提督の憂鬱   作:sognathus

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何とか勢いで終わらせないと!
ここで止まったらダメ気がします。

というわけで第一ゲーム本編始まります。


第45話 「水泳大会第一ゲーム②」

榛名「それでは各選手位置について下さい」

 

出場選手一同「......」ス

 

榛名「スタート!」パーン

 

バシャーン!

 

 

青葉「さぁついに始まりました第一ゲーム。皆さん流石には......あ、あれ?」

 

赤城「だから言ったでしょう? 結構みんな自力で泳ぐことには慣れてないものなんですよ」

 

 

島風「わぷっ! 泳ぐってこんなに難しいんだ!」

 

雷「島風大丈夫?」バシャバシャ

 

島風「大丈夫! 波の掻き分け方段々慣れてきたから!」

 

雷「流石ね。頑張りなさいよ!」ジャブッ

 

 

青葉「流石は島風さんですね。泳ぐのに苦労していると思っていたらもう慣れてしまってるみたいです」

 

赤城「そうね。雷ちゃんは元々泳げたみたいですね。動きに迷いがないです」

 

青葉「他の選手は......」

 

 

扶桑「くっ。泳ぐことはできるけどやっぱり慣れないわね」ザブザブ

 

蒼龍「扶桑さんお先に~」スー

 

千歳「蒼龍さん待ちなさい! あ、扶桑さん。頑張って下さい!」スイスイ

 

 

青葉「空母の方達は器用に泳いでますね」

 

赤城「常に水上で艦載機を運用してたおかげかしら、波の乗り方も上手いですね」

 

青葉「対して扶桑さんは苦労してるみたいです。泳げてはいますけど」

 

赤城「扶桑さんは航空甲板を盾替わりによく使っててましたからね......プールならまだましも波の動きにちょっと翻弄されてるみたい」

 

青葉「これは意外です。さて、残りの選手は......」

 

 

筑摩「......」スッスッ

 

明石「筑摩さん慎重だねー」スイー

 

筑摩「今日はっ、自力でっ、ゴールする事が目標ですからっ」スッ

 

明石(凄い真剣に泳いでる)

 

明石「頑張ってね!筑摩さん」オヤユビグッ

 

筑摩「......貴女も」ニコ

 

夕張「どいたどいた~!」

 

筑摩・明石「え?」

 

夕張「......!」スイーーサブッ

 

夕張「海の上では仕方ないけど、ここでは最速よー!」

 

 

青葉「おーこれは凄い! あれだけ鈍足と呼ばれてた夕張さんがあんなに速く泳げるなんて」

 

赤城「まぁそれは艦娘としての性能の問題ですからね。元々夕張さんは他の軽巡の人より装備が重かった分、体力もあったんでしょうね」

 

青葉「で、元々泳ぎも得意だった、と?」

 

赤城「あの泳ぎ振りを見る限りそうとしか思えませんね」

 

青葉「なるほど。筑摩さんは速くはありませんけど、確実に危なげない泳ぎを見せてますね。実に彼女らしいです」

 

赤城「明石さんは工作艦としての器用さというところでしょうか。こちらも非常に安定した泳ぎをしてますよ」

 

青葉「なるほどそうですね。......あれ? 誰かを忘れてるような」

 

 

~浜辺

 

まるゆ「ふぅ......到着です」ザブ

 

 

青葉「なんとー!!?」

 

赤城「速い......!」

 

夕張「ええ!?」

 

蒼龍・千歳「嘘!?」

 

 

青葉「こ、これはえっと、いつの間に」

 

赤城「タイムは18分50秒」

 

青葉「時速10kmですか!?」

 

赤城「人間の約2倍ですね」

 

 

島風「はっやーい! まるゆちゃん凄い!」

 

雷「ここまで速いなんてね。驚きよ!」

 

筑摩「確かに凄いです。ですが」

 

明石「そうね。私達の勝負はまだ終わってないわよね!」

 

扶桑「みんな持って~」

 

 

~数十分後

 

第一ゲーム結果

 

1位:まるゆ 18m50s

2位:夕張  22m10s

3位:千歳  26m22s

4位:蒼龍  26m31s

5位:明石  30m05s

6位:雷   35m24s

7位:島風  35m25s

8位:筑摩  47m09s

9位:扶桑  1h6m6s

 

 

提督「やはり艦娘は人間より身体能力が優れているんだな」

 

叢雲「扶桑は、体力で泳ぎ切ったものね」

 

提督「叢雲、お前は大会には出ないんだったな」

 

叢雲「面倒よ」

 

提督「お前らしいな」

 

叢雲「ところで、あそこで落ち込んでる人に声でも掛けてあげたら」

 

提督「ん?」チラ

 

 

扶桑「ふふふ......私は結局欠陥戦艦なのよ......」ズーン

 

雷「ちゃんとゴールできただけ良かったじゃない」

 

筑摩「そ、そうですよ。私もやっとの思いでした」

 

島風「扶桑さんも今度はもっと速く泳げばいいじゃない」

 

 

提督「そうだな。少し行ってくるか」

 

叢雲「しっかり頼むわよー」ヒラヒラ




何かかなり強引に終わらせてしまいました。
R15要素なんて欠片もなかったですね。
次はもう少し上手く表現したいものです。

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