小説の林堂 二次創作 小説「ソードアート・オンライン この現実世界にて」   作:イバ・ヨシアキ

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 はじめまして、イバ・ヨシアキと申します。
以前よりソードアート・オンラインの小説を書いてみたいと願望があり、この作品の中でも好きでたまらない、一番好きなカップリングであるキリト×アスナで書いてしまった作品を掲載しております。
 今後もキリアス、アスキリで書いていきますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

 甘さ多めで書いていきますので、なにとぞによろしくお願いいたします。




私が君を愛した理由

 

 ここに命をかけて宣言します。

 

 私、結城明日奈ことアスナは、この私が存在するこの世より去るまでいや、こことは違う別の世界、異世界、来世に生まれ変わっても、一生涯の夫である桐ケ谷和人ことキリト君の事を、私という存在の全てをかけて愛していく、と。

 

 ……いきなりで、あまりにも唐突で、羞恥色混じる告白と我ながらに思うけど、私の命、いや、この私の存在の全てと言ってもいいほどに、この全ては、今、私の胸元ですやすやと無防備に、とても可愛らしい愛しい寝顔でぐっすりと寝入っているキリト君のものであり、私の身体も心、命も魂も存在も全て、この愛してやまない大好きな彼──キリト君の為だけにある。

 

 例え、いま私が生きている、この結城明日奈としての生涯が終えても、私の全てはキリト君のものだ。

 

 もし死後に来世があるなら、来世でも私はキリト君のもの。

 

 こことは違うどこか遠い異世界でも、私はキリト君のもの。

 

 決して他人に、この身体をゆだねることはしない。

 

 しはしない。

 

 もし誰かにこの身と魂を犯され汚されても、決して、キリト君に対するこの想いと心を失わない。

 

 キリト君が私を受け入れ続けてくれる限り、私はキリト君だけのものだ。

 

 そしてもしキリト君が私を受け入れなくなってしまったら、私は……消えてしまおう。

 

 キリト君が愛してくれない世界ほど残酷な世界は無いから……

 

 

 ……それだけ私は、キリト君を愛している。

 

 

 この私の想いを吊り橋効果の擬似的恋愛。

 

 もしくは世間知らずの娘の盲目的な恋。

 

 若さゆえの早まった過ち。

 

 さぞ恋愛経験が豊富な方々からみれば、そう思われてしまうかもしれないけど、私はこの世界の誰よりも、自信を持ってキリト君の事を愛している。

 キリト君だけ。

 桐ヶ谷和人君──キリト君以外の人を愛することはできない。

 

 ……私は、キリト君だけを愛している。

 

 世の人は言う。

 

 異常な場所で芽生えた初恋は実らない、と。

 

 いつか覚めてしまう安い愛、と。

 

 簡単に一時の迷いとしてひとくくりにされてしまう。

 

 

 ……でも、私のこの想いは絶対に違えることはない。

 

 

 そう全てをかけてでも断言できる。

 

 それだけは私の全てを賭けてでも、ちゃんと宣言することが出来る。

 

 恥ずかしくない。

 

 何回だって言える。

 

 

 〝好き〟

 

 とか。

 

 

 〝大好き〟

 

 とか。

 

 

 〝愛おしい〟

 

 とか。

 

 

 〝愛している〟

 

 とか。

 

 

 この世で愛を表す全ての言葉を繋ぎ紡いでも、それでもまるでもの足りないくらいに私は、桐ケ谷和人──キリト君の事を愛している。

 

 出来れば今すぐにでも、この現実世界で彼と一緒に暮らしたい。

 

 あの世界──鋼鉄の浮遊城アインクラッドの22層に住んでいた頃のように、彼と一緒に居たい。

 

 彼が大好きなご飯を作って、おいしそうに食べてもらって、ユイちゃんと三人一緒にどこかお出かけをして、毎日を過ごしていきたい。

 

 人によってはこの気持ちが怖いと思われるかもしれない。

 

 独占欲が強い。

 

 彼に依存しすぎている。

 

 怖い娘。

 

 でも、そんな陰口を私は絶対には気にしない。

 

 恥ずかしがり屋のキリト君が震えながらもどこか力強く、私に囁いてくれる彼の強い言葉。

 

 

 〝……好きだよ〟

 

 

 〝……大好きだよ〟

 

 

 〝……愛しているよ〟  

 

 

 〝……アスナ……〟

 

 

 その言葉をそっと、私の耳傍でキリト君に囁かれた時、私の心は満たされる。

 

 キリト君のあのとても心地の良い、力強く優しい声音で〝アスナ〟と名を紡がれ、私の耳元でその声を聴くと全身が熱くなる。男の子とは思えないほど女の子のようなとても白い肌で、彼は嫌がっているけど女性である私が見ても女の子みたく可愛らしく、それでいて時折凛々しく柔らかい笑顔に微笑まれた時も、心が激しく胸打つ。

