Dies irae ~Von der großen sehnsucht~   作:tatuno

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本編キャラクターをまとめたものになります。
物語に書ききれなかった設定もあるので、悪しからず。


設定

キャラクター

 

龍野祐(りゅうのゆう)

本作主人公。月乃澤学園二年生。原作主人公、藤井蓮の隣のクラスに所属。

聖遺物は戦国武将、本多忠勝の槍である「蜻蛉切」。

抜群の切れ味を誇り、触れるだけで対象を真っ二つにする。

創造位階は「隔世之感・憧憬」。

「みんなのような、理想の感情を持ち、理想の姿になりたい」という渇望から発現した能力は「憧れの対象となる人物そのものに成る」こと。

姿がその人へと変わり、意識もその人そのものとなる。

だが、この創造位階は成る人の魂そのものがなくてはならない。

成るその人の戦闘能力がそのまま上乗せされる。

派生として「悪魔契約・大罪」があるが、これは怒りによって負の記憶を読み取ってしまったことで暴走してしまったもの。

流出位階であるが、「理想の姿を超えたい」という渇望によって「虚無の空にてこの希望を掴む」を発動。

その本質は虚空の預言者としての覚醒にあり、流出位階とは似て非なるものである。

自身が預言者であることを理解した上で、憧れる者を唯一超えるための力として受け入れたことで位階が上がった。

アカシックレコードとの接続率はほぼ最大値であり、この状態の龍野は記憶の概念そのものと言ってもいいほど、総ての在る記憶を観ることができる。

預言者としての力は「概念創造」。

ありとあらゆる概念を法則や物質を無視して生み出すことができる。

この時の流れ出ている空間は、龍野の心象風景である。

本当の流出位階は「超過せし貴い憧憬をめぐって」。

渇望は「憧れる想いを伝えたい」。

顕現した能力は「憧れの対象となる人の能力を自己のものとして使う」。

所謂「コピー能力」みたいななもの。

これは理解した想いを自らの能力として使っているものであり、他人の能力ではなく、あくまで龍野自身の能力である。

そのため多少なりと能力にはアレンジが加わっている。

描写こそないものの、仲間たちの想いを能力として使用している。

アカシックレコードを覗き、理解さえすれば、他の人々の渇望を能力として使うこともできる。

 

 

松本祥二(まつもとしょうじ)

龍野と同じクラスであり、親友。

本編の第二の主人公でもある。

メルクリウスから「愚者」として扱われる。

元ネタではタロットで0番として扱われ、ブランクルーン。

実質、存在しない黒円卓第0位。

聖遺物は「無名の妖刀」。

名前は不明であり、素材も不明。

創造位階は「黒精世界・闇の取引」。

渇望は「この間違った運命を変えたい」という渇望から。

顕現した能力は「目の前の因果律から繋がる未来を見る」こと。

この創造位階時に刀は、ティルフィングという伝説の妖剣に形を変えるが、これは祥二の心象風景が剣に現れているため。

回帰毎に両親と妹を斬殺しており、そこからメルクリウスの従者としての記憶が始まる。

家族を殺し過ぎて感情が壊れかけるが、その運命の中での龍野との出会いが物語を変えるきっかけになる。

 

 

大隅羽矢(おおすみはや)

龍野の幼なじみであり、別の学校に通っている。

本作のヒロイン。

正体は別次元から来た求道神。

多数の名を持つ。

能力はエイヴィヒカイトを使わず、自分独自のものを使っているが、本編では力の大部分を捨ててしまっているため、メルクリウスから力を少し貰っている。

聖遺物は「鍵」であるが、これは他の聖遺物とは格が違い、神器とも言うべきものである。

聖遺物の個としての能力があり、次元の壁を開ける能力がある。

この力で、羽矢はこの次元へとやって来た。

羽矢自身の能力は「強さの倍加」。

「大切なものを護るために強くなりたい」という渇望からなる。

羽矢の護る者のための強さへの追求が、武器として具現化する。

過去に親友を自らの手で殺しており、

「過ちを無くしたい」という渇望を持ってしまっているため、「無効化」の能力が顕現している。

そのため、渇望が不安定になっており、強化の具現も槍と楯しか出すことができない。

 

 

島谷翔(しまやしょう)

