乙女ゲー世界はモブの中のモブにこそ、非常に厳しい世界です 作:N2
軽いネタバレもありますが、エーリッヒの設定を載せようと思います。
けっこう前の設定で弄っていないので、矛盾があればお教え頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
中途半端な状況なのに申し訳ございません。
【アルトリーベ外伝~ヘルツォークの慟哭~】
□制作概要
・男性をメインターゲットとしたアルトリーベ1作品目と3作品目+αの戦略パート強化版。全年齢版と18禁あり。
・元々戦略パートの難易度が高かったアルトリーベ1作品目は、これを制作したメーカーは男性向け戦略SLGの人気作も多数あり、コアな男性人気を博す結果となった。
制作陣の豪華さもあり順次続編が制作されたが、女性顧客の1作品目の戦略パートにおける難易度の不満を解消する事を念頭に置いたため、1作品目に比べて戦略パートの難易度が低くなっていった。
そのことに不満を覚えた男性客の要望と、同メーカーにおける既存の戦略SLGファンをも取り込むために、アルトリーベ第1作品目と3作品目を舞台にした難易度超ハードモードの戦略SLGを制作した。
顧客層のターゲットを男性客メインとしたため、豪華制作陣を用いてギャルゲーの要素も取り入れる。
・このメーカーの作品には、「第六天魔王の野望」「中原の覇者は眠らない」等がある。ギャルゲー陣には、「同窓生」「同窓生2」の制作陣を迎え入れる事となった。
□ヒロイン群概要
・メインヒロイン達に1作品目の男性攻略キャラ達の婚約者達を採用。且つ制作時期は妹人気が再燃していた時期と重なったため、救済ヒロインとして義理の妹を採用した。
義理の妹は全パート例え無視をしていても、最後に選ぶだけで堕ちるという超チョロイン設定。好感度はゲーム開始時からMAXであり、どれだけ他のヒロインと交流していようが無視しようが好感度が落ちることは無いという安心安全設計。戦略パートの息抜きでほぼ全てのイベントCGが回収できる。
プレイヤーが戦略パートに専念できるというメーカーの配慮キャラ。チョロすぎるが故にほっこりとさせられ、選ばないと申し訳なさがプレイヤー達を襲うという副作用を齎した。
そして攻略作品の中には主人公の実妹が潜んでおり、攻略ルートによっては実妹義妹エンドという妹人気両取りが出来る仕様。何とも背徳感に包まれた結果と満足感が得られることとなった。
この中に一人、妹が―― というキャッチコピーはボツになったという逸話もある。
どっかで聞いたことがあるからね。仕方ないね。
しかし、乙女ゲーからプレイしていた者達から、オリヴィアの18禁が見たかったというクレームが殺到。メーカーは華麗にスルーしていた。
しかし後に2週目プレイ時にオリヴィアとミレーヌ及び他数名が追加されることが判明。
・戦略SLGが主眼のため、通常のギャルゲーと比べてメイン級のヒロインの数が少ないが、学園女子、所謂モブ女子の貞操観念が破壊されているため、モブ女子の美味しいイベントCGが多数あり、それを集めるのも楽しみの一つとなる。
あのモブ女子可愛くない? という需要を満たす仕様である。
□ゲーム内容及び世界観
舞台はホルファート王国におけるラーシェル神聖王国側国境沿岸というかなり危険な空域の浮島であり、王都の学園入学前に初陣と本格的な戦争がある。
内政パートを進めないと初陣後の戦争において、戦力不足ですぐ詰むという鬼仕様。しかもブリーフィングにおける作戦選択を間違えると初陣ですら詰むという鬼畜。
義妹のくっ殺エンド直行になるので、男性プレーヤーは数度義妹にお世話になれる。初陣で敗れると下の義妹のくっ殺エンドのイベントCG回収も可能である。
初陣終了後に内政パートを進めていくと実子証明のクエストパートがあり、失敗してヘルツォーク領の嫡男のままだと学園入学後における女性の好感度のスタートが低くなってしまう。
以降は義妹は実妹、実妹は他人という状態で物語は進んでいく。本当の義妹は葛藤のせいでヤンデレ化していくが、それも一定の需要を満たす結果となった。
本当の義妹ってそもそも何? 嘘とか本当とかあるのだろうか?
