暇つぶしで書いたナルトに転生   作:ペンウッド英国無双

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響夜様、ピクミン様、藤井蓮様、ないし様、一人旅、ご様感想、ご指摘、ご提案ありがとうございました。

まさかお気に入りが100を超えるとは思ってもいませんでした、少しでも皆さんの暇潰しになればと書かせていただきました。


では五話目です


暇つぶしで書いたナルトに転生5

俺が砂隠れに滞在し一月、修行や遊びを堪能しながら多数の影分身をある人物と死体の捜索をしていた、そしてついに奴を見つけた。

 

 

「誰だ!」

 

大人姿の俺を見て仮面の男 うちは オビト が構える。

 

「(…何だこいつは、デタラメな…)」

 

オビトには目の前の存在が理解出来なかった、人の姿形をしているのに人間にはとても思えない化け物、自分が出会った最強の忍びマダラですらここまで人から外れてはいなかった。

 

「なに、少し貴様に用があるんだよ、うちはオビト、うちはマダラの死体は何処にある?」

 

「…なぜ俺の名を…それにマダラの事も…」

 

「なんだ俺の事が解らんのか? 存外頭が悪いのだな…そんなんだからマダラに利用されリンを殺されのか…クククこいつは滑稽だ未だ自分が真に復讐する相手すら知らず、はてはその相手に死後も良いように利用されるとは」

 

「…俺が利用されているだと…どういう事だ‼」

 

「その前に大事なお仲間ゼツを呼で直接聞いたらどうだ?…なぜあんなにタイミング良くリンを見つけその死を見る事が出来たのかを」

 

俺の提案には乗らずオビトは俺をにらみ続ける、出来る事ならゼツを呼んでもらえれば一緒に片がついたんだがな。

 

「まあいい、彼女の真実それはな。

 

リンは霧隠れにさらわれ三尾の人柱力にされた、カカシに救出され木の葉に連れて帰ろうとした、しかし リンが木ノ葉に戻った時点でリンの中の三尾を暴走させ木ノ葉を襲わせる それが霧隠れの作戦だったのだ、それを分かっていたリンはカカシの雷切を利用し自ら死を選んだ。

 

だがな…実はさらにその先の真実が有る 。

 

 

彼女をさらい、三尾の人柱力にするように仕組んだのはマダラだ…理解出来るよう噛み砕いて教えてやろう。

 

死期が迫ったマダラには利用出来る駒が必要だった 、そして白羽の矢が立ったのはお前だオビト、貴様が世界に絶望しかつ万華鏡写輪眼を手に入れる為に目の前でリンに死んでもらう必要があったのだ…ククク滑稽だよな道化師、自分の最愛の女を陵辱した男に隷属し利用され挙げ句の果てにはその男を生き返らせる為の人柱になる、ここまでくると悲劇を通り越して喜劇だ、腹を抱えて笑い転げそうだよ」

 

「貴様ァ‼」

 

俺の馬鹿にした態度と真実に激昂したオビトが俺を殴った。

 

ーーーー

ーー

 

「(何だ‼何故俺が目の前に倒れている⁈…体が動かない何が起こった)」

 

殴られた時俺は ボウン と白い煙と共に消え、煙が晴れた場所にはフェルトと綿で作られた人形が落ちている、その前にはオビトが倒れていた。

 

「心転外道傀儡呪印の術成功したわねナルト」

 

「ああ、やったなイノ」

 

良かった、影分身の中に人形を入れ出来るだけやな奴を演じさせオビトを怒らせ攻撃させるつもりだったがこうも上手く行くとは。

 

心転外道傀儡呪印の術 それは山中一族の心転傀儡呪印の術に穢土転生と己生転生の術、砂隠れの傀儡の術を合わせて完成した、攻撃した、攻撃を受けた対象の魂を人形に封じる忍術。

 

「ヒナタこの周囲に俺たち以外居ないか?」

 

「うん、白眼で見える範囲では居ないよ」

 

「イノ頼む」

 

「任せて」

 

イノが印を組むと人形に塵が集まりオビトの姿を形作る、その間に俺はオビトの目を抉り頭を開け脳を調べ一通り調べ、塵遁で塵一つ残さず消し飛ばした。

 

「さあ、洗いざらい喋ってもらうわよ」

 

イノはオビトに命じマダラの死体の場所を吐かせ、ゼツを呼んだ、俺は結界を張って隠れると直ぐにゼツが現れた。

 

「呼んだかい」「ナンノヨウダ」

 

「二人共この人形を持ってくれ」

 

「「⁇」」

 

