この苦しみ溢れる世界にて、「人外に生まれ変わってよかった」   作:庫磨鳥

7 / 84

プレデター細胞についての情報です。本編に登場しても深掘りできない可能性を考慮してある程度公開することにしました。本編のおまけぐらいで読んでいただけたら幸いです。

ネタバレが多く記載されていることをご了承ください。
※ストーリー進行によって情報が追加される場合があります。
※我慢出来ずに所々遊んでいますがお許しください。


プレデター細胞関連の情報

 

 

 

 

 

 

プレデター細胞

概要

別名『P細胞』。正式名称は不明。一億八千万年前に旧人類によって開発された人工の細胞兵器。

 

詳細

『P細胞』内は生物の真核細胞に酷似しており、核や細胞質などの基本構成は従来の動物細胞と違いは無い。しかしながら、ミトコンドリア等をはじめとした細胞小器官に見えるものの大半がナノマシンであり、生物細胞として当たり前の増殖機能や、栄養素の蓄積及び精製という生物的機能のほかに様々な機械的な機能が搭載されている、一億八千万年前の科学技術の結晶。現代技術では手の施しようがなく、訳も分からずバグや不具合を中心に活用することしかできていない。

 

兵器化

生物の体内に侵入すると細胞内に保存されているデータを参考に、月面裏に存在するコントロールタワーから発信されるプロセスコードに沿った設計を開始。侵入した生物からタンパク質を始めとした栄養素を素に定められた数にまで増殖すると、体内および周辺の物質を吸収、分解、再構築を行ない肉体を兵器へと改造する。

 

名前の由来

あらゆる物質を分解し、体内に吸収、無効化してしまうのが、捕食者のようだとして英語圏側の論文に『Predator』と記載されて発表されたことが由来。

 

熱電発電機能

『P細胞』には熱を生み出し、さらにそれを利用して電力へと変換させる機能があり、資源的余裕の無い日本は、これを利用して生活に必要な電力を賄っている。既に『プレデターパーツ』が組み込まれている電化製品は生活の一部として都市内の至るところに見られるほど身近なものとなっており、これによって人が密集して暮らす都市が『プレデター』の索敵から逃れているなど副次効果が偶発的に発生している。

 

接続反応

外部の『P細胞』と何らかの物理的接触が行なわれた場合、反応して活性化する現象のこと。これを利用して発電する電力量を調整など様々な面で活用されている。この反応によって『ペガサス』は起動キーのように、プレデターパーツが組み込まれている機械を触れただけで起動させることが可能である。

 

ニューロンリンクコントロール機能

神経細胞に干渉、兵器として運用するさいに余計な思考や感情の削除による知能低下およびコントロールタワーとの接続を行なう。神経系の改造は当時の技術でもリスクが高く、安全性の確保や事故防止の観点から、直接的な改造を行なわず、神経系を支配操作を行なう別機能が取り付けられた。この機能が働くのは最終段階時である。

 

自然分解機能

兵器へと化した生物が生物的死亡した場合。金属質を含めた肉体を分解、無害な液体化させる。その液体はバクテリアの栄養となり、植物たちの成長を促進させる効果を持ち、捨てられた街が森林化した要因となっている。一億八千万年前の戦争国際法に準じて仕方なく取り付けられたものであり、他企業の安価なものを取り付けた結果、起動不良が起こりやすく、一部の遺骸が分解されずに残ってしまう。

 

プロセスコード

月面のコントロールタワーから送信される兵器としての命令。『プレデター』たちが不自然に人間抹殺を目的とした行動をする理由。本来は管理者が地上で活動する『プレデター』たちを操作するための機能だったが、現在は完全に自動化されている。幾つかのパターンが組まれており、人類の状況によってプロセスが進行する。世界中で人類が殺されている元凶ではあるが、人類が未だに生き残っている理由でもある。

 

体内での活動

基本的には複数の集合体となって均等にばらけている。特定の位置から絶対に動かないもの、赤血球などと共に血管内を動き回るものなど個々によって違う動きをしている。

 

