緋想戦記Ⅱ   作:う゛ぇのむ 乙型

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~第十一章・『雪原の軍神』 良き酒 良き風 良き戦日和 (配点:毘沙門天)~

 一面の白銀が広がっていた。

 晴れ渡った空の下、平らな大地を雪の絨毯が覆い水平線まで広がっている。

 北には冬の日本海が見え、その反対側、南側には雪によって白く染められた山々が見える。

 そんな平地に二つの軍団が居た。

 一つは西側に布陣する部隊で様々な旗が立ち並び、兵士たちの鎧は統一されてなく中には平服のような恰好の者もいる。

 対して東側に布陣する軍は数が少なかった。

 西の軍勢に対して兵の数は半分ほど、上空に布陣する航空艦の数も僅かに劣っている。

 だが一目見て西の軍よりもこの東の軍の方が優っている事が分かる。

 兵士たちは皆統率されており、掲げられた白地に“毘”の旗は微動だにしない。

 誰もが己の勝利を信じている。そんな表情をしていた。

 そんな軍勢の中央後方、本陣と思われる場所に一人の少女が仁王立ちしていた。

 金の短い髪を持つ少女は虎柄の衣服を身に纏い、槍を地面に突き立て誰もが一瞬目を奪われるぐらい派手であった。

あったが、その表情は恰好に対して非常に暗い。

「……はあ」

 少女が大きなため息を吐くと「どうしたの?」と背後から声を掛けられる。

 振り返れば黒い洋服にマントを羽織った女性が微笑みを浮かべて立っており、派手な少女は縋るように女性に近づく。

「ひ、ひじりぃー、やっぱり無理ですよぉー! 私にはー!!」

「まあまあ、落ち着いて、星」

「お、落ち着いてられませんよ!? 部隊の鼓舞役をやれって、私、もともと荒事は苦手なんですから!!」

 上越露西亜、つまり上杉家は毘沙門天を信奉しており命蓮寺で毘沙門天の代理を行っていた派手な少女━━寅丸星が鼓舞役として抜擢された。

だが彼女は本人が言った通り荒事が苦手であり、極度の緊張状態にある。

「星、何事も慣れですよ? ほら、ナズーリンを見習ってください」

 女性━━聖白蓮が指差した先、何やら熱狂的な軍団が居た。

 

***

 

「同志諸君! ついにこの時が来た!! 戦だ!!」

 組み立て式の立ち台の上に小柄な少女が居た。

 鼠の耳と尻尾を持つ少女は拡声術式を使用し、上越露西亜の制服を身に纏った集団の先頭に立っている。

「敵は我らよりも数が多い。だが、それがどうした!? 敵が二倍の数で攻めてくるならこちらは一人二人ずつ倒せばいい!

我らは誇り高き上越露西亜、上杉の兵! 雷帝と軍神の名の下、この北陸の地を平定し、一刻も早く平和をもたらせなければいけない!!」

 彼女は両手を上げ、天を見上げて叫ぶ。

「さあ、同志諸君!! 槍を突き上げろ、撃鉄を引け、鬨の声を上げろ!!

我らに栄光たる勝利を!!」

「「ypaaaaaaaa!!」」

 

***

 

