その艦娘に加賀さんが声を掛けるのですが、その用事は......。
加賀「金剛さん此処にいたのですか」
金剛「Oh 加賀、どうかしたデース?」
加賀「いえ、大会が始まってからというもの、特に貴女の試合に対する意気込みが気になっていたもので」
金剛「ふっふー、それは当然ヨ!」
加賀「やはり、最高タイムを出した選手に与えられる特権ですか?」
金剛「Yes of course 勿論ヨ!。だって大佐に何でもお願いできるんデショ?」
加賀「......参考までに訊きますが、何をお願いするつもりですか?」
金剛「......ソレは加賀、 you と同じ気がしますガ?」
加賀「一応、言っておきますが私達は今のままでは大佐と絶対に結婚できませんよ?」
金剛「What!? 何を言ってるネ! 大佐とワタシはラブラブだから全く no problem ヨ!」
加賀「それは私も同じです。まぁ大佐個人とのすれ違いは私も貴女も多少あるようですが、そんなモノ問題ではありません」
加賀「そんな障壁はその内爆砕しますので」ニヤ
金剛「ちょ、ちょっと怖いネ加賀......」
金剛「じゃぁ、一体何が problem だと言うのデスカ?」
加賀「簡単です。結婚、所謂ケッコンカッコカリは対象となる艦娘の練度、つまりレベルが限界値でないと出来ないんです」
金剛「何デスッテ!?」
加賀「つまり艦隊最高のレベル保持者である金剛さん、貴女でもその願いは今の時点では叶う事は有り得ないんです」
金剛「そ、そんなぁ......」
加賀「貴女がレベル93に対して私に至ってはまだ89。とてもではありませんが、直ぐにというわけにはいかないでしょう」
金剛「うぅ......でも加賀、どうしてわざわざそんな事をワタシに教えてくれるんデスカ?」
金剛「もしワタシが miracle でトップになって、その願いを口にした時に笑い者にできたハズヨ?」
加賀「ふぅ......金剛さん、確かに貴女は私にとって誰よりも手強い恋敵ですが」
加賀「別に競争相手を貶めてまで意中の殿方の心を掴もうなどという考えは私にはありません」
金剛「加賀ァ......」ウル
加賀「そして何より、私はそこまで性格は悪くありませんよ?」ニッ
金剛「加賀...... sorry ネ。ワタシ、加賀の事もっとお堅い皮肉屋だと思ってマシタ......」
加賀「それはそれは」
金剛「それにワタシは加賀が羨ましいネ。頭が smart だから大佐の事何でもすぐ理解できマスシ」
加賀「それは私も同じですよ。貴女みたいに素直に感情を顔に出すことが出来ればと常に思ってましたから」
金剛「そ、そんな......ワタシなんていつも空回りしてばかりヨ」アセアセ
加賀「でも、そんな姿を大佐は必ず愛らしいと思っているはずです」
金剛「そ、そう......かな?」
加賀「ええ。間違いなく」ニコ
金剛「加賀 thank you very much ネ!ワタシ、貴女のお蔭でこのフェスティバルに
new heart で臨めるね」
加賀「それは何よりです」
金剛「でも、そうなるとワタシのお願いは無くなってしまいマシタ......。何を新しくお願いしようカナ」
加賀「金剛さん、貴女は一つ勘違いはしていますよ?」
金剛「What? 何のコト?」
加賀「確かに結婚自体は今はできませんが、限りになくそれに近いお願いはできるんです」
金剛「It's really!? そ、それは何デスカ!?」
加賀「ふふ、知りたいですか?それは......」
金剛「um......ナルホド! それは確かに良い idea デス!」
加賀「そうでしょう?」
金剛「加賀、本当に、ホントーにサンキューネ!」ダキ
加賀「あ、ちょっと......。ふぅ、貴女は本当に感情に素直な人ですね」ポンポン
金剛「フフ♪ 加賀、アナタもとっても cool&smart で素敵ヨ」
加賀「さて、私が貴女に伝えたかったのは以上です」スッ
金剛「うん。理解シタワ」
加賀「それでは、後は......」
金剛「Yes お互いに頑張りマショウ?」ソ ←手を差し出す
加賀「ええ、手加減抜きです」ギュ
金剛が試合に出る前にちょっと関和挟みました。
男同士の友情があるように、女同士の友情もまたあります。
この二人の場合はお互いが尊敬し合える気持ちの良い仲ですね。
今までの中で一番金剛の話し方が上手くできた気がします。
これをベースに全部修正しようかな。