一個体の数制限

生物によって兵器化のために必要とする個数、または限界個数を設計の段階で確定させ、その数に必ずなるように増減する。『P細胞』の少なさによる改造化などの失敗防止。そして増えすぎることによる性能の不具合を防止するためのものである。肉体の欠損が発生して、『P細胞』が減少した場合、固定数になるように分裂を行なう。なお肉体改造後、固定数よりも数が増えた場合を想定しておらず、減らす機能は存在していない。

 

人間

一億八千万年前当時、人間に対する直接的な効果を発揮する兵器は戦争国際法で禁じられており、『P細胞』が人間の体内に入り込んだ場合。即時自滅するように後付けでプログラムされていた。しかしながら99%の人間抹殺の指令を受けたコントロールタワーがプログラムを障害になるものとして破棄。『プレデター』へと改造を始めるが、人間に使用することを想定していないため他動物的特徴を考慮した設計を行い、無理な肉体改造に神経系が耐えきれず死に至る。また、この想定していなかったシステムは『ペガサス』を産み出した。

 

 



 

 

プレデター

 

概要

地球上の生物が『P細胞』によって改造された生物兵器。コントロールタワーから発信されるプロセスコードに従い、初期稼働時点の総人口から99%数を減らすまで人類を抹殺し続ける。元となった生物とその時のプロセスコードによって姿形は千差万別であるが、共通している特徴として金属など無機物が混じった動物体、人間の兵器に似た特性が挙げられる。

 

生態

人間を感知、あるいはコントロールタワーによる命令が下された時以外は、改造元となった生物に準じた生活をしている。しかしながら、食事を必要としないため、その生態はかなり穏やかなものとなっており。人間がいない環境では自衛以外で他生物を攻撃することなく平和に暮らしている。

 

『P細胞』の主要目的は生物の兵器化である。そのため脳はニューロンリンクコントロール機能によって完全に支配下に置かれたあと、感情や思考性を持つ生物の場合、その脳の不必要な感情や自我を司る部分を停止。そのためプレデターとなった時点で、その『個』としての存在は完全に死んでおり、例え姿形を元に戻せたとしても、中に存在した『魂』と呼ばれるものは二度と戻らない。そのため『プレデター』と成った時点でその生物は既に死んでいる。逆に脳などの神経系に属する部位が未発達の生物には神経系となる部位を作り出すことがある。

 

感情のバグと自我の発芽

余計と判断されたものを全て活動を停止させられた脳であるが、その全てが停止したわけではなく同じ個体でも多少の誤差が生じる。またプロセスコードによって課せられる役割の違いから残される部分も変わっていき、それらが感情の発生や、思考性の獲得、自我の発芽などに繋がる可能性がある。そして天文学的確率の話にはなるが、自我が発生した個体が望めば、脳の発達が始まり、精神的に成長することができる。

 

稼働に必要なエネルギー

活動のために生物的栄養素と電気エネルギーが必要になるが『P細胞』による自己生成が可能、光と大気中の水分があれば半永久的に飢える事はない。しかし、なんらかの理由で肉体の損傷、『P細胞』の減少などが発生した場合。その回復に必要な栄養素を外から摂取する必要がある。

 

捕食行為

重傷を負った『プレデター』が他の『プレデター』を捕食、『P細胞』を体内に取り込んで傷を再生させる。これは本来『P細胞』やコントロールタワーによる命令には無い行為であり、生物的生存本能から発展した機能だとされている。

 

進化

別個体を捕食して『P細胞』が設計段階で定められた固定数以上に増えた場合、なんらかの肉体変化が行なわれ、別の種へと進化する。これは本来想定されていなかった、『P細胞』の機能外の行動であるため、数の制限が行なわれずに増加した『P細胞』の活用および安定化を行なうために発生した現象とされる。

 

固有性質(スペシャル)

