乙女ゲー世界はモブの中のモブにこそ、非常に厳しい世界です   作:N2

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久遠篝様、まつ楽様、誤字報告ありがとうございます。


第49話 クラリスの真意

 発熱した俺は、クラリス先輩の肩を借りながらクラリス先輩の個室へと向かい、一先ずはそこで休んだ。

 豪華客船へ行けば治療魔法師及び医療設備があるが、あいにく深夜でもあったので、クラリス先輩が旅館から解熱鎮痛剤と氷を用意してもらい、応急処置を済ませた。

 クラリス先輩や旅館の人には止められたが、汗ばんだためシャワーを浴びてさっぱりとする。

 以前、というか前世の時から熱が出ても風呂に入っていたため、普段よりもそういう時こそ入りたいのだ。水シャワーが気持ちよかった。

 どちらにしろ、明日の昼には飛行船も出るため、一晩寝てから飛行船内で診察してもらう予定だ。

 

 「クラリスも休んで構わないよ。飛行船で診察してもらうまではどうしようもないだろう」

 

 「でも、熱が39.5℃もあるのよ……」

 

 旅館の人は気を利かして布団をもう一組用意してくれたので、トイレや洗面に近い位置に敷いた布団に俺は寝ている。畳と布団にも郷愁が刺激され、頭痛と怠さで意識が混濁しそうだ。

 

 「熱による頭痛と節々の痛みだけだから取り敢えずは大丈夫だよ……」

 

 加えて多少の息苦しさだな。しかし、解熱剤を飲んだが楽になる気配がないな。

 あれは早ければ20から30分くらいで効き出すものだが。高熱か…… 感染症、まさか敗血症じゃないよな? 破傷風? いや、どれも思い至るような物は無い。やはり疲れと緊張の糸でも切れて熱がでたか。

 思えば、生前というか前世では、長期休暇になると疲れが押し寄せて熱を出していたな。

 GWなど5年連続で高熱を出した時には、3回目くらいからは、あぁまたかぐらいにしか思わなくなった。

 

 「大丈夫、慣れたもんだから…… クラリスもちゃんと寝るように…… 氷とかありがとう……」

 

 「リック君……」

 

 純粋に俺を心配してくれるように覗き込む様子に、熱に浮かされた俺は――

 

 「一つ、クラリスの事で聞いてもいいだろうか?」

 

 「な~に?」

 

 つい清楚の中に妖艶さを醸し出す香気に当てられて聞いてしまったんだ。

 

 「クラリスはどうしてあそこまで、ジルクの事が好きだったんだい?」

 

 安易に触れてはならないであろう、クラリス先輩の深奥を。

 

 「どうして、知りたいのかしら?」

 

 「あ、いや、ごめん。無神経過ぎた……」

 

 クラリス先輩は目を少々すぼめはしたが、機嫌を損ねたような雰囲気ではない。何だ? これは質問に対する興味か?

 何にせよ気安く踏み入って良い内容じゃない。頭がボーッとして、判断が曖昧になっている。

 

 「そうね。私もまだ学園に入学する前だったのよ。婚約が決まったのは…… その前からアトリーのエアバイクレース場にジルクは通ってたわ。大人っぽい風貌に顔も良くて、しかも大人顔負けの技量。私も小娘だったのね…… そもそも将来は、政治的な婚約をすることがわかっていたわ…… だからこそ、エアバイク場で憧れと好意で眺めていた男の子と婚約が決まった時には、それはもう喜んだわ。本当にね……」

 

 ユリウス殿下は全方位型のイケメンだが、ジルクは長身長髪でしかも知的な美形。同じ長髪のブラッドの様にナルシストでも直情的且つヘタレでもない。

 柔和な微笑だけど普段は自分から話すようなタイプでもなく、女子の話を聞くタイプだ。

 クラリス先輩への対応は最悪だったが、纏わり付かれている女子への対応を見ているとそんな感じだ。長身美形の上にエアバイクの操縦にも長けており、運動神経も抜群で頭も切れる。女子は仮に自分の好みのタイプを無視してでも惚れない方がおかしいか。

 あの5人は基本的に大して欠点らしい欠点は無いんだよなぁ。クリスが少し女子に対して不愛想なぐらいかな? 

