saoから”ログアウト”できたプレイヤー   作:土ラグーン

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こんばんは!アズマオウです!
いや、お気に入りどんどん増えてうれしいです!
糖分注入したのでw少し無理矢理かもしれないですけど!
ではどうぞ読んでください!



夢が叶った瞬間

俺は、ここで人生を終える。そう思った。なぜなら、俺の頭上には、燃えさかる炎をまとった片手剣が、俺を殺そうとしているからだ。空中だから身動きもとれず、当然回復も不可能、さらに俺のHPバーももう真っ赤だ。俺が目を閉じた瞬間ーーーーーー

 

 

 

 

「ギャ!!」

 

 

 

 かすかな悲鳴が聞こえた。巨人の声だろうがなぜだ?

 

 

 

 

 俺は地面へと落ちていく。意識をリセットして何とか、宙返りを決め、着陸する。

そして俺は前を見た。そこにいたのはーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「《ユウコ》・・・・・・なのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい・・お久しぶりですね!」

 

 

ーーーー信じられなかった。まさか彼女がいるなんて。だがここは、ソロ用のクエストだ。なぜ助太刀は不可能なはずーー

 

 いや、可能だ。なぜなら、ほこらは出現しており、そのほこらに行くことは可能だからだ。インスタンスマップでないなら割り込みは可能だ。しかし、割り込んだ場合クエストをしているということにはならないため、割り込んだ側にとっては、意味がないはずだ。

しかもこのクエストは、どうやら、クリアしたら消えてしまうたぐいのものなのでなおさらだ。

 ちなみにインスタンスマップとは、一時的に生成されるマップのことである。つまり、2人の人間が、同じクエストを受けた場合、別々のフィールドに移動するという仕組みだ。

 

 

 

「なんで、ここがわかったんだ?」

 俺は、かすれ声で聞いた。

「何でか・・ですか?・・フフッ。それはですね・・」

 ユウコは、少し顔を赤らめた。

「あなたが、気になったからです!と、トールバーナに行くからっていっててこの町のクエストについて調べてきたんです。」

「・・そうなのか」

 俺は唖然としていた。わざわざ俺の後を追ってたのか?

「そしたらこのクエストの情報がでて、いってみたんです。したら、ロックァさんが・・!」

「ありがとうな」

 俺は彼女にほほえむ。

「まさか投剣スキル覚えてたとはな。あのおかげであいつのソードスキルが止まって、俺は生きられたんだ。ありがとうn・・っ!!!!!!くるぞ!」

「え・・!っ!きゃああ!!?」

 彼女は俺の横をすぎて吹っ飛んだ。俺が叫んだときには遅すぎたのだ。そう、奴のスラントがユウコに襲いかかることを伝えるのが。

 彼女は岩の壁にぶつかり、ずるずると、地面につき、うつ伏せになっている。HPバーは赤くなってしまっている。

 俺はこのとき、怒りを覚えた。あの巨人に、そして己に・・・・

(ふざけるな‥彼女は俺を守るためにここにきたのに、俺がまもらなくてどうすんだ!?)

 

 

 

 

 

「ううっ・・・・ロックァさんだめだよ私、、役に立てないな・・」

 

 

 

 違う。君は俺の、、俺の、、

 いや、違うのか?この感じは?あふれ出すこれはまさか?

 

 俺は喉からでた言葉を発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなこといわなくていい。なぜなら、」

 

 

 

 

 

 

 

 俺はありのままをぶつけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は君のことが好きだからだ。君は俺の、、力になるからだ!!!!!!」

「・・・・・!」

 

 

 

 

 

 

 

 そういうや、俺はポーションを飲み、地を蹴る。

「てめえだけは・・・・許さねえぞこのくそやろう!」

 俺は、ソードスキル《バーチカル》を放つ。奴は足に刺さっている剣をやっと抜いて、放り捨てた。そしてやつは、ソードスキル《ソニックリープ》を放つ。そしてぶつかりーー

 

 

 

 

 俺が奴の剣をはじき返した!

ーーーー弾き返す!絶対に!

