IS学園特命係   作:ミッツ

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思った以上に長くなったため、もう一話続きます。
前回のあとがきを守れず、申し訳ありません。


動き出す正義

「篠ノ之さん、あなたには失望しました。あなたは自分の行いがどういう結果を招くのかを考えなかったんですか?」

 

「わ、私は…あのまま自分だけ何もせずにいる事が出来なかった……私も一夏の力に……」

 

「そのために放送室に乗り込んでマイク越しに激を送ったと?はっきりと申し上げますが、あの現場ではあなたの行動は何の意味も成しません。むしろ、まったくの逆効果と言ってよいものです。」

 

「そ、それは…」

 

「篠ノ之のさん、怪我人が出ているのですよ。本来なら怪我を負う必要のなかった人があなたの行いで傷ついたんです。それどころか、あなたを制止しようとした上級生に対し、暴力を用いて振り切ったと聞きました。まったくもって言語道断です。あなたはそれが許されるとでも思ったのですか?」

 

「………」

 

「篠ノ之さん、もしあの時、亀山君が所属不明機の気を引いていなければ、あなたがいた放送室が攻撃されていたでしょう。そうなれば砕け散った瓦礫が放送室の下で避難をしていた生徒たちにも降り注ぎ、多くの被害者が出ていたはずです。篠ノ之さん、今回、怪我人が一人で済んだのは運が良かったことを念頭に置き、自分の行動が関係のない多く人たちを危険にさらしたことを心から反省してください。」

 

「………はい。」

 

 かろうじてそう返事をすると、箒は力なく項垂れた。所属不明機を倒し、簡単な検査を受けてピットに戻ってきた一夏と鈴が最初に見たのは、そんな見る方からすれば気まずい以外の何物でもない光景だった。

 

 一夏にとって、この世で最も怒らせたら怖い存在は自分の姉である。だがこの瞬間、それに匹敵せんばかりの人物がいる事を彼は知った。

 杉下の叱責は声を大にして暴言を吐くようなものでは無い。淡々と、的確に、容赦なく、相手の失点と至らなさを指摘していくものだ。そこに反論できる要素はなく、相手は理論的に自身の間違いを突き付けられる事となる。それはある意味、激昂されるよりも堪えるものと言えよう。

 それに加え、凍てつくような、それでいて真摯な視線で延々と顔を見つめられ続けるのだ。的確な叱責も合わさって、この視線を受ける者は罪悪感から良心をガリガリと締め付けられる。実際に箒は既に反論する気概を失い、目にはうっすらと涙さえ浮かべていた。

 それを見た千冬は話がひと段落ついたところを見計らって口を開く。

 

「篠ノ之、言いたいことは殆ど杉下さんが言ってくれたので、私からは特にいう事はない。正式な処分は追って知らせる。それまで、自室で謹慎だ。寮はもちろん、部屋から出ることも許さん。いいな?」

 

「……はい。」

 

「それと織斑。作戦を無視して勝手に敵に攻撃を仕掛けたことについて反省文を書くことを命じる。倒せたから良い物を、もしあれで決めきれなかった場合、最悪の事態が起きていた可能性があったことを覚えておけ。」

 

「……分かりました。」

 

「よし、ならばお前は食堂で食事をとり、今日はすぐに寮へ戻れ。篠ノ之はそのまま寮へ直行しろ。わかったな?」

 

「「…はい。」」

 

 最後に頭を下げると一夏と箒の二人は無言でモニタールームを出て行った。そしてその様子を黙って見守っていた鈴も二人を追うように部屋を後にした。部屋には杉下と千冬、そして真耶の三人が残っている。

 三人が部屋を出て暫くの間、モニタールームには沈黙が続いていた。それを最初に破ったのは杉下である。杉下は千冬の方へ向き直ると深く頭を下げた。

 

「申し訳ありません、織斑先生。出過ぎた真似をしました。少々、感情的になってしまったようです…」

 

「…いや、謝るなら私の方です。本来なら私が篠ノ之を叱らなければいけない所を杉下さんに代わってもらったのですから。それに、篠ノ之にとってもいい薬になったはずです。あいつは少し感情の制御が効かない所があるので。」

 

「…そう言っていただけると幸いです。」

 

 杉下は小さくため息をついた。実のところ、モニタールームに連れ戻されてきた箒を見たとき、杉下は思わず怒鳴りつけてやりたい衝動に駆られていた。それをしなかったのは、その場にいた千冬と真耶の立場を考えたからだ。しがない事務員でしかない自分がIS学園の教師の目の前で生徒を怒鳴りつけるというのは明らかな越権行為であったし、教示の立場を蔑ろにしていると見られる恐れがある。

