機動戦士ガンダムSEED 夢の果て   作:もう何も辛くない

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無理やり感が半端ない最終回となってしまいました…



LAST PHASE 終結

白い光と灰色の光がぶつかり合う

その二つの光のまわりには、さらに無数の小さな光が

 

セラとラウの戦いは熾烈を極めていた

 

リベルタスのスピードとパワー

プロヴィデンスのドラグーン、そしてリベルタスにも劣らないパワー

 

リベルタスがまず確実に優っているのはスピード

プロヴィデンスは、特殊な武装

 

 

「本当に厄介な存在だよ!君は!君とて、私と同じく世界を憎むべき人間だろう!?」

 

 

「何をッ!」

 

 

ラウの言葉を振り切って収束砲を撃つ

ドラグーンの間を縫って、正確に砲撃はプロヴィデンスに向かっていく

 

ラウは砲撃をかわし、ドラグーンを向かわせながら言葉をつづける

 

 

「望まぬ力を与えられ、復讐という願いを込められ!」

 

 

「っ!」

 

 

ラウの言葉にセラは表情を歪ませるが、動きは緩めない

降りかかってくるビームを掻い潜って反撃の隙を探る

 

 

「あってはならない存在だというのに!なぜあがく!」

 

 

ラウが防御機関砲を放ちながらライフルを連射する

さらにドラグーンのビームもリベルタスを襲う

 

 

「俺は!俺に与えられた力は!」

 

 

セラは向かってくる火力をかわし続ける

機関砲は機体を横にずらして

ライフルのビーム、ドラグーンのビームは、ビームの間を掻い潜る

 

 

「その使い方は、俺が決める!復讐になんて、使わない!」

 

 

ドラグーンの包囲網を抜け、セラはライフルでドラグーンの一つを撃ちぬく

 

 

「えぇい!」

 

 

ラウはそれでも怯まない

ドラグーンを一度戻し、サーベルを抜いてリベルタスに向かっていく

 

 

「それに、力だけが、俺の全てじゃないんだ!」

 

 

セラもサーベルを手に、プロヴィデンスを迎え撃つ

 

 

「はっ!それが誰にわかる!」

 

 

僅かな間、二機はサーベルで押し合って同時に後退する

後退したところでプロヴィデンスはドラグーンを切り離す

一基減った、十機のドラグーンがリベルタスを襲う

 

 

「わからぬさ!そんなことなど!誰にもなぁ!」

 

 

セラの表情がさらに歪む

 

本当にそうなのだろうか

誰も、わかってくれないのか

ラウの言う通り、自分は存在してはいけないのか?

世界は、人間は…

 

 

『セラ…』

 

 

シエル…

そうだ、シエルが待ってる

 

俺が、たとえ間違った存在だとしても

 

 

「関係ない!」

 

 

迷いを振り切る

守る

守りたい人が、世界がある

 

セラのSEEDがはじけた

 

光の翼を展開させる

そして、最大速度でプロヴィデンスに向かっていく

 

 

「っ!」

 

 

ラウはそのスピードに僅かに動揺するものの、冷静にドラグーンを向かわせる

放たれるビーム

 

セラはスピードを緩めない

機体をひねらせる

躍らせる

舞わせる

 

全て、かわしきった

 

全てかわされたことを確認すると、ラウはサーベルをリベルタスに振り下ろす

セラも、サーベルを振り上げてぶつけ合う

サーベルとサーベルがぶつかったことで発生する火花

 

今度はセラが先に離れた

ただの、勘に任せた行動だった

セラがいた場所を、ビームが横切る

 

 

「ちっ!これでも落ちないか!」

 

 

「落ちてたまるか!約束したんだ!生きて帰るって!」

 

 

ぶつかる二人

戦闘自体は終わりに近づいているというのに、この二人の戦いは終わる気配が全く感じなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ…あぁ…」

 

 

呆然とアスランが、無重力の中をゆらゆらと揺れている体を見つめる

先程撃たれたパトリック

一体、何があったのかはわからない

だが、アスランの中に、怒りという感情はなかった

あったのは、間に合わなかったという後悔

 

こうなるまでに、父を止められなかったという後悔

 

オペレータや、その他の兵たちが制御室から逃げ出していく

その中で、アスランとキラ、カガリの三人はパトリックに近づいていく

 

 

「父上…」

 

 

どうして…

どうしてもっと早く来なかった?

