相も変わらずネギまじゃねーやぁ(他人事)
「……ところで、なんで私たちはこんなところまでやってきているのでしょうか?」
「今更すぎるな」
現在岡山、乗り換え乗り継いで此処まで来ましたが、そらさんからはいっこうに国外へと出奔する様子が見えません。
新幹線の車窓から見える風景が、瀬戸内の荒波をバックに唄うつるペタ系アイドルを垣間見せたところで、ずっと尋ねたかった疑問を口にします。LUNAって……、ローカルアイドルですかね?
「そもそも俺パスポート取り上げられちゃってるし、国外に出る気は無いけど?」
「それなら早めに言ってくれれば……。パスポートくらいなら偽造れますよ?」
「魔法界に行くとは言ったけど、その程度で法に抵触するリスクを負う気は無いなー。あとオマエラはこの国の出国審査を舐めすぎだ」
なんでもかんでも魔法でスルーされると思うなよー、と死者の舞踏のようにケタケタ嗤われます。
しかし、そうなると私の策は若干時期が合わなくなる予定が待っていることに……?
巻き込む気をなかったのか、黄昏の姫御子を連れ出そうとしなかったそらさんの代わりに、その周囲から動かして誘き出そう、という太公望も真っ青な策謀を張り巡らせたというのに。裏目に出る可能性が微レ存。
仕掛けてきた私のスタンド『ガールズ・アグレッシブ・フロンタリス』も、ものの見事に無駄足を踏むことになりそうです。
あとは魔法界から『うわぁ……、6号たんのナカあったかいナリィ……』という意味深メールをそらさんのケータイから送るだけ、という手筈のはずだったのですが。がっでむ。
「しかし、そうなるとどうやって魔法界へ? 日本には世界樹以外にゲートなんて残ってませんよ?」
「それは――」
「――ああ、いたいた」
そらさんが答えようと、したところでこちらの席へと顔を覗かせる一人の男性が。
「あれ? 宍戸先輩?」
って、そらさんのお知り合いですか。
先輩、ということは麻帆良関係者ですかね。
……あれ? なんで山陽本線にそんな人が乗り合わせてるんでしょう……?
そらさんも同じく疑問を感じたのか、怪訝な顔で尋ねます。
「なんでこんなところに先輩が?」
「オマエラに手紙預かっててな。此処に来れば乗り合わせられるって聞いて、さっきの駅で張ってたんだよ」
……私たち、誰にも行先は語っていなかったはずですが……。
というか、駅で降車するのを待ち構えるのならともかく、走行中の新幹線に乗り合わせるように待ち構えるってどんな離れ業ですか。
この宍戸という人は、一体どのようなソースからこの場に居合わせられたのでしょうか……。
「聞いたって……、誰にですか」
「柊さん。随分と気に入られてるみたいだなー、烏丸」
宍戸さんの返答に、この世の終わりみたいな表情で引き攣る烏丸さん、というとてつもないレアものを見させていただきました。
柊さんって、アレですよね? 確か『最強の魔女』とかいう正体不明の人物。
……え? この人魔法関係者だったんですか?
「………………そんなお人と近いって、貴方ナニモノですか……。魔法生徒じゃなかったですよね……?」
「うん、まあ違うな。そもそも俺魔法使いじゃないし、麻帆良とは関係ないし。というか麻帆良に目をつけられたくないから此処まで来てこうやって対峙しているわけだし?」
関西魔法協会が解体したとはいえ、魔法使いの、関東魔法協会の威光が日本全域へ及んでいるわけではございません。
むしろ、日本は魔法使いの手に属さない無数の裏組織が蠢いているので、関東魔法協会は未だに外様のままです。
首都近くに居を構えて政府にも顔を利かせているようには見えるのですが、それも全て『メガロメセンブリア元老院』という外“敵”要因が後ろ盾となっている影響なんですよね。
分かりやすい武力衝突を避けるためと思われますが、旧世界の各国政府は魔法使いの在り様に意趣を抱えながらも渋々従っている様が、若干見て取れます。
話は逸れましたが、そんな関東魔法協会の威光が届きにくい西日本。
だからこそ、そらさんはこっちまで足を延ばして、其処から魔法世界へ行くのだと。
最初はてっきりそう思っていたのでしたが……。
「つーか、魔法生徒じゃないってよくわかったな」
「そりゃあ、空気の違いというか、ぶっちゃけ魔力循環の様相が普通に違いますし。というか、人間、ですよね?」
「あー、そこはわからなかったか。まああれだ、“魔女様”の迷彩技術だよ。お前で明かせなかったってことは、まだこのままでも通じるかな?」
そらさんにはっきりと正体を明かさないままに、宍戸さんとやらはのらりくらりと会話を続けます。
なんだかイライラする話し方の人ですし、手紙とやらを渡してとっととご帰宅していただきたいですね……。
「……違うんすか」
「まぁな。不死者ってやつだよ、一応は」
――は? 今、なんとおっしゃいましたか?