 

 細くて、下手をすれば私よりも細いかもしれない、キリト君の身体に力強く包まれ、求められるように激しく愛された時、私は必ずキリト君にキスを求めてしまう。

 

 

 ……私も君の事が大好きだよ……

 

 

 と、私の内にある想いの全てを込めてキリト君にキスをする。

 

 私の心の奥から湧き起こる、ありのままの気持ちを伝えたく、彼の舌を絡め、彼の息を吸い込み、彼の唾液を飲み、声を漏らしながらいやらしくキスを求めてしまう。呼吸が出来なくなってしまう程の激しいキスを交わした後、すごく興奮している私がいて、それにさらに求めてくれるキリト君がいる。

 

 全て吸い取られてしまいそうな長い長いキスを何回も交わしながら、お互いの舌を絡め、お互いの唾液を飲み合い、キリト君を全身で感じながら、好きという熱にうなされていく。

 

 その熱はあまりにも心地よくて、甘美で淫美で抗いがたい感覚で、私の中にある羞恥心は全て消えうせてしまう。 

 

 

 ……もっと……キスをして……

 

 

 ……由緒ある結城の娘なんて形はいらない。

 

 

 ……レクトのお嬢様なんていらない。

 

 

 ……和人君……きみがキリト君がほしいの……

 

 

 私はいやらしくものほしそうな表情でキリト君をねだる。

 

 言葉にしなくても、その表情をすれば、キリト君は私に与えてくれる。

 

 私がほしくて仕方が無いもの。

 

 彼の愛情を。

 

 

 ……彼からのキス。

 

 

 ……彼が私に触れてくれる。

 

 

 ……私を映してくれる彼の深い黒色の眼差し。

 

 

 ……慈愛に満ちた深い君の愛情も。

 

 

 ……傷つくこともいとわない君の優しさも。

 

 

 全てを独占できる。

 

 あの世界にいた時と同じように。

 

 空中に浮かぶ鋼鉄の城が存在するアインクラッドと呼ばれる仮想世界にいた時と同じように。

 

 

 ……キリト君の事を独占できる。

 

 

 現実世界の私を恋人の明日奈として、仮想世界の私を妻のアスナとして受け入れてくれるキリト君の欲情の全てを受け入れたいから、私はキリト君を欲する。

 

 何も身につけていない私の身体を、細くて白い肌をしたキリト君の身体が私を包み、互いに独占の跡をつけていく行為に夢中になり、私はキリト君の白い肌を自分の欲情で汚していく。

 

 細い首筋に強くキスをし、少しだけ固い胸にもキスをし、盛りのついた動物のように舌を這わせながらキリト君の全てを淫猥に味わう私はとてもいやらしいと思う。

 

 でもキリト君がここに居るんだと、キリト君が傍にいてくれるんだと、確たるものがほしい。

 

 ほしくて仕方が無い。

 

 だから私はひたすらにキリト君を口付けをし、キスをねだってしまう。

 

 それに競い合うように彼も同じように私の首筋に熱いキスをし、彼の所有と独占の跡を私にたくさんつけてくれる。時折、私の背中にも数回、数十回と強く無数にキスをし、私の両耳をキスで愛撫しながら彼は私を愛してくれる。

 

 両頬にもキスをし、彼が這うように首筋や胸やお腹や太腿も、湧きあがるキリト君への愛情が止まらなくなると、私は恥ずかしい声を漏らし、

 

 

 ……キリト君、もっと……キスして……

 

 

 ものほしそうに彼の唇を求めてしまう。

 

 彼の言葉の全てを私の中に入れたい、これは私だけの言葉なんだと、独占欲と欲情に煽られ舌をいやらしく這わせて彼の言葉を奪っていく。

 

 でもいくらキリト君の言葉を奪っても、私は決して満足できない。

 

 彼の愛や好意。

 

 身体に存在の全てを私だけのものにしたい。

 

 

 ……キリト君を誰にも渡したくない……

 

 

 ずっと独占したい。

 

 君が他の娘と誰かと話しをしている時に嫉妬してしまう。

 

 彼と身体を重ねるたびに、もっと欲しいと湧きおこる色欲に身を任せてしまう。

 

 激しく何回もキスをし、強く優しく私の身体を愛撫され、湧きおこる淫美な熱に身体を熱くし、意識を全て溶かし、理性などを捨て彼からの想いを懇願したとき、最後にその想いを私の内にたくさん注がれた時。

 

 私の心は満たされる。

 

 息が切れて、呼吸が乱れ、動機が激しく、意識がもうろうとする中でも、私はキリト君にキスを求めてしまう。

 

 でも、私の心はいくら彼に満たされても、

 

 

 〝まだ、ほしい……〟

 

 

 〝もっと、ほしい……〟

 

 

 〝ぜんぜんたりないよ……〟

 

 

 あさましく貪欲にまた求めてしまう。

 

