Dies irae ~Von der großen sehnsucht~ 作:tatuno
よろしくお願いします。
文がめちゃくちゃです。申し訳ありません。
ここ最近、殺人が後を絶たない。
しかも首を切られ───断たれ、落とされる。
猟奇殺人。
警察が躍起になって犯人を追っているものの、捜査状況は全く進行しておらず、何かないかと警察は血眼でいつも探している。
それに反して被害者は徐々に徐々にと増え続けていた。
同じように、今までのように首を綺麗に落とされて、血が噴水のように吹き出して………。
なんでこんな事件が起こっているのだろう……。
なんでこの場所でなんだろう……。
分からない。
ここ諏訪原市は他の場所に比べれば、治安が良く、平和な場所かと思ったのだが、どうやら思い違い、勘違いだったのかと思う。
こんな残酷な事件、他の場所でも起きたことがあるのだろうか。
もしかしたら、今治安が一番悪いのではないのだろうか。
今俺が通っているこの学校じゃ、今のところはそんな事件を思わせないぐらい平和だと思える。
いつも通りに学校に登校したり、いつも通りに授業を受けたり、友達と話したり、たまにサボったり………。
とてもそんな事件が身近に起こっているとは思えないぐらい平和な日常だ。
まあ、気にしてもしょうがないことは分かっている。
世の中の不平を言ってもどうせ何も変わらないだろう。
でも情けなく思う。
何もできないなんて。
悔しい……。
罪のない人達が次々と死んでいっている。
普通こんな変な殺人事件に首を突っ込もうなんて思わないが。
これから襲われる人達を助けたいと思う。
正義感というやつなのだろうか……。
ふざけた正義感だ。
全く持って無駄な……。
首を切り落として喜んでいる、頭のネジが明らかにいくつかとれているやつの相手なんかできるわけがない。
会った瞬間俺自身も襲われて、首を落とされて終わり。
それで──終わり。
強くないやつが無闇に前にでれば、そうなるのは当たり前だ。
俺は弱い。全く強くない。
そう自覚している。
これから俺はこの事件に関わっていくことになる。
そんな気がする。
何故かはわからない。
他人も助けたいが……。
俺は死にたくない。
だから強くなりたい。殺人犯に負けないぐらい。その同類に負けないぐらい。誰にも負けないぐらい。
強く。強く。強く。強く。もっと強く。
俺は負けたくない。
勝ちたい。
圧倒的に敵というべき存在を追いつめて、懐にある勝利という言葉を根こそぎ自分のものにしたい。
そう渇望する。
そして願いが叶う時が必ず来るはずだ。
何故そう思うのかはこれも分からない。
勘ってやつだ。
願いが叶うと思うと希望が持てる。頑張れる。
気持ちも高揚する。
憧れの存在に近づけると───。
これから話すのはそんな建前の話。