超次元ゲイムネプテューヌ 雪の大地の大罪人   作:アルテマ

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今回ちょっと短いですね。この手の描写は苦手であります……


第24話 報復、そして暴露

僕の目の前に広がるのはご飯茶碗一杯の白飯に、湯気をたたせているワカメの味噌汁。それと脂がのって光を反射してテカテカしている焼き魚。

 

「?イツキ、食わないのか?」

 

隣ではシアンさんが左手に茶碗を持って、僕とシアンさんの席のちょうど真ん中に置いてある漬物をつっついていた。

 

僕は久しぶりに見る日本の朝食に少し感動を覚えていた。と言うのも、この世界に来てから和食なんて殆ど食べた覚えが無い。ルウィー教会の朝食は殆どが英風の物だったし、泊まったホテルもトーストがメインだった。

 

「え?ああ、食べるよ」

 

僕は箸を手に取り、ご飯を1すくいすると口に入れる。口の中に柔らかい食感と噛めば噛むほど甘くなる、どこか懐かしいような味に僕は少しトリップしていた。

 

日本の朝食の記憶はあっても、味は覚えていないから感覚的には始めて食べるのだ。それが感動を後押ししているのだろう。

 

「……美味しい」

 

「そうか、そりゃ良かった。おふくろも嬉しいと思うぞ」

 

僕は今、昨日の夕方にネプテューヌ達とご飯を食べた食堂で朝食を頂いている。ここの食堂はお昼から営業しているらしいから、客は1人もおらず居るのは僕とシアンさんだけだ。

 

「……それにしても、あんなところに呼び出して、アヴニールはあいつらに何をやらせるつもりなんだ?」

 

「?あんなところ?」

 

「ああ、お前に渡すように言われたメモに書かれている場所なんだけどな、完全に街外れの位置にあって、あるのは廃工場くらいなんだよ。そんな所で何をやらせるのか気になったんだ」

 

「……」

 

それを受けて僕は昨日の夕方に、この食堂の前でガナッシュを見つけたことを思い出した。この時に、ガナッシュはネプテューヌ達がアヴニールの博覧会の出展物の探りを入れているとバレただろう。しかしそれは昨日のことだ。昨日の今日で何かしらの報復のようなアクションをしてくるだろうか?もしそうなのだとしたら、ガナッシュに見られていたことを言わなかった僕に責任がある。

 

……杞憂であれば良いけど、一応早く行った方が良いかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふむ、ここですかね」

 

ガナッシュが今居るのは、パッセと言う町工場の前だ。今は周りを見ても下町の住民は朝方は仕事場に籠るのか歩いている人は殆どいないので、ガナッシュのスーツ姿は少々目立つ。

 

「では、始めますか」

 

そう言ってガナッシュは懐からディスクを取り出し、目の前にかざすように持つ。するとディスクから何か黒いフォルムの何かが出てきた。

 

最初に出てきたのは2つの腕。左腕には斧、右腕には頂部に黒く棘のついた球体のはまっている大鎚(メイス)が、太陽の光を反射して鈍く光っていた。次に出てきたのは胴体のようなもの。蝶とカブト虫を合わせたようなそのフォルムは、機械の重厚さを全く感じさせない。最後に姿を現したのは先端の尖った蛇のような尻尾。全身が姿を現した時には、どうしてあんな小さなディスクに収まっていたのか疑問になるほどの巨体があった。

 

「やれ、キラーマシン」

 

キラーマシンと言われたその機械はガナッシュの声を認識し、その胴体との関節を持たない右腕をゆっくりと浮かせ、機械とは思えない勢いで目の前の建築物に大鎚を振り下ろした。

 

途端に辺りに鳴り響く破砕音。そこにあった建築物は既に形を失い、瓦礫だらけのスクラップと化していた。しかしキラーマシンはそれだけで終わらせず、地面に陥没している大鎚を軽々引き上げ、周りにある建物を粉砕してはまた持ち上げ、何度も何度もそれを繰り返す。

 

「あーはっはっは!いいぞ、キラーマシン!もっと壊せ!」

 

キラーマシンの破壊活動をガナッシュは愉快そうに笑い、次々と形作られた物を鉄塊と瓦礫へと変えるキラーマシンを喝采して、手に持っていたディスクをしまい、別の懐から小さなデバイスの様な物を取り出し操作を始めた。

 

「この性能ならクライアントにも高く売れそうですね……。さあキラーマシンよ、出力をあげるぞ!お前の力を見せつけてやれ!」

 

ガナッシュが手に持っているデバイスを操作し終えると、キラーマシンはそれに呼応する様に全身が一瞬硬直し、そのつかの間の時間の後、振り下ろしたままの大鎚をさっきまでよりも早いスピードで振り上げた。