 事を終えた今でも、すぐに不安になってしまう。

 

 キリト君に会えない時。

 

 キリト君が傍にいない時。

 

 キリト君を感じられない時。

 

 私はとても不安になる。

 

 この現実に戻ってきて、君と私は2年間を失ってしまった。

 

 そう2年前。

 

 未成年であり、学生である私たちにとって、2年の喪失はあまりにも大きい。

 

 日常社会の差異。

 

 勉強の遅れ。

 

 将来の不安。

 

 お母さんとの溝。

 

 結城家との問題。

 

 SAO帰還者としての世間の視線。

 

 互いにある多くのしがらみ。

 

 まだ何が起こるかわからないキリト君と私が関わってしまう何らかの問題。

 

 正直、怖くて仕方が無い。

 

 SAOの世界が一番危なかったのに、現実世界がこんなにも怖いだなんて、おかしいと思う。

 

 キリト君と過ごしたあの日が一番懐かしく思う。

 

 ALOにもあのSAOの頃と同じように過ごせる場所はあるけど、その世界は時間が限られている。まるで夢の中の時間みたくキリト君とユイちゃんとの居場所が終わり、ベットで儚げに目覚めてしまう現実。

 

 学校に行けばキリト君がいて、一緒にご飯や、選択授業で一緒に過ごして、放課後にデートして、お休みの日にどこかにお出かけして、楽しい時間を過ごせる。

 

 でも、現実で一緒にいられる時間は限られている。

 

 お互い決まった時間になれば私は家に帰り、キリト君も家に帰る。

 

 この現実にはお互いに家族があって、お互いに高校生という隔たりがある。

 

 空想世界にいたアスナとキリト君の関係はALOに引き継がれたけど、あの妖精の世界ALOの世界は幻想的であまりにも儚げに見えてしまう。

 

 

 ……もっと君と居たい。

 

 

 ……傍に居たい。

 

 

 キリト君と一緒に居たいと考えている私。

 

 ずっとキリト君が私の心の中に居て、ずっと君のことを考えている。

 

 私がSAOの世界に行く前。

 

 恋とか恋愛とか、誰かを好きになる日が来るなんて夢にも思わなかった。

 

 思えば私は、SAOを始める前の私は毎日を勉学に勤しんでいた、いわゆるまじめな娘だった。結城家の女性として恥じないように努め、毎日をひたすらに真面目に生きていた。

 

 勉強も常に上位を目指し、付き合う友達も親が紹介し認めた娘や習い事や面接も決まった、模範解答の教えられた優等生の言葉を暗記し、それをただ言うだけ。

 創られた優等生。

 

 自分の考えはない。

 

 必要もない。

 

 友達も確かにいたけど、それは結城家の明日奈として付き合ってくれていた仮初の友達。

 

 学校を卒業すれば会うことも無い。

 

 現に、いまではもうその付き合い無い。

 

 本音も話し合えない、距離が置かれた交遊。

 

 別に寂しくも、悲しくも無い。

 

 私は周りの娘達からも距離を置かれていたから。

 

 優等生である私。

 

 勉強が出来るお嬢様と見比べられる事を嫌う娘は私に声をかけてくれない。

 

 露骨に苛めはなかったけど、陰湿な陰口はあった。

 

 

 ──「結城さんと一緒にいるとなんか疲れるよね」

 

 

 ──「仕方ないじゃん。あの娘まじめちゃんだもん」

 

 

 ──「あの娘といると、こっちも同じようにしなきゃいけないから嫌なんだよね」

 

 

 ──「ほんと、本物のお嬢様って感じだよね」

 

 

 ──「うちの親からも結城さんを見習いなさいって怒られるし、見比べられるし」

 

 

 ──「……ほんと、まじめな娘は得だよね」

 

 

 今も覚えている。

 

 クラスメイトや友達と思っていた娘からも、私は疎んじられていた。小学生や中学生時代の私の記憶に想いではない。

 

 正直、学校という場所は私にとっては勉強をして点数を競う場所。

 

 常に学年の上位に入り、好成績を修めて、結城の女性として恥じない家名と地位のある男性と結婚し、幸せな家庭をつくる。

 

 勉強と決まりごとの毎日。

 

 私の陰口を叩く娘に言いたい。

 

 

 ──私だって真面目なんか演じたくなんかない。

 

 

 ──みんなみたいに……

 

 

 ……みんなみたいに何をすればいいんだろう? 

 

 

 どこかに遊びに行く?

 

 

 気になる男性の噂話をする?

 

 

 一緒にお弁当を食べる?

