機動戦士ガンダムSEED 夢の果て   作:もう何も辛くない

40 / 52
いやぁ、詰め込んだ詰め込んだ…


PHASE37 宙に上がって

「…また怒られたんだな。セラとキラは」

 

 

「ほんとに変わらないな…。それにしても、あのザフトの人はまじめそうに見えたんだけど…」

 

 

そんな風に言われてることも知らずにセラたち三人は、床に座って壁に寄りかかっていた

 

 

「あー…、何で俺までこんな目にあってるんだろう…。のぞき見されて被害者なのは俺なのに…」

 

 

「お前だけ逃がすものか」

 

 

「そうだよ。昔から楽しむのも怒られるのも三人一緒だったじゃないか」

 

 

「え!?まさかの確信犯だった!?」

 

 

キラとアスランが最初から自分を道連れにしようと考えていたことに驚愕するセラ

そして、激昂

 

 

「何でのぞき見という犯罪行為に近いことをした兄さんとアスランに道連れにされなきゃいけないんだよ!」

 

 

言い切ったセラ

そんなセラを、キラとアスランがぽかんとした表情で見る

 

 

「…なんだよ」

 

 

「セラ、今更何言ってるんだ」

 

 

「僕たちは昔犯罪に等しいことしたじゃないか」

 

 

「そういえばそうだった!けど、その通りだけどそれは全部兄さんとアスランが俺を引っ張っていったんじゃないか!」

 

 

キラとアスランがバッ、と立ち上がる

今のセラのセリフは、許せなかったのだ

 

 

「セラ!とぼけるな!忘れたとは言わせないぞ!?あの教員、謎の意識不明事件のことを!」

 

 

「そうだよ!あれはセラが嬉々としてあの先生にタライを落としたんじゃないか!それに、無理やり引っ張られたのは僕だよ!」

 

 

「「それも違う!」」

 

 

ギャアギャア言いあうセラたち三人

それを見ていた全員が心の中でこう思った

 

 

((((((お前らは幼少時代何してたんだ?))))))

 

 

 

 

 

 

 

「…それにしても、地球軍艦隊は、オーブ領海から撤退していったみたいだな」

 

 

さっきまでのおちゃらけ空気から一転

三人の様子を見ていたクルーたちは動揺を隠せない

そんな中、真剣な口調でアスランが口を開く

その言葉を聞いて、セラとキラも表情を引き締める

 

 

「そうだね、ムウさんから聞いたよ。これでひとまずオーブは大丈夫…なのかな?」

 

 

キラがそうつぶやく

 

 

「だと思いたい。あの四機にだってかなり損傷与えたと思うし。あれはすぐに直せるレベルだとは思えない」

 

 

「そういえば、あのモビルスーツは何だ?セラ。機体のパワーとスピードが規格外だと思うんだが…」

 

 

アスランが、セラが操縦していたMS

リベルタスについて聞く

 

 

「あ、なんかオーブがもともと作ってたみたい。Xナンバーを作り始める前から」

 

 

「「…!」」

 

 

キラとアスランが、大きく目を見開く

それもそうだ

確かに、Xナンバーの機体の性能も高かったが、リベルタスの性能は圧倒的だ

そのリベルタスを、Xナンバーの機体を開発する前から開発していたとは…

 

そして、リベルタスを作り出すために、どれだけ時間を費やしたのだろうか

 

 

「ヴァルキリーとは、兄弟機なんだって?」

 

 

キラがセラに聞いてくる

 

 

「そうみたい。フリーダムとジャスティスのような感じかな?」

 

 

確かに、リベルタスとヴァルキリーは、フリーダムとジャスティスのような関係だろう

だが、リベルタスとヴァルキリーは、武装が似通っている

フリーダムとジャスティスはそうではない

 

 

「そこは、違うのか」

 

 

「ふぅん…。でも、リベルタスのスペック。簡単に見せてもらったけど…」

 

 

「あぁ…。正直、乗りたくないな…」

 

 

「え?あれはすごいよ?自分の思い通りに、好きなように動かせれるんだ」

 

 

「…そんなこと言えるのはセラだけだと思う…」

 

 

呆れながら口を開くキラ

それに賛成するように頷くアスラン

 

 

「そうかな?フリーダムとジャスティスをあそこまで動かせるなら、リベルタスもいけると思うけど…」

 

 

「お前の中の基準はどうなっているんだ…」

 

 

「はぁ…」

 

 

セラの規格外さを、改めて目の当たりにしたキラとアスラン

ため息をつく二人をセラは、ぽかんとした表情で見るのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オーブを離脱?」

 

 

マリューが、ウズミに聞き返す

ウズミはマリューの言葉にうなずく

 