 だからこそ、怒鳴りつけるのだけは我慢したのだが、叱責する事だけは我慢できなかった。それだけ、箒の行為は杉下にとって許されないものなのだ。あの時、客席から爆炎が上がった瞬間、杉下は我を失ったように呆然と立ち尽くしていたという。

 

「ところで山田先生、回収された所属不明のISはやはり無人機だったのですか?」

 

「えっ!あ、はい。現在格納庫で分析が続けられていますが、搭乗者は見当たらないそうです。それと、回収されたコアなんですが…どうやら未登録のものだそうで…」

 

「未登録という事は、IS委員会が管理し、それぞれの国に分配した467のコアとは別の番外のコアという事ですか?」

 

「ええ、多分そうじゃないかと…」

 

 自信なさげに真耶は言うが、ISコアという超貴重品がおいそれとIS委員会の手の内をすり抜けるとは考えにくい。つまり、今回IS学園を襲撃してきたISのコアは467のコアとはまた別に作られたものと考えるのが自然である。それを踏まえたうえで、杉下は提案する。

 

「織斑先生、今回の一件を早急にIS委員会に報告しましょう。」

 

「IS委員会にですか…」

 

 杉下の提案に千冬は眉間に皺を寄せ難しい顔をつくる。どうやらあまり乗り気ではないらしい。その様子に杉下は疑問を抱く。

 

「…何かおかしなことを言いましたか?」

 

「いえ、そういう訳ではないんですが…正直、IS委員会にありのままを報告するのは得策ではない気がしたもので。」

 

「おや?それはなぜでしょう?」

 

「今回の襲撃には無人機が使用されました。現在、無人機の開発にはどこの国も成功しておらず、その存在が明らかになれば各国のIS開発に大きな衝撃を与えることになります。それに加え、未登録のコアが使われていたとなれば騒動が大きくなることは必定です。最悪委員会内部を混乱させれば、独断で動き出す国も出てくるかもしれません。それを考えるならば、情報を秘匿することも一つの手だと思います。」

 

「なるほど。さらに言えば、委員会がIS学園に余計な介入をしてくることもあり得ますねえ。しかし、織斑先生は無人機の存在を前にして、ある重要な点に関する考えが抜け落ちていると言わざるを得ません。その点を抜きにして、情報を秘匿するわけにはいきません。」

 

「…いったい、何が抜け落ちているというのですか?」

 

「今回の襲撃がIS学園の生徒を狙ったものという事です。」

 

「っ!?」

 

「所属不明のISの目的は明らかに一夏君でした。今後も一夏君がこの学園で生活していく以上、再び襲撃がないとは言えません。そしてその時、再び彼が無事だという保証も…」

 

「………」

 

「そう成らない為には大元を断つこと、つまり、今回の襲撃の黒幕を明らかにし、逮捕することが必要です。残念ながら、IS学園の設備では所属不明機の徹底的な解析は出来ないと思われます。IS学園はあくまでも教育機関ですからねえ。これがIS委員会が管理する研究所であれば徹底的な解析を行い、襲撃の黒幕に関する何らかの情報も得られるかもしれません。それに情報を秘匿するという事は警察の協力も断つという事です。一夏君をはじめとする学園の生徒の安全を考えるならば、逮捕権を持つ警察の協力は不可欠と思うのですがねえ。」

 

「…分かりました。では今回の一件はIS委員会の方へ報告しましょう。山田先生、すぐに委員会に連絡を。」

 

「は、はい。わかりました!」

 

 真耶はそう答えると、慌てた様子で部屋を出て行った。

 

「ご理解いただきありがとうございます、織斑先生。」

 

「いえ、私の方こそ。生徒の安全に考えが及んでいなかったのは不覚です。」

 

「それでも、織斑先生は先生なりに最善の道を探っていたと思いますよ。では僕はこれで失礼します。委員会の人間が来る前に目撃者の証言を集めておきたいので。」

 

 そう言って出口に向かった杉下であったが、出口を目の前にして思い出したように足を止めた。

 

「最後に一つだけ、織斑先生に聞いておきたい事があるのですがよろしいでしょうか?」

 

「…ええ、構いません。」

 

「織斑先生には今回の襲撃に使われた機体の製造者に心当たりがあるのではないでしょうか?」

 

 その瞬間、千冬の全身に緊張が走ったことを杉下は見逃さなかった。表情や仕草は平静を装っているつもりでも、その人が日頃から出す雰囲気というものは隠しようがない。杉下はそんな不確定で感覚的なものを敏感に感知していた。

 

「……これと言って思いつきませんが、杉下さんはなぜそのように思ったのですか?」

 

「いえ、織斑先生ほど長年ISの現場で活躍してきた人ならば、こういった事件を起こしうる人物にも心当たりがあるのではと思ったものでして。」

 

