ZMB48~少女たちは、ゾンビの徘徊する船上で戦い続ける~ 作:ドラ麦茶
■短い間でしたが、ありがとうございました。
こんばんは。真理です。
すでに発表があった通り、
1月12日、私たちドリームペインターは、解散となりました。
まだデビュー前にもかかわらず、
多くの方に応援してもらっていたのですが、
こんな形となってしまい、本当に申し訳ありませんでした。
ドリームペインターの解散は、全て、私の責任です。
多くの方が言われている通り、
私がドリームペインターのセンターポジションに選ばれたことが、
今回の解散につながったんだと思います。
メンバーの子たちも、スタッフの人たちも、
「そんなことはないよ」と言ってくれますが、
私がドリームペインターを解散させてしまったことは、間違いないと思います。
私は、歌もダンスもヘタで、練習ではいつも居残り。
歌もダンスも完璧な智恵理さんや花恋さんが羨ましく、
すごく尊敬していました。
でも、そんな私が、どういうわけか、
ドリームペインターのセンターポジションに選ばれてしまいました。
この事が原因で、ドリームペインター内がギクシャクしてしまったことは事実です。
それまでは、みんな仲良くやっていたのですが、
私がセンターポジションになることが発表されてからは、
些細なことでケンカするようになり、
みんな、練習にも身が入らないようになりました。
そして、智恵理さんたち9人のメンバーが、
ドリームペインターでの活動を辞退することになったのです。
一部ネット上でなどで言われている、
「飲酒喫煙で解雇された」というのは、
まったくのデマです。
9人の活動辞退は、すべて、私の責任です。
私がセンターポジションにならなければ、
きっと、みんな辞めることはなかったと思います。
何故私なんかが選ばれたのかは、今でも分かりません。
選ばれた時は、「どうして私なんかが?」という困惑が大きく、
本当なら断るべきだったんですが、
やっぱり、どこかに「嬉しい」という気持ちもあり、
断ることができませんでした。
本当に、申し訳ありませんでした。
ドリームペインターのメンバーは、
アイドル・ヴァルキリーズの四期生として受け入れてもらえるそうです。
スタッフの方、メンバーの子、たくさんの人から、
ヴァルキリーズに入るよう勧められましたが、
私には、そんな資格はないと思います。
私がヴァルキリーズに入ることで、
また、みんなに迷惑をかけてしまうことになるかもしれません。
私はもう、みんなに迷惑を掛けたくありません。
私みたいに何もできない子が、
大人気のヴァルキリーズに、オーディション無しで入ることを、
不快に思うファンの方も多いと思います。
私はもう、ファンの方を不快な気分にさせたくありません。
だから。
朝比奈真理は、芸能界での活動を、辞退したいと思います。
まだデビューもしていないのに辞退なんて言うのもおこがましいのですが、
他に言葉が見つかりませんので、許してください。
もっと早くこの決断をしていれば、
智恵理さんや花恋さんたちは辞めることはなく、
ドリームペインターは解散せず、
ちゃんと武闘館コンサートを行うことができたはずなのに、
本当に、申し訳ありませんでした。
ドリームペインターのメンバーは、
綾ちゃんや椿ちゃんを始め、
多くのメンバーがヴァルキリーズに移籍します。
智恵理さんや花恋さんたちも、
ドリームペインターの活動は辞退しましたが、
芸能界での活動は続けていくと思います。
どうか、彼女たちのことを、応援してあげてください。
みんなの夢を、私が壊してしまいました。
私がいなければ、みんなの夢は叶ったはずです。
謝って許されることではないと思いますが、
本当に、ごめんなさい。
みんなの夢が、少しでも早く叶うように祈っています。
最後になりましたが、
こんな私を応援してくれた人もいました。
本当に、ありがとうございました。
私は、小さいころからアイドルに憧れ、
テレビで歌って踊るのが夢でした。
その夢は叶わなかったけど、
でも、本当に短い時間でしたが、
デビューを目指してみんなで練習をして、
センターポジションに立たせていただいて、
なにより、みんなに応援してもらって、
真理は、本当に幸せでした。
みんなのことは、一生忘れません。
今まで本当に、本当に、ありがとうございました。
2012年1月15日
朝比奈真理
(2012年1月15日、チーム・カトル・プロジェクト・オフィシャルホームページ内・朝比奈真理のブログより抜粋。なお、この書き込みは、投稿の2分後、運営スタッフにより削除された。その2日後、朝比奈真理はアイドル・ヴァルキリーズへの移籍を発表し、現在に至る)