saoから”ログアウト”できたプレイヤー 作:土ラグーン
現在アンケート続行中なんでw意見&回答募集中です!
久しぶりの戦闘描写です!今回戦うのは、もしかしたら知っている奴かも?w
ではご覧ください!
「みんな集まってくれたかしら?では第2回、第27層攻略会議をはじめます!」
凛とした声が、広場のざわついた空気を一新させ、真剣な顔立ちになる。第27層の大広間の中央に女性プレイヤーであり、血盟騎士団副団長、《アスナ》が壇上に立って演説している。俺ーーロックァは、頬杖をつき、広場のベンチに座っていた。
「ではまずフロアボスの情報を確認します!血盟騎士団偵察隊担当、ゴドフリーさんお願いします!」
演説している人物が、壇上の席を譲ると、豪傑そうな、外見を持つ男が、ガシャガシャと音を立て、壇上に上がる。
「コホン!えー、血盟騎士団のゴドフリーです。フロアボスの名前は、《The Silver Crow》、使用スキル不明、HPバーは5本、さらに取り巻きと思われる、《The Cyan Pile》、《The Lime Bell》はHPバーが3本ずつあります。シルバークロウの方は、武器は拳、シアンパイルの方は、杭を用いた攻撃、ライムベルの場合は、鐘と思われる打撃と、回復です。作戦は、まず、我ら血盟騎士団が、火力が高いと思われるシアンパイルの攻撃をガードする。そして聖竜連合、風林火山などの小規模ギルドがライムベルをつぶす。そして、ソロプレイヤーは、シルバークロウを相手にしてくれ。」
ゴドフリーの長い演説が終わり、全員が頭を縦に振り、了解の意を示す。
「ゴドフリーさんありがとうございます!では、そろそろ行きますが準備はいいですか?」
「「「おうっっっっ!!!!!!!」」」
攻略組が一斉に叫ぶ。どうやらこの士気の原因は、このアスナというプレイヤーの人気せいかもしれない。なぜなら、まず彼女は滅多に遭遇しない、女性プレイヤーである。そしてその中で超がつくほどの美人だ。さらに、彼女が持っている強さは凄まじく、攻略トップクラスであるのだ。俺もデュエルしたら勝てるかどうかはわからない。
きっと、ほかの攻略組の奴ら(主に男)はアスナに気に入られたいから、また、己の強さを欲しているから攻略に励んだりするのだろう。
だが俺は違う。俺には愛する人がいる。俺は彼女がまた現実世界で平和に暮らせる日を取り戻すために攻略する。そのためには、俺は死ねないんだ。
「守るべき人がいる、か」
「えっ?」
俺は横を向く。すると、背の少し高い、いかにも聖騎士のような出で立ちをする、男性プレイヤーがいた。
「《
「ははっ、すまなかったな‥いや、君は何か考えていたようだからな。守るべきものがある、と言いたげな顔だ。」
「まあ、、そりゃあね‥俺、結婚したし。」
「ふふ。私にも恋人と呼べる関係の人がいたな。今頃はなにをしているんだろうか?」
ヒースクリフは空を見上げる。しかしこの男にも恋人がいたとは、正直思わなかった。この男は大の堅物で、誰一人として、女性に恋愛感情を示さないし、興味すらないという。彼がそこまで無関心なのは、現実世界に恋人がいるからだったと今わかった。
「君は、なんという?」
「ああ俺か。俺は、ロックァ。よろしくな。」
「よろしく、ロックァ君。守るべきものがある人間は強くなる。勇戦を期待しよう。さらばだ。」
俺は、ヒースクリフの後ろ姿をみたまま突っ立っていた。こんな奴が本当にネットゲーマーなのか?ここまで頭いいやついたのかな?
ーーという思考を、アスナの呼びかけによってせき止められた。俺は急いで、迷宮区へと向かったのである。
攻略会議終了後、俺たち攻略組は第27層ボス部屋の扉を開く。重々しいドアの音が、部屋の前のフロアへと響きわたる。
攻略組の連中が我先へと飛び出していく。するとーーーーーーーーーーーーーーー
ボス部屋の奥から、3体のエネミーが歩み寄る。金属音がこすれるような、音が聞こえる。そして、俺たち攻略組が認識できるほどの距離に近づいたとき、驚きの声が聞こえる。
「なんだありゃ?」
「身長俺らと同じくらいだ。」
「人型だな。」
ヒースクリフが息を吸い、声を上げた!
