IS〈インフィニット・ストラトス〉-IaI   作:SDデバイス

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 ▽▽▽

 

 『ラファール・リヴァイヴ』

 

 デュノア社製。第二世代。

 第二世代の後期に開発された量産機。安定した性能と高い汎用性に豊富な後付装備と、量産機として高い完成度を誇る。事実当時の量産型としては最後発ながら世界第三位のシェアを誇っていた。特に操縦が簡易なことから、操縦者を選ばないという点と多様性役割切り替え(マルチロール・チェンジ)を両立する点が評価されていた。

 一時期のデュノア社の傾きに加え、徐々に現れ始めた第三世代相当の量産機に押され姿を消していったが、多くの操縦者に愛用され量産機の歴史に名を残した機体である。

 現デュノア社の社長が学生時代に愛用していた機体もこのラファール・リヴァイヴである。

 

 ――とある人物の手記より抜粋。

 

 

 ▽▽▽

 

 朝の教室が一気にざわめきで満ちる。

 それは転校生という未知の存在に対しての期待から。それと情報が事前に全く出回らなかったことへの驚きも含まれる。

「しかも二名です!」

 何故か少し得意げに、副担任の山田真耶が言葉を続ける。

 当然ざわめきは一層大きくなる。思わず声を上げてしまった生徒もいくらか出る程に。

 授業中とは思えないほどの喧騒に包まれた教室の中に、いよいよ転校生が招き入れられて――瞬間、教室はぴたりと停止した。

「失礼します」

「…………」

 騒がしかったのが嘘だったかのように、教室は唐突なまでに静寂を取り戻した。生徒の視線は一人の例外もなく、入ってきた転校生に釘付けになっている。

「シャルル・ルクレールです。フランスから来ました。この国では不慣れなことも多いかと思いますが、みなさんよろしくお願いします」

 

 中性的に整った顔は、人なつっこさを感じさせるようにやわらかく表情を造っている。立ち居振る舞いからは礼儀の正しさがにじみ出る。

 髪は濃い金髪で――見ればそれなりに長さがあり、首の後で一つにたばねられている。

 体つきは随分華奢で背は小柄な方。

 だがすらりと伸びた脚からわかるように全体のバランスがとても良い。故に見て感じるのは『小さい』でなく『格好良い』。

 

「お、男……?」

「はい。こちらに僕と同じ境遇の方がいると聞いて、本国より転入を――」

 

 しんと静まり返った教室の中に、ぽつりと呟きが浮く。呟くような疑問に、当然のように返された肯定。それは染みわたるようにクラスに拡散していって、盛大に弾けた。

「きゃ……」

「はい?」

「きゃあああああ――っ」

「男子! 二人目の男子!」

「またうちのクラス!?」

「美形! 守ってあげたくなる系の!!」

 歓喜、驚愕、恍惚――だいぶ色々混ざった感情の爆発が教室を埋めつくす。

 HR中ということを気にする人間はすでに誰一人として残っておらず、叫ぶ、立ち上がる、悶えるとやりたい放題である。

 『ISは女にしか動かせない』という原則は、すでに織斑一夏が破っている。彼――シャルルは二人目だ。”まだ”、二人目なのである。

 おまけに壇上の上に立っているのは、『王子様』、もしくは『貴公子』、そんなお伽話じみた呼称がこれでもかと似合う美男子だ。

 騒ぎにならない方がおかしいだろう。世界にたった二人の男子生徒を独占する自分たちの勝ち組っぷりに酔わない方が少数派なのだ。

 織斑一夏に心底懸想している篠ノ之箒ですら、突如現れた見目麗しい二人目の例外に目を丸くして驚いている。一方でセシリア・オルコットは、周囲と少し趣を変えて困惑に表情を染めている。とはいえ転校生に関心を全力で傾けていることは変わらない。

「静かにっ、み、皆さんお静かにー!? まだ自己紹介が終わってませんからーっ!」

 山田真耶が声を張り上げる。叫ばなければ喧騒に埋もれてしまうからだ。

 当然その程度で生徒たちが静まるわけもなく、むしろどんどん加熱していく。壇上に生徒が殺到するのも時間の問題に思えた。

「はぁ……騒ぐな、静かにしろ」

 実際にそうならないのは、壇上には不機嫌そうに眉をひそめる織斑千冬も居るからだろう。走り寄ったところで、一撃で自席まで吹き飛ばされるのを皆理解している。前に実際やられたバカが一人居るので。

 織斑千冬の注意もあってか教室はようやくある程度の落ち着きを取り戻し始めた。

 そんな中の一人がふと、首と視線を横に向けた。横にいるもう一人の男子生徒が同胞の登場にどういう反応をしているかが気になったのである。

 織斑一夏。

 世界初の男性操縦者。

 彼もまた視線を”転校生”に釘付けにしている。

 ただし。

 見ているのは自分と同じ境遇の男子でなく、その隣に居るもう一人の方だった。

 