 

「いけ!キラーマシン!」

 

ガナッシュはキラーマシンに命令する。その瞬間にキラーマシンの目の前の建物は、先ほどまで生み出したスクラップよりも更に細かく粉砕する。

 

 

 

 

 

筈だった。

 

 

 

 

 

「……?どうしたキラーマシン!早くそれを破壊しろ!」

 

命令を全うせず、その場で動かないキラーマシンにガナッシュは苛立ちを隠せず、重ねて命令をするがいつまでもキラーマシンは振り上げられた右腕を動かさない。ガナッシュはどこか故障でも起きたかと思い、手元のデバイスを操作しようとしたが、そこで気づいた。キラーマシンの大鎚を持つ右手が、()()()()()()()抑えられていることに。

 

「ぐ、ぐぐぐ……」

 

その人物はキラーマシンの周りを破壊しまくった力を押さえつけ、振り下ろされようとされている大鎚を止めていた。互いの力が拮抗し、押したり返ったりが繰り返される。

 

「ぐぐ……う、うおおおおおおおお!!!!!」

 

やがてキラーマシンの右腕を止めていた人物は咆哮をあげて力任せに押し返した。

 

「ふんっ!!!!」

 

更に体勢が崩れたキラーマシンの胴体に飛び乗ると、唯グローブを嵌めただけのほぼ素手と言える装備で人と比べて遥かに巨大なキラーマシンを地面に叩き伏せた。

 

「な、何が……」

 

ガナッシュは状況を把握しきれず、キラーマシンに飛び乗っている人物に注目する。キラーマシンが叩きつけられた衝撃で辺りから砂埃が舞い、シルエットしか見えないその姿は段々と姿を現す。その人物をガナッシュは知っていた。

 

Gパンに黒いシャツに赤と黒のチェックのパーカーを着たその人物、キラーマシンの上からガナッシュを厳しい目で見ているのはイツキだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

突如凄まじい破砕音が聞こえた僕は、慌てて音の聞こえた場所に行こうとするシアンさんにこの辺りの人達に避難してもらうように言って欲しいと頼むと、僕はすぐに音の聞こえた場所に向かうと、そこには黒いフォルムの巨大なロボットと、アヴニールのガナッシュを見つけた。ロボットが両手に持つ武器と目の前で繰り広げられた破壊活動に憤りを感じ、ロボットを地面に叩き伏せると僕はガナッシュを見た。

 

「ガナッシュさん……いやガナッシュ。どう言うことか教えてほしいね」

 

せいぜいドスの効いた声をだしたつもりだったが、ガナッシュは僕だと気づくと、メガネの位置を整え普通に挨拶をしてきた。

 

「これはこれはイツキさん。お久しぶりです」

 

「質問に答えてよ。僕は今、挨拶なんて求めていない」

 

「おっと、これは失礼」

 

戯けた調子のガナッシュに怒りたくもなるが、あまり相手の挑発に乗るのは下策だ。ある程度予想はついているとはいえ、下町をこんな巨体のロボットに襲わせる理由が知りたい。それにネプテューヌ達をどうしたのかも聞かなければ

 

「先に言っておきますが、これは報復ですよ。我々を騙そうとしたあの小娘達とそれの依頼人に対する、ね」

 

「報復……?ネプテューヌ達が何かしたのか?」

 

「ええ。あなたはご存知ではないでしょうが、あの小娘達はパッセとか言う下町の工場に協力して、我が社が今年開催される技術博覧会に出展する展示物を探ろうとし、あわよくば妨害をしようとしたのですよ」

 

そのガナッシュの言葉を聞いて、やっぱりか、と思う反面アヴニールの行動が早すぎると感じた。ガナッシュがそのことに気づいたのは昨日の筈である。だが、ここではこの疑問は置いておき、ガナッシュにネプテューヌ達の所在を聞く。

 

「……だから、報復をしたと?だからこの下町の工場を襲ったと?……一体ネプテューヌ達に何をしたんだ!」

 

「彼女達は廃工場に隔離しました。今頃は大量の我が社自慢の兵器達と戯れていることでしょう。……それにしても、簡単に彼女達は騙されてくれましたね。特にあのネプテューヌとか言う娘。ありもしない鉱石を馬鹿みたいに信じて、閉じ込められても私に言われるまで鉱石の存在を信じていました。……いやあ、実にあれは滑稽でした」

 

別にこのガナッシュの発言は僕を煽っているのではない。本当にネプテューヌ達のことを嘲笑っているのだ。そのガナッシュの本心からの言葉に心底腹が立つ。だが、表情には出してはいけない。僕は怒りを必死に押しとどめたが、拳ばかりは無意識に強く握りしめていた。

