ノーゲーム・ノーライフ ―神様転生した一般人は気づかぬ間に神話の一部になるそうです―   作:七海香波

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 長らくお待たせいたしました。しばらくPCにさわれなかったものでして……。
 さて、それはともかく今回で決定戦は終結。
 最後に黒がクラミーにちょっと色々してます。
 ではどうぞ。


第十手 Strategic Chess 後編

『王よ、愚かな王よ!臣下に女王を殺せとは、酷な命令を!……その怒りに震える肩、民に見せられた物ではないぞ』

 

 紫の王を見据え、諭すように、だがどこか相手のプライドを刺激するような言葉を巧みに選び投げかける。クラミーはその言葉に反論できないまま、ただ顔をベールに隠してうつむいている。手すりを強く握り、その心の中では空に対する怒りの炎を燃やしているのが簡単に見て取れた。

 その様子を見て満足そうに頷きながら、今度は寝返った女王へと声をかける。

 

『――女王よ。私はそなたに、またそなたに従い剣を下ろしたナイト達に、同胞たちにその刃を向けろとはとても言えぬ!ただ、そなたの王はもはや狂乱の道にあるのは明らかではないだろうか……。かの乱心の狂王に代わり、善良なる民を従え、その先へと導くことの出来る器は、もはやそなた以外に居らぬと思うが、相違あるだろうか!?』

 

 ドクンッ、と女王の駒の雰囲気が一変した。

 

『――今こそ、決断を……』

 

 空の言葉が、彼女に女王としての使命を思い出させたのだろうか。

 女王の駒が今度は――真紅に染まる。

 第三の立場としてのその色は、王に対する革命の意志から来たのかもしれない。

 何時の世も、革命の意志を表すのは強き志を携えた者達の熱く滾る鮮血の赤なのだから。

 

『そんなっ!?』

 

 クラミーがさらなる驚愕を受け、大きく叫ぶ。

 

『よくぞ立ち上がった!尊敬に足る勇敢な女王よ!そして洗脳を乗り越え、女王に付き従う心正しき者達よ!狂王の圧政に終止符を打つのは我々ではない――他ならぬ、そなたらだッ!』

 

 画面内での空の演説を聴き、現在進行形で進んでいる戦場の実態をいち早く察知したジブリールが黒に確認する。

 

「――マスター、コレはもしかして……?」

「ああ。内乱(・・)だな。しかも女王(クイーン)という、どのような時でも王に従い、最も王を敬愛するハズの立場で、その上一生を共にしようと誓い合った者が起こす内乱。そんじょそこらの人間が起こした乱とは全くもって格が違う」

 

 画面内の空が、自信たっぷりの笑みを浮かべ、言った。

 

『――言ったろ、闘わずして勝つってな』

 

 その言葉は、こちらを見ている三人にも伝わるような――深い重みを持っていた。

 戦場へと意識を戻し、空は白に指示を出すよう伝えながらさらなる演説で士気を高めていく。

 

『我が求めるは血に非ず!誰もが求めるように――そう、平和である!』

『全軍、紅き女王勢に協力。包囲、展開。誰も、死なせないで!』

 

 当然クラミーはそれを面白く思わない。

 

『この……売国奴共め』

 

 背景に他種族の陰を見せるにも関わらず平然と平和という言葉を口にする空白、人類種(イマニティ)であるにも関わらず森精種(エルフ)の洗脳を乗り越えた戦士達に対するいらだちがクラミーの怒りをさらに加速させる。

 クラミーは本当に忌々しそうに、呟いたのだった。

 自身の目と鼻の先では、空が勝利を確信したかのような気分であののろまな王女へと解説しているのが見えた。

 

『――かつて闘った仲間達を、彼らは容易に斬れやしないんだよ』

『(あんな奴にこの国を渡してしまうわけにはいかないのにッ……)』

 

 ガリッ、と親指の爪を噛んだ。

 その様子を見てか、空は完全に勝利を手にしたかのような顔でクラミーを刺激した。

 

『なあ、狂乱の王よ。知ってるか?王が討ち取られる前に決着を付けることも出来るんだぜ。そっちにもはや勝ち目はない……降伏しろよ』

 

 だが、空はここで手を大きく間違えた。

 超えてはいけない一線を、超えてしまった――だが、それに気付いたときにはすでに時は遅かった。

 ついに、クラミーの瞳から光が消える。

 

『――フフッ……ア、アハハ……アハハハハッ!』

 

 その口から漏れ出るのは、狂乱の笑み。

 

『降伏、ですってぇ……?――この国は渡さない――私達の国は、私達のものよ!』

 

 クラミーの目には、もはや隠す気がないらしく、魔法行使の証である精霊の光が宿る。

 洗脳魔法を最大限に強化しながら、彼女は力一杯叫んだ。

 空白への負の感情を全て、吐き出すように声に乗せて。

 