「……お力になれず、申し訳ありません。」

 

「こちらこそ、不躾に物を聞いてしまい申し訳ありません。では、僕はこれで。」

 

 そう言い残し、今度こそ杉下は足早にその場を後にした。

 あとに残された千冬は暫しの間目を伏せ、身動き一つしなかった。その様子を彼女をよく知る人物が見れば、どことなく疲れているように感じただろう。無論、部屋には千冬以外に誰もおらず、その事を知るものは一人としていない…

 

 

 

 

 

「本当に申し訳ありません。」

 

 亀山は困惑していた。所属不明機の攻撃を受け、気が付けばIS学園の保健室のベットに寝かされていた亀山だったが、目を覚まし、気絶した後の状況について軽い説明を受けた彼が次に受けたのは、年端の行かない少女からの誠心誠意の謝罪であった。これが箒からの物であれば亀山も事情が呑み込めていたであろう。だが、亀山に向けて頭を下げているのは箒ではなくセシリアであった。これには亀山も面喰ってしまった。

 

「えーと、とりあえず頭を上げてくれないか?正直そのまんまだと話し難い。」

 

「…亀山さんがそう仰られるのであれば。」

 

 多少躊躇しながらもセシリアは顔を上げた。その表情からは亀山に対する申し訳なさが見て取れた。当然亀山にはその理由が皆目見当がつかない。

 

「箒さんが放送室から叫んだ時、私は右京さんの作戦の事が頭をよぎり、一瞬狙撃をするのを躊躇してしまいました。」

 

「右京さんの作戦って、オルコットの狙撃と同時に教員が突入するってやつか?」

 

「ええ。本来であれば、私が不明機の牽制を行い不明機の気を引かなければいけませんでした。それをしなかった故に、亀山さんが怪我をしてしまいました。重ね重ね、申し訳ありません。」

 

 そう言ってセシリアは再び頭を下げる。おそらく、日本ではこうして謝罪の意を示すことを習ったのであろう。その姿勢に亀山は感銘し、セシリアの責任感の強さを垣間見た。何より、10代の少女に頭を下げさせるなど亀山の本心ではない。

 

「…別にオルコットが責任を感じるほどの事じゃねえよ。あれは俺が勝手に無茶しただけだからな。それに、大した怪我じゃなかったしな。」

 

「ですが、重傷だと…」

 

「重傷っつったて腕の骨に小さなひびが出来ただけだ。あとはちょっとした火傷くらいかな。頭を打ったから検査が必要だけど、明日には退院できるってさ。ひびの方も2週間もあれば完治するさ。」

 

「ですが、怪我をしてしまったのは事実です。その原因は私が…」

 

「…なあセシリア、確かにお前はあの時不明機を攻撃するのが最善だったかもしれない。だが、最善策が取れなかったからと言って、子どものお前を責めるほど俺は落ちぶれちゃいない。」

 

「私が子供ですか?」

 

「ああ、俺たちから見ればお前らはまだまだ子供。間違えたなら責めるんじゃなくて、今度はうまくいくように指導する。それが大人の対応ってやつだ。それに、俺はお前に感謝しなきゃいけないんだ。」

 

 そう言うと亀山はベットの上で居住まいを正した。

 

「一夏の事を助けてやってくれてありがとう。さっき話を聞いたんだが、一夏が不明機に突っ込んで行った時、不明機の腕を狙撃してビーム攻撃から守ってやってくれたそうじゃないか。お前のおかげで一夏が怪我をしないですんだ。」

 

「あ、あれは、とっさの事でしたので偶々と言いますか…」

 

「それでも一夏が無事で済んだことには変わらないさ。ていうかオルコット、お前、一夏の事が好きだろ?」

 

「なっ!なぜそれを!」

 

「俺が見る限り、篠ノ之や鈴もあいつに好意を寄せているみたいなんだよな。まったく、一夏の奴も気づいてやれないもんかな。まっ、ライバルは多いみたいだけど頑張れよ。」

 

「わ、私の質問に答えてくださいまし!」

 

 亀山の軽口にセシリアは顔を真っ赤にして慌てふためく。そんなことをしていると、保健室のドアがノックされた。

 

「失礼します。おや?セシリアさんもここにいらしていたのでしたか。」

 

「あっ、右京さん。」

 

「どうも亀山君。君が目を覚ましたと聞いたものでして。セシリアさん、席を外していただいてもよろしいですか?少々、込み入った話になりますので。」

 

「…分かりましたわ。それでは亀山さん、お大事に。」

 

 そう言ってセシリアは保健室から出て行く。彼女が完全に部屋から出て扉を閉めたのを確認し、亀山は口を開いた。

 

「それで、どうでした?犯人に繋がりそうな情報は?」

 