「戦闘開始!」
攻略組が雄叫びをあげ、それぞれに斬りかかっていく。俺は、ソロプレイヤーなので、ボスである、シルバークロウへと斬りかかる。がーーーーーーーー
「うわあっ!」
俺の前にいた2人が蹴り飛ばされる。HPバーが減少するも、7割は切らなかった。俺はひるまずすすみ、ソードスキル《ソニックリープ》を放つ。シルバークロウのHPが4割減った。どうやら体力は低いらしい。このままたたき込むと思ったが、
突然、シルバークロウが砂煙を上げる。俺たちの視界は見えなくなった。俺たちはソードスキル《スピニングシールド》で煙をはらうがーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どこだ・・?」
俺たちは、あたりをきょろきょろしていた。シルバークロウの姿が、ないのだ。地中か?それとも透明化か?それとも・・・・・
「う、うえだあああああ!」
ソロプレイヤーの一人が叫ぶ。俺はとっさに上を見上げた。風切り音が聞こえる。銀色に輝いた光点が徐々に近づいてーーーーーーーー
「ぎやああああああああああああああああ!!!!」
悲鳴を上げ、ソロプレイヤーが吹き飛ばされた。そして壁にぶつかり・・ポリゴンの粒子となって散った。
「な、なんだよあいつ・・!半端ねえ威力だ!」
俺たちがあたふたしていたそのころ、シアンパイル担当も苦戦していた。
「ライトニング・シアン・スパイク!」
プラズマによって放出された杭が、アバターを貫き、同じく爆散した。
また、ライムベル担当は何とか、HP全損まで追い込むが、最後の力を振り絞り、
「シトロン・コール!」
と叫ぶ。するとシルバークロウとシアンパイルのHPバーが回復してしまった。
そして、聖竜連合のリンドがライムベルにとどめを刺し、爆散させた。
その後、回復がいなくなったので、どんどん、残りの2人も、HPバーを削っていく。そして、シルバークロウ、シアンパイルの両方のHPバーが残り1本になったがーーーーーーー
「
シアンパイルが叫ぶ。そして彼の右手に装着されている武器が見る見る変形し、青色の両手剣へと変化した。シアンパイルが、ヒースクリフの方向へ接近する。ヒースクリフは盾を掲げ、シアンパイルが放つ、強烈な振り下ろし攻撃をブロックした。さすがに無償では防ぎきれなかったか、余波によるダメージがわずかにHPを削っていく。俺はシルバークロウの攻撃をかわしながら、ヒースクリフをみていた。
ヒースクリフのスタイルは、片手剣プラス十字盾というものだが、この男は、他のプレイヤーと違うところがある。それは彼が唯一の《ユニークスキル》持ちであることだ。彼が持っているのは《神聖剣》であり、攻防自在に盾を操れるスキルのことらしい。事実、ヒースクリフのHPバーが黄色表示になった場面をだれもみていないという。だからその"伝説"をみてみようと、俺は遠目から眺めていたのだ。
さらに、シアンパイルの猛攻が続く。ヒースクリフは、正確に盾でガードしていく。そのたびに火花を散らし、ヒースクリフのHPが削られていく。しかし、《
「
突然、シルバークロウの指先から、一直線の光線が放たれる。その光は俺を貫いていった。
「ぐわっ!!!!」
俺は、5メートルくらいとばされるが、宙返りして何とか体制を保つ。しかし俺のHPバーは黄色くなっていた。俺はポーションを煽り、回復する。
意識をリセットしようとした瞬間、パリイイイイン!というおとが聞こえた。シアンパイルが散った音だ。
ーーーーーーこのまま畳み込む!
攻略組全員がそうおもい、残すは1人となった敵に総攻撃を仕掛けた。
「総攻撃、開始!」
わあああああああああ!という雄叫びをあげて、シルバークロウに叩き込む。ガクンガクンとHPが減りーーーーーーーーーー
パリイイイイイイン!