× × × × ×
「………………正直、“最強の魔女”と言われましてもピンとこないんですよね。魔法世界と違って、旧世界の指標は実力主義とは別物ですし。何をもって最強なんて徒名をつけられているのでしょうか、そのお人は」
「あー、完全なる世界とはいえ、やっぱりアンタも魔法使いか。これはそっち側には通用しにくいんだよなー」
勝手に人の隣の座席に座り込んだ宍戸さんを横目に、気になっていたことを質問することとしました。
というか、正直この人と話すことなんて無いんですけどね。
手紙を受け取ったそらさんはそのまま読み耽っちゃいましたし、会話もないまま横に居られても鬱陶しいことこの上ないので。
この人が麻帆良在住の“闇の福音”とはまた別口の不死者という自己申告はともかくとしておいても、私が気になっているのはそらさんが警戒心Maxで対応している『最強さん』とやらの方です。
そもそも『魔女』なんて言葉自体、数百年前に起こった魔女狩り以降魔法使いですら使いたがらない徒名です。
忌み名、と言い換えてもいいくらいの浸透度なのですが、二つ名みたいな扱いだとすると尚更警戒心を引き立てられても可笑しくはありません。二つ名というのは、周りから自然とそう呼ばれるようになるものですしね。
しかしぶっちゃけ、エヴァンジェリンさんよりも警戒に値する、と説明はされましたけど、魔法世界においては完全に無名。
果たして何をもってそこまで恐れられる存在となっていて、そして何故魔法界へは一切の情報伝達されていないのか。
日本の半分に警戒されていたとしても、メガロ元老院の情報収集網は伊達ではないはず。
それを潜り抜けられる様相からしても、相当の実力者だとは思われますが……。
「うーん、まあ古さで言えば闇の福音の方がずっと上だけどな? 実年齢も普通の人間と変わらんし。本人そのものに歴史や由来は大して無い」
「尚更可笑しいでしょう。なんでそんな人が、」
「まあ原因ははっきりしてるのさ。5年前に起こった、ある事件なんだけどな」
「5年前……。何かありましたっけ……?」
言うほど大規模な事件が起こったかと言えば、恐らく近年で一番の魔法的事件といえばネギ=スプリングフィールドの生まれ故郷が悪魔に襲撃された事件くらいだと思われます。
いや、あれはもう少し前でしたっけ?
「やっぱり知らないか。まあムンドゥスマギクスには絶対に情報やらない方が正しい案件でもあるしな」
私の反応に納得の様子で頷く宍戸さん。
苛つきますのでとっとと説明しやがってください。
「――5年前のことだ、ゴバンだったかヴォドーだったか、2人の魔王を同時に片手間で誅殺したんだよ。柊さんは」
――はぁ。
「日本にやってきていたのがぶつかり合っていて、呪術師とかがどう対処すればいいのかわからなかったらしいんだがな、丁度居合わせて叩き潰した。
片方は“権能”の一切を剥奪されて無力化されて、もう片方は塵一つ残さずに磨り潰された。そのついでに“まつろわぬ神”というものが顕現する世界的なシステム異常を修復して、以降一切の『魔王』は生まれていない。
神様も安心して顕現できる世の中を造った。それが柊 紅が最強と言われている一番の所以だ」
「………………………………あの、かんぴおーね、とか神様とか、正直話が全く見通せないのですけれど」
神様とか、……この人本気で言ってますか?