 「ね?」と笑みを送ってくる白蓮に苦笑する。

「い、いやあ、あれは見習っちゃいけないというか、人が変わっているというか……」

 というかナズーリン、別に上越露西亜出身じゃないだろう。

「大体私たちがどうして戦場に? 繁子さんとかは?」

「繁長さんは最上の抑えに向かっていますから。私たちはその分の穴埋めです」

 今回の北陸征伐は急遽決まった。

その理由は北陸勢がP.A.Odaにつくかもしれないという情報を得たからだ。

もし北陸勢がP.A.Odaに味方した場合浅井・朝倉が挟撃されることになり、それはつまり織田の更なる勢力拡大を意味する。

その為上越露西亜は征伐軍を編成し、西進を開始した。

 対して北陸勢、つまり神保、畠野そしてその裏に居る本願寺勢は同盟を組み徹底抗戦の構えを見せている。

「でも、本当に多いですね、敵。大丈夫なんでしょうか……?」

 そう心配そうに言うと「心配無用」と低い男の声が聞こえた。

「あ」

 即座に姿勢を正し振り返ると僧服を身に纏った壮年の男がやってくる。

 圧倒的な存在感と威圧感を放つ男に兵士たちは皆頭を下げ、道を開けてゆく。

「これは、謙信様」

白蓮がそう微笑み頭を下げると男━━上杉謙信は頷く。

「敵の数は二倍。なれど我が兵の強靭さは敵の三倍」

━━それ、ただの根性論じゃ……。

 だがそれを成せてしまうという事を自分は知っていた。

 この上杉謙信と言う男、周りの人間の能力を自然と最大限まで引き伸ばし戦を勝利へと導く。

━━まさに現人神……ですね。

「謙信様! 敵が動き始めました!!」

 伝令の兵士の言葉に周りの武将たちや兵士たちが一斉に謙信に注目する。

 彼は「ご苦労」と頷くと家臣が引いてきた馬に跨る。

「敵の動きは?」

「方円の陣を展開しております」

「……数で勝るのに守備の陣形ですか?」

 此方の言葉に白蓮が微笑む。

「単純な事です。敵は我々を恐れているという事ですよ」

「戦場において恐怖は最大の敵。恐怖の前には精強な部隊ですら容易く崩れる」

 「故に」と謙信は皆の前に出る。

「策はただ一つ。皆、謙信に続け」

━━……は?

 一瞬だった。

 いつの間にか謙信は駆けだしており、敵陣に向かって突撃を開始している。

 残された皆は顔を見合わせ……。

「と、突撃ぃ━━━━!?」

 

***

 

「こ、来ないよな?」

 誰かがそう呟いた。

 上越露西亜の軍勢と向かい合っている北陸同盟の兵士たちは皆一様に不安げな表情を浮かべていた。

「こっちは敵の二倍の数で防備を固めているんだ、そう簡単には動かないと思うが……」

 若い兵士たちが「そうだよなー」とぎこちなく笑うと隊長格の男が大笑いする。

「お前ら、実戦は初めてか?」

「は、はい。自分は高等部に上がってから初の実戦です!」

「私は浅井・朝倉との小合戦に参加してましたが基本的に後方支援でした」

「なら、今日は勉強しとけ。世の中にはな常識外れの大馬鹿が居て、その馬鹿に戦場は動かされるって事に」

 「どういうことですか?」と若い兵士が訊くと同時に前線の方から誰かの声が聞こえた。

「上越露西亜が動いたぞ!!」

 それに隊長格の男が「ほうれ、来たぞ!」と指さす先、こちらに向かって突撃してくる一つの姿があった。

「ひ、一人!?」

「おい!! あの服装……もしかして!?」

 軍馬に跨り突撃してくるのは僧服を身に纏った男。

 男からは異様な気配が漂っており、後方のここまで威圧感を感じる。

「け、謙信だ!! 上杉謙信が来たぞぉーーーー!!」

 兵士たちは即座に術式盾を展開し、その後方で長銃を持った兵士たちが構える。

「な、なんで一人なんだ!!」

「落ち着け!! 相手は一人、しかも人間だ!! 当てれば殺せる!!」

「でも、俺、謙信公が毘沙門天の化身で神の血を引いてて魔王信長と頂上決戦をした挙句、なぜかヒロインが姉の仙桃院になってたって話を知っています!!

ちなみにこれ、この前発売した新作エロゲーの話です!!」

「ちくしょう!! ネタバレしやがったな!?」

「俺は繁子さんが好きです!」

「お前ら落ち着けぇー!? というか、来てるぞ!! 撃てぇーーー!!」

 直後一斉射撃が行われた。

 

***

 

 戦場の中央を駆ける姿があった。

 軍神だ。

 白き衣を身に纏った軍神は雪原と同色の純白の馬に跨り、駆けている。

彼は右手に杯を持ち、腰に提げていた瓢箪を取り出し杯に酒を並々と入れる。

そしてまず匂いを堪能すると一口口に含み酒を舌で転がす。

「良き酒也」

 やはり梅酒は良い。

 上越露西亜の濃い酒も良いが自分としてはやはり慣れ親しんだ酒の方があう。

この梅酒は出陣前に村の人から献上されたものであり、秘蔵していた一番の出来の酒だという。

それを一番に楽しめたという優越感が酒の美味さを更に引き立てる。

 銃弾が顔の直ぐそばを通過する。

だがそれを気にも留めず謙信は酒を一気飲みすると口元を釣り上げた。

「良き風也」

 戦いには流れと言うものがある。

 船と同じで風に逆らえば船は止まり、逆に風に乗れば一気に進める。

今は追い風だ。

先ほどまでは凪の状態であったが北陸の軍勢が守備の陣形を取ったことによって風向きは此方に向いた。

  そう、敵は攻めるべきだったのだ。

だが敵は恐怖したため判断を誤った。

 空を見上げる。

昨日までの雪空は無くなり、蒼く澄み渡った空だ。

「良き戦日和也」

杯を投げ捨てる。

既に敵との距離は五十メートルを切っており、ここから敵の恐怖する表情が見える。

敵は後退を始めながら盾を展開しこちらに壁を作っているが……。

━━いざ行かん、毘沙門天の加護ぞある。

 近くの岩場に乗り上げ、跳躍した。

 馬は盾を飛び越え、背後の射撃部隊を踏みつぶし振り返りざまに軍馬に乗っていた武将を切り捨てる。

一瞬の間に指揮官を失った敵は……。

「う、うわあ!?」

 崩壊を始めた。

 すでに此方を追いかけてきた友軍も敵と激突を開始しており戦場が一気に騒がしくなる。

それから三十分後、北陸軍は士気を失い敗走するのであった。

 

