その頭には犬耳、何をするつもりでしょう?
初雪「......」
初雪「......わん」
初雪「初ワンだわん......」
初雪「違うな......」
初雪「こんばんワン♪ 初わんだワン!」
初雪「......うん」
望月「......何してるの」
初雪「!?!?!?!?」
望月「いや、そんなに驚かないでよ。ドアから声が漏れてたよ?」
初雪「えっ......。っ、」グス
望月「え、泣く事ないよ。大丈夫、多分気付いたのわたしが最初だから」
初雪「も......望月が最初で......もぉ、う......ぐす。恥ずかしいよ......」
望月「ごめんけど、そこは諦めてよ。気付いたのがわたしで良かったと思えばいいと思うよ?」
初雪「......まぁ、そう言われれば......」
望月「でしょ? って自分で言うのもあれだけどね」
初雪「ううん、望月で良かった」
望月「そりゃどうも。で、何してたの?」
初雪「......犬の練習」
望月「はぁ、そりゃまたなんで?」
初雪「大佐、犬が好きっぽいから......」
望月「......待って」
ガチャ、バタン、カチッ
初雪「どうして部屋中の鍵を閉めるの?」
望月「この手の情報は外に漏れると収拾が付かなくなる事があるからね。大佐には迷惑を掛けたくないでしょ?」
初雪「なるほど......」
望月「それで、なんだっけ。大佐が犬が好きだから犬の真似してたの?」
初雪「うん」
望月「それホント?」
初雪「間違いない。わたし......凄く可愛がってもらった」
望月「......へぇ」
初雪「望月も大佐が好き?」
望月「まぁね。何よりも好きなのは間違いないよ」
初雪「意外。全然気づかなかった」
望月「そりゃ初雪だってそうだよ。わたし普段の態度から悟られる事がないようには一応気を付けてたつもりだし。初雪だってそうだたんでしょ?」
初雪「まあ......」
望月「でもなるほどねぇ。大佐は犬が好きかぁ」
初雪「望月も犬の真似してみる?」
望月「大佐が喜ぶならね。わたしだって可愛がってもらいたいし」
初雪「はい、犬耳」
望月「ん? ああ、いいよ。本番では着けるけど、練習の時はいらない」
初雪「為り切るのに必要だよ?」
望月「まぁ見てて......」
初雪「?」
望月「こほん......」
望月「こっんばんワン♪ 望わんだよ♪ え? 最後語尾がワンじゃなかったって? そっれはぁ.....望わんをちゃんと可愛がってくれたら言ってあげる......ワン?」
望月「......こんな感じ?」
初雪「凄い......」
望月「ま、キャラづくりは得意だよ」
初雪「なんか資料でもあるの?」
望月「主に漫画関係」
初雪「へぇ......」
望月「初雪も見てみる?」
初雪「うん......」
――数十分後
初雪「初わんと♪」
望月「望わんだワン♪」
初雪「たーいさぁ、初わんをもっとナデナデするワァン」
望月「だーめっ。先にナデナデするのは望わんにして! じゃないと、ペロペロしてあげないよっ?」
初雪・望月「......」
望月「なかなかいい感じじゃない?」
初雪「うん......これなら、頑張れる」
望月「じゃ、後は甘えるタイミングでも決めようか」
初雪「了解。この時間帯とか......」
祥鳳「......」
千歳「翔鳳さん人の部屋を見るのは良くないですよ」
祥鳳「あ、その......ごめんなさい。つい、可愛すぎて......」
千歳「可愛すぎて?」
祥鳳「うん、ほら......」
千歳「え? これっ、わぁぁぁぁ......」キラキラ
祥鳳「ね?」
千歳「こ、これはいけないのは分っていても破壊力が......はわぁぁぁ」キラキラ
祥鳳「青葉を呼びましょう」
千歳「そうですね! これは保存しないと!」
二人とも飼いたいです。
それ以外に言葉見当たりません。
次の話(第3部57話参照)に出す抽選の艦娘を読者の方に希望があれば参考にしてみたいと思います。
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*武蔵は固定(話ネタに必要な為、つまり枠は2人)
何事もなければ筆者の趣味になります。