イクが潜水艦の意地を再び見せるのか、それともまた意外な結果になるのか。
結果は如何に?
青葉「それでは、試合開始ですね! 榛名さんお願いします!」
榛名「了解です!皆さん位置に着いてください」
榛名「いきますよ?よーい......」
出場選手一同「......」
榛名「スタート!」
ザップーン!
青葉「さぁ始まりました第三ゲーム。まず、見えるのは......瑞鶴さんですね!」
球磨「直ぐ前に瑞鳳もいるクマ」
青葉「瑞鶴さんが瑞鳳さんを追う形なのでしょうか」
球磨「多分違うクマ。あれは......」
瑞鶴「瑞鳳! 大丈夫!?」
瑞鳳「だ、大丈夫......」(うぅ、いきなり足をつっちゃうなんて)
瑞鶴「ほら、掴まって」
瑞鳳「あ、ありがとう......ごめんなさい。足引っ張っちゃって」
瑞鶴「こんな時にごめんなさいも何もないわよ。どう? 痛い?」
瑞鳳「大分マシになってきた。もう大丈夫」
瑞鶴「そう? それじゃ、行こうか。ちょっと差が開いちゃったけど、今からならまだビリにはならないかも」
イク「手伝ってあげようか?」チャプ
瑞鳳「イクちゃん!?」
瑞鶴「なんで此処に」
イク「2人の様子がおかしかったから見に来たの。見に来て正解だったの」
瑞鳳「あの、今手伝うって?」
イク「こういう事故で負けちゃうのは悔しいでしょ? だから途中までは二人を連れて行ってあげるの」
瑞鶴「そんなことしたら貴女が......」
イク「大丈夫なの。このくらいの差なら直ぐに追いつけるの。潜水艦の力甘く見ない方がいいの」ニコッ
青葉「どうやら瑞鳳さんたちは大丈夫みたいですね。しかし、これからどう舞い返すのでしょうか」
球磨「なんだかゾクゾクするクマ。何かあるかもしれないクマよ?」
青葉「その予感が当たれば何が起こるんでしょう。楽しみですが、今は他の選手を探します!お、見るからにトップは長良さんですね!」
長良「あれー、何か前に誰もいないけどわたしがトップなのかなー?」
長良「なら、このまま一位目指すしかないわね!」
摩耶「んなことさせねーよ!」
長良「摩耶さん!? く、追いついて来ちゃった?」
摩耶「俺だけじゃねーぜぇ? 後ろ見てみな」クイ
伊勢「目標発見、いっくぞー!」
霞「わ、伊勢さん速い!」
深雪「これは負けてられねーな!」
青葉「おー、これは接戦ですね。今回はレベルが高い試合になりそうです!」
球磨「この試合に出てる艦娘達はどうやら全員泳ぎに自信があるみたいクマね。流石に中堅ともなるとレベルが高いクマ」
摩耶「な? だから言ったろ?」
長良「く、これは予想以上です!」
長良・摩耶「......」
長良「負けませんよ!」 摩耶「負けないぜ!」
木曾「いや、もう負けだぜ?」
長良・摩耶「!?」
ザバッ
木曾「2人とも後ろばっか見過ぎだ。勝負は常に前を見てろ」
木曾「俺の様にな!」
青葉「おー木曾さん速い!」
クマ「流石は我が妹だクマ!」エヘン
木曾「イクの奴も見当たらねーな」
木曾「近くを潜水してるわけでもねーみたいだし。これはもう......勝ちだな!」
イク「残念でしたなの」
木曾「なに!?」クル
瑞鶴・瑞鳳「きゃぁぁぁぁぁぁ!」
木曾「なぁっ!?」
バシャーン!
イク「じゃ、二人とも。後は頑張るの」スイー
木曾「た、た......一体なん......はっ」
瑞鶴「え?」
瑞鳳「ん?」
木曾・瑞鶴・瑞鳳「!」
木曾「クソ! どうなってやがる!」ザブ
瑞鶴「ちょっと反則な気もするけどこの機は逃せないわ!」パシャ
瑞鳳「いけるかも......!」ザブッ
~浜辺
イク「ゴールなのー♪」
青葉「よ、余裕だ......!」
球磨「これが潜水艦の力......クマか。」
――数十分後
第三ゲーム結果
1位:伊19 18m10s
2位:木曾 21m48s
3位:瑞鶴 21m59s
4位:瑞鳳 22m07s
5位:長良 25m12s
6位:摩耶 35m23s
7位:伊勢 35m40s
8位:霞 35m55s
9位:深雪 36m03s
~観覧席
提督「今回の試合は本当にレベルが高かったみたいだな」
叢雲「接戦もいいところね。最短でゲームが終わったわ」
提督「潜水艦はやはり別格だな。瑞鶴達を助けて尚、まるゆのタイムより上でゴールするとは」
叢雲「前のゲーム、よくマリアさん1位になれたわね」
提督「全くだ」
はい。なんかとうか、こっちもあっという間に終わってしまいました。
お蔭で駆逐艦たちの活躍が可哀想なことになってますね。
R-15の要素すら欠片もなかったです(本当に水着回か?