学園入学後はアルトリーベ第1作品目及び第3作品目の一部抜粋と同じ展開を辿るが、乙女ゲーの時のようなロストアイテムは無く、仲間もヘルツォークの戦力と選ぶヒロイン達の実家の戦力しかない。
課金が無いというお財布に優しい設定が、難易度増加等の色々な意味でプレイヤー達を泣かせてきた。
乙女ゲー時の攻略キャラ達とは、乙女ゲーをプレイした顧客用のファンサービスのようなイベントで交流するに留まり、戦争パートでは何の役にも立たないという皮肉仕様。
ただし、ラスボス時は強さと設定を守るためにオリヴィアと攻略キャラ達が登場。ラスボスの回復能力を無効化するという設定に変更された王家の船の力を発動させて、あとは自力で倒せというそれでもコントローラーを投げるレベル。
お前らもっと戦えとクレームが殺到したが、メーカーは華麗にスルー。
後日ギャルゲーというかエロゲ目当ての顧客も多数いた事が判明、メーカー発売の完全攻略本の販売部数が、乙女ゲー時の課金と同程度の儲けになったという。
□主人公設定
・主人公は、名前入力・フォウ・ヘルツォーク。基本スペックも高く学園入学時には、乙女ゲー時代の3年生時の5人を合わせても余裕で勝てないという黒騎士レベルだが、個人の強さもそうだが、戦略と内政及び開発が求められる。
そのため高スペックで3年時には生身で敵鎧を倒せるレベルなのに、自領がほぼ詰みの状態のため難易度が高すぎてプレイヤーからは嫌われていた。
プレイヤー達からは、「デラーズフリートで核もMAも無しに連邦を打倒しようと挑むシャアだな」などと揶揄された。
アルトリーベのように外伝はチートアイテムが無いため、モンスターや敵艦隊を切り崩すために、次々とコロニー落としを行うかのように、無慈悲に浮島群を鬼のように落としていく戦術がある。
そこからそう揶揄される要因ともなった。
作戦形態の一つの戦術において義妹の指揮下では、浮島上で生活する人々もまとめて、その浮島ごと敵領地へ落とす作戦を決行することができる。
それを旗艦から見下ろして蕩ける表情で歓喜する様子のイベントCGには、プレイヤーのお兄ちゃん達は戦慄した。なおその浮島はファンオース公国という敵方の物であるため立案及び実行可能な作戦である。
ホルファート王国内の浮島を買収して行う事も可能という戦略策定もあるため、軍事行動は多岐に渡る所が玄人受けした。
作戦成功後は義妹を鎮めるためのお兄ちゃんによる18禁イベントCGが用意されている。
ゲーム実況動画では「シーマ様! メンタルMAX!ハマーン様バンザーイ!」と画面上弾幕が飛び交うこととなった。
□補足(今作における影響)
・エーリッヒはこのアルトリーベ外伝の主人公に死亡後、憑依したこととなる。
・外伝と本筋の作品が交差するため、設定自体も混合されている事となっている。
・ヘロイーゼとナルニアは外伝での登場は一周目は無し、エーリッヒ独自の行動による結果としての現況での交流である。
実はモブ女子として画面には登場している。しかし他のモブ女子には美味しいイベントCGがあるのに対し、何故かその2人には美味しいイベントCGがない。メーカーにクレームが殺到したが、メーカーは何故かスルーした。
実は2週目にイベントキャラとして名前付きで登場すると後日判明。しかし何故かエロCGが無い事にクレームが殺到。
メーカーはスルーしたまま回答無し。
・クリスとグレッグの婚約者の登場は、現況がゲームから離れている今作では未定。
・外伝では傾国の美女級の実母の影響がゲームの最後まで波及していく。
しかし現状況はゲームから離れているため、どこまでの影響か未知数である。
お話が中途半端な状態ですのに、こんな箸休めみたいなものを挟んで申し訳ございません。