 

 

 そう、私はまじめを演じる以外何もできはしない。

 

 お母さんの言うことを訊く以外に出来ることはない。

 

 

 ──結城明日奈という人間は、それだけの人間でしかない。

 

 

 親に反抗を抱く、親の事を陰で悪く言う。

 

 そんな事、私にはできなかった。私はどこまでも行っても、いくら人生を重ね、いくら歳を重ねても、私はまじめな結城明日奈でしかない。

 

 評価を気にして、成績にこだわる。

 

 ただそれだけの人間でしかない。

 

 どこかに行けたらなと、いつしか考えるようになっていた。

 

 広い場所。

 

 ビルや学校や結城の家が無い、どこか広い所に行きたい。

 

 結城明日奈でいなくて良い世界。

 

 そんな叶いもしない想いが、いつしか私の内に繰り返されていた。

 

 いつしかそれが勉強中の中にも繰り返されるようになり、鬱積していた抑圧が私のリズムを狂わせ始めていた。

 

 そんな時にSAO──ソードアート・オンラインと出会ってしまった。

 

 遊びに疎い私にも、SAOは一般的な社会常識として知っていた。

 

 よりリアルな世界を体感できる新生代の仮想体感ゲーム。

 

 別の世界に行ける。

 

 結城明日奈から逃れられる世界。

 

 兄さんが買ってきたそのゲーム機に私は心惹かれた。

 

 一度でいい、一度でいいからこの窮屈な現実から解放されたい。

 

 ゲームの中でもいい、自分以外の人間になりたい。

 

 その想いで私は、あのゲームに参加してしまった。

 

 結城明日奈ではないゲームの中のアスナ。

 

 学校も無く、塾も、成績も、陰口も、結城の決まりごとのない世界。

 

 

 ……初めて自由になれた。

 

 

 正直うれしかった。

 

 本当に生まれ変わったような気がした。

 

 本当に自分が別の世界に生まれ変わり、結城明日奈とは違うアスナになれたような気がした。ゲームとは思えないほどの現実感に私は嬉しくて仕方が無かった。

 

 異世界の町並みと建物を見物しながら歩き、現実にはないだろう世界に見惚れ、私は生まれて初めて草原を思いっきり走り、跳んで、異世界を堪能した。

 初めての解放に、私は自由と喜びに満たされていた。

 

 こんなにのびのびとした気持ちはいつぶりだろう。

 これなら明日から気分を入れ替えて頑張っていける。

 

 さあ現実に戻ろう。

 

 明日も試験だし。

 

 予習しなきゃ。

 

 

 ……そう、思っていたのに……

 

 

 ……あの宣言がされるまでは……

 

 

 紅いローブをまとった巨人からの宣言。

 

 

 〝これはゲームではない!〟

 

 

 今も鮮明に覚えている、私が2年もの間、デスゲームに囚われてしまった宣言。

 

 このSAOの世界を創り、アインクラッドの創造主。

 

 茅場晶彦。

 

 私やキリト君の人生を大きく変えてしまったこの仮想世界を作った科学者の名前。

 

 私たちはこの仮想の世界に囚われ、死をもってしかこのゲームを終えることのできない現実を突きつけられてしまう。

 

 最初は悪い夢だと思った。

 

 早く冷めてと思った。

 

 そう、早く目覚めて学校に行かなきゃ。

 

 一ヶ月後には全国模試があるし、早くログアウトしなきゃ。

 

 どこにログアウトがあるの。

 

 コマンドのどれを見ても見当たらない。

 

 どこ。

 

 どこにあるの?

 

 夢じゃなかった。

 

 私は打ちしがれた。

 

 こんなことになるなんて。

 

 

 ……お願い、誰かこれは夢だって言ってよ。

 

 

 ……学校に行かなきゃ。

 

 

 ……私、受験控えているんだよ。

 

 

 ……明日も試験なのに。

 

 

 私だけじゃない。

 

 他にも似た人は沢山いた。何とかして現実に戻ろうと、浮遊城から飛び降り、自分から命を絶ち、ログアウトを望んだ人たち。

 

 私もそれに続こうと思ったけど、跳ぶことはできなかった。

 

 もし、跳び下りて本当に死んでしまったら、私の今までどうなっちゃうの?

 

 私まだ15歳なんだよ。

 

 こんな終わりなんて嫌だよ。

 

 嫌だよ。

 

 こんな最後、嫌だよ。

 

 戻りたい。

 

 戻って学校行かなきゃ。

 

 落ちこぼれてしまう。

 

 落ちこぼれになってしまう。

 

 嫌だよ。

 

 みんなから憐れられてしまう視線。

 

 ゲームで人生を棒に振ったと陰口を囁かれ。

 

 お母さんに見捨てられる。

 

 現実に戻っても、私にもう居場所なんてない。

 

 宿にひきこもって死んでしまうなんてやだ。

 

 だったらやれるだけやって生き抜いて、最期を迎える時は華々しく散ってしまおう。

 

 そんな想いの中で私はこのゲームに身を投じた。

 

 何時、死んだって良い。

 

 もしかしたら早くクリアできるかもしれない。

 

 もしかしたら別の方法でログアウトできるかもしれない。

 

