ToLOVEる -世界最強の物語ー   作:舞うは桜 散るは命

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早めに更新します

読んでくれている方に感謝して
はやく更新してしまいました

それではどうぞ


思い リコ side

私は橘 星夜に恋してる

いや、一目惚れした

 

 

中学の卒業式で

春菜ちゃんの家でパーティーを

することになって帰るのが遅くなった

 

「やっべー、もう22時じゃん・・・

美柑のやつ怒ってるだろうな・・・」

 

走って急いで帰っていた

私はサッカー部に入っており

男子と混じってやってたくらいだから

多少体力に自身がある

このくらいは全然平気だ

 

だが

 

――――ドンッ――――

 

「いって!?」

 

曲がり角に入った時男の人にぶつかってしまった

私は反動でこけ

立ち上がりながら謝る

 

「ご、ごめんなさい・・・急いでて・・・」

 

私は謝り帰ろうとする

 

――――ガシッ

 

「・・・え?」

 

腕を掴まれてしまった

な、なんで?

と不審に思いつつ聞いてみた

 

「ぶつかっといてそれだけで許されると思ってんの?」

 

男はニヤニヤしつつ

わたしを引き寄せる

 

「おーい、なにやってんのー?」

 

「ウホ、なにこの子?彼女?」

 

次第に男の友人なんだろう、

合わせて3人になった

 

「いやーこの子さぁ

俺にいきなりぶつかってきて

なにも言わずに帰ろうとしたんだよー」

 

「はぁ!?あ、謝っただろ!?」

 

男の変な嘘にその仲間達は私を囲う

なにされるんだろ・・・

私、終わりなのかな・・・

 

1人の男の手が伸びてきた

 

ダメだ、恐怖で声がでない・・・

 

 

 

――――――だれかっ!!!――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ねぇ、楽しそうなことやってるじゃん?混ぜてよ』

 

突如可愛らしい声が聞こえてきた

私は目を開けそちらを見た

 

フードを被っており

顔が見えなかったが口は

三日月のように笑っており

身長は私より少し小さい

 

 

「おいおい、子供が

こんな時間になにしてんの?」

 

「はやく帰ってママの

おっぱいチューチューしましょうねー?」

 

――――アハハはははは

 

彼らの下品な笑い声がシーンとした

街の中で響き渡る

 

『・・・・・』

 

彼は気にもせず

私の手を握り歩き出す

 

「・・・え?え?」

 

いきなりのことで私も彼らも

戸惑っている

 

「おいおい、

なにしてんのかなー?」

 

1人の男が私達の前に立ちふさがる

 

やっぱり逃げられない・・・

 

 

『なにって・・・

見りゃわかるでしょ?

僕の彼女を迎えに来ただけだけど?』

 

あまりの予想にしていない発言に

私は顔を真赤にし声をあげる

 

「な、な////」

 

「んだよ、彼氏持ちかよ」

 

「あーぁ、しらけた、行こうぜ」

 

彼らは興味を無くしたのか

ダラダラ帰っていく

 

助かった?

 

私はいきなりの展開についていけない

 

『気をつけて、この辺物騒だから』

 

そう言うと彼は1人で帰っていく

 

「あ、ちょ、ちょっとっ――!?」

 

彼女はなにもないところで躓き

少年を押し倒してしまう

(原作スキルはそのまま)

 

「いてて・・・だ、だいじょ・・う・・・」

 

私は言葉を失った

彼は倒れた拍子にフードが外れた

 

『邪魔、どいて』

 

でも私にそんな声が届かなかった

彼の顔は女の子みたいで、

でも男とわかる

綺麗な黒色の目

ほんとに綺麗で宝石みたいで

見入ってしまった

 

『ねぇ、聞いてる?』

 

「あ、あぁ、ごめん!!」

 

私は急いで立ち上がり

彼に手を伸ばし立たせる

 

「助けてくれてありがとうな、

私は――結城 リコでしょ?――え、あ、知ってるの?」

 

少年は無表情で言葉を遮り淡々と語る

 

『そりゃ同じ学校だったらね

聞いたことくらいはあるよ』

 

――え?

 

彼は今なんと?

同じ学校?

 

『知らないで当然だよ、

だってほとんどサボってたし』

 

あぁ、それなら納得

 

リコは納得し名前を聞こうとするが

 

『教えてなにかあるの?』

 

そ、そんなこと言われても・・・

 

「な、名前くらい良いだろ!?」

 

『・・・橘 星夜』

 

「橘だな、

今日は本当にありがとな!!」

 

『別に・・・』

 

「お前、顔固いな、笑ってみたら?」

 

『余計なお世話・・・』

 

なんかこいつと居ると落ち着く

他の男子とは違う

なにかが違うんだよな

まだ話していたい

 

「ほら、笑ってみろよ?」

 

『あぁ、もう・・・うっとおしい・・・』

 

彼はうんざりした表情を見せるが

それも可愛く見えてしまう

顔が顔だろうか

 

「笑ってくれたら帰るよ?」

 

ちょっとした交渉に出る

 

『はぁ・・・これでいい?』

 

――――にこっ

 

「っっっっ!!!!!?/////////」

 

それは凄く可愛くて想像以上に

私の心を貫いた

 

『はい、これでいいでしょ。帰る』

 

私はあの笑顔が頭から離れることはなかった

 

 

 

 

 

 

――これが橘 星夜との出会いで恋の瞬間だった――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お・そ・い!!!」

 

「すいませんでした・・・」

 

帰るとキレた妹が待っていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continued







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