提督の憂鬱   作:sognathus

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前回の出撃で見事大破した戦艦の二人。
ひどく落ち込んで壁の隅でブツブツ言ってます。
提督はどうやって彼女たちを立ち直させるのか。
いざフォロー開始!


第27話 「フォロー」

提督「まぁ、二人ともそう落ち込むな」

 

金剛「そういう訳にはいかないデス......。もうこれで何回目の lose ネ......」

 

Bis「屈辱だわ......。今度はいけると思、いえ。行けたのよ!」ドンッ

 

提督「確かに一番出撃してるお前たちにとっては、耐え難いかもしれない」

 

提督「だがそれでも新たに出撃する時に文句も言わず出てくれるお前たちに俺は感謝しているぞ」

 

金剛「大佐ァ......。でもワタシも流石に今回は自信を lost little しちゃったネ」

 

Bis「弱音は吐きたくないけど......この悔しい気持ちはなかなか消えないわ」

 

提督「足柄や鈴谷の様に開き直るのも一つの強さだぞ?」

 

提督「悔しがるなとは言わない。だが、その気持ちを糧に新たな気持ちで挑み、勝利を掴むんだ」

 

金剛「大佐ァ......ワタシは今は follow よりマイハートを care して欲シーヨ」

 

Bis「そうね。それにこんな時に他の女の話はしないで欲しいわね」

 

提督(金剛はともかく、マルクがらしくないな。今回は結構堪えてるみたいだ)

 

提督「分かった。じゃぁちょっと海でも見に行かないか? 夜風が気持ち良いから良い気分転換になるかもしれないぞ?」

 

提督「歩きながらでも話を聞いてやるから」

 

金剛「sea watching デスカ。悪くないワネ♪」

 

Bis「風に当たれば少しはマシになるかしら」

 

提督「決定だな。マルク、なんだったら泳ぐ練習を今からやってみるか? 浅瀬なら月明かりもあるし多少は泳げるぞ」

 

Bis「た、大佐!」

 

金剛「swim? practice?」

 

提督(しまった)

 

金剛「大佐、今のどういう事ネ?」

 

提督「マルクすまん。口が滑ってしまった」

 

金剛「大佐ァ? マルさんと一緒に sea date するつもりだっタノ?」

 

提督「曲解するな。マルクが泳げないから練習を見てやろうと思ったんだ」

 

金剛「マルさん you can't swim ?」

 

Bis「う......そう......よ」

 

金剛「泳げないから大佐に practice して貰う話になってタノ?」

 

Bis「ええ......」

 

金剛「大佐ァ♪」クルッ

 

提督(何か凄く嫌な予感がする)

 

提督「なんだ」

 

金剛「ワタシも can't swim ネ♪」

 

Bis「え? 本当!?」パァ ←親友を見つけたような笑顔

 

金剛「yes really! 大佐、だからワタシにも practice プリーズヨ!」

 

提督「いや、お前泳げたろ。この前の休みの時、姉妹で海水浴してーー」

 

金剛「プ リ イ ズ !!!」ズイ

 

提督「......」

 

Bis「大佐、泳げない同志を見捨ててはいけないわ!」

 

提督「分かった。分かったからそう睨むな」

 

金剛「yeah! やったネ♪」

 

提督「だが、夜の海で二人の練習を見る自信は俺にはない。だから練習はまた今度で、今日は海を見に行くだけだ。いいな?」

 

金剛「OK よ♪」

 

金剛(水着ちょっと早めに用意しないといけないわね♪)

 

Bis「同志の事を思うなら当然ね。了解よ!」

 

提督(今回は完全に俺の失態だが、何故こうなる)




水着回の前座に金剛も参加するようですね。
提督はあまり嬉しくなさそうです。
逆にマルさんは仲間ができ(と思い込んで)て嬉しそうですね。
ま、夜の海は割と危険もあるんで、この判断も悪くはないでしょう。
提督ガンバレ!

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