 自暴自棄に駆られ、私は必死に戦った。

 

 レベルを上げる為、強くなる為に、必死に生きていた。

 

 早くクリアしたい。

 

 早くこのゲームから出ていきたい。

 

 その想いの中で私は必死に生きた。

 

 たくさんの人が死んで、いつ自分が消えて無くなってしまうかの恐怖の中で、そんな恐怖の中にいる中で、私はキリト君に出会った。

 力尽き、もう死ぬんだと、こんな終わりだったんだと、悲しくて仕方がなかったとき、君が助けてくれた。

 

 最初は何を考えているんだろうと思っていた。

 

 だって君ってあまりにも緊張感が無くて、掴みどころが無くて、何を考えているんだろうって、不思議に思えた。

 

 だって、あの絶望の中で君は前向きに生きていたんだよ。

 

 あの世界にも美味しいものがあるって、君が教えてくれたんだよ。

 

 味気ないあのパンを美味しく食べる方法を教えてくれた君の何気ない一言が、すごく、うれしかった。

 

 電子情報の造りものだって思えたものが、本物のように思えた。

 

 だから私は、前向きにあの世界の中で生きていくことが出来たんだよ。

 

 君のさりげない、そんな優しさが、私が惹かれたきっかけだったんだよ。

 

 でもそんな気持ちに私は最初、全然気付けなかった。

 

 だって初恋だったんだから。

 

 私が恋をするなんて夢にも思わなかった。

 

 ずっと君の事を想っていた。

 

 意識をしていた。

 

 君と話せるきっかけがあれば話をしたかった。

 

 夜になると不安で眠れなった夜でも、君のことを考えたら、自然と君の夢を見ることが出来た。

 

 現実世界で落ちこぼれ、憐れみとさげすみの視線にさらされることのない夢、キリト君が出て来てくれる夢。

 

 素直な気持ちになれた私がキリト君の傍にいて、ご飯を作ったり、どこかにおでかけしたり、一緒にいることのできる夢。

 

 彼に好きだって告白して。

 

 恋人になれて。

 

 結婚して。

 

 家族を持って。

 

 一緒に過ごしていける夢。

 

 覚めてほしくない夢を君のおかげで見ることが出来た。

 

 不安で。

 

 どうしようもなく怖くて。

 

 寝ることが出来なかった。

 

 それを君は簡単に取り除いてくれたんだよね。

 

 お昼寝していた君の傍にいた時も、ぐっすりと眠ることが出来たんだよ。

 

 その後、色々な事件に巻き込まれて、二人で解決して、君のいろいなことを知ることが出来た。

 

 もっと君の傍に居たい。

 

 君の事を知りたい。

 

 君を見ていたい。

 

 私の内でその想いが君に対する愛情だって気づくまでに時間がかかったけど、私はとても嬉しかった。

 

 だって人を好きになることができたんだよ。

 

 

 キリト君が好き。

 

 

 キリト君を愛している。

 

 

 その気持ちを持てたことが、すごくうれしかった。

 

 私がこの現実世界に戻り、あの病室でキリト君に出会えた時、君のことが夢じゃなかった事がすごくうれしかったんだよ。

 

 怪我をした君を見て、わたしの為に傷ついて、泣いていた君に、私は初めてキスをすることが出来た。

 

 一緒に同じ高校に通い、一緒にご飯を食べて、一緒に過ごせる現実世界。

 

 Mobに殺される不安のない世界。

 

 死んで光になって消えてしまわない世界。

 

 確実な形があるこの現実世界でも、私たちは確かめあうように身体を求めた。

 

 性依存症。

 

 ふしだらな娘だと思われてしまっても良い。

 

 はしたない娘だと思われても良い。

 

 私はキリト君がほしい。

 

 キリト君に愛されたい。

 

 キリト君が注いでくれた命を私の内で育みたい。

 

 

 ……そして、君と家族を持ちたい。 

 

 

 君のお嫁さんになりたい。

 

 この考えはいやらしいのかな。

 

 私はいやらしい娘なのかな。

 

 でもねキリト君。

 

 君とたくさんキスをして、君にたくさん好きって言われて、たくさん身体を求められている時、私は幸せに満たされるんだよ。

 

 あんなに愛してくれたのに、あんなに愛されていたのに、君がぐっすり寝てしまうくらいに求められたのに、私はまだ君の事がほしくて仕方が無いんだよ。

 

 君に好きだってたくさん言ってほしい。

 

 たくさん、たくさん、もっと言ってほしいんだよ。

 

 アインクラッドで私とキリト君が始めて一緒の夜を迎え、身体を求めたくれたあの時。

 

 私はすごくうれしかった。

 

 そう、キリト君が殺されそうになった時。

 

 私は生まれて初めて殺意を覚えた、あの日。

 

 私は、あの男を殺したくて仕方が無かった。

 

 キリト君に嫉妬と恨みを抱いたあいつを、生まれて初めて人を殺してやりたいと思った。

 

