暇つぶしで書いたナルトに転生   作:ペンウッド英国無双

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上平英様、黒澤様感想、ご指摘、ありがとうございましたm(__)m

前作を投稿したら、感想が激減しましたが、お気に入りが増えました……どう判断したらσ(^_^;)

七話目です


暇つぶしで書いたナルトに転生7

「これで良いんですか?」

 

再不斬の体を持って来た白い面の少年は、【再不斬】と一緒に居るナルト達に話しかけた。

 

「上出来だ、やれば出来る子じゃないか白」

 

白い面の少年白は持っていたを再不斬放り投げ、どうしてこうなったのかを思い出してみた。

 

 

 

 

 

 

金髪の少年を探しに走り回っていた再不斬さんに、目的が少年ではなくタズナで有る事を伝えるため追いかけていると、少年が投げた苦無が木に刺さっている場所についていた。

 

「再不斬さん落ち着いてください、目的はタズナを殺すことでしょう?」

 

「ああ白か…「まさかこんな簡単に会えるとは」…誰だ」

 

そこにはいつ来たのか金髪の少年がいた。

 

この距離まで近づかれるまで全然気配を感じることが出来なかった、まるでつい先ほどまで居なかったみたいに。

 

「おらぁ‼」

 

気がつくと怒声と共に再不斬さんが首切り包丁を振り下ろしていた、当たれば間違いなく首を落とすその一撃は彼の首に吸い込まれるように当たるも………それだけだった。

 

誰が信じられるだろう?…再不斬さんは並の武器なら叩き折り、防御の上から押しつぶし、岩すら叩き割る事が出来るのに、その一撃は彼にとって回避も防御も必要ない、それどころか逆に振り下ろした再不斬さんが手を痛めたらしい、柄を握る手から血が流れていた。

 

「テメェ…なんかの術をつかってやがるな……(人間の皮膚の硬さじゃねえぞ、絶対に何か裏がある…)」

 

彼はザブザさんのその問いにため息をつき。

 

「はー…なにを言っているんだ?自分に出来ないから術?アホかお前は、お前は出来ず俺にはできる、ただそれだけだ…ああもしかして「俺は凄いんだ、俺の斬撃はなんでも切り裂く‼」とでも思っていたのか?馬鹿馬鹿しい」

 

彼は首切り包丁を手の甲で押しのけて行く。

 

「グゥ…」

 

再不斬さんが苦悶の声を上げる、片手から両手に持ち替え今まで以上に力を加えて押すがまるで相手にならない、彼が腕を振り抜き完全に首切り包丁を押し返した、その反動で再不斬さんは数歩後ずさる。

 

「弱いが筋は悪くない…なら」

 

僕と再不斬さんをまるで値踏みするかのように見ている彼の口角が上がった、その瞬間に圧倒的な気が僕達を襲う。

 

殺気とは違う、純粋な気それも僕達を敵と認識してのものでは無い、おそらく彼にとっては少しじゃれあう程度のモノなのだろう、だがゾウが蟻とじゃれあえば潰されるのがオチだ……周りの森は変わらず有ることから恐らく僕達にしかこの気は向いていない、しかしそんなことは気休めにもならない、まるで心臓を鷲掴みにされるような感覚、自分が呼吸をしているのかさえわからない、勝手に膝が震えるのに体は意思の有る行動を拒む……もう嫌だこんなバケモノと戦うくらいなら自分で首を閉めたほうがまだ良い。

 

永遠に続くかと思ったその重圧が消えると、僕は膝から崩れ落ちた、体は思い出したかのように荒く呼吸を繰り返す、身体中に血が流れその場で転げ回りそうな程の激痛が体を埋め尽くすが、その感覚が自分が生きていることの証でもありこの瞬間だけは痛みに感謝した。

 

再不斬さんも崩れ落ちはしなかったが首切り包丁を支えに膝をついて荒く呼吸している、その顔には明らかな焦燥が見て取れる。

 

彼を見る、僕達を見て少し驚いた顔をしていた。

 

「まさか意識を保ち続けるとは…」

 

彼の声が不意に途切れた、不審に思い視線を向けるとそこには…彼とその仲間が突然現れた。

 

「ハッハ…ク…さっきも…だが何かの術で、突然現れやがるのか」

 

再不斬さんが苦しそうに息をしながら聞くと。

 