「今のところ、件のIS以外には有力な物証はありません。詳しい調査はIS委員会からの調査団と警視庁の捜査員が来てからになります。それまで現場が保存できなかったのは残念ですが、致し方ありません。」

 

 現場となった第三アリーナはすぐに立ち入り禁止になったものの、所属不明機の回収の際に多くの職員がグラウンドに降りたため、現場保存の観点からは非常によろしくない状態になっていた。唯一の物証であるISも多くの職員が接触している。ここから犯人の痕跡を探すのは至難の技だろう。現在、所属不明のISはアリーナに隣接する管理整備室で厳重に保管されている。

 

「でも、あのISにも登場者がいたはずですよね?そいつを事情聴取すれば何か情報が…」

 

「無人機でした。」

 

「……は?」

 

「あのISに登場者はいませんでした。つまり、あれは人が乗らなくても操作できる遠隔操作型の無人ISであった可能性があります。」

 

「いやいや、ちょっと待ってください。遠隔操作型のISなんて聞いたことがないっすよ。そんなもの、本当に…」

 

「僕も調べてみたのですが遠隔操作型のISが開発されたという情報はどこにもありませんでした。ISの技術は原則として各国で共有しないといけないため、無人機が開発されたとなればどこかで発表されてなければおかしいんですがねえ。しかも、あのISに搭載されているコアは識別ナンバーがついていない、未登録のコアでした。」

 

「未登録のコア…」

 

「もし、あのISのコアが国際IS委員会によって分配されたものであるならば、どこかに識別用のナンバーがついているはずです。それがついていないという事は、あのISが467のコアとは別に作られた番外の機体と考えられます。」

 

「でも確か、ISのコアはどこの国も開発に成功していないどころか、その詳細も解析できていないはずじゃ…」

 

「ええ。それに合わせて、一つ気になる事があります。僕が織斑先生に今回の襲撃に使われたISの製造者に心当たりがないかと聞いたところ、彼女はないと答えました。しかし、織斑先生の事情を察するに、製造者が思いつかないというのは些か不自然です。彼女はISのコアを作れる唯一の人物を知っているのですから。」

 

「…篠ノ之束博士ですね。」

 

「そうです。この世でただ一人、ISコアの開発に成功している人間です。彼女と織斑先生は友人関係にあると、以前雑誌で拝見したことがあります。普通なら、織斑先生は篠ノ之博士の名が真っ先に思い浮かべるはずです。それなのに名前を上げなかったという事は織斑先生が篠ノ之博士の事を庇っている可能性があります。もちろん、単にど忘れして本当に思い浮かばなかっただけとも考えられますが…」

 

「織斑先生がど忘れか…イメージが湧かないっすねえ。でもそれだと、織斑先生は一夏に危害を加えられそうになったのに篠ノ之博士を庇おうとしていることになりますよ。唯一の家族に危害が加えられそうになって、それでも庇おうとするとは考えにくいと思うんですけど…」

 

「確かに、被害者側にも拘らず、容疑者の一人を庇おうとするのは疑問が残ります。ですが、どうしても、織斑先生の対応が気になってしまうんですがねえ…」

 

 そう言って杉下は窓の外に目を向ける。大事件が学園を襲ったにも拘らず、夕焼け空は普段と変わりなく優しいオレンジ色の光でIS学園を染め上げていた。そんな優しい光に溶け込むように、杉下のつぶやきは静かに紡がれた。

 

「あるいは、織斑先生は身内が傷つけられても守らなければいけない存在があるのかもしれませんねえ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ……………??????

 

「そうか…漸くウサギが仕掛けて来たか…」

 

「はい。一年間、待った甲斐がありました。」

 

「特命係のおかげで、我々は気兼ねなくIS学園内で起きた事件を調査できるわけだ。」

 

「そして今回、兎は無人機なんて物騒なものを残していったわけだが、これの処遇はどうする。」

 

「一通り調べた後、国際IS委員会の奴らにくれてやるのが賢明かと。我々の手元に置いていたところで意味は為しませんので。」

 

「うん。ただでくれてやるのは気が進まないが、いつ爆発するかもわからない爆弾を抱えておくのも面倒だしね。せいぜい委員会の奴らには亡国企業なんかに奪われないように厳重に保管してもらいたいところだけどよ。」

 

「捜査員の派遣はどうされます?既にリストは作成していますが。」

 

「お前に任せるよ。どうせ日本IS委員会との合同捜査になるんだから。あっちもすでにこちら側だし、衝突が起こることも無いだろ。」

 

「はっ、ではその通りにやっておきます。」

 

「…いよいよ本格的に動き出したんだ。この機会を逃がすわけには敵い。必ず兎は我々の手でとらえなければならない…正義の為にもね…」

 

 

 

 

 


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