 誰とも喧嘩なんてしたことも無い私が、両親に暴力なんて使っちゃいけないって厳しくしつけられた私が、始めて殺してやりたいと殺意を湧かせてしまった。

 

 醜く土下座をして命乞いをするあいつに、わたしは一瞬、躊躇してしまった。

 

 そのせいで君は……あいつを殺してしまったんだよね……

 

 

 ……人殺しをしてしまった……

 

 

 私がこのデスゲームに参加するまで、それは遠い言葉だと思っていた。

 

 私のいる世界とは違う、遠い言葉と認識。

 

 ニュースや新聞。

 

 事件や戦争。

 

 その中で起きる私達とはまるで関係のないことだと、遠い、遠い、事だと思っていた。

 

 刃物を相手に突き刺し、命を殺めてしまう行為。

 

 殺人。

 

 私がその行為をしてしまうことの恐怖や後悔、それよりも人殺しという行為が、恐ろしくなってしまった。私は両手に降り上げた剣をそのまま突き刺し、殺してやろうと思った自分が恐ろしく、躊躇してしまった。

 

 その躊躇が奴に隙を与えてしまった。

 

 下卑た笑い声を上げながら、殺されそうになった時。

 

 キリト君が身を呈して守ってくれた。右腕を切り落とされ、傷つきながらも私の代わりに、奴を殺してしまった。

 

 この行為をだれも責めないでほしい。

 

 

 彼は私を助けてくれるために、私を救う為に奴を殺したのだから。

 

 

 殺さないでどうにかできたのかもしれないなんて言うつもりはない。

 

 そんなことは無理だったのだから。

 

 彼は傷ついてしまった。

 

 私のせいで。

 

 私のせいで、キリト君が傷ついてしまった。

 

 ごめんなさい。

 

 私の中でどうしようもない気持ちで、いっぱいだった。

 

 私が君に想いを寄せなかったら、こんなことにならなかったのに。

 

 キリト君を傷つけてしまった

 

 傷をつけたくなかったのに。

 

 守りたかったのに。

 

 ごめんなさい。

 

 悲しくて仕方が無かった。

 

 涙がボロボロ出て、子どものように泣いていた。

 

 泣いて誤魔化す気はなかったのに。

 

 沢山傷ついていたのに。

 

 声をかすれかすれに紡ぎながら、

 

「ご、ごめんね……わたし、もうキリト君には……合わない……」

 

 別れようと思った。

 

 離れようと思った。

 

 でも君は、私を捕まえてくれた。

 

 

 そして。

 

 

 ……そのままキスをしてくれた。

 

 

 キリト君がキスをしてくれた。

 

 口に。

 

 男の人とキスをするなんて初めてだったんだよ。

 

 君がキスをしてくれるなんて、夢の中でしかなかったと思っていた。

 

 すごくうれしかったんだよ。

 

 もうキリト君と会えない。

 

 キリト君に嫌われてもしょうがない。

 

 もう、キリト君に顔を合わせられない。

 

 せっかく傍にいれたのに。

 

 傍に居るだけでよかったのに。

 

 でも、キリト君がわたしを受け入れてくれた。

 

 キリト君が私を受け入れてくれた事がすごくうれしかった。

 

 腕を掴んでくれた君の手がとても暖かくて、唇の温もり、君の優しさが伝わってきた。

 

「……俺の命は君のものだ……アスナ……」

 

「……だから……この命は君のために使う……」

 

「最後の一瞬まで一緒にいよう」

 

 うれしかった。

 

 君が私を受け入れてくれたことが。

 

 だから私は君を守ると、私を守ってくれるキリト君を守ろうと誓った。

 

 君は言ったよね。

 

 キリト君の命は私のものだって。

 

 私、アスナの命も君のものだよ。

 

 恋人になれたこと。

 

 身体を重ねることができたこと。

 

 君に私を捧げる事ができたこと。

 

 本当にうれしかったんだよ。

 

 

 あの時、君を癒してあげたかった。

 

 全て捧げても良いと思った。

 

 ううん、君の事どんなことがあっても一生、この命が尽きるまで、ううん、来世でも君の事を愛していく。

 

 君がもし人殺しだと責められたら、私が守ってあげる。

 

 君が苦しんでいるなら私も一緒に背負ってあげる。

 

 泣いているなら、私がその涙を拭ってあげる。

 

 キリト君を責める誰かがいるなら、私が盾になる。

 

 君が私を救う為に犯した罪は、私の罪でもある。

 

 だからキリト君。

 

 傷つかないで。

 

 私がいるから。

 

「……キリト君……」

 

 私は頬を撫でた。

 

 とてもかわいらしい顔をしている。

 

 そしてとても愛おしい寝顔をしている。

 

 もし君の赤ちゃんを私が宿して産んで傍で見る時も、こんな感じなのかな。

 

 女の子みたいだっていったら嫌そうな顔をするけど私は好きだよ。

 

 

「……ほんとうに大好きだよ……キリトくん……」

 

 

 私はもう何十回、何百回目かになる想いを言葉に告げた。

 

 沢山好きと言葉を紡いでも、まるで足りないように思える。形がまるでない私の想いはちゃんと通じているのかな。

 

 私はキリト君の事が好きなんだよ。

 

 ほんとうに大好きなんだよ。

 

 

 ううん──好きじゃ足りない……

 

 

 ……私は君を愛している……

 

 

 ……桐ケ谷和人君を愛している!