 

「さて、何故あなたがここにいるのかはわかりませんが、まさかあなたも彼女等と同じような協力者なのでしょうか?」

 

「……そうだとしたら?」

 

「我が社としても、あなたのような人物と敵対はしたくありませんし、私個人としても恩を仇で返すような真似はしたくありません……。ですが、我が社の障害となるのであれば、話は別です」

 

「……」

 

僕のラスティションでの目的は『アヴニールがルウィーに兵器を送る理由』を知ることだ。ここで僕を敵と捉えられてしまったら、それを知るチャンスは少なくなってしまう。僕がアヴニールに対して積み上げてきた信頼への努力を壊すことを指す。

 

 

……ま、長々とこれをこうしたらこうなるだとか、どうでもいいことを話しているけど、僕の答えなんて一つしかない。

 

正義感の強い、現実にはいない、それこそブランさんの小説の中の登場人物の信条のような答えだ。例え自分が偽善者(フォックスワード)と言われても……

 

だから、目の前で恩人に刃を向けたくないなんて言いながら顔色1つ変えないやつに、はっきり言ってやろう。

 

「……僕はシアンの協力者じゃない。それに、僕としてもあなたたちと敵対するのははっきり言うと避けたいところだ」

 

「……そうですか、でしたら「だけど!」……?」

 

「それは僕の目的を達成する上でのことだ!はっきり言おう!僕はアンタ等の『味方』じゃない!アンタ等は僕の恩人の大事なものを壊そうとしている!それを僕は許せない!だからアンタ達に近づいたのさ。そのためにアンタ達に信用されようとした。だけど!アンタ達のあまりに行き過ぎた行動に目を瞑ってまでその信用を保とうとは思わない!そんな事は、僕自身と僕の恩人も認めないからだ!」

 

そうであるはずだ。もしブランさんがここにいて、ネプテューヌ達やシアンと少しでも過ごし、アヴニールの凶行を知ったのなら、きっと僕と同じ行動をする筈だ。それは女神としてではなく、だ。

 

「……そうですか。残念です」

 

ガナッシュのその言葉に、本当に残念そうに思うようなことは感じられなかった。むしろ、感じたのは僕を哀れんでいることだった。

 

ガナッシュはデバイスを操作する。すると、僕の飛び乗っている機械が突如呻くように震えだし、勢い良く飛び起きた。

 

「!くっ……」

 

投げ出された僕は空中で一回転し、着地すると、目の前で既に戦闘態勢を取っている黒く巨大なロボットと向き合う。

 

「……本当に、残念ですよイツキさん」

 

ガナッシュはデバイスを仕舞い、何かのディスクを目の前に掲げる。すると少しディスクが光ったかと思えば、ディスクの中から機械が現れた。

 

「……それも、アヴニールの発明品?」

 

「いえ、これはとあるお得意様に頂いた品ですよ。我が社の兵器でさえ収納しておくことが出来る。中々便利ですよ」

 

自慢するように掲げたディスクから更に兵器を出すガナッシュ。それらはあの黒い巨大な機械より遥かに小さいが、あのディスクにどれくらい兵器があるかは分からない。

 

「さあやれ!キラーマシン達よ!」

 

そのガナッシュの命令と共に、兵器達は僕に突進してくる。

 

「うおおおおお!!!」

 

僕もそれに対して戦闘態勢を取り、迎え撃つのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わってネプテューヌ達が閉じ込められた廃工場。一行は出口を探し、廃工場の奥へと進んでいくのだが、

 

「はうぅ……。モンスターさんが多すぎますぅ……」

 

「倒しても倒してもきりがないよー!無限リポップはんたーい!」

 

幾ら敵を倒してもすぐにエンカウント。その敵を倒してもエンカウントをして、中々広い廃工場の中を殆ど進めずにいた。元々体力の少ないコンパとネプテューヌは既に泣き言をあげている。

 

「確かに、いくらモンスターの巣窟だからって、この数は尋常じゃないわ」

 

「元々、私たちの始末が目的だったみたいだし、アヴニールがここにモンスターを集めた、という線はどうかしら?」

 

その数の多さにはコンパとネプテューヌよりは体力のあるアイエフとノワールも参り、何故これだけのモンスターがここにいるのかを話し合い始めた。

 

「けど、これだけの数をどうやってこの中に?あれだけのモンスターを捕獲して輸送するなんて、かなり前から準備していないと不可能じゃない?」

 

「それもそうね……」

 

ノワールとしても、アイエフの指摘と同じことを考えていたようで、反論をされても特に怒ったりはしなかった。しかし他に何か思い当たる物もなく、2人とも頭を抱えていると

 

