さて今回観る映画は......?
お客さんは羽黒と北上と卯月と伊勢です。
卯月「えーが、えーが♪」
羽黒「どんなのを上映するんだろう......」ワクワク
伊勢「やった! また観られるなんて運がいいなぁ♪」
北上「映画かぁ......あ、恋愛ものはパスね」
提督「......何処から聞きつけたんだか」
卯月「伊勢さんだよ」
羽黒「伊勢さんです」
北上「イセっちー」
提督「......」
伊勢「あ、あはは......。その、ごめんなさい!つい」
提督「いや、悪くはないが、俺が他に映像ソフトを見つけてなかったらお前はまた同じ映画を観るところだったぞ?」
伊勢「まぁ、あれもそれなり面白かったから2度観でもいいだけどね」
提督「そうか? 気に行って貰えているならなによりだ。だが、今回は別のだ」
卯月「なになにー?」
羽黒「どんな映画ですか?」
北上「エッチなの?」
伊勢「ええ!?」
提督「北上、俺はそんな変態じゃない。今日観るのはこれだ」
卯月「ぶ、ぶら......?」
羽黒「役者さんの顔がちょっと怖いですね......」
北上「歴史もの?」
伊勢「前のと一緒のジャンルね」
提督「そうだ。これはアイルランドに実在したらしい祖国の解放の為に奮闘した英雄の話でな......」
卯月「お、おー......ぐ、グロ......」
羽黒「ひぐっ......う、卯月ちゃんなんでそんなに平気そうなの......?」
北上「あはは、お尻出して挑発してたら尻に矢が」
伊勢「よくそんなに笑えるわね。私は結構痛いそうで笑えないわよ」
北上「うわー......えげつな、裏切るんだ」
羽黒「ひどい......可哀想......ぐす」
卯月「うーん、でもこの王様、一見冷酷だけど結構優秀そうだぴょん」
伊勢「え、そう? ただ、性格が悪いだけじゃないの?」
北上「あー、やぱり捕まっちゃったかぁ」
羽黒「ひぃ......ねぇ、ねぇこれ何をされて......や、やっぱりいです」
卯月「う~ん、こんな過酷な拷問に屈せずに最後に訴え叫ぶなんて主人公やるぴょん」
伊勢「卯月って結構真面目に観てるのね」
提督「どうだ?」
羽黒「うぅ......私にはちょっと刺激が強かったみたいです......でも、これ最後はちゃんと......?」
提督「ああ、最終的には独立に成功してる」
羽黒「良かったぁ......」ウル
北上「え、そこで泣く?」
伊勢「今回も面白かったわ! またよろしくね!」
提督「楽しんでもらえたようで......ああ、羽黒は少し休んでいくか?」
羽黒「はい、ありがとうございます......」
北上「あ、じゃあわたしも」
卯月「卯月も!」
伊勢「わ、わたしも......ダメ?」
提督「俺の部屋は休憩室じゃないんだが」
北上「おねがーい。ちょっと太もも見せてあげるから」
提督「お前はそんなに俺を......いや、それ以前にそんな事されたら大井が面倒だ。やめろ」
卯月「じゃ、卯月はパンツ見せてあげ――もが」
伊勢「それ以上大佐の精神を削っちゃだめよ」
提督「すまない伊勢」
北上「ナイスアシスト」b
提督「事の発端が偉そうに言うな」
北上「ま、それは置いておいて。いい?」
提督「あまり騒ぐなよ。休みの間だけだからな」
卯月・北上・伊勢「はーい」
ワイワイ ガヤガヤ
提督「羽黒はこっちで休んでろ」
羽黒「はい、ありが......え、ベッドいいんですか?」
提督「ああ。流石に昼からベッドで寝たりはしない。ああ、臭いとか気になるか。それならソファーに......」
羽黒「い、いえ! ベッド、ベッドがいいです!」
提督「そうか? まぁお前が構わないなら」
提督(なんだ? なんか一瞬で元気になっている気が......?)
羽黒「ありがとうございます!」
羽黒(大佐と同じベッドなんて、こんな機会逃せられないよ!)
提督「それじゃあ俺は休み時間まであいつらの相手をしてるからお前は......」
羽黒(えへへ、大佐のベッド♪ 何となく大佐の匂いもする♪」
羽黒「~♪」モゾモゾ
提督「......まぁ、ゆっくりな」
あの映画殆どスケールの割には殆ど実写なんですよね。
CGもあまり、というかほぼ(?)使ってないみたいですし。
俳優も監督もできる人って凄いと思います。
旧ジョーカーの人もこうなれたらいいんですけどね。