 

 

 ……キリト君を愛している!

 

 

 だめだよ……いくら言葉にしてもまるで足りない。

 

 いくら言っても、告げても、まるで足りない。

 

 仮想世界のステータス画面みたく、私の好きが数字に表されたら良いのにと思う。

 

 そうしたらキリト君がどれだけ私の事が好きだと解ったらいいのにと、あまりにも不謹慎な事を考えてしまう。

 

 それにもし、私はこれだけキリト君の事が好きですと数字が表示され、もし私より高い娘が現れたら、私はその娘に負けてしまうのかな。

 

 

 そうしたらキリト君は……どうするんだろう?

 

 

 ……駄目、また、いやな感情が巡ってしまう。

 

 

「……いやだなぁ……」

 

 

 なんでこんな不安を抱いてしまうんだろう。

 

 あんなに、あんなに君に愛された後なのに、私の中の、この湧きおこる不安は消せない。

 

 でも、この湧き出す不安を消す方法を私は知っている。

 キリト君の胸に頬を乗せ、暖かい白い肌の柔らかに揺らす彼の心臓の音と鼓動と熱を感じると不安は無くなる。

 

 最初は君の姿を確認出来たら満足できた。

 

 君と話せることが出来たら満足できた。

 

 君の隣に居ることで満足できた。

 

 でも、もっと会いたい。

 

 もっとそばに居たい。

 

 離れている時、不安に押しつぶされそうになってしまう。

 

 今、君は何をしているんだろう。

 

 今、何を食べているんだろう。

 

 家で一人ぼっちの時、ずっとそんな事を考えていた。

 

 あの世界で私の心を助けてくれたのは君なんだよ。

 

 君がいなきゃ、わたし、今どうなっていたかわからないんだよ。

 

 

 ……キリト君がいてくれたおかげで。

 

 

 ……キリト君がこの世界に産まれてきてくれたおかげで。

 

 

 ……わたしは生き抜くことが出来たんだよ……

 

 

 大げさだと笑われてしまうかもしれない。

 

 でもそれだけ私のキリト君に対する依存は深刻なんだと確信が持てる。

 

 こんなことを言えば危ない娘だと思われるかもしれない。

 

 でも、私はキリト君に嫌われたくない。

 

 恋が覚める。

 

 想いが消える。

 

 

 ……そして別れてしまう。

 

 

 ……この想いが最初から無かったかのように……

 

 

 キリト君とのつながりが無くなってしまう。もうこの髪に触れることも、この白い肌に触ることもできなくなってしまう。

 

 まるでSAOから失われてしまうように、光のかけらになってしまい、何もつかめないほど、残せないほどに、粉々に散ってしまい、そのまま失われてしまうかのように、キリト君が私の前からいなくなってしまう。

 

 

「……いやだよ……」

 

 

 ずっと、傍にいてほしいな。

 

 駄々をこねた子どもみたいな甘えた想いで、私はキリト君の左頬にキスをした。私はよくここにキスをする。

 

 左頬には、うっすらと、まだキリト君の左頬には細い切り傷がある。

 

「……一生、残っちゃうね……」

 

 キリト君の右腕にも切り傷の跡が残っている。

 

 私に会いに来る時に傷つけられた現実の傷跡。ゲームとは違い、絶対に消えない傷跡。

 

 ううん……彼の心にも傷がある。

 

 人を殺めた傷。

 

 大切な人を助けられなかった傷。

 

 人に責められた傷。

 

 たくさん傷があるんだよね。

 

 いっぱい怪我をしているんだよね。

 

 

 ……君は、優しいんだもん。

 

 

 私の甘えを受け入れて、私を安心させてくれる。

 

 私を愛して、私を求めてくれる。

 

 キリト君。

 

 とても。

 

 とても大好きだよ。

 

 私、キリト君の事が本当に好きだよ。

 

 

 ……だから絶対、この世界で一緒になろうね。

 

 

 ……君のお嫁さんになって……

 

 

 ……君の子どもを身ごもって……

 

 

 ……君と一緒に歳をとって……

 

 

 私──アスナとして結城明日奈としての人生を終えたい。

 

 そしてまた次の世界でも一緒に君と歩んでいきたい。

 

 

「……ん……」

 

 あ、起きるんだね? キリト君。

 