第27層攻略が終了した。最初の死者2人に加え、あわせて5人の死者を出してしまった。
俺は、疲弊した体を引きずるように、"家"へと戻ってきた。
「おかえりなさい!疲れたでしょ?食べる?それともーーーー」
「人が、、死んだ。」
「え?」
「5人も死んだんだ・・うっ」
俺はあふれてきた涙を止めることができない。今まで感じたことのない感情だからどうすればいいかわからないのだ。
そう、人が死んだとき、本来味わう気持ちを。俺はずっと他人事でしかなかった。死んだのはそいつのせいだ。そいつが弱いからだ。そう思っていた。けど違う。人が死ぬことに理由もなにもない。死んではいけないんだ。俺は、彼女に出会ってそれに気づいたのだ。
「ごめんな・・いきなり泣いちまって。けど、俺怖いんだ。自分がいつこうなるかって。そしてユウコ一人残すのが怖くなってさ‥」
そのとき、俺は不意に体が引き寄せられた。そして唇と唇が重なった。
「ユウコ・・」
「大丈夫。ロックァは死なないよ。私が祈ってるから。ちゃんと。ね?」
「・・・・ごめん!俺も弱気になってた。ありがとうな。じゃあ、ご飯にしよっかな。はらへったあ・・・!」
「うふふ、じゃあ入って。武装解除してよね?」
「わかったよ」
俺はウィンドウを操作して部屋着に着替えた。
そして、彼女が作った、ビーフシチューを俺は食べた。非常にうまい!
「ああ・・やわらけえ・・天国の食べ物だ・・!」
「まったくおおげさだな・・」
「いや、ほんとにうまいよこれ!マジであのババアに教えてやってほしいくらいだ。」
「私リアルじゃそんな料理できないよ?」
「またまた~ご冗談を~?」
「ホ、ホントダモン!」
「そんなことでムキになるなよ全く・・あ、ユウコ、口にシチュー付いてるぞ?」
「え?」
「いいよ。俺がとる。」
そういい、俺は彼女の顔にハンカチを近づけーーーー
ーーーーとおもったら彼女の唇を俺の唇で塞いだ。
「してやったりだぜ。さっきの10倍返しだ!」
「う、うそ?そんなのあり・・?」
彼女の頭から湯気がでるくらい顔が赤かった。かわええ・・!やってよかった!
「へへっ。どーせうれしいんだろ?」
「・・うん、うれしいよ」
優しく微笑みながら言うもんだから俺はじっくりしてしまい、間抜けな声で「へ?」といってしまった。
その後は、風呂に入り、もう寝ようと言うところで彼女が話をしてきた。
「ねえねえ。」
「ん?」
「そういえばさ、システムウィンドウのすっごく深いところにさ、"倫理コード解除設定"ていうのがあるのよ。」
「ふーん」
「それいじくって、解除してみてよ。」
「わかった」
俺は、このコードがなにを示しているのかわからなかったため、いわれたとおりにしてみた。
「解除したぜ。」
すると彼女は突然顔を赤らめたが、意を決したように、顔を上げ、衣服を突然全解除し、下着姿になった。肌が美しく透き通っていて、この世のものとは思えない。胸の膨らみも、腰のくびれもすばらしいという感想は抱かなかったということにしてほしい!
「なっ・・・・」
ーーなにやってんだよ!?
という言葉を飲み込んだ。
「ろ、ロックァもはやく脱いでよ・・?」
俺はここまできてようやく彼女の意図が分かった。
「おまえ・・要はやりたいんだろ?」
「う、うん」
「はぁ・・わかったよ」
俺なぜか不意にわき上がってきた。イケナイ欲が。俺はじつはこの手のエロゲーはやっていたことがある。だから、俺はテンパったりはしない。
何せ俺は童貞だったんだ!よゆうじゃないか!そうおもい、彼女のもとへとちかよった。
俺たちが快楽の果てへとたどり着き、延々と繰り返してたら、朝の8時になっていたのは俺たちは内緒にしている。
まさかの倫理コード解除wwwwww
あんまそういうエロい描写書くと、18禁いっちゃうのでwひかえましたw(やろうと思えばやれるw)
それと今回のゲストいかがでしたか?(知ってるひといるよね・・?)際ボスはしゃべれませんがそこはまあご愛嬌でw
感想、批評お待ちしております!