提督の憂鬱   作:sognathus

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高雄と愛宕が格闘ゲームをしています。
木曽は面白そうに観戦。
提督はお茶を飲みながら磯波と深雪と一緒にネットサーフィン。

皆、思い思いに寛いでいたある非番の日。


第26話 「ゲーム3」

高雄「真空、もらったわ!」

 

愛宕「甘いわ! 言葉そこよ!」

 

高雄「くっ、抜けられた!」

 

愛宕「まだまだよ姉さん♪」

 

ワーワー

 

 

提督「......」

 

木曽「へぇ、やるもんだなぁ」

 

提督「解るのか?」

 

木曽「俺、格ゲーだけは結構好きでよくやるんだ」

 

提督「......天龍とか?」

 

木曽「よく分ったな」

 

提督「いや、何となくな」(ベタだな......)

 

 

高雄「ああ、負けちゃった」

 

愛宕「なかなかいい線だったわよ、姉さん」

 

高雄「愛宕、あなたパソコンのゲームだけやってたんじゃなかったのね」

 

愛宕「んー、これも一応パソコンのゲームだから......私の場合はキャラ愛で始めた結果ここまで上達したのよ」

 

高雄「キャラ愛?」

 

愛宕「このゲームいろんなゲームのキャラがタイトル関係なしに対戦できるだけじゃなくて、独自に作成したキャラクターも使えるのよ」

 

高雄「独自に?」

 

愛宕「そう。実際に存在しないキャラでも既存のキャラをベースに作ったり、凝る人は本当に一から作ったりするの」

 

高雄「あなたのもそうなの?」

 

愛宕「これは私が作ったわけじゃないけどね。でも元々好きなキャラだったから、それがこうやってゲームで使えるようになったのが嬉しくてつい使い込んでしまったのよ」

 

高雄「なるほどねぇ。それであんなに手馴れてたのね」

 

愛宕「好きなキャラだったら大体私使えるわよ」

 

高雄「そうなの? んー、悔しい。私も格闘ゲームは割とやっていた方なんだけどなぁ。正規キャラで負けるとわね」

 

木曽「ふっ、なら高雄姐の仇俺が取ってやるよ」

 

高雄「木曽、やる?」

 

木曽「ああ、交代だ」

 

愛宕「どうぞー。歓迎よ♪」

 

木曽「俺はやっぱりドラ○ロだな!」

 

愛宕「わ、渋いわねぇ。解るわ。なら私は......」

 

ワーワー

 

 

提督「......ズズ」

 

磯波「大佐はやらないのですか?」

 

提督「俺は格闘ゲームがそんなに上手くなくてな。ブ○ド○レードなら得意なんだが」

 

磯波「そうなんですかー」(なんだろそれ......聞いたことない)

 

深雪「じゃぁ何か得意なジャンルはあるの?」

 

提督「断然SLGだ」

 

磯波「シミュレーションゲームですかぁ。大佐らしいですね」

 

深雪「う......あたしは逆にそういうのは苦手だなぁ。いろいろ考えるんだろ? その手のやつって」

 

提督「ゲームによる。例えば俺が好きなモノの一つにこういうのがある」

 

深雪「ん? なにこれ? お城を作ってる?」

 

磯波「わわ、人がたくさん動いてます」

 

提督「このキャラたちを使って資材や食料を調達し、建物を作り、砦や兵士の装備も作るんだ」

 

磯波「うわっ、聞いただけで難しそう......」

 

提督「このゲームはそれほどでもないと思うがな。ある程度慣れればこういうことが可能だ」カチッ

 

磯波「わぁ、兵隊が列を組んで......軍隊みたいです!」

 

那智「......」ピクッ

 

深雪「おー」

 

提督「これで攻め込んだり、自分の領地を守ったりする」

 

深雪「え、人で城壁を壊せるの?」

 

提督「一応できるが、それだと時間が掛かって壊してる最中に矢で倒されてしまうからな。そういう時は攻城兵器を使う」

 

磯波「へぇ、面白s」

 

那智「面白そうだな、それ!」

 

深雪「わっ」

 

磯波「那智さん、びっくりしました」

 

提督「読書はもういいのか?」

 

那智「いや、本を読んでいたら何やら興味深い話が聞こえたもので」

 

磯波「那智さんゲームとかやるんですか?」

 

那智「いや、全く。でも、これは面白そうだな」

 

深雪「ゲームを全くやったことがない那智さんが......あ、あたしもそれちょっとやってみようかな」

 

提督「興味があるなら教えてやれるが?」

 

那智「是非!」

 

深雪「あたしも!」

 

磯波「わ、わた――」

 

シンクノー♪ オウゴンノテツノカタマ――

 

 

磯波「......」

 

那智「ふふ、興味があるならあっちでもいいんだぞ?」ポン

 

磯波「あ......」

 

提督「ふっ、いろいろと興味が出て迷うか」

 

磯波「うー......ちょ、ちょっとだけ! ちょっとだけ見てきます!」タタッ

 

 

深雪「意外、磯波って格ゲーに興味あったんだ」

 

那智「いや、多分違うな。あれは自分の趣味に合った音が聞こえたからだろう。興味の広がりというのはそういうものだ」

 

提督「だとすれば、愛宕はその事を教えることについては適任だな。さて、では俺達も始めるか」

 

那智「ああ、宜しく頼む」

 

深雪「て、丁寧にお願いな!」




ごめんなさい。
筆者の趣味全開の、というより半分宣伝入ってますよね、ごめんなさい。
でも面白いですよ(オイ

昔はいろんなジャンル遊んでいたんですけどねぇ......いつの間にかSLGに傾いていました。
今でも遊ぶ格闘ゲームはあるのですが、タイトルがみんな古いんですよね。
それだったら今も割と自信があるのですがw

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