「ああ、この苦無には飛雷神の術式があってなこれでどんなに離れていても一瞬で移動できる…成る程面白いなお前達…お前は七班に向かえ」

 

新しく現れた彼が、彼の頭に手を乗せてそうつぶやいた。

もともと居た彼は一瞬で消え、新しく来た彼が僕達に振り向いた。

 

「お前達に選択させてやる、俺達と来るか…ここで死ぬかだ、どうする?」

 

「……テメェについてメリットは有るのか?」

 

ようやく落ち着いたのか少し苦しそうではあるが再不斬さんは普通に喋れるみたいだ、僕はまだ崩れ落ちたまま体が動かない。

 

「まずこの場で生き残れる、それから霧隠れの抜忍で有るお前達を木の葉が後ろ盾となり暗部として迎えよう、ただし木の葉の忍びではなく俺直属の部下扱いだがな、衣食住もこちらの提供するモノで良ければ与えよう」

 

僕達にとっては願ってもない条件だ、霧隠れの抜忍としていつ寝首を掻かれるかもしれない恐怖が無くなり、まっとうな仕事にも着ける…だが。

 

「わからねぇな、なんで俺達なんだ?、それに俺達のメリットは大きいがお前らのメリットがわからねぇ」

 

その通りだ、彼等の意図がわからない…これだけ強い忍びなら里でも重宝されなに不自由無く暮らせるはずだ、なのになぜ僕達のような忍びを雇うのか…

 

「理由ならいくつか有るがな…

一つ、再不斬お前が四代目水影やぐらを殺そうとしたのは里を思っての事だろう?…事実やぐらは暁という組織に操られ恐怖政治をしていた…俺もいずれ暁とは戦う、ならば俺もお前も敵は同じだ。

 

二つ、お前は真実自分の成すべき事をした、俺はそういう人材が欲しい、人に命じられ作業のように物事をこなすゴミはいらん…(一番の理由は俺が信用できる仲間が少なすぎる事だがな、俺自身のデメリットをわざわざ教えてやる事もない…)…他にもいくつか有るが大きな理由はこんなところだ」

 

「(…断わればどの道殺される、選択肢なんぞ有ってないようなもんだ…だが霧隠れをメチャクチャにしやがった情報をこいつが持っているなら俺にとっても都合が良い…ここはひとまず……)いいだろう…一応はそれで納得してやる」

 

納得出来ていないが渋々といった風ではあるが協力関係を築くみたいだ、正直信用出来ないがここで断った時点で僕達は死ぬ…これしか選択しようがないのも確かだ。

 

「それで良い俺の名はうずまきナルトだ…では早速一つ茶番を演じてもらおうか」

 

 

その後【彼の分身が扮した再不斬】が第七班を襲い僕がそれを回収して来た。

 

 

 

 

 

 

「なぜ俺じゃダメだったんだ?」

 

白が戻ってきたことを確認し、落ち着いたのか再不斬が俺に聞いてきた…先に何度も説明したはずなんだがな。

 

「万が一が有っては困る、命を懸けず安全に修行出来る環境などこれから先いくばくも無い、せめて俺の足を引っ張らない程度には成長してもらわないと困る…(原作ではサスケは兄を恨んでいた、だからこそ強くなれたとも言えるが…それでも第七班に入るまでろくな修行をしていなかった…この平和な世界では余計に弱いはずだ)…」

 

「優しいんだねナル兄」

 

我愛羅が俺の事を優しいと言うがそれは違う…俺は俺に都合の良い駒が欲しいだけだ。

 

我愛羅に悟られないよう頭を撫でてやると、目を細めて気持ち良さそうにしている…

 

「ク〜ン」

 

…ゴフ…不意打ちが過ぎるぞ我愛羅…再不斬なんか鼻から赤い愛が溢れ出しているぞ…恐ろしい子、イノと白が悶えてるのを横目に見ながら。

 

「そんなんじゃ無いよ我愛羅……さて取り敢えず観光でもしながらこの国の事を調べるか」

 

 

 

 

 

 

「先生大丈夫だってば?」

 

「いや…1週間ほど動けないんだ…」

 

カカシ先生は白仮面が再不斬を連れて帰った後倒れたので、俺が担いでタズナさんの家に運んだ。

 

「写輪眼ってスゴイけど…身体にそんなに負担が掛かるなんて考えモノよね!」

 