 ▽▼▽

 

 美しい。気高い。

 そして――とんでもなく獰猛だ。

 

 反射的にそう推測した。目が合った瞬間に確信した。

 無造作に伸ばされた輝くような銀の髪。真っ黒な眼帯で瞳の半分を覆っている。もう半分の瞳は赤くて冷たい。

 温かさからとことん対極な赤色に、睨まれている。

 どうすればただの視線にそこまで敵意を塗り固めることができるのか。俺には皆目検討がつかない。何がそうさせているのかはもっとわからん。だがわかることもある。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

 

 目を逸らしたら、俺はその瞬間こいつに敗北する。

 故に睨み返す。受け止めるつもりはない。受け流したくもない。向こうが切っ先を突きつけてくるのなら、更に鋭い切っ先で刺し返す。

「あの……以上、ですか?」

「以上だ」

 簡潔ではあるが自己紹介には違いない。

 周囲の期待を切り捨てて、困惑を押し退けて。さあ本題だ、と禍々しい真剣さでそいつはこちらへ一歩踏み出した。

 

「貴様が織斑一夏か」

「そういう事になってるな。今は俺が『織斑一夏』だよ」

 

 周囲の音が聞こえない。聞いている余裕が無い。

 周りの誰も目にはいらない。見ている余裕が無い。

 視覚も聴覚も残った感覚の総てが目の前に全部傾いていく。脳の片隅どころかほぼ総てがちりちりと焦げ付いていくようだ。危機感がさっきからずっと沸き続けて止まらない。

「名乗ったなその名前を。認めたな自分がそうであると。恥ずかしげもなく億面もなく、貴様は……ッ!」

「だったらどうだってんだよ、あ゛ぁ?」

 言葉を荒げる。圧されそうになる精神を引っ張りあげて奮い立たせるように。

 少しだけ懐かしい、基本的に『前』はいつもこんなだった。口も態度も悪いと何度咎められたか。どっかの誰かさんがすーぐ真似するから、引っ込めていたんだけども。引っ込めきれていたかどうかは、置いといて。

 もう少し冷静に対処するべきだ。

 挑発に乗っかるのは基本的に悪手。

 その辺はちゃんとわかっている、知っている。でもしない。理由は、まだよくわかっていない。

 ただの勘だ。

 こいつの前で、竦んではいけない。緩めてはいけない。”何が”来てもその瞬間に対処できなければいけない。でなければ――

 

「ならば私は貴様を認めない。貴様があの人の弟であるなど、認めるものか」

 

 緊張の度合いを張り詰めた糸に例えるとしたら。今まさに”切れた”。だけどこの場で誰よりも速く動いたのは俺じゃなかった。眼前に居る奴でもない。

 ごおん! と響いた重い音。

 縫い止められたように動きを止め、音の元へと視線を飛ば――黒板がすげー勢いで陥没していた。なんか中心地点には固められた拳があるんだけど。黒板ってそんな柔らかかったっけか。

 

「やめろ。この馬鹿者共が」

 

 当然のように素手でやってのけるのが千冬さ――あやばいこれ目すっごい鋭い。怖い怖い怖い普通に怒ってる。

「へ、へーい。ごめんなさーい」

「はい、教官」

 慌ててすごすご座り直す。一方眼前のそいつは人をガン睨みしていたことなどすっかり忘れたかのように。一瞬で佇まいを直して千冬さんへと向き直る。

 ……教官? いや確かに教員だけども?

 変わった呼び方をされた千冬さんはというと。少しだけ複雑な表情をして、小さなため息をひとつ。

 呼び方に面食らった様子はない。むしろ予想通りになったから呆れているような。

「もう私は教官ではないし、ここではお前も一般生徒だ。私のことは織斑先生と呼べ」

「了解しました」

 間違いない。この二人は知り合いだ。

 だが俺はこの『ラウラ・ボーデヴィッヒ』とは完膚なきまでに初対面である。あんな武器化した視線でガスガス刺される心当たりなぞ欠片もありゃしない。

 ”交代”する前の知り合いの可能性も低い。たぶん。

 これだけ名前も容姿も特徴的なやつなら、写真なり会話なりどこかで出てくるはずなんだよなあ。ホーキちゃんみたいに。

 

「各人は直ぐに着替えて第二グラウンドに集合! 今日は二組と合同でIS模擬戦闘を行う。解散!」

 

 さっきからずっと視線に『あいつなんなのさ!』って疑問を乗せて千冬さんに送信してるんだけど、届く気配がない。この教室圏外なんだろうか。織斑家とか寮長室だとアンテナ二本くらいは立ってるんだけど。

