ワンパンマン&暗殺教室 一撃男VS超生物   作:ラルク・シェル

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本編
いざ!椚ヶ丘学園へ!


そして月曜日。

私立椚ヶ丘学園中学校の体育館では、突然の全校朝会が行われて、校長の話が一段落つくと

 

「さて今日。我が校に・・・・・・・・・・・・現役のヒーローが来てくれました!!」

 

校長の言葉に生徒達は少し騒ぎ始めたが、サイタマとジェノスが出た途端。

 

「うわ!?本当だ!?」

「しかもあれ、期待の新人ヒーロージェノスだ!?」

「キャーーー!!ジェノス様!!」

 

本物のヒーローが来たので生徒全員が、興奮して声を上げたり、感動のあまり気を失った人が出てしまう。

 

[まさか条件って・・・・・・・・・・・ヒーローコーチと特別体験実習生になって貰う事かよ・・・・・・・・・・・・]

 

サイタマは呆れるも生徒達に手を振った。

 

「でもこれは、ヒーロー協会のイメージアップも兼ねてのものですよ」

「はいはい、そうだったな」

 

2人は小声で会話するけど、そんな2人を真剣に見る少年が居た。

 

「凄い・・・・・・・・・・・・本物のヒーローが来たんだ」

 

じつは彼、3年E組の潮田渚はヒーローの大ファンで、思わず感動して涙を流していた。

朝礼が終わり2人が理事長室に行く。

 

「改めてようこそ!椚ヶ丘学園へ♪」

 

椚ヶ丘学園理事長・浅野學峯は2人に歓迎の言葉を言う。

 

「んで、コイツ誰だ?」

 

サイタマは彼の事を全然知らなかった。

 

「椚ヶ丘学園の理事長、浅野學峯ですよ」

「はははははは、なんとも面白いヒーローだ」

 

浅野は苦笑いしながら誤魔化す。

 

「じつを言うと、私にはヒーロー協会に知り合いが多数いますし、わが校のOBにもプロヒーローになったものがいて、それなりにヒーローについて調べていますよ」

「ふ~~~~~~ん。準備が早いな」

「ですが、ここに来たからには、私の指示に従って貰います。はい、これがあなた達への日程です」

 

日程表には(一日目は午前中本校、午後は旧校舎・E組で過ごす。2日目はE組で暗殺の手伝い。3日目は本校でヒーロー講師として生徒に教える。4日目から最終日まで午前と午後を分けて、本校と旧校を行き来しながら授業を受けてたり講師として指導する。)となっていた。

 

「では、ジェノスくんは3年A組。サイタマくんにはとりあえず3年D組で、生徒と一緒に午前中の授業を受けてもらいます」

「はい」

「へ~~~~~い」

 

潜入一日目の午前。

ジェノスの居るA組では

 

「ではジェノスさん。とりあえず黒板に書いてくれないか?」

「分かりました」

 

教師に言われたとおり黒板に問題の答えを書く。

 

「ふむ、正解だ。さすがヒーローだな」

 

その言葉に続いて生徒から拍手の音が響く。

 

[さすが一二を争う進学校だけある。どの問題もレベルが桁違いだ]

 

ジェノスは授業のレベルが高い事に改めて理解する。

その頃、サイタマが居るD組では

 

「くちゃくちゃくちゃ」

 

同然のようにサイタマはガムを食べて、全然授業を聞いていなかった。

生徒達はもちろんD組担任の大野は、態度が滅茶苦茶悪いサイタマにストレスを溜める。

 

「あの・・・・・・・・君はゲストだから、あんまりどうこう言わないが、授業中にガムは・・・・・・・・・・・・・」

 

注意するが全然聞く気にもなっていない。

 

「君!この学園に居るという自覚に気づいているか!我が校にいる間は態度を良い方で!!」

 

強く怒鳴ったがガムを風船のように膨らませていた。

それから大野は無視して後ろを振り向く。

 

[もう無心だ!落ちこぼれの潮田と問題児の赤羽に比べたら・・・・・・・]

 

大野はなんとか無心のまま授業を進めようとした。

けど、サイタマが風船を大きく膨らみすぎたせいで、風船が割れてサイタマの顔がガムまみれななり、大野もドンと黒板に強く顔面と額を叩き付けた。

 

「先生・・・・・・・・・・・・・大丈夫ですか?」

 