 

「そうだ。君たちはオーブを離脱し、宙に上がれ」

 

 

「お父様!?」

 

 

ウズミの言葉に、カガリは反論しようとする

だが、ウズミはそれを目で制する

 

 

「地球軍が撤退していった今がチャンスなのだ。いずれ近いうちに、地球軍は再びオーブを攻めてくるはず」

 

 

ウズミの言う通り、撤退したとはいえ、そう時間が空かないうちに地球軍は攻めてくるはずだ

今度は、もっと多くの戦力を持ってきて

 

 

「そうなれば、オーブだけではなく、君たちまで犠牲にしてしまう。それだけは阻止せねばならん!」

 

 

「…」

 

 

「私たち老いぼれが死ぬだけですむなら喜んでその命を差し出そう。だが、そういうわけにもいくまい」

 

 

…それしかないのだろうか

オーブを離れるしか、方法はないのか

 

 

「ラミアス艦長。私は、君たちに賭けてみたい。この戦争の行く末を」

 

 

ウズミの目がマリューを射抜く

マリューは、ウズミの本気の思いを正面から受ける

 

 

「本当にこのまま、互いが滅ぼすだけの世界にさせたいか?君たちは、本当にそれでいいのか?」

 

 

「…」

 

 

マリューが出した答えは…

 

 

 

 

 

 

アークエンジェルの艦橋で、発進準備が進められていた

マリューは、宙に上がることを決心したのだ

 

 

「そろそろ行けそうか?」

 

 

「現在、ブースターの最終チェック中です」

 

 

「そうか」

 

 

連合の脅威が去っている今、落ち着いて作業ができている

 

 

「お父様!」

 

 

「…カガリ」

 

 

カガリが、ウズミの胸に飛び込んでくる

 

 

「…何をしておる。お前にはお前のすべきことがあるはずだ」

 

 

ウズミは、涙をこぼしながら近づいてくるカガリになるべく冷たく返す

カガリは、ウズミの腰に回している腕の力を強くする

 

ウズミは、ふっと微笑むと、自分の腕を優しくカガリの腰に回す

 

 

「大丈夫だ、カガリ。オーブのことは私が引き受ける」

 

 

「私が言いたいのは、そんなことじゃ…!」

 

 

「カガリたちが戻ってくるまで、死ぬつもりなどない。この代表という座を、お前に譲り、オーブをどう良くしてくのかをこの目で見るまではな」

 

 

「…!」

 

 

涙で溢れているカガリの目が、大きく見開かれる

ウズミは、腕を離し、カガリの腕も優しく解く

 

 

「さぁ、早く行け。先程も言ったが、お前にはやらねばならないことが他にあるはずだ」

 

 

「お父様…。…?」

 

 

未だに不安そうな目で見てくるカガリの手のひらに、ウズミは一枚の写真を乗せる

 

 

「お前は、一人じゃない」

 

 

ウズミは、カガリが気づかない間に、カガリの後ろに来ていたキサカに目くばせする

キサカは頷き、カガリの腕を取り強引にクサナギまで連れていく

 

 

「兄弟もおる」

 

 

「…!お父様!」

 

 

「そなたの父で、幸せだった」

 

 

クサナギに乗せられるカガリ

それを見届けた後、ウズミは管制室へ向かっていく

 

その間にもカガリの泣き叫ぶ声が聞こえてくる

だが、ウズミが振り返ることはなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいわね?ローエングリン斉射と一緒に、ブースターを全開」

 

 

「「はい!」」

 

 

マリューの指示に返事を返すクルー

艦橋の空気はそこまで殺伐としたものではない

 

 

「ラミアス艦長」

 

 

そこに、モニターにウズミの顔が映る

 

 

「宇宙に上がったら、L4コロニーを拠点とするがいい。あそこは、廃棄されてはいるが、未だに機能はしている。拠点とするならばもってこいだ」

 

 

「…何から何まで。ありがとうございます」

 

 

マリューは、改めて理解する

ウズミは、本気でこれからの行く末を自分たちに賭けているということを

 

 

「…L4に到着してから、時間があればコロニーを色々調べてみるといい。君たちが今まで知りたかったであろうことがわかるだろう」

 

 

「…?」

 

 

ウズミの言葉の意味が上手く読み取れず、首をかしげるマリュー

そんなマリューを見て、微笑むウズミは口を開く

 

 

「さあ、いけ。こっちとしても、色々しなくてはならぬことがある」

 

 

モニターが切れる

 

 

「…」

 

 

マリューは、もう切れてしまったモニターに向けて頭を下げる

感謝の気持ち

そして、決意の気持ちを込めて

 

 

「…準備はいい?」

 

 