 この想いが答えてくれたような、そんな気がした。

 しかし俺も、ソードスキルを使ったのでスキルディレイが発生している。このままでは、何の意味もない。だがーーーー

 俺はディレイがとけた瞬間、腰のポーチにあるピックを取り出し、奴の右目に投げつけた。この技は、初級技なので、ディレイが非常に少ないのだ。これにより、巨人の死角を作ることができる。貫通ダメージ、ピック2本によるダメージによって何とかあと7割にまで減らせている。俺はソードスキルを放つべく猛突進を開始した。俺はまず、片手剣2連撃ソードスキル《バーチカル・アーク》を放つ。斜め下ぎりを放ち、そして、斜め上へと斬りつけてV字形の軌跡を描く技だ。こちらは、空中へと上昇できるので、大型ボスに有効だ。その勢いを利用し、俺は巨人の肩まで接近し、飛び乗る。のけぞった巨人は首を横に向けて、肩に乗った俺の顔を見る。その瞬間俺は、あいつの左目に体術スキル《閃打》をはなつ。拳で目にも止まらぬ早さで敵をつく技だ。奴は悲鳴を上げ、顔をぶんぶん振るも、もちろん俺にはなにもこない。

「これで、、終わりだ」

 俺は、ソードスキル《ダンシングソード》を放つ。威力はメテオフォールに劣るが6連撃技で攻撃スピードは速い。右から左、左から右に薙払い、右斜め下から左斜め上へ斬りつけ、俺も飛ぶ。そして、空中で縦回転を2回繰り返し、歯車のように切りつけ、その勢いで振り下ろして、地に着地してフィニッシュだ。やつのHPバーがガクンガクンとへってーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「グラアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!????」

 悲鳴を上げて、巨人はポリゴンの粒子となって爆散した。

 

 

 

 俺は、肩に乗っていた自分の身体がしたに落ちるのを感じ、地面に剣を突き立て、衝撃を和らげた。俺は、空から、赤い粉が舞っているのを感じた。

「ん・・?」

 上を見ると、不死鳥が俺の頭の上を飛んでいる。そして、不死鳥の両足に持っている、きれいな紅色の"石"が俺の足下に落ちた。俺はそれを開き、アイテム名をみると、《不死鳥の剣(原石)》と書いてある。

 俺はそれをアイテムストレージに移し、俺の後方で倒れている少女をみた。そして歩み寄り、ポーションを側に置く。

 「ほら、飲めよ。一応な」

 俺は彼女を揺すった。

「ん・・んふう・・うぁ・・」

 彼女は目をゴシゴシやり、おおあくびをした。

「終わったぞ・・やっとな」

「ん・・って・・ロックァさん!?」

「ああ、ユウコ、どうした?」

「あの、さっきのほんと、ですか?」

「さっきのって?」

 俺は首を傾げると、彼女は顔を赤らめて、頬を膨らませる。

「だ、だから、、その、、叫んでたじゃないですか?」

 

 

 

 

 

 

 

「わ、私のことが好きだって・・」

 

 

 

 

 

 

「あ・・・・そうだな、そんなこといったな‥」

 

 

 

「もう、まったく。それで、ほんとうなんですkーーーーっ!?」

 

 

 

 俺はその先の言葉を自らの口で塞いだ。

「ん、、んむっ、、んんむ、、ぱぁ!」

 ユウコは、異常なほど顔を赤らめた。

「俺は、君が好きだ。なんでだかわからなかったけどな‥守ってやりたい。そう思ったんだ。また、守られたいなとも。」

「わたしも、、好きです・・えっく・・!うぇ・・」

 彼女は泣いていた。しかし口は笑っている。彼女は涙を拭こうと必死に手で拭っていたが、あふれていて、止まらない。

「なあ、1つ、聞いてほしいことがあるんだ。」

「は、はい・・・・?」

「俺とーーーーーーーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結婚してくれないか?」

 そういうと、俺は、プロポーズウィンドウを開き、彼女に送る。そしてさらに、俺が持っていた、ドロップ品の指輪《トップクリスタル・リング》をストレージから取り出し、彼女の左手をとり、薬指に通した。このリングをはめていると、状態異常になりにくくなる。

 彼女は俺がはめた指輪と、送ったメッセージを交互にみている。そして、一度下を向き、そして、意を決したかのように頭を上げ、にこっと俺に最大級の笑顔を送り、

「はい、、お受けします・・!」

 

 俺は彼女を抱き、彼女の唇を"再び"奪った。

 

 

 今日がこの15年間で最高の日だった。俺の恋がやっとかない、同時に、彼女の恋もかなったのだ。




いや、ついにキスしたんすねw
描写だいじょうぶだったかな?w
んでは、次は、いよいよ日常編へと突入します!要は結婚生活ですw

感想、酷評お待ちしてます!

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