勝負に燃える者、何故か顔色冴えない者、明らかに大会とは関係ない事を考えて目をキラキラさせている者。
まだ大会が始まる前だというのに幾多の思惑が交差し会議を独特の雰囲気が覆っていた。
果たして提督は無事に会議を終える事ができるのでしょうか。
提督「それでは始める。加賀、進行を頼む」
加賀「分かりました。先ず初めに競技に出場する代表選手の選出についてです」
加賀「今回は、現在いる潜水艦組5隻に合わせて代表の選出は各グループ5人までとします」
足柄「代表を選出するグループはどうなっているのかしら?」
加賀「単純に各艦種の組に分けるつもりです」
明石「私とあきつ丸については?」
加賀「競技に参加する意思がある場合は、希望する組に入って貰います」
明石「どうするあきつ丸さん? わたしは参加したいけど?」
あきつ丸「私も参加したいであります」
加賀「どの組に入りたいですか?」
あきつ丸「雷巡組であります」
明石「なるほど。雷巡組ならわたし達合わせて丁度5人ね」
加賀「雷巡組どうですか?」
北上「問題ないよ~」
大井「勿論歓迎よ」
木曽「了解」
最上「僕達はどうしたら?」
加賀「元が重巡なので重巡組はどうです? 必ず代表になれるとは限りませんが」
鈴谷「おっけー。熊のんと最上んは?」
熊野「異論なしですわ」
最上「僕もそれでいいよ」
千歳「空母組はどうします? 軽空組と分けますか?」
加賀「希望するなら」
龍驤「ええやんそれで。巡洋艦だって重い軽いあるんやから」
鳳翔「どうです皆さん?」
軽空メンバー「鳳翔さんがいいならー」
鳳翔「では、お願いします」
加賀「了解しました」
長波「後はわたし達か」
朧「朧達は数が多いから代表を決めるのが大変そうですね」
加賀「駆逐組は2グループに分かれてください。代表の選出は分類ごとに一隻でどうです?」
陽炎「となると......」
島風「わたしはぜっったい出たい!」
霞「最初から止める気はないっての」
加賀「グループについては決まりましたね。まとめます」
加賀「戦艦組・航空組・軽空組・重巡/航巡組・雷巡組・軽巡組・駆逐組A・駆逐組B・潜水艦組の計9グループになります」
加賀「大佐、宜しいですか?」
提督「ああ。いいだろう」
加賀「では、グループについてはこれで決まりですね」
加賀「代表の選出は各グループで独自に行てください。決まったら大佐か私に報告を」
加賀「次は勝敗の判定についてです」
加賀「これについては大佐から直接提案があります。大佐お願いします」
提督「ん、一定の距離を泳いで計ったタイムでどうだ?」
提督「単純だが、分かり易いし何より俺の負担が少ない」
艦娘一同「......」
天龍「何も言えねーよそれ言われたら。ま、いいけどよ」
長門「これは誰も文句は言えない、な?」
艦娘一同「異議なーし」
飛龍「あれ? ちょっと待ってよ。大佐も大会に参加してくれんだよね? 大佐はどのグループに入るの?」
提督「俺は大会最下位のチームの代表1人と対決する」
初春「ほう。逆シードというやつじゃな」
提督「そうだ。ま、祭りの締めでもあるがな」
加賀「では、判定についてはこれでいいですね」
加賀「ではこれで最後です。あ、開催の日取りについては予定を調整して決まり次第通達しますので」
加賀「最後に決めるのは、まぁ答えは分かり切ってますが、泳ぎの型です」
艦娘一同「自由!!」
加賀「はい決定。以上です。最後に大佐からお願いします」
提督「競技に参加しない者も大会の最後に自由時間を設けるからそこで好きに泳いでくれ。では、解散」
~会議から暫く後の執務室
提督「ふぅ......」
加賀「何とか決まりましたね」
提督「ああ。あとは開催の日取りだけだ」
加賀「予定、調整できそうですか?」
提督「許可を貰った以上は必ず実行する。報告書も出さないといけないしな」
加賀「了解です。私の水着、期待していて下さい」
提督「何故そうなる?」
加賀さんの水着見たいです!
というより、疲れた~今までで一番時間掛かりました。
字数はそんなに多くないけど。
水着回はまだ先ですが、出すときはR-15のタグ共に出るかも。
流石に1話じゃ書ききれないだろうな内容的に......。