***

 

 広い会議室に十を超える男たちが集まっていた。

 皆年齢も出自もバラバラだが一つ共通していることがあった。

それは全員険しい表情をしていたという事だ。

「以上が前線からの報告だ」

 中央の席の男がそう言うと会議室がざわめく。

 男はそれを手で制すと一つ咳を入れた。

「突然の事で皆驚き不安であろうが心配無用。今まで通りに動けばいい。

既に各砦には守備体勢を敷かせてある。あとは各々が出陣の準備をし、前線に向かうだけ。

良いな?」

 その言葉に皆は頷くと男が立ち上がる。

「では直ぐに動こう」

 

***

 

会議室から男たちが出ていくのを先ほどの中央の男━━結城秀康が見届けると彼はため息を吐いた。

━━厄介な事になった。

 厄介な事とは今関東中央部で起きている事だ。

 休眠期に入っていた怪魔の軍団が突如活性化し、周囲の砦を襲撃しているのだ。

突然の事に前線は混乱しており、すでにいくつかの砦が陥落している。

更に厄介なのは……。

「此方の準備が出来ていない」

その言葉に振り返れば壮年の男が表情を険しくし立っていた。

「道灌殿。ええ、その通りです。

先年の一掃作戦、それに失敗してから我らは立て直しを行ってきましたがそれがまだできていない」

 装備も兵も足りない。

今暴れまわっているのはその前回の一掃作戦で自分たちが負けた相手だ。

遺跡に巣食い、基本的には外に出ない連中なのだがなぜ突然動き出したのか……。

「誰かが仕組んだか?」

「その目的は?」

 壮年の男━━太田道灌が「ふむ」と頷く。

「怪魔が現れたことにより関東連合最大級の兵力を持つ我らが動けなくなった」

「……小田原が狙われている?」

 そう小さくつぶやくと道灌は周りを気にした後に頷いた。

「念の為長野家や里見・佐竹にも援軍要請をしておきました」

 他の五家にも援軍を出してもらい中央軍が全て動くという事態を避ける。

「宇都宮はやはり動かんか?」

「……北方警戒の為動くことは難しいと」

 東北方面を警戒している宇都宮家はここ最近になって他家との交流を絶つようになった。

その理由は東北の最上家と伊達家を警戒して動けないためと言っているが本当かどうかは怪しい。

 さらに最近広まっている悪い噂……それは。

「宇都宮め、まさか本当に織田に付く気か?」

 そう宇都宮家は織田に味方しようとしているという噂があるのだ。

確証は無くあくまで噂だがこう動きが鈍いと怪しまれるのは当然だろう。

「宇都宮殿は聡明な方。裏切りなど考えていないと思いますが……」

「一応の警戒は必要だろう」

 道灌の言葉に頷く。

「秀康様」

 会議室に自動人形が入ってくると彼女に「分かった」と言うと道灌に頭を下げる。

「兎も角、今はこの事態を打破しましょう」

「ああ、奴らに好き放題させるわけにはいかんからな」

 道灌と共に会議室を出ると二人はそれぞれの部隊の指揮に向かい、分かれた。

午後四時半、関東中央軍本隊が出陣し最前線に向かうのであった。

 

***

 

