ恥ずかしそうに頬を赤く染め、口を軽く尖らせて答えるアイエフさんに

 

「ネプテューヌ。アイエフをからかうのもそこまでにしときなさい。早いとこ用事を済ませるわよ」

 

「個人的にはもう少しあいちゃんをからかいたかったんだけど、まぁ後でいいや!」

 

ネプテューヌは教会の入り口に向かって歩き出したブランさんを追うように走り出した。

 

ネプテューヌは楽しそうに言うが、それを行った後はアイエフさんによるハリセン連打のビジョンしか見えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こんにちはー!女神様に会いに来ましたー!」

 

ネプテューヌは教会の扉を勢いよく開き、その勢いに乗って元気良く挨拶の第一声をした。ネプテューヌらしいと言えばネプテューヌらしい。ちなみに、教会と言う神聖な場所で何とも場違いな……なんてことは思わない。ルウィー教会にいたころも騒々しい瞬間は多々あったからだ。大体ブランさんが関連していることだけど。

 

「おやおや、これはまた元気なお嬢さんが来たものだ。ワシはイヴォワール。当教会に何用かな?」

 

そんなネプテューヌの騒々しさなど気にせず、寧ろ元気が良いと褒めたイヴォワールと名乗った人物は、第一印象は特に気難しそうな雰囲気などはなく、接しやすそうな好々爺(こうこうや)だった。

 

「女神様に会いに来たんだけど、女神様いる?」

 

どストレートにネプテューヌは用件を言う。まあ、ブランさんとしてもあまり長居はしたくないだろうし特に問題は無いだろう。

 

「素晴らしく運が無いな。既に本日の面会時間は終わってしまったのだ」

 

しかし帰って来た答えは既に面会時間は終わってしまったという答え。どうも僕たちは無駄足を食い過ぎたようだ。

 

「えー。けど、いるんでしょ?ちょっとだけでいいから会わせてよー」

 

「ネプテューヌ、図々しいわよ」

 

「そうよネプ子。過ぎてしまったものは仕方ないわ。また明日来ましょ」

 

ここまで来たのなら二度手間などしたくは無いと言いたげなネプテューヌを、ブランさんとアイエフさんはネプテューヌを咎める。しかしネプテューヌはその程度の言葉で止まるわけもなく

 

「あいちゃんこそ諦めていいの!女神様がいるかどうかブログの投稿時間で調べるほど会いたかったんじゃないの!」

 

「ちょ、ちょっとネプ子!何もこんなトコロでそんなこと言わなくてもいいでしょ!」

 

ネプテューヌの性格上態と言ったとしか思えない暴露にアイエフさんは顔を真っ赤にし、コンパさんとブランさんは苦笑いを浮かべていた。無自覚に僕も似たような表情をしていることだろう。

 

「……えげつないわね」

 

「ねぷねぷは容赦無いですねぇ」

 

「本当にね」

 

ブランさんとコンパさんのつぶやきに同調するように僕も呟いていた。それを目の前で聞いていたイヴォワールさんと言えば嬉しそうに笑い声をあげていた。

 

「はっはっは。それほどグリーンハート様を慕ってくれるとは、仕える身としては嬉しい限りですな。しかし、規則は規則。それに、既にグリーンハート様は次の仕事が入っていてな、申し訳ない」

 

「それなら、仕方ありませんね。急に押しかけてしまい申し訳ありません」

 

「それじゃ、今日は適当に観光でもして過ごしましょ」

 

「そうだねあいちゃん。あ、そうだ。イボ痔さん」

 

この後の行動を決めたところでネプテューヌは何か思い当たったようにイヴォワールに、初対面でありながら失礼な呼称で問いた。イツキはこのネプテューヌの発言に驚き、咎めようとしたのだが、その前に言われたイヴォワールの方が面食らったようで

 

「い、イボ痔!?だ、だれがイボ痔じゃ!」

 