どうして前に来た時に父を止められなかった

 

 

「…?」

 

 

アスランがパトリックの亡骸に縋り付き、そんなアスランを心配そうに見るカガリ

そしてキラは、何やらコンソールの画面が動いていることに気づく

 

 

「これは…」

 

 

制限時間が刻まれている

残り、1800秒

今もその時間は刻まれている

 

キラはコンソールを操作し、この制限時間がなんなのかを調べる

 

 

「…これは!」

 

 

「どうした、キラ?」

 

 

カガリがキラの様子に気づいて声をかける

 

 

「ヤキンの自爆シークエンスに、ジェネシスの発射が連動している!」

 

 

「なにっ!?」

 

 

キラのセリフを聞いたアスランとカガリが驚愕する

アスランがパトリックの顔を見る

 

 

「…こんなことをしても、何も戻りはしないのに!」

 

 

その言葉を残して、アスランはすぐさま制御室から抜け出していった

 

 

「アスラン!?」

 

 

「待てよ!」

 

 

キラとカガリも慌ててアスランを追いかける

 

 

 

 

 

 

ヤキンから脱出艇が出されていく

エターナルとクサナギのクルーがそれを見て戸惑っていた

 

そんな中、その二隻に傷だらけになったアークエンジェルが近づいていく

 

 

「これは一体…。ジェネシスは放棄されたのですか!?」

 

 

マリューもこの光景を見たのか、戸惑うように通信をつなげて聞いてくる

 

 

「わからん!どうなっているんだ…」

 

 

皆が考え込んでいる中に、ダコスタが声をあげる

 

 

「モビルスーツ、接近!戦闘中のようです!」

 

 

「「「「「!」」」」」

 

 

もう、辺りに戦闘を行っている機体はそんなに見当たらない

だが

 

 

「光学映像、出します!」

 

 

モニターに映るもの

 

 

「…リベルタス!?セラか!」

 

 

バルトフェルドが声をあげる

モニターには、リベルタスが灰色の機体と剣を斬り合わせている映像が映し出されていた

 

 

 

 

「…なんだ?脱出艇?」

 

 

セラもまた、ヤキンから出ていく脱出艇に戸惑っていた

 

ヤキンは放棄されるのか?

なら、ジェネシスは?

 

そう考えているとき、ラウの笑い声が響く

 

 

「はははははは!!どのみち私の勝ちのようだ!セラ君!」

 

 

「なにっ!?」

 

 

鍔迫り合いから離れて、二丁のライフルで二基のドラグーンを破壊する

だが、その代償と云わんばかりに、放たれたビームがリベルタスの肩をかする

 

 

「ヤキンが自爆すれば、ジェネシスは発射される!」

 

 

「な…!?」

 

 

ラウの言葉に驚愕する

その時、横目で見えた

四基の機影が、ジェネシスに向かっているのを

 

 

「シエル、兄さん!アスラン、カガリ!」

 

 

四人に呼びかけるセラ

だが、返事はかえってこない

 

 

「人が数多待つ予言の日だ!」

 

 

「ふざけるな!」

 

 

再び二機はサーベルを斬り合わせた

 

 

 

 

 

「皆!」

 

 

「シエル!」

 

 

ヤキンから脱出した三人

その時、ヴァルキリーが合流する

 

 

「一体何が起こってるの!?ヤキンは放棄されるの!?」

 

 

シエルも、この事態に混乱しているのか

矢継ぎ早に疑問の言葉を吐く

 

ジェネシスに向かいながらキラが説明する

ヤキンの自爆と共に、ジェネシスは発射されると

 

 

「そんな…、どうすれば…」

 

 

三人がどうすればジェネシスを止められるのか、考える

 

そう、三人だ

 

 

「…内部でジャスティスを核爆発させる」

 

 

「「!」」

 

 

「そ…、そんなことをすれば、お前は!」

 

 

アスランの考えにキラとシエルは言葉をなくし、カガリが止めようとする

 

 

「だが、これしかないんだ!」

 

 

だが、アスランは止まらない

ジェネシス内部への入り口に向かっていく

 

 

「アスラン!」

 

 

「ダメ!アスラン!」

 

 

キラとシエルもアスランを止めようとする

 

 

「お前たちは戻れ!これは俺の役目だ!」

 

 

アスランは三人に告げる

だが、三人は戻らない

 

 

「けど…!アスラン!」

 

 

カガリがアスランに止めるよう声をかける

 

 

「ダメだ!」

 

 

アスランは、ジェネシス内部に入った瞬間、天井にライフルを撃った

天井が崩れ、入り口がふさがれる

 

 

「っ!アスラン!?」

 

 

「ダメだ!アスラン!戻って!」

 

 

シエルとキラの声が聞こえてくる

だが、アスランはさらに奥へと向かっていく

 

 

「アスラン!やめろ!アスラァン!」

 

 

カガリの泣きそうな声も聞こえてくる

ちくりと胸に何かが刺さったような感覚がするが、それでもアスランは止まらない

 

父の不始末は、自分が決着を付けなければならない

 

 

 

 

 

 