 午後五時、周囲がだいぶ暗くなってきた教導院の橋の前に梅組の一同は集合していた。

「よし、全員集まったな」

 そう言うと皆の前に本多・正純が立つ。

「それじゃあ現況の説明とこれからの方針を話すぞ。

まずさっきも言ったが私たちは明日伊豆半島、韮山城に向かう。

そこで次の相対戦を行う事になっている」

「正純、次の相手は分かってますの?」

 ミトツダイラの言葉に頷く。

「おそらく次は里見・佐竹だ」

 里見家と武蔵にはある縁がある。

おそらく次の相対戦で出てくるのは彼女だろう。

「ペタ子の奴、元気にやってっかな?」

 馬鹿の言葉に笑みを浮かべて頷く。

「やってるさ。あいつなら」

 それから皆を見渡す。

「伊豆半島には今日と同じように曳馬に搭乗して向かう」

「ああ、だったら一隻輸送艦を付けて欲しいさね。

曳馬に地摺朱雀を乗せるだけのスペースは無いだろうからね」

「分かった。手配しておこう。

で、伊豆に向かう面子は私たち梅組と家康公。それから護衛用の部隊だが……比那名居、お前の部隊を連れていきたいがいいか?」

「え? ああ、うん。いいわよ。皆退屈してたでしょうし」

 比那名居の部隊は彼女がもともと従えていた部隊と元・鳥居元忠の部隊が合流してできた部隊だ。

数は五百人ほどで古参と新参が入り混じった最も爆発力のある部隊だと言える。

━━何気にうちで一番の部下持ちなんだよな。

 二代も元三河警護隊の部下を持っているが結構放任主義だ。

 五百人もの部下を比那名居がちゃんと管理できるかどうか最初は少し不安であったが彼女自身の成長や永江の補助もあり上手くやっているようだ。

「じゃあ以上のメンバーで伊豆に向かう。

その後は駿府に戻らず伊豆で一泊後、小田原に向かう」

「なんだかちょっとした旅行みたいですねー」

 アデーレの言葉に「確かに」と笑う。

伊豆には温泉街もあるため相対戦が無いのならばのんびりと羽を休めたかったが、まあしょうがないか。

「ノリキは小田原で合流。それでいいな?」

「Jud.」

これで大体の事は話したかな?

そう思っていると点蔵が手を上げる。

「正純殿、今関東中央で起きている事を説明しておいた方がいいのでは御座らんか?」

「ああ、そうか。そうだな」

 「何だ?」と何人かは首を傾げ、数名は「ああ、あれか」と頷く。

「まだ一般に公開されてない情報だが関東中央に大規模な怪魔の軍勢が現れ関東連合は交戦状態に入ったらしい」

 この情報は駿府に戻る途中に徳川傘下の伊賀忍者から入ってきたものであり、かなりの規模の怪魔の軍団が現れたらしい。

「こういう言い方は良くないのかもしれないが私はこれを絶好の機会だと思っている。

小田原での交渉で私たちを傭兵として売り込み、江戸一帯の領土を得る足掛かりにする」

 向うにとっても徳川の戦力は非常に魅力的だろう。

これは交渉の大きなカードになる。

━━それに怪魔との交戦経験を増やしておくべきだろうな……。

 今後武蔵がこの世界の秘密に近づいて行くのならばそれはつまり怪魔と戦って行く事になる。

怪魔との交戦回数が少ない武蔵は経験を積み、対策を練る必要があるだろう。

「ともかく、関東では色々起きているが私たちのやる事は変わらん。

試練を乗り越え、崩落富士に行き、概念核の主と会う、いいな?」

「「Jud!!」」

 それぞれが持ち場に戻り、明日への準備へと向かう。

明日から関東入り、きっとまた忙しくなるだろう。

そして今回の一件が終われば私たちの立場は大きく変わる。

観客から舞台役者へ。

それが良い事なのか、悪い事なのかは分からないがきっとその時、ここにいる誰もが一人ずつ決断をする事になるのだろう。

 この世界の転換手、そこで過たないようにしなければな。

そう正純は皆の背中を見ながら思うのであった。

 

***

 

 夕暮れの空を照らす物があった。

 ネオンの光だ。

 夜の闇を多くのビルが照らし、まるで光の海のような光景が広がっている。

 そんな光景をビルの屋上から見下ろしている人物がいた。

 メイドだ。

 真紅のメイド服を身に纏い、美しく輝く金の髪を靡かせた少女は眉を顰めながら道行く人々を見下ろしている。

「歪な世界」

 そう歪だ。

 この世界は歪すぎるのだ。

誤って出来た世界。ある筈のない出会い。

こんなもの奇跡ではない。ただの異常だ。

「あの方が心配なさるわけです」

 自分の主はこの世界の調査に向かったまま行方不明となった。

その捜索として主が見つけた穴からこの世界に来たのだが……。

「……退路を断たれたわけですね」

 自分がこの世界に来たのはついこの前だ。

この世界に来た直後白い怪物どもに襲撃され即座に殲滅したものの穴を塞がれた。

これでは元居た世界に戻る事が出来ない。

「まあいいでしょう。あの方を探し出すまで帰る気はありませんでしたし」

 それにこの世界には彼女もいるだろう。

探し出して久々に会うのも良い。

「まずは情報収集ですね」

 この世界が今どうなっているのか?

またどういった国や政治組織があるのかを知っておく必要がある。

情報が無ければ今後の計画を練れず、主を探すのが困難になる。

その為にも……。

「行きますか」

 歩き出し、ビルの端まで来ると上り始めた月を見て目を細める。

夜は良い。

そう自分たち魔界人には。

 鼻歌を歌い、軽く跳ねるように跳躍すると飛び降りた。

 ネオンの海の中へ真紅のメイドが飛び込む。

 後には町の喧騒とその正反対の静かな冬の夜空が残るのであった。

 




上越露西亜の話と新たなる来訪者。

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