笑顔を浮かべながら頷くクルー

本当に頼もしくなったと感じる

 

マリューも笑顔を浮かべる

 

 

「…。アークエンジェル、発進!」

 

 

大天使は、宇宙に飛び立っていった

 

 

 

 

「…行ったか」

 

 

モニターに映る

遥か上空に飛び立つ大天使の姿

 

 

「…市民の避難は終わってるな?」

 

 

「終わっておる」

 

 

ウズミの問いに、首長の一人が答える

 

 

「では、私らも行こう。脱出した後、オノゴロを放棄する」

 

 

 

 

 

 

 

ウズミたちの目の前で、オノゴロ島で大規模な爆発が起こった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オノゴロが…、放棄された!?」

 

 

基地の会議室で、アズラエルが驚愕の声をあげる

 

そろそろ体制が整い、再び進行を始めようと考えた矢先のことだった

 

 

「くぅ…っ!ウズミ・ナラ・アスハぁ!」

 

 

忌々しい

ホントに忌々しい

どこまで自分のイラつきを重ねれば気が済むのか

 

オノゴロ島には、連合、ザフト共にのどから手が出るほど欲しがっているマスドライバーもある

そのマスドライバーも今は木端微塵だという

 

 

「…オーブのことは、後回しにすべきかと」

 

 

「うるさい!そんなことはわかっている!」

 

 

怒りのままに怒鳴り散らすアズラエル

まさかここまでしてくれるとは思わなかった

 

あぁ、本当に忌々しい

 

 

「…この報いはいずれ、受けてもらいますよ。オーブ。ウズミ・ナラ・アスハ」

 

 

憎しみを込めて、アズラエルはそうつぶやいた

 

 

 

 

 

 

 

「…まさか、オノゴロを放棄するとはな」

 

 

「どうしますか?あの飛行艇は。撃ち落としますか?」

 

 

「いや、そんなことはしなくてもいい。問題なのは、宙に上がっていったあの二隻だ」

 

 

海中から、オノゴロの様子を監視していたクルーゼ隊

ラウは、部下の提案を柔らかく否定する

 

 

「一度カーペンタリアに戻る。本国に連絡するぞ」

 

 

「はっ!」

 

 

部下の返事を背後に聞きながら、ラウは管制室から退出する

そのまま自室に戻っていく

 

 

「隊長」

 

 

「イザークか。彼女たちに食事を届けてくれたかな?」

 

 

「はい。…ですが、あの二人は何なんですか?」

 

 

イザークがラウに疑問をぶつける

 

ラウの自室には、二人の女がいる

しかも、どちらも地球軍なのだ

片方はびくびくしておびえている

もう片方は、最初は自分たちに怒鳴り散らしていたくせに、今はラウに対してのみ従順だ

 

一体何があったのだろうか

 

 

「鍵だよ」

 

 

「…鍵?」

 

 

イザークが、ラウに聞き返す

ラウは、口元を緩ませながらイザークに視線を向ける

 

 

「そう。私がずっと…ずっと探し求めてきた…。それが、今私の手の中にある」

 

 

「っ!」

 

 

イザークの表情が一瞬引きつる

ラウの表情

狂ったような笑み

それを目の当たりにした

 

気づいたときにはもういつもの落ち着いた雰囲気の笑みに戻っていた

 

ラウは、その場から立ち去っていく

その後姿を見つめるイザーク

 

先程目にしたラウのあの笑みが、脳裏から離れなかった

 

 

 

 

「…くくく」

 

 

笑いを零すラウ

 

 

「…ははは」

 

 

笑いを収めることができない

そう

もうすぐだ

自分の憎しみ

それを晴らせる

 

 

「楽しみだよ…。

 

 

なぁ、フレイ」

 

 

「…はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウズミ様…

どういうつもりなんだ?

 

セラの目の前で、キラとカガリが見つめ合っている

ただし、そんないい雰囲気なものではない

 

 

「…双子?」

 

 

 

 

 

アークエンジェル、そしてクサナギが宇宙に上がり、L4コロニーに到着した

セラは、アークエンジェルの格納庫にある、アストレイにどこか似ている機体を見上げていた

 

 

「これは?」

 

 

セラは、近くを通りかかったマードックにこの機体のことを聞いてみる

 

 

「あぁ。それ、モルゲンレーテの方から支給されたんだ。ムラサメって名前で、アストレイの発展機、その試作型だと」

 

 

「ムラサメ…」

 

 

機体の名前をつぶやきながら再び機体を見上げる

アストレイとは確かに違う

アストレイにはない、どこか翼のようなものがつけられている

 

 

「…でも、これのパイロットは誰になるんですかね?ムウさんだってストライクに乗ってるし…」

 