『全軍、命を捨てて敵王の首を取りなさい!――さあ、裏切り者を斬って捨てて、前へ!』

 

 ただ、貪欲に勝利という結果だけを求めてクラミーは命令を下した。

 

『にぃ……弱った敵を追い詰めすぎると、こうなる』

 

 白が空に言ったが、それは既に遅い。黒の兵隊は、着実に白の陣地へと足を進めていく。

 ステファニーが後ろで頭を抱え、白が目に不安の色を浮かべた。

 場の全員が、白の敗北を予測した――空以外は。

 

『ああ。知ってる。だからやった』

 

 刹那、クラミーの王の兜に一筋の亀裂が走る。

 

『そう、圧政、恐怖支配、独裁者……ふっしぎなもんだよなぁ?古今東西、何時の世もそう言う為政者の最後は、何故か内部者による暗殺で終わるんだよ……。兵士ユニットですらない、誰かのな』

 

 兜に走った亀裂はやがてその駒の全身を駆け巡り――刹那の停止をもって、爆散した。

 ――コレこそが、闘わずして勝つ方法。

 具体名は控えさせて貰うが、彼らの名前を挙げればキリがない。古代ローマから現代に至るまで、何人もの独裁者達が部下によって悲惨な死を遂げているのだ。

 王の駒の崩壊を目にして、クラミーはドサリと音を立てて膝をついた。

 

 その光景は、どちらが勝者なのかを明確に物語っていた。

 

 審判が慌てて宣言した。

 

『こ、この勝負……空白の勝ちとする!』

 

 

 

 ☆ ★ ☆

 

 

 

「っ、クラミー……」

 

 フィールは愕然とした表情で、画面内で落ち込むクラミーを見つめていた。

 その横では黒が、大きく背筋を伸ばしてゆっくりと立ち上がった。首を回してゴキッと音を鳴らしながら、横で立って待機していたジブリールに呼びかける。

 

「あー、中々面白かった。それじゃあジブリール、戻ろうか」

「……そこの森精種(エルフ)は放っておいてよろしいので?」

 

 ジブリールは傍らで固まっているフィールに軽く目をやるが、黒はそれを見なかったかのように服についた埃を払って大きく背伸びをする。

 

「ああ。言ったろ?ただ観戦しにきただけだ(・・・・・・・・・・・)ってな。なんで俺が、敗北して傷心の相手を慰めるようなことをわざわざしなきゃならないんだよ」

 

 別にフィールがショックを受けていても、こちらには何一つ関係は無いし慰める義理もない。――だが、映像を見せて貰ったお礼ぐらいはしておくか。

 去り際に一つ、彼女の肩を軽く叩いて耳元でささやく。

 

「んな塞がるなよ、たった一度の敗北ぐらいで。人間は、敗北を繰り返して強くなるんだから。彼女もきっと何かを学んだことだろうさ。だからあんたも顔を上げて、彼女を出迎えてやれ」

 

 その一言を聞いたフィールが顔を上げた時には既に、二人の姿は消え失せていた。

 

 

 

 ☆ ★ ☆

 

 

 

 もはや隠す必要もないジブリールの魔法で、黒達は一瞬にしてゲームの行われていた堂の中へと辿り着いた。電力の普及していないこの世界、面倒だと思いながら薄暗い通路を音の反響を頼りに進んでいくと、空白とクラミーが話しているのを鋭い聴覚が捉えた。

 

「……どんなペテンを使ったの?まさか、人類種(イマニティ)だけで森精種(エルフ)の魔法に打ち勝ったなんていうわけじゃないでしょうね?」

 

 言葉にどこか悲しみの色を纏わせたクラミーの声が良く響く。

 他国の間者であると確信している空白に、フィールの力を借りてまで負けた悔しさに満ちた声で彼女はそう問いかけていた。

 

「残念ながら、その通りだぜ?」

 

 その彼女に対面しながら、ゲーム時の焦りは何処へ追いやったのやら。空はいつも通りのヘラヘラとした態度を取り戻してそう答える。まるで、何も無かったかのように――先ほどまでチート有りとはいえ熾烈な戦いを繰り広げていたクラミーのことなど、眼中にないかのように。いつまで経っても分からない子どもをあやす先生のような態度で告げる。

 

「別にな、森精種(エルフ)の力を借りて人類種(イマニティ)を救う――それ自体は悪い戦略じゃあない。大陸最大国エルヴンガルドの有する魔法は誰にも敗れない、確かにそれなら、人類種(イマニティ)を救うって目的は達成出来る――一時的には、な」

 

 最後に小さく呆れた声で呟かれた言葉は、今のクラミーには聞き取ることが出来なかった。

 

「だったら別に――」

 

 ――試合を降りてくれても良かったじゃない!

