提督の憂鬱   作:sognathus

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水泳大会も終わって最後は自由時間です。
大会に出場した人も出場しなかった人も思い思いに楽しく残り時間を過ごしています。
大佐は色々気づかれしたのか、ずっと寝ています。


メインストーリー(第二章)
第1話 「自由時間①」


青葉「皆さぁぁん! 自由時間をお楽しみのところ申し訳ないですが。ご連絡です!」

 

青葉「大佐より、大会を成功させてくれたお礼兼参加賞という事で皆さんに食べ物の差し入れです!」

 

青葉「かき氷、たこ焼き、焼きそば、『夏に食べたい食べ物』は何でもありますよー!」

 

艦娘達「ワァァァァァ♪」

 

 

叢雲「皆嬉しそうね」

 

提督「ああ、用意した甲斐があった」

 

初春「でも、空母達のフルーツといい、潜水艦達の水着、おまけにこの大量の食べ物といい、どやって用意したんじゃ?」

 

提督「どうもこうもない。俺はここに来てから鎮守府を離れたことが殆どない。支払われる給与もここにいると使う事がないから貯まるだけだったんだ」

 

叢雲「それを今回使ったの?」

 

提督「そういうことだ。これでも出費としては全然痛くない」

 

叢雲「どれだけ無欲なのよ......」

 

初春「おや、早速恋人になりたての者が来たようじゃぞ」

 

 

金剛「大佐ァ!」

 

提督「どうした」

 

金剛「一緒に swim しまショ♪」ズイ

 

加賀「金剛さんズルイですよ。大佐、サンオイルを塗って貰えませんか?」ズイ

 

提督「あっちで、2人で遊んでろ。俺は今疲れて眠いんだ」

 

金剛「Oh そうデシタカ! ならワタシも大佐と一緒に sleep シマス♪」ゴロン、ダキッ

 

提督「金剛、暑い......あと腕を挟むな」

 

金剛「うふふ~、もう知ってる感触じゃないデスカ♪」ムニムニ

 

加賀「大佐、失礼します」ゴロン、ダキッ

 

提督「お前も......足を絡めてくるな」

 

叢雲「凄い光景ね......世の男が見たら間違いなく殺しに来るわよ」

 

初春「その割には大佐はこの世の終わりの様な苦渋に満ちた顔をしておるの」ニヒヒ

 

提督「全く。お前たちは、そこで暫く寝てろ」ムク

 

金剛「ああン、大佐何処行くネ!」

 

加賀「ご一緒します」

 

提督「寝てろと言ったら寝てろ。後でオイルでもなんでも塗ってやるから」

 

金剛「really!? じゃぁ、しょうがありあまセンネ!」ゴロ

 

加賀「お待ちしてますよ?」ゴロ

 

提督「ああ......叢雲、初春頼んだぞ」

 

加賀・金剛「え?」「ワッツ?」

 

叢雲「りょーかい、任せなさい♪二人とも覚悟はいいわね?」ワキワキ

 

初春「妾に任せるがよい。どれ、ひとつ揉んでやろうか♪」ワキワキ

 

金剛「タ、大佐! 騙したネ!?」

 

加賀「油断しました......!」

 

提督「そのうち戻る」ヒラヒラ

 

金剛「あ、あああああ!?」

 

加賀「くぅ、これ......はっ......ぅ!?」

 

 

 

陽炎「あ、大佐だ」

 

雷「大佐! こっちで遊びましょうよ!」

 

提督「お前たち今日はよく頑張ったな」

 

綾波「いえ、そんな。それよりこんなにご馳走をありがとうございます!」

 

霞「ありがたく頂いてるわよ大佐!」フリフリ

 

島風「私、こんなに皆で騒ぐの初めて♪」

 

菊月「暫しの休息だな......チュー」 ←ヤシの実を吸ってる

 

白露「あ! あたしもそれ飲む!」

 

長波「あまり食べ過ぎてお腹壊すなよー」

 

深雪「大佐! 深雪様の活躍見てくれた!?」

 

提督「ああ。ちゃんと見てたぞ」

 

雷「大佐ぁ、遊びましょうよー」グイグイ

 

陽炎「雷、あまり無理言っちゃ駄目よ」

 

提督「悪いな雷。慰問訪問が終わったらまた来るから」

 

雷「約束よ!」

 

白露「え? なに? 雷ちゃん何か大佐と約束したの?」

 

深雪「えー? もうアタックしたの? 早いなぁ」

 

島風「速い? わたしより速いの!?」

 

霞「ちょっと何の話よ!」

 

提督「また後でな」スタスタ

 

 

摩耶「お、大佐じゃん。どうしたんだ?」

 

提督「皆の慰問訪問中だ」

 

加古「律儀だねぇ」

 

筑摩「でも嬉しいですよ♪ あ、大佐。私も頑張りますからね」

 

最上「頑張る?」

 

那智「まぁ......あれだ。私もその、これからは宜しくお願いする......」

 

提督「光栄だが節度は守れよ?俺にも精神的限界はある」

 

摩耶「男だったら限界なんて突破しちまえよ」

 

提督「もう色々限界が来てるような気がするんだがな」

 

筑摩「あ、私肩揉みましょうか?」

 

那智「で、では私はストレッチでも手伝って......」

 

提督「いや、今はいい。また来る」

 

最上「大佐、僕の事も忘れないでよ?」クイクイ

 

提督「忘れてなんかいないさ。じゃぁまた後でな」スタスタ

 

 

 

提督「皆、楽しんでいるか?」

 

矢矧「大佐。ええ、偶にはこういうのも良いわね」

 

川内「あー! 女たらしだ!」

 

提督「否定はしないが。その言葉は非常に不服だ」

 

天龍「ま、結果からしたらだもんな。実際大佐から何かしたわけじゃねーし」

 

提督「天龍......俺は今、お前のその発言を心からありがたく思っているぞ」

 

長良「天龍って、ホント極稀にだけど、良いこと言うよね」

 

天龍「俺はそんなに気が利かないかよ!?」

 

夕張「じゃぁ、その手に持ってるイカ焼きは何よ? それヤハギンのお皿にあったやつじゃない?」

 

矢矧「なに?」サッ

 

天龍「っといけねー。矢矧、まだイカ焼きはあるから勘弁しろよ!」ダッ

 

矢矧「待て天龍! あのイカ焼きは自慢の出来だったんだぞ!」

 

夕張「自分で焼いてたのね......。イカ焼きなんてどれも同じ味なのに」

 

川内「矢矧はああ見えて食い意地張ってるからねー」

 

提督(そういえば、あいつが食事当番の時は一人も食い残しがなかったな。自分以外にも徹底していたのか)

 

提督「さて、そろそろ行くか。お前たち、あまりハメを外し過ぎるなよ」

 

長良「あ、もう行くんですか?」

 

提督「ああ。また後でな」

 

川内「絶対来なさいよー!」フリフリ

 

提督「ああ、またな」スタスタ




何か結構あっさりしてししまいましたね。
尺の関係で②まで続きますが、ちょっと淡々とした流れになるかもです。

仕事の後は眠くていけませんね。
また明日書きます。

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