「織斑、ルクレールの面倒を見てやれ」

 そう言うと千冬さんはさっさと教室を出ていってしまった。こっちと目を合わせようとしなかった点から考えるに、どうも圏外じゃなくて着拒だったらしい。

 ところで、

「ルクレールって誰さ。そんな人このクラスに居たっけ?」

 首をかしげている俺の脇腹をつんつんとつつくのは、隣の席の馴染みの娘。何事かと問い返す前に首を無理やり別の方向に向けられる。

 そこには見知らぬ生徒が一人。

 あれ何でこの人男子用の制服着てるんだ。改造制服は散々見たけど男子用をそのまんま着てる人は初めて見――あれ。

【はい。そちらの方は男子制服を着た女子生徒ではありません。貴方と同じ、男性のIS操縦者です】

 

 あれっ?

 

 

 ▽▼▽

 

 基本的に『笑顔』。

 第一印象がそれ。

 

 

「全く気付かれてないとは、さすがに思わなかったよ……次はどっち?」

「いやあ悪い悪い。ちょっとそれどころじゃなくて……ああ右な、後は真っ直ぐだ」

 俺と同じ男性操縦者――そう名乗ったシャルル・ルクレールと、廊下を全力疾走する。

 教員に見つかれば敗訴確定である。

 だが待って欲しい。こっちだって理由もなく走っているわけではないのだ、決して。迫る始業時間に追われ、自己紹介もそこそこに慌てて教室を出たまではいい。

 問題はその後だ。

「転校生発見――きゃあぁぁ本当にかっこいい!!」

「金髪美少年! 金髪美少年!! 金 髪 美 少 年 !!」

「見て見て瞳がアメジスト!」

「初夏寸前に春が、きた――――!!」

 なんというか。

 何て言っていいかわからなかった。

 進行方向の廊下を塞ぐ規模で女子生徒が群れていた。それなりに距離があるのに何か得体のしれない熱気というか気迫が伝わってきて肌がピリピリする。

 

 別にいっつもニコニコしてるやつは珍しくない。

 今までたくさん見てきたし、うちのクラスにも確か居る。

 

 HRが終わってからまだ数分と経っていないが、男子の転校生の話は既にかなりの広範囲に拡散したらしい。やって来た群れ以外にも四方八方から教室のドアを荒々しく開ける音が聞こえてくる。

 それぞれ手にカメラなりボイスレコーダーなり色紙なりスケッチブックを手にした塊は流動し、波となって押し寄せてくる。手錠持ってるヤツ、お前それどっから持ってきた。

「ふう。ああ、びっくりした。ここっていつもああなの?」

「んな訳あるかってーの。だいたいお前のせいだ」

 なんとか男子用に割り当てられている更衣室に辿り着いた。更衣室のドアが閉まる音を背に呼吸を整える。体力をがっつり無駄遣いしてしまった感がすさまじい。

 これから体力使う授業だというのに。

 

 『笑顔』になる。『笑顔』にしよう。

 この二つは似ているようでびっくりするほど致命的に違う。

 

「僕の?」

「よし、まずは鏡見ろ。着替えながらでいいから」

 こちらが何を言っているかわからない、とでも言うように眉をひそめるルクレール。

「世にも珍しい男性操縦者で、おまけにお前ぐらい美形なら注目集めないほうがおかしいだろ。この学園基本的に年頃の女子だらけなんだから」

「あ、あぁー、そうだよね、うん。そうだった――うわぁっ!?」

「何だ何だ虫でも出たかー」

 驚き、いや悲鳴かこれは。

 脱いだばかりのシャツをロッカーの中に放り込みながら横を向く。ルクレールが何故だか顔を両手で覆っていた。真剣に何故だ。

 

 笑顔ってのは感情に合わせて勝手に”浮いて”くるものだ。と、俺は思う。

 意図的に造るなんてのは本来想定されてないんじゃないだろうか。

 

「な、ななっ何で脱いでるのっ!?」

「着替えてるんだよ!?」

「み、見せないんでよぅそんなの!」

「てめーが勝手に見たんじゃねーか。つーか今も地味に見てんじゃねーか。指の隙間めっちゃ開いてんぞ」

「見てない、別に見てないよっ!」

 

 本当に『笑顔』を知らない奴の造った『笑顔』は一周回って面白かったりする。

 本気で騙すつもりの作り『笑顔』はもっとマシ――でもそこまで行くと本物を失ってる。

 

 顔を下に向け、ずざざーっと後ずさるルクレール。どうでもいいけど下がるのはいいが壁までもう三十センチないぞ。

「ぼちぼち着替えた方がいいぞ。お前は知らんかもしらんが、ウチの担任は遅刻したら出席簿をライフル弾みたいな速度で投げて――もう着てるはやっ!?」

 ぜーはーぜーはーと息を荒げるのは転校生シャルル・ルクレール。

 ついさっきまでは確かに制服だったのに。今では紺色のISスーツ姿だ。しかも両手で抱えた制服は綺麗に折り畳まれてすらいる。

 何が起きたというのだ。目を離したのはほんの数秒だったはずなのに。

【はい。予め服の下にスーツを着ていたようです】

 意外と大した事起きてなかった!