と焦り気味に反論していた。その焦り具合から誰もが図星なのかと思った。しかしそんなことは気にもせずにネプテューヌは質問をする。

 

「鍵の欠片ってアイテムって知らない?わたしたち探しているんだ」

 

「ワシは切痔であっても、イボ痔ではないわ!」

 

「何か知っていれば、イボ爺さんも教えて欲しいです」

 

「話を聞けぃ!ていうか今度はイボ爺さん!?」

 

「ちなみに、形はこんな形をしてるんだけど、見たことないかモゴモゴー…!」

 

「す、すみませんイヴォワールさん。この2人には後でキツく言っておきますので」

 

「それに、この2人のボケにいちいち突っ込んでいたらキリなんてないわよ……」

 

「そ、そのようじゃな……話をするならお主らとの方が良さそうじゃ」

 

とりあえずイツキはネプテューヌの口を抑えながらネプテューヌが右手に持っている鍵の欠片を掲げてイヴォワールに見せた。

 

「これが鍵の欠片なんですが、イヴォワールさんは何かご存知でしょうか?」

 

「いや、生まれてこの方70年。そのような物は知らぬな」

 

「そうですか……」

 

「しかし、グリーンハート様ならなにか知っておるかもしれん。なにせ、何百年も生きていらっしゃるからな」

 

その言葉にイツキは驚きを隠せず、え?と声を出しそうになったのだが、その前に手の力が緩んだことで、ネプテューヌがイツキの手を振り払って驚きの声をあげていた。

 

「何百年も!?ってことは、グリーンハート様ってBBねぷぅぅぅぅ!?割れる割れる割れる割れる割れる割れる割れるぅぅぅ!!??」

 

「ネプテューヌ、ちょっと黙ってなさい」

 

「分かりました!!分かりましたので離してくださいブラン様ぁぁぁ!!」

 

ネプテューヌの致命的な爆弾発言が完全投下される前にブランがネプテューヌをアイアンクローすることにより、何とか阻止することが出来た。

 

「アイエフさん。これ以上ネプテューヌが変なことを言う前に帰った方がいいかもしれない……」

 

「イツキの言う通りね。ここで変な発言をして面会を拒絶したら元も子もないし」

 

「それでは、また出直させて頂きます。騒いでしまって申し訳ございません」

 

「いやいや、元気のあって良いことじゃ。また明日待っておるよ」

 

イツキ達はイヴォワールに明日また来る旨を伝えて一礼すると、教会の扉を開いて来た道を元に戻るのだった。ちなみにネプテューヌはブランに口を抑えられながら引きずられていた。自業自得ではあるが、不憫である。

 

 

 

 

 

 

 

リーンボックス教会から出てくる少年少女たちを、教会を囲う木々の影から様子を伺っている者がいた。

 

その者の目的は最初こそその一行の中の一人の少女であったのだが、その一行に思いも寄らない人物が1人おり、それを見た謎の人物は口角を釣り上げる。

 

「……ルウィーで全く見つからないかと思えば、まさかこんなところにいたとはな……これは都合が良い」

 

僥倖とばかりに喋るその人物は、一行が見えなくなるのを確認した後、木陰から身を現して教会の入り口へと向かう。途中、クククと笑いそうになったがこの姿ではそんなことをしてはいけないと思い出し、おっといかんいかんと呟きながら笑いを止める。

 

自分の纏っている姿を再確認したその者は、教会の扉をゆっくりと開ける。

 

「おや、来客の方ですかな。今日は如何なご用件で?」

 

教会の中のイヴォワールは、今日は来客が多いなと事実確認のように感じた。そのイヴォワールの言葉に来客した人物はこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私はルウィーの宣教師、コンベルサシオンと申します。この度はホワイトハート様の命により、『魔王崇拝』についての情報をお持ちいたしました」

 

 

 





前ほど期間を開けるつもりはありませんが、次回は未定であります。 大学受かるかな……

次回以降からは定期的に投稿します

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