 よく、眠れた。

 

 まだ寝ていても良いのに。

 

 柔らかそうな瞼を開き、透き通った黒い瞳がわたしに向けられる。

 

「おはよう……キリトくん……」

 

 眠たそうにしながら優しく微笑みながら、

 

「おはよう……アスナ……」

 

 寝ぼけ眼のキリト君に、

 

「よく眠れた……」

 

 わたしが訪ねると、まだ眠たそうにしながら、

 

「……うん……ぐっすり眠れたよ……」

 

 ぽふんとわたしの胸に顔を埋めてくる。

 

「こら……私はベットじゃないぞ」

 

 顔を押しこめるように甘えながら、

 

「……まだ寝たりないかな……」

 

 彼は私の胸の中で甘えながら、

 

「……ん……く、くすぐったいよぉ……んん」

 

 キスで愛撫してくれる。

 

 好きだと愛してもらっているんだと彼を感じていると、

 

「……アスナといると……なんか……すごく幸せだ……」

 

 私の名前を呼びながら、首筋にキスをしてくれる。

 

 柔らかいキリト君の唇が、そしてそのまま、また私の胸元に何回もキスをしてくれる。

 

「……いきなり甘えん坊さんになるね。君は……」

 

 甘える彼を愛おしさに任せながら抱きしめると、

 

「ごめん、いやだった」

 

 不安そうに聞き返す彼に、

 

「ううん……たくさん甘えていいよ」

 

 嫌なわけない。

 

 君が甘えてくれるとわたしはすごく幸せなんだよ。

 

 私の身体に優しくキスをし、甘えてくれるキリト君。

 

「……ん……んん……」

 

 幸せ。

 

 本当に幸せ。

 

 君を独り占めできる。

 

 君が傍にいてくれる。

 

 君を感じることが出来る。

 

 温もりも。

 

 暖かさも。

 

 匂いも。

 

 全て今、私のものだ。

 

「……アスナ……キスしていい?」

 

 甘え上手なキリト君にお願いされたら嫌なんて言えないよ。

 

「……ふふ、どうしようかなぁ……」  

 

 意地悪そうにじらしてしまう。

 

 困った彼の顔も好きだから意地悪してしまう。

 

 指で困った表情を解すように撫でながら、

 

「……私にキス……したい?」

 

 自分の内で早く脈打つ鼓動の音を堪えながら、訊ねてみる。

 

 答えは知っているけど、キリト君の言葉で聞きたい。

 

「……したい……すごく……」

 

 恥ずかしそうにおねだりしてくる彼に、

 

「……じゃあ……私もお願いしていいかな……」

 

 私もおねだりをしてしまう。

 

「……俺が、叶えられる願いなら……」

 

 うん。

 

 十分かなえられるよ。

 

 だから私は、

 

「……大好きって言って……強くキスしてほしいなぁ……」

 

 甘えながら、お願いする。

 

 君に、今一番してほしい事を。

 

「……それが君の願いなら……」

 

 キリト君の可愛らしい顔がそっと近づいてくると、恥ずかしがり屋の君は眼をつむるよね、わたしはそんな君の紅らむ顔が好きだから、

 

 また愛おしい気持ちがこみ上げてくる。

 

 やっぱり私は、キリト君の事が好きで仕方が無いんだ。

 

「大好きだよ……アスナ……これからもずっと……」

 

 うれしい。

 

 すごくうれしいよ。

 

 私も言いたい。

 

 ねえ聞いて、

 

「私も……キリト君の事……大好き……んんん!」

 

 言い終える前に、キリト君が口をふさいでしまう。

 

 ずるいよ。

 

 私も言いたかったのに。

 

 もう、いっぱいキスしてくれなきゃ、許してあげないんだから。

 

「んん……ん……んん……」

 

 強いキス。

 

 キスに好きを込めてしてくれるキリト君のキス。

 

 本当に強いキスだよね。

 

 呼吸が出来ないよ。

 

 我慢させてごめんね。

 

 

 いっぱいキスをして。

 

 優しくキスをして。

 

 強くキスをして。

 

 

 これからもいつまでも。

 

 

 私を愛して。

 

 

 キリト君……大好きだよ……

 

 

                                      end




 いかがでしたか?
 アスナさんサイドから書いてみたキリトさんへの想いを心情描写視点において書いてみた作品です。
 一部でアスナさんの想いがヤンデレに近いと評されていますが、実際あの二人の想いは依存であり、またそれが当然だと思えれている二人の愛の深さだと思います。
 お互いに支えあう愛。
 この二人の想いと、そんな愛され方の二人が小生は大好きです。
 
 本当はこの作品は5月末に出す予定でしたが、予約登校をミスしてしまいました。
 本当に申し訳ありません。
 次回はこういうことが内容に精進いたします。

 では、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
 
 暑くなるころではございますが、皆様健康と体調にはお気をつけを。
 では。

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