提督の憂鬱   作:sognathus

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ある日の夜、提督は陸奥が成長限界に達した記念に指輪をプレゼントしました。
陸奥は感激のあまりつい提督に抱き付いてそのまま押し倒してしまいました。
そして……。

*明らかな性的描写あり


第19話 「贈り物2」R-15

「ん……ちゅ……」

 

月明かりのみが光となって照らしている暗い部屋の中で艶やかな声が響いていた。

 

「ちゅる……ぺろっ。んー……んむ、はぁ……」

 

部屋の片隅で二つの影が重なっていた。

一人は陸奥。

ベッドに腰掛けた提督になにやら奉仕をしているようだ。

 

「……」

 

一方もう一つの影の提督は、ただ眼を瞑り陸奥の奉仕に一方的に果てまいと耐えるような表情をしていた。

 

「ん……ふぅ……。気持ち良くない?」

 

どうやら陸奥にはその表情が自分の愛し方が拙い所為だと思えたらしい。

陸奥に気を遣わせてしまった事を申し訳なく思った提督は、彼女の頬を撫でながらやんわりと否定した。

 

「いや、いつ果ててしまうか分からないくらい気持ち良い」

 

「本当? なら、良かった続けるわね。あむっ」

 

「くっ……陸奥、それは……」

 

提督の言葉に気を良くした陸奥は最初より更に強い奉仕を実行した。

 

「ひふぁい?」(痛い?)

 

上目遣いで陸奥は提督の様子も気を利かせて確認する。

 

「いや、最初は驚いたがこれは……正直、こんな感覚っ……は……んくっ」

 

提督は顔を紅潮させて刺激に必死に耐える表情をしながら何とか言葉を絞り出している感じだった。

 

「ん♪ れろれろれろ」

 

提督の反応を嬉しく思った陸奥は即座に奉仕を『攻め』へと移行した。

 

「く……待て陸奥。これ以上は……」

 

どうやら提督は陸奥に迷惑を掛けまいと必死に我慢しているようだった。

だが、そんな提督の気遣いを意に介さないかのように陸奥は更に攻め続ける。

 

「んっ、んっ、んんっ……!」

 

「む……つっ、ダメだ……でっ……」

 

今わの際、最期の力を振り絞って提督が陸奥の頭を掴んで引き離そうとしたしたが、予想外な事に陸奥がそれに抵抗し引かなかった為、提督はついにそのまま果ててしまった。

 

「ん~~~っ……!」

 

どことなく苦しそうな顔を陸奥はしたが、それでも彼女は提督から離れようとはしなかった。

 

「んくっ……んく、ん、んっ……」

 

 

「ふぅ……ごちそう様♪」

 

「……よく、そんな不味いのを……」

 

提督は呆れたらいいのか褒めたらいいのか分からないと言った感じの微妙な顔で陸奥の行動を評した。

 

「まぁ確かにとてもじゃないけど美味しいとは言えないけどね。いろいろ凄いし……て、なんで味知ってるの?」

 

重要な事に気付いたとばかりに驚いた表情で陸奥は提督に訊いてきた。

それに対して提督はあっさりとなんでもないといった表情でこう答えた。

 

「それは味を確認したことあるからな」

 

「そ、それって……」

 

信じられないといった表情で僅かに震えながら陸奥は提督を見た。

 

「言っておくが正真正銘自分のもの、自慰によるものだ。俺は同性愛者ではない」

 

「そ、そう……良かった」ホッ

 

(予想通りの事を考えていたか。危なかった……)

 

「でもその……自分の確認したって……」

 

「ここの職場は本当に女だけだからな。信じられないかもしれないが俺だって男だ。偶にどうにもしんどい時もある」

 

「その時に?」

 

「ああ。トイレで処理をしていた」

 

「な、なんか作業的ね……」

 

「まぁ実際そんな感覚だったからな」

 

「じゃあその時に?」

 

「ああ。出した本人が味を知らないのではあまりにも不公平すぎると思っていたからな」

 

「相変わらず変なところが真面目ね……」

 

何とも言えないといった顔で陸奥は提督を見ながら言った。

 

「まぁそういうわけだ。だからこそ疑問なんだが……」

 

「ああ、なんでこんな事ができるのか?」

 

「ああ」

 

「そうね。さっきも言ったけど確かに大佐の言う通りお世辞にも美味しいとは言えないわ。でもね」

 

陸奥はそこで一瞬目を閉じて一呼吸置くと、再び提督に密着した。

 

「好きな人のものだと思うと、例え美味しくなくても……全部愛おしくなるの……んっ」

 

「っ、陸奥……」

 

「はいひょーふ……ん、ちゅっ。っは……ココは自分で弄るから、今日は、んむっ」

 

「わらひの……んっ、ぺろ。くひをはおひんで……」

 

陸奥はそう言うと再び提督への奉仕を開始し、自らも昂ぶっていくのを感じた。

 

くちゅ、ちゅぷっ

 

「陸奥……だめだ」グイッ

 

「ん……ふぇ? え? ちょ、ちょっと大佐?」

 

提督は何とか陸奥の奉仕を我慢すると、彼女を少し強引に引っ張ってベッドまで引き上げた。

 

「あ……」

 

ちょうどその時、窓から差し込んでいた月明かりが陸奥へと降り注ぎ、より効果的な演出が偶然にも発生した。

 

「女性の此処を『花』とはよく言ったものだな。今こうして見ると改めて綺麗に見える」

 

「や……だめ……」

 

月明かりによるライトアップは確かに人工的な照明と比べて美しく思えた。

陸奥はそんな状況につい顔を真っ赤にして恥ずかしがる。

 

「陸奥……それは本心か?」

 

「……もう、バカ……。解ってるでしょ? ……お願い。来て……」

 

「ああ、行くぞ」グッ

 

「ああっ……♪」




結局その後、提督と陸奥は朝方まで燃え上がったそうです。

エロは好きだけど、書くのは苦手というのはこれ如何に。
描くのは大好きなんですけどね。
でも載せられないので仕方ありませんねぇ……はぁ。

あ、エロ終わったのでまた今日の夜辺りから日常ネタに戻ります。

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