「まあそうなるよなー、神仏の存在を認識できないのが魔法使いだし。
――だからこそ、こっちの各国政府は魔法世界にこれらにまつわる事情の一切をひた隠しにしたんだよ。魔王についても、互いに互いの事情が行き届かないように、世界ぐるみで隠蔽し合った。神に匹敵する存在が、好き勝手に人の命で戯れる、なんて事実を知ったら、突貫してゆくのが『正義の魔法使い』だもんな。
……そうでなかったとしたら、余計に災害認定されそうな化学反応があっても可笑しくなかったろうからな。特に元老院と魔王が癒着なんてされた日には、政府は目も当てらんねぇだろ」
言われてみれば納得の理屈ですが……。
しかしそれにしても件の『裏事情』には納得がいきません。神様と一概に言われましても、魔法使いには認識できない、と言われてしまえばどうすることもできなさそうですし。
「まあ、柊さんの危険度はそれ以前から各国政府に通達があったんだけどな。宝具を製作できる魔女だ、って12の人王から」
「タイム」
思わず待ったをかけました。
はい、それも初耳です。
「人王ってなんですか」
「この世界を12に分割して各地を守っている12人の王様。人類の平穏を守っているからそう呼ばれてるんだが――」
「……そんな存在、聞いたこともありませんが……」
「当たり前だ。魔法使いに聞かせられるかよそんな事情」
一応12の聖地ともリンクしているからゲートの設置の際には数代前の人王が関わってるんじゃねーのか? と魔法世界の根幹に微妙に関わる憶測をさらりと語られます。
……なんで社会の裏側的存在の魔法使いが、この世の裏事情を教えられていないのでしょうかねぇ……。
「……まぁ、そっちは一旦保留にしておきましょう。それよりまずは柊さんとやらですね。そっちから片づけておきたいです」
「まだ聞きたいのか?」
「というか、さっきから比較対象が縁遠すぎて一切理解できてないんですよ。説明する気ありますか?」
人王とか神とか魔王とか、魔法使い的には正直眉唾です。
「わかりやすい例えが欲しいんなら、丁度いいのがあるぞー」
そんなやり取りの果てに、そらさんが手紙を読みながら口を挟みました。
「獅子目言彦に勝てる安心院なじみ」
「いるわけないでしょうそんな存在」
いたとしたらストーリー破綻どころじゃねーですよ。
私のツッコミがお気に召さなかったのか、そらさんは再び手紙に没頭します。
――と、思いきや、いつの間にかアーティファクトを取り出しておりました。
「あれ、何してるんですか?」
「ん。柊さんからの餞別に宝具級のアイテム貰っちゃったから、ちょい鑑定を。
――起動、偽典・ナコト写本。『柊紅の製作宝具』検索開始」
使い方手紙に載ってねーんだよ、と魔本『ラブクラフトの書架』を片手間にパラパラ捲ります。
――って、魔導書の類をこんなところでお気楽に開封するんじゃねーですよ。他の乗客のSAN値がヤバス。
「本来なら絶対に載ってるはずがない情報でもー、この本契約によって手に入れたアーティファクトならばご覧の通りー。検索ワードさえ判れば元老院でさえ捜索出来ない情報すら手元に引き寄せられます! まあ『本』の種類ごとに検索対象は別個になるんだけど、魔法界限定のゆえきちのアーティファクトの上位互換ってとこかなー」
「でも、お高いんでしょう?」
「それがおくさん聞いてくださいよ! これが今ならなんといちきゅっぱ! しかも送料無料でもう一冊!」
「わぉ!今すぐ電話しなきゃ!」
そらさんは、あれですね、通販番組で手に入れた便利グッズを使う機会が来た、みたいな嬉しさでテンションが天元突破している節があります。
……お楽しそうですねぇ……。
フリップを取り出し、¥1980000!!と法外な値段を提示するそらさん。ノリノリでそんな冗談に付き合う宍戸さんとやらが実にイラつかせます。
「そんな話はどうでもいいんですよ。それよりも、やっぱり納得がいきません」
「何がだー?」
「件の魔女さんです。いくら規格外だと説明されましても、並み居る魔法使いを差し置いて人類最強みたいな存在が出張るとか。タイトル詐欺な魔法学校ライトノベルじゃねーんですから」
「そんなこと言われてもなー。事実は事実だし」
劣等生とか解釈違いにも程があるじゃねーですかやだー!と若干別口に憤慨する私の言葉にも、のらりくらりと呑気な宍戸さんとやら。
そもそも、この人がそういう態度でいるのが、一番腹が立つのです。
「大体、貴方は不死者だと言っていたじゃないですか。そんな規格外存在がいて魔女とやらの一人や二人に勝てない、とか認めていること自体が可笑しいんですよ。実際にぶつかったわけでもないでしょうに」
「いや、ぶっちゃけ俺の一歩手前で喧嘩を売った吸血鬼の貴族とかいうガキが簡単にやられたの見ちまったしな。さすがにあれを見て喧嘩を売る度胸はねー」
………………なんですと?
