英雄伝説 南斗の軌跡   作:61886

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今回はほとんど閑話みたいな感じです


南斗の軌跡 8話 南斗聖拳と泰斗流の交差‼︎

 

翌朝、日の出と共に俺は起床した。

昨日驚いた事だが、俺の部屋が出来ていたのだ。

親父曰く物置を改造し、俺がいつでも帰って来てもいいようにと、俺の部屋を作ってくれたらしい。

 

 

俺は顔を洗うため階段を降りると、すでに母さんが起きていたようだった。

 

「あらおはようレイ、顔を洗ってきなさい」

 

「あぁ、そうさせてもらうよ」

 

顔を洗っている間に、エステルと親父が起きてきたようだ、しかしエステルはたしか朝に弱いはずだが?

それを聞いてみると「レイ兄の見送りのため!」だと。

 

その後、朝食を食べ終え俺と親父はロレントの空港に向った、見送りに母さんとエステルが気をつけてと言ってきたが、「大丈夫だ!」これだけ言い残し、親父と共に向った。

 

◇◆◇◆

 

 

空港から共和国のアルタイユ市に夕方頃に付いた。

 

始めてリベールから他国に渡ったのだが、…事件のせいで大分人が少ないようだ、共和国は特に酷いと聞いていたが、ここまで露骨にいないとはな。

 

俺と親父は予約していた宿泊施設に移動し、親父は武具などの最終整備をしていた。

 

すると、コンコンとドアが鳴り一人の体格のいい男が入ってきた。

 

「旦那!お久しぶりです」

 

「おお、ジンか!」

 

 

……恐らくだがこのジンと言う男相当できるだろう、ラオウやケン達と比べるのは酷だが、この世界では相当強いだろう、足運び一つとっても相当な達人だというのが分かる。

 

「ところで、旦那と一緒にいる処を見ると、この男が噂のレイですか?」

 

ジンは俺に目を向けた。

 

「ああそうだ、こいつが私の養子ではあるが息子のレイだ」

 

「…ほう」

 

ジンはマジマジと観察するように俺を見てきた。

 

「…どうした?」

 

 

「んっ、いやすまない、なにお前さん相当な拳法の使い手だな」

 

「…なぜそう思う?」

 

「申し遅れた、俺はカルバードの遊撃士のジン・ヴァセックと言う、俺はこれでも泰斗流と言う拳法家の端くれだ、纏っている闘気ですぐ分かるよ、お前さん相当な拳法の達人だろ、どこの流派なんだい?」

 

流派か、言っても絶対に分からんだろうな。

 

「南斗聖拳の南斗水鳥拳の伝承者だ」

 

「…南斗聖拳?か…すまんな聞いたことが無いな、それにしても伝承者か…」

 

それはそうだろう、あったら逆に困る。

 

「俺の故郷はゼムリア大陸ではないからな、故郷の流派だから知らないのも無理はない」

 

「うむ、そうか いや世界は広いな!」

 

どうやらジンも明日の殲滅作戦に参戦し、挨拶に来たらしい。

 

 

「では旦那、そろそろお暇させてもらうとします、レイもまた会おう」

 

 

「ああ、またな」

 

扉を閉め、部屋を後にした。

 

 

俺たちは朝早いので早めの夕食をとり、その日はすぐに寝ることになった。

 

 

翌朝、俺らは最後のミーティングをしている最中、不愉快な視線を感じながらも俺は無視し、ミーティングを終え教団の裏の本部とも言えるロッジ、聖域と呼ばれる場所を目指していた。

 

制圧するメンバーは、俺と親父とクルツあと、昨日のジンが参戦することになった。

 

 

親父が指揮をとり、一気に制圧する作戦になった。

 

「…クルツ、ジン、レイよ準備はいいか!?」

 

「「「ああ!」」」

 

 

では!これより殲滅作戦を決行する!!

 

 

長い一日が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




感想など、お待ちしております。

今回出た聖域とは、オリジナル拠点です。




……ゴールデンウイークなのにバイト忙しい。
・゜・(ノД`)・゜・。

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