 マリエはベッドのテクニックも素晴らしい快活で、心の隙間を埋める事も可能な女子児童だから、クラリス先輩とは方向性は異なるタイプではある。マリエも存外スペック高い、男子のニッチな需要を満たす女子だな。

 はて? マザコンでもロリコンでもないが、女子から見た俺のタイプは何だろう? 

 

 「そうか…… いや、本当にすま――」

 

 申し訳なさでバツが悪くなり、再度謝ろうとすると口を塞がれた。

 

 「ん、ぅぅん…… はむぅ、んぅ…… はぁ、んふふ、私の事、そんなに気になる?」

 

 互いの舌が絡まった後の唇同士を、いやらしくも甘美な粘液が懸け橋の様に繋いでいる。まさか口で塞がれるとは思わなかった。

 

 「クラリス、それはもちろんだよ。でも、この熱が風邪だったら移ってしまうぞ……」

 

 「はぁ、はぁ…… そんなもの、私に移して治してしまえばいいわ。熱に浮かされていた小娘の傷心を、その傷心を大きな力で埋め尽くし、さらに酷い熱で以て私の心を上書きして犯した悪い(ヒト)…… うふふ、ねぇ、もっと私を見て。家の力じゃない、実力で駆け上がる貴方の視線を! 欲を! もっと、もっと浴びたいわ!」

 

 熱で曖昧になった思考が、女の噎せるような色香と艶にさらに混濁してしまう。

 何度も重ねられた唇は、互いの欲を示すように濡れて艶めいていた。

 

 俺の高熱のせいで名残惜しむように離れたクラリス先輩は、今は氷を取り換えてくれている。

 クラリス先輩は、いや、もうクラリスでいいか。

 もうジルクの事は完璧に過去の事になっているのだろう。こと恋愛ごとに関しては、男はフォルダ保存で女は上書きと誰かが言っていた気がするが。

 でも、好きな男に抱かれながら違う男の夢を見る強者も中にはいるみたいだが。う~ん…… クラリスは強者のような気がしてしまうのは何故だろう。

 ただし学園の女子は、誰でもナチュラルにそれを出来そうな気がする所が終わっている。

 クラリスの()()で眠りたい。

 

 元々の疲れがあった事もあり、クラリスとのキスでボーっと意識が混濁気味であった俺は、意外と直ぐに寝ることが出来たが、高熱による怠さと寝苦しさのため2時間おきぐらいに起きてしまい、その都度クラリスを起こしてしまったのには申し訳なかった。

 翌日、浅い眠りを繰り返したが、そもそもの怠さで眠い云々はあまり感じなかったのは幸いだ。

 結局部屋から居なくなった俺とクラリスに気付いた、一晩経ってすっかり酔いも覚めているマルティーナ達が、クラリスの部屋に突撃してきて俺の高熱が皆に明らかになった。

 

 

 

 

 朝になり、クラリスは若干の寝不足だが十代という若さも手伝い、特に体調に支障はきたさなかった。

 エーリッヒはシャワーを浴びた後、若干辛そうにしながら自分の足で豪華客船まで戻り、今は診察を受けている。

 エーリッヒがよろめいたり倒れたりしないよう、マルティーナとクラリスが両サイドを歩き、前をヘロイーゼ、後ろをナルニアで固めて連れてきた。「まるでインペリアルクロスだな……」などと熱に浮かされた様子で呟いたエーリッヒの言葉には、意味が通じずに皆が首を傾げていた。

 

 「ねぇ、ティナさん…… リック君って慣れるほど昔から熱を出していたの?」

 

 「え? いえ、風邪を引いたこともないですよ。ましてやこんな高熱なんて…… どうしたんです?」

 

 「慣れているって…… いえ、何でもないわ」

 

 マルティーナは口籠るクラリスに疑問を持つが、クラリスは特にこれ以上言及することはなかった。

 豪華客船は昼出発のため、他の学園生達は、出発時間まで観光をしたり豪華客船内の設備を使用したり娯楽に興じたりと様々だが、4人は落ち着かない様子でエーリッヒの診察結果を待っている。

