皆様、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
1.『私エヴリン、ベイカーさんちにいるの』のプロローグ。
ジャック・ベイカーさんは水虫であった。
湿地帯の多いこの土地は、未だに水虫が繁殖しやすい地域である。川やら沼やら他のカビも多い。家に生えるカビなどどう掃除しても追いつかないほどであり、地域に住む者の大半が駆除なんぞ諦め、カビに慣れるという道を選んだという感じである。
だが、この足の水虫のこの痒さはいかんともし難く、おさまっている時は良いが湿気の強い時期に来る猛烈な痒みは、流石に忍耐強いジャック・ベイカーといえど耐えられるものでは無かった。
そんなある日、この地域の農場経営者達の集まりで、眉唾な話を聞いた。隣の土地……と言ってもジャックの家から徒歩一時間以上もかかる……の農場の跡取り息子からだ。
『なぁジャックさん、あんたも水虫だろう?』
『ああ、というかここじゃ珍しくもないだろう。このクソったれなカビなんぞ、みんな持ってる』
『……治る薬が、あるんだ』
ニヤリと隣の息子が歯を見せて言う。
『嘘こけ。お前がガキん頃から、みんないろんな手で治そうとした。じいさんばあさん、その前の、前の前、ここに移り住んで来たみんな、な。だが、どれもダメだった。潰れたアンブレラの薬にも期待して使ってみたが、あれは酷い詐欺だった。最初は効果あったが、どんどん効かなくなった。水虫なんぞ、治んねーと悟った』
『いやいや、ベイカーさん。これを見てくれよ』
隣の息子がスニーカーを脱ぎ、そして靴下をつるんと脱いで見せた。
『あんたも俺の足の惨状は知ってたろ?ほら』
『なっ?!』
前までこの隣の息子の足は角質化した皮膚のひび割れで、靴下を脱ぐときにもそれが引っかかって、ザリザリっとした音が鳴るほど酷い水虫だったはずなのだ。それが今やどうだ?この何も無い、つるりとした正常な足は!
『な?本当だろ?……ほら、ウチの奥の沼に近い所の土地を買ったデカい大男が居たろ?あんな沼地なんぞ買って何してんのかって思ってたが、なんか製薬会社の人らしくてさカビ除菌の研究をしてんだとさ。で、ほら、最近テレビでCMやってる水虫の薬をくれたんだよ。水虫殺せるって入浴剤と軟膏。で、明日から街で会社その薬のキャンペーンやるって言うからさ、水虫で困ってる人が他にいたなら、是非、街にある我が社の『水虫クリニック』を紹介してほしい、ってさ』
隣の息子は、一枚のチラシをジャックに差し出した。
チラシには『水虫治療を諦めた方、諦めずに一度来てみて下さい。チラシをお持ちの方のみ、無料でお試し診断いたします!』と書いてあった。
なんとなく胡散臭いと思いつつ、しかし水虫が治った足を見せられればジャックもやはり、治るんじゃないか?と、思ってしまい、悩んだ末に彼は『ソル・ビアンコ真菌クリニック』に電話連絡し、妻と共に行くことになったのであった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
《説明:書いてる人》
まず、パロディのプロットとしては、エヴリンをいかに善意の元に『いぢめ』つつ、救ってやるのか、です。カビ用の家庭洗剤を平凡さんがベイカーさんちに持ち込み、真菌をとことん殺すような水虫薬を渡す事で、エヴリンが弱ってしまい……という。
ただイーサンがカビ人間にされないという部分が出来てしまうので、どうすっかなーと。というかローズが生まれて来ない。ヴィレッジに続かない。うーむ、没かなぁ。
……いっそ、イーサンのち○こだけカビにすっかなー←をい。
まぁ、まだバイオ7まで書かなきゃいけないので、いろいろ練ってみますがね。
なお、皆様お忘れかもしれませんか、この物語を書く発端は、イーサンの救済と、タイラント対ドミトレスク夫人のガチムチパンツレスリング、ミランダの鼻の穴になけなしの水虫薬のチューブをぶっこむことです。ええ、続けますとも。
エヴリンが酷い目にあわされるのは確定なんですが、まぁ、どうせ平凡さんに引き取られる。
ドミトレスク夫人と平凡さんのガチムチ(ガチガチが平凡さん、ムチムチがドミトレスク夫人担当)パンツレスリングは必ずやります。ええ。
平凡さんの新しい娘の母親について
-
リサ・トレヴァー
-
モーフィアスの遺伝子
-
捕まっていたMSFの女隊員
-
ベロニカ遺伝子
-
キメラの母胎にされた被害者
-
その他(新キャラ)