泣いて吐いて無様に転げ回っていただけの人間が言うべき言葉とは思えない暴言を命を掛けて戦い皆を守ったカカシに吐いていた。

 

あの時俺が庇わなければカカシ先生がこんな暴言にさらされることはなかったのに、次からは庇わないでも良いかな…

 

「…使いこなせない力なら無闇に使うべきでは無い」

 

サスケよ、うちは一族で有りながら未だ写輪眼を開眼していないお前には言われたく無いと思うぞ。

 

この二人は、先ずは先生に感謝するべきだとは思わないのだろうか……

 

「先生…カッコ良かったってばよ、助けてくれてありがとうだってば、あんな強い忍者を倒したんだから、もうしばらくは安心だってばよ‼(…再不斬が本体かどうかは知らないが、あそこでが現れたことを考えればおそらく勧誘は上手く行ったみたいだな…)」

 

「ああ…(…ナルト…俺の味方はお前だけだよ……安心か…本当にそうか…何か重大な何かを…何かを見落としている気がする…)」

 

「先生どうしたってばよ(…気が付いたか…)」

 

急に考え込んだ先生に聞いてみると。

 

「おそらく、再不斬は生きている!」

 

皆が驚いた顔をした。

 

「殺した証拠なら首だけ持ち帰れば事足りるが死体を持ち帰った」

 

「でもそれだけで生きてるってのは考えすぎじゃない?」

 

「問題は追い忍の少年が再不斬を殺したあの武器だ」

 

サスケはハッと息を飲んだ何かに気づいたようだ。

 

「あの追い忍が使った千本という武器は急所にでも当たらない限り殺傷能力のかなり低い武器で、そもそもツボ治療などの医療にも用いられる代物だ、別名死体処理班と呼ばれる追い忍は人体の構造を知り尽くしている、おそらく人を仮死に至らしめる事も容易なはず……自分よりかなり重いはずの死体をわざわざ持って帰った、殺傷能力の低い千本という武器をしようした、この2点から導き出される少年の目的は…再不斬を【殺しに来た】のではなく【助けに来た】そう取れないこともない」

 

「…超考え過ぎじゃないのか?追い忍は抜け忍を狩るもんじゃろ!」

 

「いや…クサイとあたりをつけたのなら出遅れる前に準備しておく…それも忍の鉄則!」

 

「出遅れる前の準備って…何しておくの?……先生とーぶん動けないくせに…」

 

困惑するピンクをよそにカカシは不気味に笑いながら…

 

「ククク…お前達に修行をつける‼」

 

 

 

 

 

その後ピンクが騒ぎたてたが、俺達はチャクラコントロールの修行をするため手を使わない木登りをすることに。

 

「サクラちゃん、ちょっと話しがあるんだってばよ」

 

木に登る前にピンクにある提案を持ちかけようと、ピンク以外に聞こえないように小声で話しかけた。

 

「…なによ変態」

 

俺が変態って何かしたか?……ああ、あのかばったやっか。

 

「安心するってばよ、もう二度とあんな(お前を助ける)ことなんてしないってば、それよりもこの木登りサクラちゃんは簡単に出来ると思うけど途中で上手く失敗して欲しいんだってばよ」

 

「何でそんなことしなくちゃいけないのよ‼」

 

「俺が先ず登って一発成功するってば、そしたらサスケと二人っきりになれるってばよ」

 

この中で一番チャクラ量が少ないのはお前なんだから、何度も木登りして少しでも量を増やすべきだろ、俺に助けられたくないなら自分で少しは頭つかって強くなれ。

 

「あんた、一回で成功させなかったら一生変態って呼ぶからね」

 

 

サスケが走って木登りの途中で落ちるのを他所に、俺は助走をつけずに歩く速度で木に登って行き一発で成功させ、ピンクはそれを確認すると不自然にならないように失敗した。

 

ピンクとサスケは木登り修行を二人で続けることになり、俺は一人タズナさんの護衛につくことになった。

 

 

 

 




まず感じたのは『妄想』
求めしモノは全霊の厨二成分

ああなぜだ、なぜペンが止まる
書くどころか、妄想する時間すらない…なんたる無常
森羅万象現実は総じて忙しすぎるから

妄想する為にまずは仕事を辞めよう、厨二を描け、現実など切り捨てるのだ

私は全ての時間を妄想に使おう

厨二至高天

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