夜戦に突入して残存勢力の掃討に入りました。
暁はやる気満々で戦闘態勢に入ったのですが――
暁「夜戦! 残りの敵にはこの暁がしっかり淑女としての礼儀作法を......」
チュドーン
暁「 」
朧「え?」
千歳「よしっ」
天津「ち、千歳さん?」
谷風「い、今のって雷撃だよね。なんで? どうして?」アセ
初春「ん? どうしたのじゃ、お主ら?」
千代田「へ?」
~鎮守府
天津「ああ、水上機空母の千歳さんだったの」
谷風「いやぁすっかり航空の方の千歳さんかと思ってたから、夜戦の時はびっくりしたよー」
千歳「そうですよ。見分けが付くようにちょっと髪伸ばしてたんだけどな。気付かなかった?」
暁「あ、そういえば。千代田さんも......」
千代田「そ、わたしも水上機の方の千代田よ。髪の毛、伸ばした千歳姉より更に長いからわたしは分かり易いと思うけど」
朧「イメージチェンジしたのかと思ってました」
初春「ははは。皆気づいてなかったと見える」
暁「初春は気付いてたの?」
初春「然り」
朧「よく判りましたねー」
初春「それは、ほれ。年期じゃ。妾の方が年寄なのじゃ」コツン
谷風「こんな可愛くて愛嬌のある年寄いないよー」
千歳「ふふ、初春さんは昔から居るものね。少しくらいの違和感でも直ぐに判るのよね」
千代田「初さんやるぅ」
初春「あまり褒めないでくりゃれ。照れるわ」ポッ
暁「にしても、見た目が一緒だと例え種類が違っても暁はやっぱり見間違えそう」
千歳「伸ばすだけじゃダメかしら」
朧「そうですねー......。あ、伸ばした髪をポニテールにしたりして、航空の方の千歳さん達とは違う髪型にしてみてはどうでしょう?」
千代田「あ、それわたしも思ってた。いろいろ試したい髪型あったんだよねー」
谷風「お、いいねそれ。ついでにストパーとかもやってみちゃう?」
初春「面白い思い付きじゃの。千歳殿は単純に髪型を変えるだけで済むとしても、千代田殿は少々くせっ毛じゃからの、ストレートにすると大分見た目が変わるかもしれぬの」
谷風「ついでに伊達眼鏡もいっとく?」
「いいね!」
提督「......それでそんなに変わったのか」
千歳「はい。どう、でしょう?」
千代田「えへへー、この髪型気に入っちゃったぁ♪」
提督「二人揃って......千歳は眼鏡も掛けたんだな」
千代田「わたしより明らかに千歳姉の方が見映えする気したからねっ。で、似合ってるでしょ?」
千歳「ちょ、ちょっと千代田......」カァ
提督「そうだな。似合っている。まるで空母になった霧島のようだ」
霧島「た、大佐?」
千歳「......艦隊の頭脳と言われるように、頑張ります!」キリッ
千代田「おー、似てる似てる!」
千歳「あ......わ、私ったら」カァ
霧島「う......似ている上になんか可愛い......。ちょ、ちょっとこれはアイデンティティの危機を感じますね」アセ
提督「そこまで意識する事ないだろう。お前にはお前の魅力がある。変に意識する事もないさ」
霧島「あ......はい......♪」
千歳「ですよ。霧島さんは霧島さんです」
提督「その通りだ。ふむ、それにしても千代田、お前は」
千代田「はい?」
提督「千歳もそうだが、単純な見た目ならお前が一番変わった気がするぞ」
霧島「確かに。ストレートパーマをかけたのね。凄くイメージ変わったわ」
千代田「そ、そう? そこまで変わっちゃってる?」
千歳「自信持って大丈夫って言ったでしょ? 私は良い意味で代ってると思うわ。凄く素敵よ」
千代田「そ、そうかな?」テレ
提督「すまん。言葉が足りなかったか。ああ、俺も良くなっていると思う。前のが劣るという訳ではないが、新鮮味があるという意味も含めて良い感じだ」
霧島「ふふ、ポニテール似合ってるわよ」
千代田「あ、ありがとう♪」
霧島「......んー、私も髪型変えてみようかな......」ボソ
千代田「え、霧島さんも?」
霧島「あ、いや。ちょ、ちょっと......ね」
千歳「ふふ、その時は比叡さんも誘って一緒に変えれると良いと思いますよ」
霧島「え、お姉様を?」
提督「ああ......長さ、か?」
千歳「そうです。霧島さん達姉妹の中で髪が短めなのは霧島さんと比叡さんですからね。どうせ変えるのなら一緒に変えてみては、と思います」
千代田「なるほどー、それいいかも!」
霧島「え、えっと......そんな急に言われても......」
提督(迷ってるな)
千代田(迷ってるわね)
千歳(もうひと押しすればいけそうね。でも......)
千歳「ふふ、ごめんなさい。無理強いは良くないですね。でも比叡さんに会った時にこの事をお話ししてみても良いといと思いますよ」
霧島「ん......そうね。考えてみるわ。アドバイス有難う千歳さん、千代田さん」
千歳「いえいえ」ニコ
千代田「変えたら教えてくださいね!」キラキラ
提督「ふっ、早速期待されてるみたいだな」
霧島「た、大佐」
提督「俺も少し楽しみにしてるぞ」
霧島「あ......えっと......は、はい」コク
千歳(あ、陥落?)
千代田(大佐ナイスー!)
提督「?」
水上機使うクエスト未だにずっとやってるので、うちには千歳姉妹が二組います。
二人剃って既に水上機のままレベル60を超えているので、エリア2までは余裕をもって臨める感じです。
索敵、艦爆、砲撃、雷撃、加えて夜戦と、個々の専門には流石に負けますが、この器用貧乏な所が結構好きだったりします。
劣化版レ級と言うのはちょっと言い過ぎかなw
という訳で新たな水上機空母として神威の参戦を筆者は期待してます。