「………………マジですか?」
「マジマジ。アレも不死者っぽかったのに、手も足も出なかったからなー。こっちが『死なない』程度で優位に立てるようなタイプの存在じゃねーよ」
『貴族』というのは流石に聞いたことはあります。
闇の福音とはまた別種の、本格的な吸血鬼の真祖が旧世界には存在している、と。
そもそも闇の福音が恐れられる下地がこの世界にはありましたからね。最初に吸血鬼という呼び名を造ったのが彼女自身ではない以上、先達とも呼べる存在が居たことはほぼ確定でもありましたし。
……というか、それを倒した?
今更遅いかも知れませんが、ようやく『魔女』の凶悪さが浮き彫りになってきているような気がします……。
「……一体どうやってですか? 真祖の吸血鬼には弱点らしい弱点なんて碌に残されていない、とも聞きます。実際エヴァンジェリンさんは封印状態とはいえ、全盛期はほぼ“それ”状態でした。だからこそ、それを倒したとされるナギ=スプリングフィールドの規格外が目に余ったわけですし……」
「どうやってって、あれは封印……か? 目の前で赤ん坊に戻されたわけだが」
何処の童謡(幼)使いですか。
「まあ、見てみろ。これと同じようなもんだ」
そう言って、――己の胸元を幼女に見せるように肌蹴させる変質者がそこにいました。
おまわりさん、こっちです。
「おい待てケータイを取り出して流れるように110を押すんじゃない。よく見ろ、これだよ」
えー……。相手したくない男性の胸元を覗き見ろとか、なんて拷問ですか。
しかし、促されるままにチラ見すれば、円形の車輪のような刺青と、そこに差し掛かる時計の針みたいな紋様が。合わさって時計のような模様となっていて、実に中二臭いスメルが漂います。
なるほど。もうじき死ぬのですね、この人。
「こいつは『銀の車輪と射止める短針≪アリアンロッド・カーススソレムニス≫』っていうらしくてな」
「ご自分で名付けたのですか?」
「残念なものを見るような表情で見るんじゃねぇ! ――名付け親も造ったのも柊さんだよ。なんでも、これをつけると身体的な退行を促せるらしい。要するに若返りの術式だな」
「……特に魔力らしいものも感じませんが……」
「だから魔女を『魔法使いの常識』で測るなってことだよ」
本当に悪趣味なお洒落にしか見えない刺青を服の下へと仕舞い、表情を引き締めて宍戸さんとやらは続けます。
「これはガチで忠告だからな。現代で未だ『魔女』と呼ばれている5人はそれぞれがそれぞれのルールを持つ。そのルールに准ずる限り、絶対的なアドバンテージが本人らからは移動しない。この時代の『魔女』ってのはそういうやつらばっかりだ。
そして柊さんはそのルールが多様かつ万能で、だからこそ覆せる隙が全くない『法則使い』だ。多様性があるというのが、まあ『最強』の要因なわけだが、それ以上にご本人様に容赦というものが一切無い、っていうのがより最大の理由だ。
――絶対に相手をするな。名前を広めるな。目をつけられるな。触らぬなんとやらってやつだ、微かにでも目をつけられた瞬間には、魔法使いっていう人種そのものが根絶すると思え」
僅かに、小刻みに震えて俯きがちになりながら、宍戸さんとやらは語ります。
それは、まるで怪談のような実体験に遭遇したお人のような反応でありました。
× × × × ×
トラウマでも抱えていたのでしょうか。
語りの最中からは震えは収まらず、必死な様相となってまで忠告を下してくださった宍戸何某さんは、福岡に到着したところで日向方面へと乗り換えでした。今から柊さんのお宅へと顔出しとのこと。
なけなしとなってしまったプライドを奮い立たせ、最後に本名を名乗っていった宍戸ジンベエさんとやら。それが本当に本名だったのかも確かめようもないのですが、七武海からも除籍されてしまったからこその最後の発奮だったのやもしれませぬ。
というかそんな不死者を初めてのおつかい張りに本当にただの“お使い”に使っているとか……、魔女パネェ……。
今日1日で酷く警戒心を刺激されました……。
……ところで私たちはそっちではないのですか?