白ゼツと黒ゼツは訝しむも人形をその手に持つと、人形達は縫い針をゼツ達に突きたてるとゼツ達はその場に崩れ落ちた、俺達はゼツの体を消滅させイノは人形を右腰にぶら下げ、俺達はマダラの死体を消滅しに行った。

 

その後俺達は砂隠れに戻りノンビリ過ごすことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行くぞお前ら」

 

この任務成功させて兄さんにアピールするんだと意気込むサスケと、それに見とれるピンク…なぜこうなった。

 

あの後直ぐにCランク任務、自称橋作りの超名人【タズナを波の国までの護衛任務】が決まり、俺は今空を眺めていた。

 

「(……まずいなDランク任務しか受けないと思っていたからそこまでチャクラ練りこんでこの体作ってないんだよなぁ~、下手したら一撃で消えるかも…)」

 

「がんばろうねサスケ君!、(…サスケ君が気合を入れてる、私も頑張ってサポートしないと…それにしてもナルトの奴はどうしたのかしら?……)……ナルト足引っ張んじゃないわよ」

 

珍しくカカシが遅れずに来て第七班は集まった。

 

「おい!…本当にこんなガキで大丈夫なのかよォ!(…特にこの金髪のガキ死んだ魚みたいな目しやがってるしのぉ)」

 

「ハハ…上忍の私がついてます、そう心配要りませんよ…ナルトどうかしたの?」

 

二人が会話している時、二つの視線を俺は感じたが無視する事にした。

 

「いや、何でもないってばよ…(今言って俺の鬱憤を晴らす相手が居なくなっては困る…ククク待ってろよ直ぐに俺が相手をしてやる)」

 

しばらく歩いたところで。

 

「ねえ、タズナさん…タズナさんの国って『波の国』でしょ?」

 

不意にピンクが尋ねた。

 

「それがどうした?」

 

何が聞きたいのかが解らずタズナは首を傾げるが、ピンクはそんなタズナを無視してカカシに質問した。

 

「ねえ、カカシ先生…その国にも忍者っているの?」

 

「いや、波の国に忍者はいない。…が大抵の他の国には、文化や風習こそ違うが隠れ里が存在し忍者がいる

大陸にある沢山の国々にとって、忍の里の存在は国の軍事力に当てる。

つまりそれで、隣接する他国との関係を保っているわけ!

ま!かといって里は国の支配下にあるもんじゃなくて、あくまで立場は対等だけどな。

それぞれの忍の里の中でも特に、木ノ葉・霧・雲・砂・岩の五ヶ国は国土も大きく力も絶大な為。

ーー忍び五大国ーーと呼ばれている。

里の長が『影』の名を語れるのも、この五ヶ国だけで。

火影・水影・雷影・風影・土影のいわゆる『五影』は全世界、各国何万の忍者の頂点に君臨する忍者達だ」

 

「へー火影様ってすごかったんだ!(…さすがサスケ君のお兄さん、そしてゆくゆくはサスケ君が、私はその妻になるのよ‼)」

 

「ふ (…さすが兄さんだ…)」

 

表面は素直に感心しているサクラだったが、内心ではサスケの事ばかり考えていた。

サクラが見たことがある五代目火影と言えばいつも落ち着いていて、人のいいお兄さんというイメージしかない。

いきなり全ての忍びの頂点に立つとか言われてもいまいちピンとこないのだ。

 

サスケは自分の兄が褒められ満更でもない顔でだらしなくにやけている…はたからみると少々キモい。

 

その様を見てカカシはため息を吐き、ちらりとナルトを見る。

 

二人と違ってナルト普通と変わらない、いや知っていたから別段気にする必要も無いそんな感じだ。

彼には火影という立場の重さが理解できているのだろう。

それは違和感しか生まない、本来ならサクラやサスケみたいに反応が正しいのだ。

その年不相応な、理解の早さに彼の特殊な生い立ちと今までの環境がどれほどのものかを考えさせられる。

 

「(ナルト…本当ならサスケやサクラみたいに年相応な子供として生きていけたものを……)」

 

「…ま、安心しろ、Cランクの任務で忍者対決なんてしやしないよ」

「じゃあ外国の忍者と接触する心配はないだァ……」

「もちろんだよ、アハハハ‼」

 

ほっとした顔をするサクラの頭を軽くなでるカカシ。

 

しかしその様子を見ていたタズナは気まずそうに眼をそらした。

 

タズナの気まずそうな顔に気づいたのはナルトとカカシだけだった。

 

 

 

 

波の国へと続く街道を歩きながら奇妙な光景が見えた。

 