 そう言おうとしたクラミーの言葉を、

 

「【否定】その考え自体が問題外。ここは盤上の世界(ディスボード)なのだから」

「なっ、機凱種(エクスマキナ)!?」

 

 彼らの間に突如出現した謎のフードが否定する。

 特有の話し方とどこまでも平坦な口調――それは、位階序列第十位機凱種(エクスマキナ)の特徴の一つ。

 

「【肯定】。【説明】――この世界は“全てがゲームで決まる世界”であって、“魔法で決まる世界”ではない。【結論】魔法で人類種(イマニティ)を救うのは、世界の前提に反すること。ルールの裏を掻くのは問題無い、だが前提に反するのはそもそも“問題外”」

 

 その説明の内容は、こうだ。

 遊戯の神テトは、“全てが遊戯(ゲーム)で決まる世界”としてこの世界(ディスボード)を定めた。血で血を洗う生々しい殺し合い――力での闘争を消去し、知恵での闘争をこそ彼は世界の前提として定めた。

 だと言うのに、森精種(エルフ)の持つ魔法という名の“力”を盾にしてひっそりと生き残る?――そんなことが、ここで許されるわけないだろう。

 森精種(エルフ)を他国が恐れるのは、彼らが使う“魔法を使ったゲーム”ではない。彼らが所有する“魔法自体”を恐れるのだから。

 

「っ、偉そうなことをッ!そっちだって、機凱種(エクスマキナ)の力を借りていたくせに!」

「ところがどっこい、残念だったなクラミーさん?それが実は違うんだよなぁー」

 

 フードを脱いで姿を現したのは――黒だった。

 

「ちょっとした変声術でそれらしく喋ってみただけで、実は人間でしたー!」

「お前……鬼だな」

「いやまあ、せっかくだからトドメを刺して完全に心を折ってみようかなーなんて思ったりしてる」

「……くー、最低」

 

 後ろで冷たく否定してくる空と白ちゃんの声なんて聞こえない。

 そんな非難の目で見つめる彼らはさておき。

 黒の心臓に悪い冗談で言葉を失っていたクラミーに一瞬で近づき、顎を優しく持ち上げ、その紫の瞳を覗き込んで黒はゆっくりと話し始めた。

 

「ていうかな、森精種(エルフ)の力を借りて生き残る?――そんなこと出来るわけ無いだろ、馬鹿じゃないのお前?今の人類種(イマニティ)をよく見ろよ。現状を仕方がないと受け入れ、全ての責任を“愚王”という冠を被せた前王になすりつけ、のうのうと生気のない目で何時終わるかも分からないこの日常を生きてる――こんな奴らを森精種(エルフ)の庇護下になんか置いてみな。ますますつけ上がるだけだろうが。“これでもう何も失うことはない”“俺たちは何もしなくても今の王が何とかしてくれる”――ああそうさ。森精種(エルフ)からもたらされた“平和”と言う名の甘い汁に皆が寄りすがって頭を垂れ、誰もがそのまま時の流れに身を任せ心を腐敗させていく。お前、本当にそんなので人類種(イマニティ)が“生き(・・)”残るなんて思ってたりするのか?」

「――っ」

 

 反論する隙など与えず、そのまま一気にたたみかける。

 後ろでは、空白とステファニーが唾を飲み込む音が聞こえた。突然の恐ろしい黒の様子に、何も声が出せないでいる。

 

「他人に全てを任せ、世の流れを漂うだけの人間なんて死体(ゴミ)同然。そんな状況に追い込もうとしていたのは、俺でも空白でも森精種(エルフ)でもない――紛れもないお前自身だぜ?」

 

 クラミーの瞳に怯えが映り始めた。

 それはそうだろう。まさにそんな状況を、その目で長くに渡って見てきた()の言葉は、机上の空論を並び立てる(クラミー)のソレより遥かに何倍も、想像を絶するほど重いのだから。

 

「どんな気分なんだろうな?自分の目の前で緩やかに腐っていく同房(人類種)達を見ていくのはなぁー?」

「そこまでだ、黒。……フンッ!」

 

 クラミーの様子をみてさすがにそろそろ危ないと思ったのか、空。

 その細い身体の何処にあるのかという力を見せて、さらにクラミーを追い詰めようとした黒をなんと近くの手すりから一気に下へと突き落とした。――ドスンッ、という音と共にいくつかの駒が巻き添えで砕け散った音が聞こえたがまあ生身で城への潜入ミッションを達成させた黒なら問題あるまい。

 肝心のクラミーとはいえば、その瞳に怯えと恐怖を刻み込まれ、涙を薄く浮かべながら小さく口を動かして呟いていた。

 