その個体のみが保有する超常的な現象を発生させる能力、あるいは特殊と位置づけられる能力の呼称。主に進化した個体や独立種などに多い。

 

遺骸

生物的に絶命したプレデターは液体化してしまう中で、一部液体化せずに残った部分の呼称名。生物部位は完全に液体化し、残るのは主に金属部位、それには必ず『P細胞』が非活性化状態で存在する。遺骸を人間の手で加工し、部品化したものを『プレデターパーツ』と呼称する。

 

達成後のあり方

人類を99%抹殺した後は、兵器としての機能を全て停止させて、人工物の除去および自然物の回復など長い時間を掛けて地球環境の改善を行なう。その中で『プレデター』たちはその時点での地球環境に適した動物として進化していく。一億八千万年前と同じように。

 

殺害方法

再生能力は高いが、生物的致命傷を負わせれば『P細胞』そのものは活動していても絶命させることができる。しかし、個体によるが高い再生能力を持つ『プレデター』相手に致命傷となるダメージを負わせるのは至難の業であり、神経系の破壊がもっとも効率的で安全だと推奨される。しかしながら相手は人間を殺す兵器だ。手順を間違うことなかれ。

 

小型種

全長が150cm以下の『プレデター』の総称。個々の能力は低いが、数十~数百単位の群れで行動している場合が多く、人間を殺傷する能力に特化したものが多い。環境を選ばずどこにでも潜んでいる可能性があり、戦闘で負傷した『ペガサス』が逃げた先で遭遇して殺されるケースが後を絶たない。

 

中型種

全長151cm~399cmの『プレデター』の総称。日本プレデターの主戦力となっている。数体~十数体規模の群れで生活している。種類によって特徴が違う事が多々あるためサイズ以外でのカテゴリー分けが困難とされている要因。海外では『ノーマル』と呼ばれている

 

大型種

全長4メートル以上の『プレデター』の総称。日本では個体数が少なく、主に森の奥に生息しており、小型種を生み出す母体型が多く、攻撃性は少ないが放置すればするだけ『プレデター』の数を増やす。日本にとって悩みの種であるが侵略地域の奥底に拠点を置くため存在を知っていても手が出せないのが実情である。海外では中型クラスの部類になり、地域によっては標準のサイズとなる。

 

独立種

群れを形成せずに単独で活動する個体。活発に移動を行ない人間を発見しては殺戮する獰猛な性格をしている。単独行動を想定しているゆえか平均的な『プレデター』に比べて強力であり、ほぼ必ず〈固有性質(スペシャル)〉を保有している。日本の場合は従来の『プレデター』が進化して独立種に至ることが多い。

 

深海プレデター

海の中に生息する『プレデター』の総称。その種類、大きさ、能力は地上に比べて遙かに凶悪で、海は完全に『プレデター』の支配下に置かれている。そのため海路は完全に封じられており、国同士の貿易などは主に空路で行なわれている。

 

 



 

ペガサス

 

概要

プレデター細胞を体内に注入した、12~18歳までの少女。常人よりも遙かに高い身体能力と五感。そして〈魔眼〉と言う超能力的機能を持つ。

 

魔眼

『ペガサス』が必ず保有する能力。『P細胞』を体内に注入してから非活性化状態になるまでの間の改造によって瞳は完全に兵器化、『P細胞』に記録されている一億八千万年前の兵器などのデータを参照に、その人物の総合的な個性を基に超能力的機能が現われる。瞳であることから能力の発動には『視る』ことが絶対条件となる。使用すると『P細胞』を刺激し、能力と使用時間に応じた分だけ活性化率が向上する。『プレデター』で言うところの〈固有性質(スペシャル)〉に該当する機能である。

 