ここ数日このあたりは天気が良く雨は降ってない、しかし、地面も乾いているのに一部、その部分だけ不自然に水たまりがあった。

 

俺は無駄に高速で茂みから毛虫を大量に探し出し水溜りに入れると、中の忍びはそんなものが落ちてくるとは思ってもいなかったのか、風もないのにバチャバチャと波打っている。

 

「(やばい、めっちゃおもろい)」

 

俺の行動にピンクとサスケは呆れた顔をカカシは少々顔をこわばらせて俺を見ている。

 

ここでやめてもいいが、こんな面白いモノを逃す手は無いとポシェットから一枚の札を取り出した、その札は起爆札に似て異なるモノだ、黒い筆で書かれた起爆札に対しこの札は木の葉の里に売ってる食用ペン・ハバネロ味を使い俺が作った激辛札、爆の文字の変わりに辛さ二千倍と書かれたそれを水溜りに放り入れると真っ赤に染まる水溜り。

 

暫くは耐えたのか水面がプルプル震える程度だったが、耐えきれなかったのか二人の忍びが飛び出して来た。

 

その二人は何故か身体の露出した場所に虫に刺されたような後をつけ、真っ赤な瞳から滝のように涙を流しながらゴロゴロと地面を転げ回っている。

 

その様は見ているこちらが同情しそうになるほどだ。

 

「ひどい…誰がこんな事をしたんだってばよ」

 

「「「お前だ‼」」」

 

その惨状に恐れおののく俺に俺以外の第七班がツッコミを入れた。

 

 

 

「あー、とりあえず良くやったナルト……サスケ、サクラとりあえずそいつら縛り上げちゃってくれる」

 

「は……はい」

 

「………」

 

何が起きたのか理解出来ないまま、ピンクとサスケが悶絶している忍びを木にくくりつけている、忍び達はろくな抵抗も出来ず悶えてたままだ、あれなら下忍どころか一般人でも拘束が可能だろう。

 

「しかし、よく気づいたねナルト」

 

「ここ数日雨も降ってなかったし、こんな乾いた地面に水たまりがあれば誰だって気づくってばよ」

 

「そう……こいつらは霧隠れの中忍ってところか…こいつらはいかなる犠牲を払っても戦い続けることで知られる忍びだ」

 

「今回は戦う以前の話しだったみたいだってばよ」

 

「……ナルトあれは耐えられないよ、先生なら最初の毛虫で逃げ出すよ」

 

「ちょっと聞きたい事が有るんですがタズナさん」

 

「なっなんじゃ…」

 

「我々は貴方が忍に狙われてるなんて話は聞いてない、依頼内容はギャングや盗賊など、ただの武装集団からの護衛だった筈…これだとBランク以上の任務だ…依頼は橋を作るまでの支援護衛という名目だった筈です」

 

「………」

 

「敵が忍者であるならば、迷わず高額な【Bランク】任務に設定されてた筈…何か訳ありのようですが、依頼でウソをつかれると困ります、これだと我々の任務外って事になりますね」

 

「この任務、俺たちには荷が重い、それに俺達忍びは裏切られる事は当たり前だ、だからこそ信頼は命よりも重い…任務を偽るようなはなっから信用ならん奴の任務など受ける価値も無い……ってばよ」

 

このまま任務が終われば、またしばらくはDランク任務につける。

 

「……先生さんよ……ちょっと話したい事がある。

依頼の内容についてじゃ…」

 

そう言ったタズナの表情は今までと違い真剣だった。

 

「あんたの言う通り、おそらくこの仕事はあんたらの『任務外』じゃろう…実は、わしは超恐ろしい男に命を狙われている」

 

「超恐ろしい男…? 誰です?」

 

「あんたらも名前ぐらい聞いた事があるじゃろう」

 

「……」

 

「海運会社の大富豪……【ガトー】と言う男だ!」

 

「‼ え…!?【ガトー】って……あの【ガトーカンパニー】の?世界有数の大金持ちと言われる…!?」

 

「そう…表向きは海運会社として活動しとるが…裏ではギャングや忍を使い麻薬や禁制品の密売…果ては企業や国ののっとりといった、悪どい商売を業としとる男じゃ」

 

「…一年ほど前に奴が波の国に来て、暴力と財力であっという間に島の要である海上交通、運搬を富の全てを独占した  そんなガトーが唯一恐れているのが、兼ねてから建設中の…あの橋の完成なのじゃ!」」

 

「なるほど…で!橋を作ってるオジサンが…邪魔になったって訳ね…」

 

顎に手を添え納得するサクラ。

 

「じゃあ…あの忍者達はガトーの手の者…」

 

サスケが口を開いた。

 