「――私はそんなつもりじゃ――ただみんなを救う――ただの人間が魔法勝てる訳無いの――そんなつもりじゃ――……」

 

 そう壊れた機械のように同じような言葉を延々と呟くクラミーに、めんどくさそうに頭を掻いて、空。

 

「いいか?そう思うのなら、そこが限界になるんだぜ、クラミー・ツェル。相手が森精種(エルフ)だろうが神だろうが、『  (空白)』に敗北はない。あまり――人類を見くびるなよ。もうちょっと、周りを頼ってみなって」

 

 先ほどまでの悪魔のような黒の態度とは一転、優しく諭すかのような空の言葉にクラミーは――

 

「う……うわぁぁぁん!」

「うおっ!?」

「――森精種(エルフ)の力、取り付けて――反故にするのに――フィールに協力して貰って――いったいどれだけめんどーなやりとりやってきたとおもってんのよぉー!――本気だったのにぃー、人類みんな助けたかったのにぃー!」

 

 そのまま本来の調子を取り戻したのか、幼稚な言葉で罵倒を繰り返した。

 

 ――それを、駒の瓦礫の山の下で聞いていた黒は。

 

「……知ってるよ、そんなこと」

 

 人間観察に長けた黒は、その目を見たことでクラミーが本当に真剣だったのは承知していた。他人のために努力しようとしていた彼女は紛れもなく、生きていると感じた。

 それで、せっかくだから強い刺激を与えてみようと考えて間違っているところ&責任の重さって奴を脅し半分で指摘する、あのような行動に出たのだが――

 

「うわーん、ばかぁ……」

 

 ――涙声でそう叫ぶクラミーに、やっぱやり過ぎたかなぁ……と小さく溜息をついた。

 

 

 

 ☆ ★ ☆

 

 

 

 さて、クラミーはそのまま泣いて走り去っていき、場所は変わって戴冠式の会場。

 大勢のざわめく民衆と王冠を手にした老人を前に、空白とステファニーは立っていた。ちなみに黒は民衆に紛れて壇上の彼らを見つめている。

 

「――もう、我こそはという挑戦者はおらぬのか?」

 

 その一言で民衆が静まり返るが、誰一人として名乗りを上げない。

 黒も、別に人類の王の座なんかには興味はないため手を挙げたりはしない。

 長い沈黙が場を満たした所で老人がぐるりと周りを見渡し、誰も立候補する者がいないことを確認する。

 

「おっほん……それでは。最後の国王選定戦にて見事勝利を収めた空様――あなたを、新エルキア国王としてよろしいでしょうかな?」

異議あり(待った)!」

 

 それを一刀両断するかの如く断った。

 状況が読めない民衆を尻目に、空は続けて理由を話す。

 

「空だけじゃない、俺達は二人で『空白』なんだよ。――すなわち、俺たち二人が王だぜ?」

 

 空は白の肩を抱き寄せてそう言い放った。

『空白』は二人揃ってこそ一人。確かに、片方だけでは成り立たない――のだが。

 

「――残念ながら、それは出来ませぬ」

 

 空の言葉は、老人によってバッサリと切り捨てられた。

 

「……Why?」

「全権代理者を立てるよう、十の盟約が定めております故。二人(・・)では出来ませぬ」

 

 ――盟約に逆らうのは無理だ。

 ならば、と嘆息して空は妥協案を提案する。

 

「……それじゃ、役割分担ってことで建前上は俺になるのか?」

「異議あり!」

 

 今度は白が反対の意思を示した……また面倒な事になりそうだ、と老人は心の中でそう思った。

 一体どんな理由かと聞いてみれば、

 

「にぃが王になったら……ハーレム作れる。そしたら白……いらなくなる。」

 

 かなりどうでもいい理由だった。

 

「はい?」

「建前上なら王は白。それで異議なし」

「わ、分かりました。それでは改めて――」

「異議ありッ!」

「またですかなっ!?」

「おいおい冗談はよせよマイシスター?槍でも降るんじゃあるまいし」

「しろ、ちょーほんき。真剣と書いて、マジ」

「上等だコラ」

 

 空と白、今度はその二人の間で激しく火花が散る。

 内容は馬鹿らしいことこの上ないのだが、彼らにしてみれば本気なのだから余計に性質が悪い。

 

 民衆や老人の心も知らぬまま、互いに宣戦布告するかのように二人は叫んだ。

 

 

「「――今日という今日こそは、絶対に勝つ!」」

 

 

 

 

 そして、なんと二日後まで続いたそのゲームは。

 

 

 

 

 観戦していた黒の様子を見に来たジブリールの、「別に一人とは明言されておりませんが……?」という一言で全員が灰になり、終わったのだった。

 

 

 




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