「なんだ!何があった!シエル!」

 

 

一部始終を見ていたセラが、シエルに問う

 

 

「アスランが!内部で自爆するって!入り口もふさがれて…」

 

 

「なっ…!くっ!」

 

 

シエルの答えに驚愕している途中に、ドラグーンのビームが襲い掛かってくる

何とか反応し、ビームをかわし、逆にライフルで撃ち落とす

だが

 

 

「…!」

 

 

プロヴィデンスの接近に反応できなかった

プロヴィデンスが振り下ろしたサーベルが、リベルタスの右足を落とす

 

 

「これで!」

 

 

「まだだぁ!」

 

 

ラウがとどめを刺そうと、ドラグーンを一斉照射させようとする

だが、セラは接近していたプロヴィデンスに機体ごとぶつかっていく

 

 

「…っ!」

 

 

ラウは怯み、ドラグーンを発射できない

そのままセラはサーベルを振り上げる

 

ラウも回避行動を起こすが、それでも機体の左腕が斬りおとされる

 

 

「ええい!もう諦めろ!これが運命だ!」

 

 

ラウが残っているドラグーンを全て向かわせる

 

 

「何を言っている!」

 

 

セラも光の翼を展開し、放たれるビームをかわしていく

 

 

「正義と信じ、わからぬと逃げ!知らず!聞かず!その果ての終局だ!止めるすべなどない!」

 

 

「そんなこと!」

 

 

「滅ぶのだ!人は…、滅ぶべくしてな!」

 

 

ここにきて鋭さが増すドラグーンの動き

右足が落とされたことによるバランスの変化を調整しながらセラは機体を駆る

 

ビームが全て、リベルタスのわずかに横を横切っていく

 

 

「ちっ!いつまであがく!どこまでも忌々しい存在だよ!君は!」

 

 

「俺は、死ぬわけにはいかないんだ!」

 

 

 

 

 

 

「…キラ、セラ」

 

 

ぼそりとつぶやく

 

 

「ディアッカ、イザーク、シエル」

 

 

今まで、自分を支えてきた者の名を

 

 

「…ニコル」

 

 

自分の目の前で、死んでいった者の名を

 

 

「…カガリ」

 

 

自分が愛した者の名を

 

 

「…すまん、後は」

 

 

そこから先の言葉は、紡げなかった

 

 

 

 

「!」

 

 

ジェネシスが爆散した

強烈な爆発

機体も衝撃だけでダメージを受けていく

 

 

「そんな…」

 

 

キラが震えた声でぼそりとつぶやくのが聞こえる

 

アスランが内部に侵入してから、三人は何処か他に入り口はないかと探していた

だが、ジェネシスは大きすぎた

短時間ですべてを探しつくせなかった

 

そして、間に合わなかった

 

 

「アスラン…」

 

 

シエルがぼそりと、ジェネシスを止めたその人の名をつぶやく

 

英雄と呼ぶべきだろう

もしこのままジェネシスが残っていたら、地球に住む多くの人々の命を救ったのだ

だが、それでもカガリは認められなかった

認めたくなかった

 

死んでしまったら、意味がない

 

 

「ばかやろぅ…」

 

 

その声には、力が籠っていなかった

 

キラ以上に震えた声

 

震える手

零れる涙

 

 

「ばかやろぅ…」

 

 

抑えられない

激情を、抑えられなかった

 

 

「ばかやろぉおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

爆発するジェネシス

二機は動きを止めてその光景を見ていた

 

 

「馬鹿な…」

 

 

ラウは呆然と

 

 

「アスラン…」

 

 

セラは厳しく

 

 

「…ええい!」

 

 

ラウは怒りを含ませた声で叫ぶと、リベルタスに向かっていった

 

 

「やめろ!もう終わりだ!」

 

 

セラはサーベルを振るってくるプロヴィデンスを迎え撃つ

サーベルがぶつかり合う

その直後、プロヴィデンスは離れ、ドラグーンを操作してリベルタスを囲む

 

 

「クルーゼ!」

 

 

「黙れ!こうなったら、貴様だけでも!」

 

 

セラが声をかけるが、ラウは聞く耳を持たない

ひたすらにセラを落とそうと向かってくる

 

だが

 

 

「…っ!ごほっ!ごほっ!」

 

 

「!」

 

 

急に聞こえてくる、咳をする音と何かを吐き出すような音

それと同時にプロヴィデンスの動きが止まる

 

 

「…クルーゼ?」

 

 

戸惑うセラ

急にどうしたというのだ

なぜ、動きが止まった?

それに、さっきの音…

 

まるで、吐血しているような音だった

 

 

「…ここまでか」

 

 

「え?」

 

 

ラウがふとつぶやく

 

終わり?