 そこに豪華客船常駐の医師が診察を終えて出てきた。

 

 「せ、先生! お兄様の容体は?」

 

 呼び方を取り繕う事も忘れてしまい、マルティーナは50代程度に見える男性の医者に質問をする。

 

 「うん。喉や鼻、それに目の診察でも異常はなく、触診でも特に問題は見当たらなかった。外傷も見当たらず、リンパ節というものがあるんだが、腫れも見当たらない。ただ単に高熱が出ている状態だね…… 正直原因不明の体調不良だ。疲れや興奮とかで熱が出ることはあるがね。毒物の可能性も無し。彼はここ最近は寝不足気味だと言っていたから、その可能性もある。食欲も本人はあると言っているが……」

 

 医師の見立てでも、何故そもそも高熱が出ているのかはわからなかった。風邪ともいえるが、それにしては頭痛と節々の痛み以外、エーリッヒは何も訴えていない。

 風邪であれば粘膜に少しは腫れなどが見当たるが、正常そのものだった。

 

 「あ、あの、解熱剤も効かないんです。どういうことでしょうか?」

 

 マルティーナはすっかり冷静さを失くしてしまっている。

 この世界にも様々な薬が存在しており、自然物を取り扱った漢方のようなものや比較的容易な化学合成を行うようなものである。解熱鎮痛剤はその両方に存在している。

 治療魔法があるため外科的な医療はあまり発展していないが、治療魔法で治せない病気に関する物はそれなりに存在している。

 

 「極稀に効かないような方もいますが…… 触診で内部の異常が全く見当たらないので治療魔法は意味がありません。脈拍は熱のせいで早いですがね。本当にただ熱が出ているだけです…… 水分をこまめにとって氷で頭、脇などを冷やして様子を見るしかないでしょう」

 

 「そんな……」

 

 マルティーナは医者の告げる事実に言葉を無くしてしまう。

 このエーリッヒがかけられたこの呪い。メジャーではあるが、各国で製造禁止となって既に100年以上経っている。製造にも多大な時間が掛かるため、この医者は見たことは無く文献で読んだことしかなかった。

 昔有名になったが、廃れたために医者も文献でしか知らない。神殿に所属する解呪が扱える高位の者であれば、魔力の流れで気付くであろう。

 しかし、クラリスのような高位貴族は、医者から原因不明と告げられたならば、神殿に相談するという事を幼い頃から指示されている。

 

 「呪いの可能性もあるという事ね。ここに解呪が使える方はいらっしゃるかしら?」

 

 「呪い?」

 

 クラリスのいきなりの言葉についヘロイーゼは口から疑問が零れてしまった。

 

 「遥か昔なのだけど、王国は貴族間抗争でよく毒や呪いを使用していたのよ。製造が禁止された呪具などもあるわね。高熱が七日続いた後に死ぬ、獄火抱擁の祝福というふざけた物があるのよ。昔聞いた話にエーリッヒ君の症状がそっくりよ。アンジェリカやディアドリー先輩辺りもそう思うんじゃないかしら」

 

 医者から原因不明という診断がなされたからこそ、クラリスも思い出すことが出来た。

本当に呪いかどうかは不明だが、ここにいる医者は貴族の子女達が乗る豪華客船の常駐ということもあり、別段腕が悪いということは無い。寧ろ良い部類といえるであろう。

 医者がクラリスの質問に答える。

 

 「治療魔法といえど解呪までは行えません。それこそ神殿に赴かないと難しいでしょう。王国本土か大きい領の浮島内の神殿が無難かと…… 医師という私の立場では、体力が落ちないように安静にして食事と水分補給は欠かせないようにとしか言えないでしょう。呪いかどうかは私にはわかりません」

 

 治療魔法は才能に依存するが、人数は圧倒的に少ないとはいえ世間に普及している。

 しかし、解呪魔法は神殿の財源の一つであるため一般公開されていない。神殿の秘匿魔法の一つである。

 王国本土内の高位貴族は、条件反射の様に原因不明で倒れたならば神殿を頼るが、下級貴族はそうはいかない。そもそも平民や下級貴族は悪質な類の呪いを使用されるような対象にはならない。