生徒が恐る恐る尋ねると大野は顔を振り向いた。その顔は鼻血はもちろん額からも血を垂れながれ、さらに目からも大量の悔し涙を流すという具合だった。

 

「・・・・・・・・授業を続ける!!私の事は気にしない!!」

 

大野は大声で叫ぶけどサイタマはというと。

 

「つまんねぇな~~~~~~早く終わらないかな~~~~~~~~」

 

全く気にしてなかった。

そして午前の授業が終わって、昼食になり食堂でサイタマはかき揚げうどんを食べてた。

ちなみにジェノスは

 

「ジェノスさん、私の弁当食べてください!」

「ちょっと!ジェノスさんは私のを食べるの!!」

「なによ!私が先よ!!」

「いや・・・・・・・・・・・・そんな事をしたら君達の食べるのが?」

「良いのよ。あたしダイエット中だから」

「そんな事言って!昨日アイスを食べてたくせに!!」

 

たくさんの女子に囲まれて、ハーレム状態になっていた。

当然周りの男子から妬みの視線が出しまくっていた。

 

「お前・・・・・・・・・・・そんな状態で、よく理性を保てるな?」

「それはどういう意味で?」

「いや、なんでもない」

 

とこんな状態であった。

そして2人は本題のE組のある旧校舎に向かう。

 

「つーーーーーか。なんでわざわざ山の中の隔離校舎にクラスを作るんだよ?いくら落ちこぼれだからって、そんなまどろっこしい真似すんだよ?」

 

サイタマはE組に疑問を持ち始める。

 

「いやなんでも、こうする事によって他のクラスの差別意識を高めて、より努力するようにと合法的な目的があるようですよ」

「つまり、E組に入りたくなければもっとがんばれってか?くだらねぇ」

 

と会話してる内にE組校舎に着いた。

 

「よく来てくれたな」

 

入り口には烏間と金髪で巨乳の美女が立っていた。

 

「よう!んでそっちの美人は?」

「どうも。英語教師のイリーナ・イェラビッチよ♪」

「そして彼女は奴を始末する為に雇った殺し屋だ」

 

イリーナ・イェラビッチはお色気出しながら挨拶する。

 

「そっか。とりあえずよろしくな!」

「こちらも」

「よろしくね。ヒーローくん♪」

 

2人はイリーナと握手する。

 

「なるほど、こんな山の中なら大抵の秘密が漏れなさそうだな」

「そうだ。まさに奴の暗殺にうってつけの状態になる」

 

そして4人はターゲットのいる教室に着いた。

 

「ここか?んじゃ!」

 

サイタマはさっそく扉を開けた瞬間、いきなりクラッカーの鳴る音が響いた。

 

「いや~~~~~~~~まさか本当にヒーローが来てくれるとは♪」

 

とまるでタコのような足と触手の手をして、まんまる頭の落書き風の顔をして、教師の格好の怪人がクラッカーを鳴らして歓迎した。

 

「んで、コイツが月を破壊した怪人か?」

「怪人とは失礼な!!ここでは殺せんせーと呼んでください!!」

 

殺せんせーと名乗る怪人は、分かりやすいリアクションで怒る。

 

「とりあえず、授業の邪魔にならなければ、暗殺しても構いませんから仲良くしましょう♪」

 

殺せんせーは2人に握手を迫る。

 

「お前、面白いな!」

 

いち早く握手したのはサイタマ。だがジェノスはというと

 

「先生!なに仲良く握手してるんですか?奴は恐らく災害レベル・神の怪人ですよ!」

 

このとおり警戒していた。

 

「ヌフフフフフフ。やっぱりヒーローらしい態度をとっていますね」

 

殺せんせーは顔の色を縞々にして、舐めている態度をみせる。

 

「ですが、折角ヒーローが来てくれたのですからね」

 

ここで真剣に考えるが、どうしても簡単な顔なのでギャグにしか見えず、そして考えて思いたのは。

 

「よろしい!ではこの時間を先生対ゲストヒーローの勝負をいたします。全員グランドに集合してください!」




少しTIGER&BUNNYで学校訪問篇風にしてみました。
ついでに潮田渚はヒーローの大ファンで、浅野學峯はヒーロー協会と認識があるって設定を加えてみました。
そしてもしかしたら、オリジナルのヒーローが出るかもしれません。

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