発生理由

『P細胞』が人間の体内に侵入した場合、他生物と同じく肉体改造が行なわれるが、その最中神経系の損傷によって死亡してしまう。しかし年相応の少女体に侵入した『P細胞』は、肉体改造がはじまってしばらく“月事”に過剰反応。偶発的なパターンの噛み合わせの不一致によって非活性化状態になる。それ故に肉体改造は途中で停止し、神経系の損傷も起こらず、ニューロンリンクコントロール機能も動作しない、半端に改造された自我そのままの少女が誕生する。『ペガサス』は言わば『P細胞』の定められたバグによって誕生するサイボーグ人間である。

 

ペガサス体内の『P細胞』

『ペガサス』内の『P細胞』は誤作動によって非活性化状態となっている。しかし誤作動ゆえの緊急対策であるため、接続反応など『P細胞』の機能が幾つか体質として現われる。

 

活性化率

『ペガサス』体内の『P細胞』は非活性化状態であるが、時間によって徐々に活性化していく、また〈魔眼〉の使用や『ALIS』の起動などでも上昇していき、活性化率の上昇に応じて『P細胞』の機能が解放。身体能力の向上や〈魔眼〉の効果などを使用すると上昇する。100%になると『P細胞』が正常に稼働、停止していた段階から肉体改造が再開される。結果的に二段階改造となることで神経系に致命的な損傷が発生することなくプレデター化、『ゴルゴン』となる。『ペガサス』にとって目に見える寿命そのものである。

 

抑制限界値

活性化率の95%に達すると、バグによって非活性化状態だった『P細胞』は正常に稼働を始めて完全活性化を開始。活性化率が急激な速度で上昇する。『ペガサス』にとってのデッドラインであり、残り数分の命であることを表わす。

 

親和性

個人による活性化率の上昇率の違いを表わす名称。名前の由来は『相性の良さ』を表わすほうから来ており、細胞に関係する事からもう一つの意味でも引っかけている。基本的には活性化率の上がりにくさを示すものであり、『ペガサス』の才能とも言われている。研究が進むにつれて、女性ホルモンの分泌量や遺伝子情報を参考に数値を導きだされるようになった、「親和性が高い」とは活性化率が上がりにくいことを意味する言葉である。

 

ゴルゴン

プレデター化した『ペガサス』。識別番号01が確認されるまでは世界で唯一の人型プレデターである。人間の女性体をベースに、他プレデターと同じく金属部位が発生、また他の動物的特徴が追加される。〈固有性質(スペシャル)〉は『ペガサス』の〈魔眼〉と同じものとなっており、『ペガサス』時代よりも能力が強化されている。

 

ステルス性

『プレデター』には五感とは別に人間を索敵するレーダー機能が備わっており、索敵範囲に入り込んだ時点で反応、襲撃をしてくる。『ペガサス』はプレデター側のレーダー視点からは人間の反応に『P細胞』の反応が被さるように映るため、人間と比べて遙かに発見されにくい。

 

色素が狂う

『ペガサス』は『P細胞』注入時、髪や瞳の色が変わることの表現言葉。分かりやすい区別の目印であり、非人間であることの証明。それ故、地域によって差別の目印や恐怖の象徴となっている。

 

精神性

神経系の類いは肉体改造が終わった後に干渉する。そのために『ペガサス』の精神は従来の年相応の少女のものであり、神経系に関して『P細胞』はなんの作用も行なわない。身体コンディションが常にベストを保たれている一方で、『P細胞』が薬の効果を打ち消してしまうこともあって、環境下のストレスによって精神病に至る『ペガサス』は多い。

 

運用理由

端的に言えば、どの兵器よりも『プレデター』に対して効果的であり安価だからである。「戦車一台」を製造するよりも、「ペガサス一人」の生涯費用の方が遙かに安価であり、その換算は十八人分。そして戦力としても安定した成果を得られているからである。また複数の都市を除いて、その殆どが『プレデター』に侵略されている日本では、銃は作れても、安定して弾薬の製造ができないほど深刻な資源不足に陥っており、海外産も日に日に高騰しているために、より『ペガサス』の戦力に依存している。

 