 てか何それ超盲点。次から俺もそうしよう。

「着替え終わりーっと」

「そうだ織斑くん、これからよろしくね。僕のことはシャルルで――」

「タイム。その前に一つだけどうしても聞きたい事あんだけどさ」

「うん。何かな?」

 

 でもちゃんと笑える奴の造った『笑顔』は、自分が浮かべた本物の杜撰な再現だ。

 要するに。俺は今のこいつの笑顔がすっげえ気に入らないのだ。

 

「お前さあ。そんな”つぎはぎ”みたいな笑顔、顔面に貼り付けてて疲れねえの?」

 

 見事なまでにぴたりと停止。固まった笑顔がゆっくり崩れる。口がわずかに開いているのは、何か否定の言葉を言おうとしているんだろう。

 でも直ぐに反応できないってことはだ。動揺したってことはだ。

 少なからず思い当たるフシがあるってことだよなあ。

 

「お前が『何で』、『何を』隠しているか。その辺追求する気はねーけど。ただ」

 

 そもそも俺も嘘つきだ。周りに一番大事な部分を隠しながら生きている。一番の親友ですら欺いてだ。他人の隠し事を咎める権利なんぞありゃしないんだろう。どちらかというまでもなく咎められる側だ。

 ただ言っときたい。

 本気で騙すつもりがないから、そんな半端な事になる。

 なまじ元がいいだけに無理に作ると、そんな妙なもんになる。

 だから。こいつはまだ、

 

「お前、向いてないぜ」

 

 ぱあん、と。乾いた音。力いっぱい振りぬかれた腕――全力の平手打ち。

 頭部ごと視界が強制的に横方向に回転する。一瞬だけ映ったルクレールの顔からはすっかり笑顔が消えていた。

「――、…………ッ!」

 アメジストの瞳の奥で、激情がちらついている。でもそれ以上言葉も行動も無かった。更衣室から飛び出していった後ろ姿がドアに遮られて見えなくなる。

 

「うん。『何も知らないくせに』、辺りかね」

 

 言いかけていた何かを推測してみる。そんなに遠く無い気はする。でもドンピシャとも違うような気もする。

 てか思ったより力強いあいつ。結構頬痛い。何かちょっと腫れてるっぽい。頑張って避けとけばよかった。いやまあこっちが煽った結果だから甘んじて受けた方が正解なんだろうけど。そもそも煽るなって話かもしれないけど。

 でもさあ。

 知り合うなら、絶対に置いといてはいけない事だったと思う。あのまま見ないフリしたままじゃあ、本当の意味で知り合えないだろうから。

 だから全力で突っ込んでみた結果、今頬がすっごいヒリヒリしているのである。

 男だからグーが来ると思ってばっちり身構えてたらまさかの全力パーで不意をつかれたとか、そういうことはないんだ。本当に。決して。

 

【授業の開始まであと2分25秒しかありませんが】

「やべえ言い訳してる場合じゃねえ!」

 

 

 

 

 

 

 時間ギリギリだったせいか。それとも別の何かのせいか。もしくはその両方か。なんだかえんらい勢いで不機嫌な織斑先生に白旗をフルスイングする勢いで平謝り。

 すでに整列していた生徒の端っこに混じる。隣はオルコットだった。鈴はもう少し遠く……何か不満気な電波が飛んできている気がするが、今は着拒。

「貴方だけずいぶんゆっくりでしたわね……ってどうしましたの、その頬」

「ああコレ? いやさっき更衣室で着替えてたらでかい虫が顔に止まってさ。ルクレールがとっさにぶっ叩いて潰してくれたんだけど。おかげで顔酷いことになるわ洗ってたら遅れそうになるわそのせいで織斑先生超怖いわでもう散々」

 理由を聞いてがっつり呆れ顔のオルコットから反対側のルクレールに向き直る。

 

それでいいよな(・・・・・・・)、ルクレール?」

そうだね(・・・・)、織斑くん」

 

 顔に笑顔を貼り付けて。何事もなかったかのようにルクレールは俺の言葉に頷いた。

 アメジストの瞳は、もう笑っていなかったけれど。

 

 さて。

 さてさてさて。

 

 ――――――さあて。

 

 

 





煽りむー

なお鈴の時は全力でグーだったもよう

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