龍野の中学生からの親友。

学校は別の学校に通っている。

預言者の一人であり、分離した負の記憶概念の繋がりがもっとも深い。

預言者としての能力は「概念破壊」。

これにより、創造位階などの概念そのものを破壊し無効化する。

概念破壊の波動を飛ばすことで、物質ごと当たったものを消し去ることができる。

「無為の刻を求めて」はその能力を最大限まで発揮した、流出位階に近しいもの。

負の爆風に飲まれたものは、負の情念が増幅し、自己険悪や、疑心暗鬼に陥る。

終いには存在そのものを消し去る。

この時の島谷は完全に意識を失い、記憶概念の修正力として機能している。

ちなみに当初の設定ではこっちが主人公だった。

 

 

カール・デーニッツ

ナチスドイツ海軍元帥その人。

ラインハルトやメルクリウスより自分が上だと思っている。

預言者としての力に目覚め、その力に溺れている。

聖遺物は「Uボート」。

デーニッツが乗っていたUボートそのものが聖遺物となっている。

ちなみに海だけでなく、陸では魚雷だけ形成したりと用途は様々に使用できる。

創造位階は「洪大世界・ 嫌厭の狼」。

渇望は「世界を統べたい」。

顕現した能力は「軍艦の大量形成」。

世界に存在するありとあらゆる軍艦を形成し、聖遺物に変える。

集中砲火による火力は凄まじく、多撃必中。

艦種によっては防御力が高いため、簡単に破壊することができない。

ただし、この創造位階は預言者の力に大きく依存しているため不完全であり、ささらに預言者としての能力もそこまで優れていないため、ところどころに斑がある(発射速度が遅いなど)。

 

 

永篠高士(ながしのこうし)

本作のかませ犬。

実は龍野たちの同級生。

聖遺物は「手術道具」。

ナチスの医者であるヨーゼフ・メンゲレが使っていた手術道具。

本作では手術用手袋とメスを形成する。

基本的に戦闘向きではない。

創造位階は「強制収容所の死天使」。

渇望は「相手を捕らえておきたい」また「逃がさない」というもの。

顕現した能力は「強制収容所の具現」。

強制収容所を召喚するわけではなく、既存の場所を強制収容所に変えるという能力。

本物の強制収容所を再現しているわけではない。

相手を一定の場所に閉じこめ、毒ガスで攻撃し、自分はどこかに隠れるという攻撃方法。割と厄介。

それでも戦闘向きではない。

過去に好きな人から酷く振られた事があり、それがトラウマとなっている。

 

 

本多忠勝(ほんだただかつ)

戦国時代に活躍した武将その人。

過去にメルクリウスとあっており、興味を持たれエイヴィヒカイトの力を得てしまった。

「蜻蛉切」に魂が宿ってしまったのはメルクリウスの仕業。

現代にて羽矢によって、龍野自身へと宿ることになる。

実は龍野のエイヴィヒカイトは忠勝から間接的に受け継がれたものであり、聖遺物も忠勝のものである。

「主君を守るためにも死ぬわけにはいかない」「死にたくない」という渇望から、ほぼ不死人となっている能力が顕現している。

戦闘能力が高く、並みの相手では負けることはない。

 

 

林と深田(はやしとふかだ)

龍野たちの同級生である二人。

カラオケが好きで、よくカラオケに行く。

新世界においても仲良くやっている。

 

 

 

用語

 

アカシックレコード/アーカーシャ・クローニック

所謂、記憶の概念。

作中では様々な呼び名で呼ばれている。

座の意思とはまた違う別物であり、次元の狭間にある虚無空間に存在している。

元々は一つの存在だったが、メルクリウスの法で何回も世界が回帰した結果、バグのようなものが起こり、普通の感情を司る記憶と、負の感情を司る記憶に分裂した。

そして、それぞれの「預言者」を創り、それが正の預言者である龍野祐と、負の預言者である島谷翔。

メルクリウスは本物、偽物で区別しているが、どちらも本物であり、偽物でもある。

 

 

預言者

預言者は正の預言者である龍野祐。

負の預言者は島谷翔、カール・デーニッツがいる。

預言者となったものには、普遍的記憶を通して、様々な記憶を見るとことができ、それから予想される未来が見える。

完全な預言者になれば、「概念創造」と「概念破壊」の力を使うことができる。

預言者としての本質は世界をリセットするための装置。

多量な記憶の情報により、意識を失い、単に力を垂れ流しするだけの存在となる。

このためメルクリウスと羽矢は預言者の存在を快く思っていない。




以上が設定になります。
最後まで読んで下さった方々、本当にありがとうございました。
途中で、いろんな設定を盛り込んでしまって、混乱された方は誠に申し訳ございません。
下手な文ながらなんとか物語は完結となりました。

何か不明な点があれば、ご質問をお願いします。
誹謗中傷はご遠慮致します。

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