 費用対効果が悪いのだ。毒や直接刺客を放つ方が安上がりでもあるし成功率も高い。この呪いを利用した人物らは余程高位であり、少々下々の世俗が疎い人物達なのであろう。

 反対に考えれば、浮島の下級貴族には威力の高い物だとも言える。

 

 「で、では、早く王国本土に戻らなければ!!」

 

 「落ち着いてティナさん。この船は今日の夜には王国本土に到着するわよ。そこからでも大丈夫だと思うわ…… 例え違うとしても改めて医者を手配するわ。先ずはリック君には安静にして過ごして貰いましょう。案外直ぐに治るちょっと質の悪い疲労かもしれないわ」

 

 「はい…… それで、お兄様は?」

 

 マルティーナは、クラリスが気を使っている事にも気付いたため一旦落ち着く。原因はよくわからないが、ただ高熱が出ているだけである。医者の言うように疲労の線が濃厚であろう。

 取り乱して今すぐに王国本土へ向かえというのも横暴だ。

 そのために常駐の医師に治療魔法師、各種薬がある。この豪華客船の医療設備及び医療体制は、辺境の男爵家の領地よりも間違いなく優秀である。

 

 「呼んだかい。ふぅぅ、では、ありがとうございます先生。部屋でゆっくり休んでます」

 

 「お兄様!?」

 

 「リック君…… あまり起き上がらないで」

 

 診察室のために下着だけになっていたエーリッヒは、着替えが終わると自分の足で扉を開けて診察室より出てきて壁に手を付いて身体を支える。

 

 「ここのベッドではなく、お部屋でいいんですか?」

 

 ヘロイーゼは診察室の横に簡易ベッドが並ぶ部屋をみて不思議に思う。

 

 「男爵の個室は広いからね。ゆったりもしているのでそちらの方が休めるだろう。熱という一点以外に異常は見当たらないので、部屋で安静に寝ておいた方がいい。飲み物をこまめにとり、食事は運ばせるように指示を出しておこう。消化の良いものにしてもらうよ」

 

 エーリッヒは医師の言葉に頷き、ゆっくりと身体を少しマルティーナに支えて貰いながら部屋に向かう。

 

 「ティナ姐さん。ご主人様の面倒は私が見ますから、少し落ち着くために散歩されたら如何ですか? クラリスお嬢様はあまり寝てないでしょう。少し休んだほうが…… イーゼはどうする?」

 

 マルティーナは少々落ち着きを欠いているのが一目でわかる。そのため少し落ち着いてほしいのが、ナルニアの本音であった。

 クラリスは看病に加えて、エーリッヒが夜中うなされて起きる度に目が覚めていたため確かに寝不足である。しかし、まったく寝ていないという事は無いためナルニアの申し出に首を横に振る。

 マルティーナも同様に首を横に振り否定する。

 

 「無理ですよ…… わたくしは寝室とは別にリビングがありますのでそこにいます。お兄様、何かあれば直ぐに仰ってくださいね」

 

 「私も見ておくわ。やっぱり気が気じゃないから……」

 

 その2人の姿にエーリッヒは苦笑してしまう。

 

 「僕は大人しくしておくから…… 皆には申し訳ないから修学旅行を楽しんでほしいんだけどね。ふぅ、熱も39.7℃だけど寝てればこんなの治るよ。体力には自信があるからね」

 

 「上がっているじゃないですか…… 私は飲み物を用意しますので、リックさんの欲しいものを言ってください」

 

 「ありがとう。じゃあ――」

 

 ヘロイーゼの言葉に甘えて、エーリッヒは飲み物を数種類頼んで割り当てられた自室に戻り、そのまま寝室のベッドで休むのであった。

 

 

 

 

 縁結びの神社で、お守りに注ぎ込もうとしていた大金をすべてお賽銭箱に放り込み、欲望垂れ流しのお願いをしてお参りから戻ってきたリオンは、豪華客船の甲板から浮島が離れていくのを眺めていた。