「あいちゃんあいちゃん。またまたこんなん見つけたんだけど、これってもしかして、もしかしたりするのかな!」

 

いつの間に離れていたのか、ネプテューヌは片手に何かのディスクを持ってアイエフ達に駆け寄ってきた。ノワールにはネプテューヌが持っているディスクが何かは分からなかったが、アイエフはそれを見るなり驚きを顔に表した。

 

「これって……エネミーディスクじゃない!?どこにあったの!?」

 

「あっちの部屋で見つけたんだ。あ、もしかしてお手柄ってやつ!?だったら褒めてくれてもいいんだよ!あ、ご褒美にプリン10個くらいつけてくれてもいいかも!」

 

「……調子に乗らないの!」

 

「……ねぇ、話の内容が見えないんだど、そのディスクがどうかしたの?」

 

会話の輪に入れずどこか疎外感を感じた(ぼっちの)ノワールは、控えめにネプテューヌの持つディスクについて聞いた。アイエフはああ、そっか。知らなくて当然か。と言うような顔をして納得すると、ノワールにディスクについて説明をした。

 

「これ、一見普通のディスクに見えるでしょ?けど、このディスクはモンスターを生み出す元になっているのよ」

 

「なっ!?それって本当なの!?だとしたら大発見よ!」

 

「大発見なんです?」

 

「えぇ。下界……今、私たちが住むこの世界にモンスターが急に現れるようになってから3年たつんだけど、どの国もモンスターがどこからやってきて、どうやって増えているのか調査中なのよ」

 

このノワールの言葉通り、下界に何故モンスターが現れたのかは不明で、どこから現れ、どのようにして増えているかは謎であり、つい先日までアイエフ達は知らなかった。が、彼女達は偶然とあるダンジョンでそのディスクを見つけ、そのディスクの中からモンスターが現れるのを実際に目の当たりにし、そのモンスターが出てくるディスクをアイエフ達は『モンスターディスク』と名付けたのだ。

 

「だったらさ、このことを全世界に公表すれば、わたしたちって一躍有名人になれたりするんじゃない!?連日テレビや新聞のインタビューが殺到して、そんでもって芸能事務所からスカウトなんかも来ちゃったりしてー!それでそれで、お礼に一生分のプリンがもらえたりするかも!じゅるり」

 

しかしその重要性を知らなかったのか、ネプテューヌはノワールの言葉を聞くや否や自分の利益の事しか考えていない発言をする。まあ、ネプテューヌがこのディスクの情報の重要性を知らないのには、また別の訳があるのだが

 

「ねぷねぷ、よだれが出てるですよ……」

 

「……このこと、ラステイションの女神様……いえ、教会には伝えたの?」

 

「その報告も兼ねて教会に行ったんだけど、ここは子供の来るところじゃないって門前払いにされたわ」

 

「……そう」

 

ノワールはその言葉を聞き、ホッとしていた。何に安堵していたか分からないアイエフは不思議そうにしている。

 

「ところでさ、あいちゃん。このディスクどうするの?やっぱ、前みたいにパリーンと割っちゃうの?」

 

「そうね。このまま持っていてもいつかはモンスターが出てきそうだし、さっさと壊しましょ」

 

と、そのアイエフの言葉の直後、ネプテューヌの持つディスクが光だし、中から次々とモンスターが現れた。

 

「げっ!?普通、言った傍から出てくる!?」

 

「うわわわわ。あいちゃんがフラグを踏んだー!しかもなんだかよくわからないのがいっぱい出てきたよ!?」

 

「さすがに、一度にこの数を相手にするのは骨が折れそうね……」

 

現れた多くの敵に、殆ど戦い通しの一行にはキツイ物があった。

 

「ねぷねぷ!こういう時こそ、変身です!」

 

「おっけー!まっかせてよ!とーう!」

 

コンパの言葉を聞き、やる気あるのかないのかわからない掛け声と共にネプテューヌは、モンスターディスクから放たれる光とは違う、神々しい光に包まれる。

 

光が晴れた瞬間、現れる変身したネプテューヌ。変身前のおちゃらけた雰囲気とは違う、冷たく鋭い剣のようなオーラを纏っている。

 

「最初から全力で行くわ!」

 

「やっぱり、こっちのねぷねぷはいつもより100倍くらい頼もしさが違います」

 

ネプテューヌの変身した姿にコンパは感心する。アイエフとノワールと言えば、返信前とのギャップに慣れずにいて苦笑いをしていた。

 

「来るわよ、みんな!」

 

パープルハートとなったネプテューヌの声と共に皆が各々の武器を構え、波のように突進してきた敵達を迎え撃つのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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