それは、一体…

 

 

「私のテロメアが短いことは知っているだろう?ここでそれが尽きるということだ…」

 

 

「なっ…!」

 

 

ラウはクローンの失敗作で、テロメアが短いのは知っていた

だが、まさかここで…

 

 

「そんな…、くそっ!」

 

 

もう、目の前の男への憎しみは消えていた

あるのは、目の前の苦しんでいる人間を助けたいと思う感情

 

 

「クルーゼ!すぐにアークエンジェルに行くぞ!治療しないと…!」

 

 

セラがプロヴィデンスの腕をつかみ、アークエンジェルに向かっていく

 

ラウは、何もしない

この隙に、ドラグーンを撃って落とすこともできるのだが、それよりも聞きたいことがあった

 

 

「…なぜ、私を助けようとする。私は、貴様を…」

 

 

「関係ないだろ!」

 

 

ラウの疑問の言葉を一蹴する

仮面に隠されたラウの瞳が見開かれる

 

 

「俺は別にお前を殺そうとして戦ったわけじゃないんだ!ただ、お前を助けようと…!」

 

 

「私を助ける必要はない。クローンの私は、今ここで死ぬべきだ」

 

 

「何でそんなにこだわってるんだよ!」

 

 

セラが叫ぶ

 

 

「お前は、一人の人間だろう!?ラウ・ル・クルーゼという!その命は、お前のものだろう!?」

 

 

「!」

 

 

ラウがたじろぐ

一体、こいつは何を言っている?

自分が、一人の人間?

そんなこと…

そんなこと…

 

 

「そんなこと、初めて言われたな…」

 

 

なぜだろう

あれだけ憎かったのに

世界があんなに憎かったのに…

 

今は、清々しい気分だ

 

自分の野望だった人類滅亡を達成したわけではないのに…

 

 

「そうか…」

 

 

今、わかった

自分が、本当に何がしたかったのか

何が欲しかったのか

 

 

「認めてもらいたかったのか…」

 

 

真実を知ってもなお

自分を認めてくれる

そんな存在が欲しかった

 

 

「…セラ君」

 

 

「なんだ!」

 

今もラウはアークエンジェルに向かって連れられている

 

 

「私を撃て」

 

 

「…え?」

 

 

ラウの言葉にセラが呆然とする

 

 

「どうせ、残り少ない命だ。ここを凌げたとしても、もう長くはない」

 

 

「お前…」

 

 

「ふ…。まさか、憎んできた相手に気づかされるとはな…。私が本当に望んでいたことを…」

 

 

止めようと思っていた

だが、無駄だと悟る

ラウは、本気だ

 

セラも、心のどこかでラウと同じことを思っていた

もし、これを凌いでも、ラウはどこまで生きられるのか

 

 

「…良いのか?」

 

 

「君だから頼んだ」

 

 

短い問答

セラはプロヴィデンスから離れ、ライフルを向けた

引き金に手をかける

 

 

「最後に一つだけ聞きたい」

 

 

「なんだ?」

 

 

セラがラウに話しかける

 

 

「お前の、本当に望んでたことって、なんだ?」

 

 

これを聞く

気になった

自分は特に何もしていないはずだ

それなのに、何に気づいたというのだ

 

 

「…黙秘権を行使させてもらおう」

 

 

「…そうか」

 

 

言ってくれないとは思っていた

引き金を、ゆっくりと引いていく

 

 

「…さらばだ」

 

 

ラウがつぶやく

ビームが、プロヴィデンスを貫いた

 

 

貴様の生き様、見届けさせてもらうぞ

 

 

セラの耳に、そんな言葉が聞こえてきた気がした

 

 

 

 

リベルタスのもとに、三機の機体が集まってくる

ヴァルキリー、フリーダム、ルージュだ

 

ジャスティスの姿は、ない

 

心に悲しみを抱えながらも、四機はそれぞれ母艦に返っていく

 

生きて、帰る

 

 

 

 

『宙域のザフト全軍、ならびに地球軍に告げます。

現在、プラントでは地球軍およびプラント理事国との停戦協定に向け、準備を始めています。

それにともない、プラント臨時最高評議会は、現宙域における全ての戦闘行為の停止を地球軍に申し入れます。

繰り返します…』

 

 

 

 

 

流れてくる言葉

それを聞いた全ての人は、歓喜し、安堵し、激怒する

 

この戦争の終わりが、何を産み出していくのか

 

それは、まだ誰にもわからない

 

 

帰ってきたセラたちは、仲間たちと抱き合い、涙を流す

終わった

やっと終わらせることが出来たのだ

 

 

ここで、一つの区切り

セラたちの物語は、一つの終わりを迎えたのだ

 




エピローグは出しません
次回作のプロローグでそれっぽいのを書きたいと思っています

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