「しかし分かりませんね…相手は忍すら使う危険な相手…何故それを隠して依頼されたのですか?」

 

「波の国は超貧しい国、大名すら金を持ってない…もちろんワシらにも…高額な【Bランク】以上の依頼をするような…」

 

「まあ…お前らがこの任務を止めれば、ワシは確実に殺されるじゃろう…が!」

 

「なーにっ!お前らが気にする事はない!ワシが死んでも10歳になる可愛い孫が一日中泣くだけじゃ!。

あっ!それとワシの娘も木ノ葉の忍者を一生恨んで、寂しく生きて行くだけじゃ!、いやなにお前達のせいじゃない‼」

 

妙に恩着せがましく、ハイテンションな声で話すタズナ。

 

「(……巫山戯るなよジジイ貴様がその気なら…) 先生タズナさんもこう言ってますし帰りましょう」

 

「ちょっとナルト、今の話を聞いてたの‼ このままだとタズナさんが死ぬ事になるかもしれないのよ、そんなの見過ごせないじゃない‼」

 

ピンクは俺に怒鳴るし、サスケも任務を続けたいのか不機嫌な顔で俺を睨んでくる。

 

「ハー…サクラ、この偽りの任務でお前に万が一の事があった場合お前の両親は納得するのか? きちんとした任務でも心の整理をつけるのは難しいのに、自分の娘が騙され殺されてそれで一日中泣かないと?波の国を怨まないと?寂しく悲しみにくれ残りの人生を生きていくと?娘の死を受け自殺しないと何故言い切れる‼ それとサスケ、貴様は五代目火影の弟だもし貴様に何かあれば波の国と木の葉の全面戦争に発展しそこの糞爺の家族どころか波の国に生きる全ての人間が皆殺しにされる可能性が有るがきちんとその辺は考えて話してんだよなァ⁇」

 

「それとジジイ、貴様もだ最悪木の葉が貴様の国を滅ぼし娘と孫を殺す事になるが、覚悟はいいか⁇」

 

サスケとピンクは真っ青な顔になって考えを巡らせている、ジジイも俺の言った最悪が起こった場合、今よりも悪くなる事を知りさっきまでの威勢は何処へやら呆然と佇んでいる。

 

「そんな…わしはそんなつもりじゃ…皆殺しなんて、そんな…」

 

「帰りましょう、まだお父さんお母さんを悲しませる事なんて出来ない」

 

ピンクが口火を切ると続いてサスケも同調した。

 

「ああ、そうだな俺の軽率な行動が兄さんを苦しめる事になるなら引き受けるべきではない」

 

「先生決まりだ………」

 

「ん、そだね帰ろうか」

 

二人の意見を確認し俺達は今来た道を戻り始めた。

 

「………待ってくれ、騙した事は謝る‼ ごしょうだお願いします、どうか…どうか私等を助けて欲しいんじゃ」

 

なりふり構わず土下座で頭をこすりつけながら俺達に懇願するジジイを見て、二人の足が止まった。

 

「どうしたの?二人共」

 

カカシは振り向きたずねると。

 

「ナルトの言った事は正しいと思う。最悪の場合なんて私は考えつかなかった…それでも目の前にいる苦しんでいる人を救いたいと思っちゃいけないの」

 

「…俺もこの任務は受けたい…逃げていては決して兄さんの元へはたどり着けない」

 

この二人は何を言ってやがりますか。

 

「正義の味方なら木の葉の里を抜けて他所でやれ、貴様らは里を抜けたと報告しておく、波の国とは戦争になるるだろう……生きていたら戦場で会おう」

 

「ちょ‼ナルトそんな「はい…そこまでナルトもういいでしょタズナさんはきちんと謝ったし事の重大さにも気が付いた…サスケもサクラも自分の意思で行く事を決めた…悪役を演じるのは良いがほどほどにな」」

 

「先生にはばれてたってばよ…いつから気がついてたんだってば?」

 

「はじめからだ、お前演技してる間ずっと口癖がなかったからな」

 

いままでの張り詰めていた空気が解け、俺が笑うとサスケとピンクもホッとした表情をしていた、タズナは何が起きたのかわからない顔をしていたがほっといていいだろう。

 

その後二人には遺書を書かせ、タズナには任務ごきちんと報酬を払う事と、木の葉が決定した罰を受ける事で合意し波の国に向かった。




俗にゆう俺は厨二病患者である

俺の現実が俺の妄想食って、厨二病になれないんだよ。

厨二病はなるんじゃない生き方だ、そんなんじゃいつまで経っても立派な厨二患者になれないぞぉ 作者ァ‼

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