「だって俺が近づきたくないし。今日の最終目的地は鹿児島だけど、俺たちは熊本側を通過する予定で」
「柊さんとやらの現在地は……」
「あの人は基本的に高千穂から出てこないらしいから」
何処の引き籠り女神さまですか。
というか、お手紙に餞別って、そもそも一体何を戴いたのでしょう。
「宝具級の常識外アイテム2つ。片方は刺すだけで造物主も倒せる代物だね」
「………………えっ」
そ、それは暗に『完全なる世界(うちの組織)』を潰してこい、という魔女さんからの脅迫ですか?(震え声)
「いやいや。というよりは俺のやろうとしていることをお見通しだったみたいで、本当にただの餞別みたいよ?」
「ますます安心できません」
私が今現在うちの大首領の命を狙っている人物をわざわざ引き入れてしまっていました。
……でも今更ですし、私でも勝てるかどうか……。
というか、気分的に敵対したくないのは……実力差以前の心情かと。
「………………まぁ、いざというときにはそらさんの側につきますけど、私は」
「そ」
割かし精一杯のアピールのつもりでしたのですが、普段からのクール系無口キャラのペルソナがそらさん側の認識に張り付いたままなのでしょうか。一言で承諾されてしまって会話も終了です。解せぬ。
しかし、それなのにやや満足気分な私のこの心情は何なのでしょうか。
むぅ。惚れた弱みでしょうかね。
いやはや、私も丸くなったもので――、
「闇に呑まれよ!」
――はい?
「は?」「あれ?」
「(ドヤァ)」
……なんか、座席の横にドヤ顔な銀髪ツーサイドアップの美少女が決めポーズしています。
思わず呆気にとられて――って、蘭子ちゃん? 神崎蘭子ちゃんじゃないですかこの娘?
ふたりは百合キュア、毎週見てます!
私はビブリオンではなくて裏番組派ですので。
「……なんでいるの?」
と、硬直が溶けて最初にそう答えたのはそらさんでした。
まあ、当然の疑問でしょうけれども。
けれど私的にも別の疑問が……。この娘、こんなキャラクターだったのですか?
「ちょ、神崎さん、いきなり大声は止めた方が……って、なんで烏丸さんがこんなところに!?」
「だからそれはこっちの台詞だよ輿水」
幸子ちゃんまで現れました。
ユリブラック役の娘2人が同時に生で見られるなんて……!
宍戸なんとかさんが現れた時は1日最低な気分にさせられたところでしたが、この邂逅ですべて払拭されましたね。
キャー、サチコチャーン!
……ところで、なんでそらさんはお二人とお知り合いっぽいのでしょうか?
~LUNA
瀬戸内発のデビューしたて中学生アイドル。モバマスでは御座いません
~宍戸甚兵衛
二次開始当初は本当に偶然だったのですが赤松系作品はリンクするのが基本設定らしいので。若干の設定追加を致してご登場しました
本当の姿は、一体ナニモノなんだー(棒)
~柊紅(ひいらぎ くれない)
前作から引き続き、誰も期待していないであろう最強の魔女さん。の、スペック紹介回となってしまった……。誰得すぎて感想が怖い……!