“卒業”呼称文化

『アルテミス女学園』では『ペガサス』の“死”や“殺”に関する出来事の隠語。元々『ゴルゴン』化を防ぐために仲間或いは元仲間を殺害することは珍しくなく、その際の罪悪感の軽減を目的に呼ばれ始めたとされる。この“卒業”呼称を初めとして“進路相談”“転入生”“卒業式”など心を刺してくるものは学校に因んだ隠語で呼ばれるようになる。彼女たちの行き着く先は“卒業”である。なので気負うことなく見送ろう。

 

 

 



 

ALIS

 

概要

『プレデターパーツ』を内蔵されたペガサス専用の装備品の総称。ラテン語で『翼』を意味する他、様々な理由が引っかかっている名付けとなっている。

 

プレデターパーツ

『プレデター』の遺骸を特殊な機械で加工して部品にしたもの。『ALIS』を製造するために必要なものであり、使用率に応じてその効果は上昇するが、その分『ペガサス』の活性化率も上昇するため、械刃グループなどペガサス人間派のALIS関連会社は「できるだけプレデターパーツを使わずに最大限の効果を発揮する『ALIS』」を製造することを主目的としている。『ALIS』だけではなく日常の電化製品などにも使われており、こちらは『プレデターパーツ』同士の接続反応によって発熱発電を行なう部品としての使い方をされている。

 

第一世代

『遺骸』の武装転用を目的に制作され、初めて実戦運用を行なわれた『ALIS』の通称。『プレデターパーツ』の加工技術がまだ未熟な時代の産物であり、デジタル関連の機能を取り付けられていない、その見た目は酷く原始的であったとされる。大陸などでは通常兵器の傍らで使われるおまけでしかなかったが、日本や小国を中心に“大国から弾薬を買い続ける”よりも安く効果があったことで積極的に導入された。〈固有性質(スペシャル)〉が確定的に発現し、ファンタジー世界の武具のような強さを発揮した『ALIS』であったが、『プレデターパーツ』の塊と言えるそれは、活性化率を加速させ、ペガサス化の年齢制限が高かったこともあって『ペガサス』たちを「一年時代」に突入させ、間接的に様々な小国を滅ぼした元凶となった。

 

第二世代

『プレデターパーツ』の使用量が制限された後に開発された『ALIS』。これによって第一世代に比べて活性化率の上昇を遙かに抑えられて、『ALIS』を使用する『ペガサス』の平均寿命が遙かに伸びた。兵器としての攻撃能力は武装車両ほどにまでに落ち込んだが、むしろ安定とした戦果と安全性を確保できたこと、戦況が芳しくなくなってきたことであらゆる場所で運営されはじめた。大国などはコスト面から現在でも第二世代が主流となっている。

 

第三世代

活性化率を考慮して日本の械刃重工主導の下、開発された次世代型ALIS。第二世代と比較して『プレデターパーツ』の使用率を10%以下まで落とし込みながら、『プレデター』に対する必要攻撃能力の確保に成功。また『接続反応』を逆利用することで『ペガサス』体内の『P細胞』の出力バランスの調整。出力補助を行なうことによって無駄を省き、活性化率を抑える事にも成功した。械刃重工はフリーライセンス技術として世界に公表。『ペガサス』たちの寿命をさらに延ばした画期的なものであるが、そのコストの高さ、海外のプレデター相手では第二世代に比べて全体の攻撃力が3割減している事による実用性の不安を理由に、まだ余裕がある大国などからは採用が見送られており、現状、表のデータでしかないが普及率が50%以上超えるのは日本だけとなっている。

 

第四世代

ペガサス機械派たちからは「真の第三世代」と呼ばれている研究段階のALIS。まだ形になってすら居ないが、端的に言ってしまえば『ペガサス』を兵士でなく『プレデターパーツ』として活用することを思想に開発が進められており、兵器の運用をただの人間が行なうことを目的としている。馬であるならば家畜であるべきなのだ。それが最も人間の平和に繋がる手段である。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。