 そして懐から、昨日ひょっとこのお面を付けた地元民から購入した、ビー玉程度の大きさに剣が3本交差するようデザインされたお守りを眺める。

 ルクシオンは興味が惹かれたのか声を掛けてきた。

 

 『首に提げては如何です?』

 

 「なぁ、これって御利益があると思うか?」

 

 『精神的に何かに頼るのは悪いことではありません。頼りすぎなければよいのです』

 

 AIといえど神頼みは特に否定はしないようではあるが、それに縋り付いて幸運や特別な何かが手に入るとは、思っていないようだとリオンは感じた。

 

 「そういえばリックの奴は縁結びの神社に来ていないみたいだったな。この浮島に着く前に話しておいたのに…… あれ? そういえばマルティーナさんやクラリス先輩達も見ていないぞ。ヘロイーゼちゃんやナルニアさん、あの子達もあんなに目立つのに」

 

 エーリッヒと仲の良い女子であるヘロイーゼやナルニアも見目は整っているため、そこにマルティーナやクラリスがいても霞む事はなく、非常に目立つ女子集団と化している。

 

 『マスターはご存知なかったのですね。エーリッヒはどうやら昨夜から原因不明の高熱に悩まされています。少々お待ちください――』

 

 (高熱? ついに学園男子達の恨みで爆発したのか? でもそれならお馬鹿ファイブのほうがとっくに爆発してそうだが……)

 

 リオンがどうでもいいことを考えているとルクシオンから追加の情報がもたらされた。

 

 『――朝から客船の割り当てられた自室で休んでいるみたいですね。4人の女子もリビングにいます。しかし、39.8℃ですか。少々高いですね』

 

 「なぁ、原因不明ってどういうことだ? 医師も常駐しているのにか! 高すぎるだろう」

 

 リオンはルクシオンの報告に疑問を持つ。

 

 『結論から言いますと、エーリッヒの身体には特に異常は見当たりませんでした。ただし、異常な魔力波を感知。しかも身体をスキャ――』

 

 「おい、ちょっと見舞いに行くぞ」

 

 リオンは昨日から気になっていたことがある。あのエーリッヒが持っていた不吉なお守りだ。

 元々ゲームでは、このお守りは種類によって各種ステータス向上等の明確な補助が期待できた逸品だ。だからこそ、聖なる腕輪があるダンジョンの攻略及び回収は、このアイテムを手に入れてからと決めていた。

 それにあのマリエが転生者、ゲームでのプレイヤーだったのは明白だが、だからこそ聖女のアイテムは、オリヴィアでなければならないとわかっているだろうとの確信がある。

 しかしあの妙に禍々しいデザインにリオンは不吉なものを感じる。そのためリオンはルクシオンの言葉を遮って、エーリッヒの部屋へ急ぐのであった。

 




そういえば原作様では、アンジェリカは幼い頃(恐らく一桁ぐらいの年齢)からのユリウスの妻になるという刷り込み描写があったけど、クラリス先輩は婚約する前からアトリー家が持つエアバイクレース場に通うジルクを見に行っていて好きになったという描写だったので、刷り込みじゃないんですよね。おそらく学園入学前ぐらいからかな。初恋かな?
ジルクの柔和な微笑みとの顔の良さ、エアバイクの腕を好きになったのなら、刷り込みのアンジェリカよりも忘れさせるのは容易なのかな?

ロキソニン飲むと2℃くらい下がるんですよね。
5年位前に日曜日に熱を出して、月曜日の午前にインフルエンザ陰性だったので、39.6℃だったけど違うのかと思い、ロキソニンで誤魔化して仕事してました。土曜日になっても相変わらず熱が下がらずに病院行ったらインフルエンザ陽性。
あの一週間は死ぬかと思ったら。
また1年後にも同じ状態になりました(笑) 24時間開いているのになんで最初は陰性なのだろう?
結局職場では、インフルエンザが同時期に出なかったため、半年後ぐらいに笑い話にしちゃいました。うつさなくってよかった。
半分笑いと半分ブーイングでしたが……

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