 

「さあな。それより、もういいか?俺にだってやらにゃならんことがたくさんあるんだ」

 

 

「あ、すみません。ありがとうございました」

 

 

マードックが去っていく

 

 

「…そういえば、兄さんたちがいないな」

 

 

セラはキラたちを探すことにした

 

 

 

そして、これだ

セラが扉を開けると、キラ、アスラン、シエルとカガリの姿

そして流れ込んでくる重苦しい空気

カガリが何かを見せている

それは、写真

綺麗な女の人が、二人の赤ん坊を抱いている

 

そして、その裏には、キラとカガリ、と書かれていた

 

 

(…ばらすつもりなんですか?ウズミ様)

 

 

セラの目には、困惑しているキラとカガリの姿が映されていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ふぅ」

 

 

一人の男が、椅子の背もたれに寄りかかりながら息をつく

その視線の先には、ある映像が映されていた

 

白い髪の女性が演説している

内容は、今、国家反逆罪で追われているラクス・クラインについてだ

 

彼女は悪くない

彼女はナチュラルに利用されているだけなのだと、声高々と熱演している

 

 

「何か面白いものでも映ってるの?」

 

 

すると、一人の女が男の首に手を回しながら寄りかかってくる

男は、その女の顔を見てふっと微笑む

 

 

「いや、特に面白いものはない。いや、これはこれで中々面白いのかな?」

 

 

男はおどけた感じで声を発する

女はそんな男を見ていたずらっぽく微笑む

 

 

「…おっと」

 

 

そこに、電話が鳴りだした

男は受話器をとる

 

女は男から離れて、男の様子を見る

誰から電話が来たかなどわかりきっている

 

 

「ええ。しっかりと働かせてもらいますよ。こんな私に、生きる場を与えてくださった議長閣下のためにも…」

 

 

男はそう言って、電話を切る

 

 

「…議長から?」

 

 

「あぁ。フリーダムはオーブに渡ったと、ご丁寧に連絡してくれたよ」

 

 

女に聞かれた男は肩をすくめながら返す

女も肩をすくめる

そのあと、男の肩に自分の頭を乗せる

 

 

「…いつがタイミングでしょうね?」

 

 

「さぁ。けど、もうすぐだというのは間違いないね」

 

 

一体何の話をしているのか

それがわかるのは、まだ先の話だろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…アスラン」

 

 

「ほんとに行くのか?」

 

 

「…あぁ」

 

 

セラとキラが、アスランを心配そうに見る

 

 

「…やはり、今のプラントがどうなっているのか。そして、父の真意を、聞きたいんだ」

 

 

アスランが決意を込めた口調で言う

 

 

「…わかった。なら、僕もついていく」

 

 

「キラ?」

 

 

「大丈夫。アスランの邪魔はしない。途中までの護衛だよ」

 

 

「なら、俺も…」

 

 

「セラはダメ。だいたい、リベルタスは今、出れないでしょ?」

 

 

「ぐ…」

 

 

キラの言う通り、リベルタスは今、出れない状況にある

 

リベルタスは完成していた

だが、完成したとはいっても、まだ起動試験すらもこなしていなかったのだ

それゆえの不具合

 

リベルタスは、高性能ゆえに細かいのだ

 

 

「アスラン!」

 

 

そんな時、カガリがアスランに飛びつく

慣性に従って、アスランとカガリが流れていく

 

 

「何でっ。お前…!」

 

 

「カガリ…」

 

 

キラが、カガリの腕をつかんで離そうとする

 

 

「キラ…」

 

 

「…わかるだろ?」

 

 

「…」

 

 

カガリは、しぶしぶといった感じでアスランから離れる

だが、カガリはアスランから離れた直後、こう言い放った

 

 

「お前!死んだら許さないからな!」

 

 

アスランは、呆気にとられた表情になる

そして微笑んで

 

 

「…わかった」

 

 

キラとアスランは、アークエンジェルから発進していった

 

 

 

 

 

 

「…あいつ。これおいて行ったりして」

 

 

カガリが言ったこれとは、ジャスティスのことだ

アスランは、ジャスティスをアークエンジェルに置いていったのだ

 

 

「大丈夫だって」

 

 

セラがカガリの肩に手を置きながら言う

 

 

「セラ…」

 

 

「兄さんだってついてるんだ。おかしいと思ったら連絡してくるって」

 

 

セラがカガリの不安を取り除こうとするが、カガリの表情はすぐれない

 

セラはそんなカガリを見て、ため息をついた

 

 

 

 

 

 

この後から、自体が急速に加速していくことは、まだ誰も知らない




謎の男と女!
一体誰なのか!?(棒)

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。