大体30手前くらいのスレンダーさんで、世の中のことなど大して気に留めないが「やられる前にやり返す。徹底的にだ」という趣旨のもとに魔導具作成で下準備をする。過剰防衛気味なのに、その実は竹を割ったような快活な性格。というか魔導具の製作自体が趣味の一環なので、その経緯上に愉快なオブジェが幾つ乱立しようとこのお人の知ったことではない。文句があるならかかってこいやぁ、と道具の出来上がり具合を図るためにイイ笑顔で言っております。『対戦相手』と書いて『モルモット』と読む人非人
魔導具には魔力は使用されておらず、どちらかというと錬金術と魔術との合成技術。製作された代物には漏れなく概念付加が付属するために宝具級に認定されている、というなあなあのままに『最強』扱いされた世界が認める最悪級災害。本人スペックそのものは実は普通の人間と変わらないのだが、相手が人外に傾けば傾くほど相手にとっての天敵となるのでご注意を
~ゴバンとかヴォドーとか
元魔王2人。多分混じってる
概念破砕バット・削ぎ取る愉悦≪ファングジョーカー≫でぼっこぼっこにされた人ら。直接攻撃力はないけど1発殴るごとにその人の異常性を構成する要素が破壊される、という特殊バットが火を噴きました
色んな比較対象も候補にありましたが、改めてググって調べてみてもこいつらにも柊さん勝てるわ、ということに気づいてしまいこの様になったのは。まあゴメン
ファンとかがいらっしゃいましたらこの場を借りて謝罪します。が、ISの時も笑ってスルーされていたので問題ないんじゃないかなと若干楽観。そもそも散々な目にあっているのはこの世界線くらいなものだし、どっちの作品も正直どのようになったところで俺自身はどうでもいいというかry
~12の人王
前作からも引き続いた世界設定。色々クロスってるのがそのままにこれこの通りです
旧世界を12に分割して各地に溢れる魔力とはまた別の『管理しなくてはならない力場』を各自封印する人柱的なご老人たち。各自が神霊眼を扱えるというわけではない
~ラブクラフトの書架
烏丸がエヴァンジェリンと本契約した果てに得たアーティファクト。この世界に『存在しない』5冊の魔術書を解読し解釈した元・魔術増幅器≪アンプ≫で、偽典という建前でもってそれぞれ違う性能の魔導書を開くことのできる
著者はアレイスタークロウリー三世
~タイトル詐欺の魔法学校ラノベ
作者は漫画版一巻を読んだだけだけど、正直原作でもあのノリだったら読まなくっていいかなって思いましたまる
今回バッチリ他人のこと言えない仕上がりになっただろうけどねー!w
~もうじき死ぬ人
黒犬……o‘Clock……うっ、頭が……!
~ふたりは百合キュア!まっくすはぁと!
ユリキュアという変身ヒロインに変身して悪と戦う女子中学生二人組の日常を描いた30分実写アニメ。放送は日曜朝8時半、ビブリオンの裏番組。無印は何処へ
変身前と変身後の顔つきはともかくとして、髪の色が違うという設定を上手く再現できなかったために2人一役という構成側の無茶振りを請け負って、神崎蘭子と輿水幸子は『黒井くじら(ユリブラック)』を演じています
ちなみに相方の『白野かもめ(ユリホワイト)』も二役。変身前は渋谷凛、変身後は城ケ崎美嘉。そこ、うわキツwとか言わない!
誰が誰かわからない?ググれ
本気でネギまじゃねーな!というツッコミを入れた方はツッコミの才能がありません(小並感)
お久しぶりです更新です
番外編というか、番外にも程があるだろっていう内容のお話にお付き合いくださりまして誠にありがとうございます
番外編ということで、原作ではいいところで出演てきてただ全裸にされただけのセクストゥム改め6号ちゃんが主役をもぎ取りました
やったね!
宍戸さんは、この世界線ならこんな風に出てきてもおかしくなさそう
顔つきが違うのは若返ったからだったんだよ!
貴族さんは……、どうしてああなったんだろうね?(他人事)
とりもあえずとして、
今回の2つの魔導具()は今後に出張ります
見慣れない何某かが出てきたら、あーあったなー、程度の感覚で思い出してください
あとがき長くなりましてごめんなさい
次話はすぐに更新されます
ちょいとお待ちを