千雨は凡人(ただ)の女子中学生です   作:おーり

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おかしい。前作からシンクタンクの存在を匂わせていたのに驚きの声ばかり響く
作者が小首を傾げる回想完結な第3話


苦労人ちう、惚気を聞く

 

「え、長谷川さん魔法界いくん? そんならお土産よろしくなー」

「いや、来ないのかよ。烏丸を捜索に行くんだけど?」

 

 

 学園長室へ行く数十分前、アタシは運動部四人組の屯している女子寮のロビーにて談笑に加わっていた。

 その数分前に神楽坂・近衛の部屋から逃げ出したアタシであったが、既に仮契約をしているこいつらなら、とちょっとした期待を込めて声をかけてみた次第。原作じゃあ奴隷にされていた気がするけど、それを慮る心の余裕は今のアタシには無い。

 

 

「いや、うちら一応そらくんから聞いとるんよ。魔法界に行ってくるって」

「……そうなのか?」

「その上で危ないから、ついてきたらアカンって言われとったんよ」

 

 

 声をかけてみたら以上の説明である。

 とりあえず、本人が出発前に色々手を回していたことはいいとしても、ひとつだけ言わせて欲しい。

 

 

「……神楽坂にも言ってやれよ……」

「言ったら、明日菜やったらついてくるとおもったんやないかな。少なくとも早いうちに戻る、って言うとったよ?」

「それに納得のいってない神楽坂だから、今この現状なんだけどな……」

 

 

 実際、アイツが心配しているのは魔法界なのか、烏丸なのか。

 考えても藪蛇にしかならないようなことへ思考が逸れそうになる、前に。ちょうどいいので聞きたかったことをこいつらへと投げかけてみることにした。

 

 

「ところで、前々から聞こうと思っていたんだけどな」

「ん? なに?」

「神楽坂は幼なじみだから、まだ好感度の度合いも納得がいくとしても、お前らと烏丸ってそんな前から付き合いがあったのか?」

「んーん、うちは中学に上がってからやな」

 

 

 問いかけてみれば最初にそう返した和泉を筆頭に、大河内と明石にも似たように返答される。

 返答されて、尚更首を捻る程度の疑問が浮かんだ。

 

 

「……その短い付き合いで、なんで烏丸なんだ?」

「なにが?」

「あー、その、」

「……好きか、ってこと?」

 

 

 明石の返しに言い淀むと、大河内がその続きを明確に言葉にしたので肯く。

 ……流石にアタシも一介の女子中学生だから、そうと言葉にするのは躊躇ったんだけどもな。随分とはっきり言葉に出来るなぁ、こいつらは。

 

 

「私は成り行き。男女の仲なんて、傍にいればけっこうくっつくものだよ」

「夢も希望もないようなこと言うなよ……」

「あたしもそうかなー。そらっちと一緒にいるとなんか落ち着くんだよね」

「JCらしくねーなーお前らは。そろいも揃って」

 

 

 大きなお世話かもしれないけど、口にせざるを得ない。大河内と明石の言葉に、アタシは思わずマイルドなツッコミを入れた。

 

 

「長谷川さんって、ひょっとして恋愛に夢見るタイプ?」

「そういうんじゃねーよ、どっちかというと理屈派だ。烏丸のどこらへんがお前らの琴線に触れたのかが理解できなかったってだけの話だよ」

「ほほぉ、なんなら語っちゃう? うちがそらくんにぞっこんな理由(わけ)、女子会のノリではっちゃけてまう? 甘酸っぱくて恋心きゅんきゅんな和泉亜子の華麗なるスピンオフ恋物語を語り明かしてしまおうかな?」

「いや、いいわ」

 

 

 やたらと己の存在感をアピールする和泉であったけど、烏丸に言うほどの思い入れが無い佐々木の方がさっきからずっと空気だ。

 マジでNo thank youなアタシからすればこれ以上この場に留まる理由も無いので、片手でぴしゃっとお断りを入れ、

 

 

「――あれは、うちがまだ酸いも甘いもわからぬ小娘な頃やったかな……」

「いいっつったよな? なんで語りだした? あとお前中学生だってこと自覚してるよな? 今も小娘だから、そんな台詞人前で使うんじゃねーぞ?」

「人を好きになることが憧れから抜け出せなかったうちは、こともあろうにサッカー部の主将に恋い焦がれておったんやけども、」

 

 

 とりあえず語りを止めろ。

 言っても聞かないサッカー部マネージャーは、遠い目をしながら小一時間、がっつり語りつくした。

 

 ――あとどうでもいいのだけど。

 烏丸が最初に和泉の恋を応援していたポジションだった、っていう部分を聞いたとき、「ん゛っ!?」って。

 思わず変な声が出た。

 

 

 

     ×   ×   ×   ×   ×

 

 

 

「――ゆえ特製、食べられる野草のスープ仕立てー。調味料は無いので自然の味をお楽しみください」

 

 

 ところ変わって魔法世界・熱帯雨林。

 食料の確保をすっかり忘れていたアタシたち一行を助けてくれたのは、サバイバル知識が矢鱈と豊富な綾瀬であった。

 彼女のアーティファクトの情報も相俟って魔法世界の『自然の恵み』を美味しく戴くことが可能となった面々は、道中獲った亀型魔獣の甲羅を利用した鍋にて煮える、綾瀬曰く『食べられる野草』のスープに目を輝かせている。

 昨夜は結局一食抜いたので、一層美味そうに見えているのかもしれない。

 

 

「“肉”が有ればより一層美味しく頂けたのかも知れないのですが……」

「あ、あの、カモ君を見ながら怖いこと呟かないでください……」

『ひぃ……!?』

 

 

 綾瀬の呟きに薬味先生の肩で小さく震える小動物。ちなみに亀肉は臭みが強過ぎ、人間の食事には適さないとのことで断念した。

 それはそうと、綾瀬の解体術が随分と手馴れていたようにも思えてくるのだが……。

 それが一層オコジョの恐怖心を煽ったのは無論言うまでも無いが、図書館探検部ってそんなことまで熟知する必要性があるのか……?

 

 

「それにしても……、烏丸さんのダンジョンで身に着けた技術が、こんなところで役に立つとは思いませんでしたね」

 

 

 違った。これも烏丸の仕込みだった。

 アイツ、幾つ伏線張ってやがったんだよ。

 

 冒頭で回想したとおり。

 運動部組みはついてこなかったわけだが、ネギ先生がオマケに付属するという件を改めて語れば佐々木が引率を立候補したという語れぬ過去。

 つーかそれ立場逆だろ。

 しかし、部活の新体操の県大会があるためにぐぬって断念したのもまた事実。

 明確には語れなかったが運動部4人組が烏丸に付随しなかったのも、その辺りの事情が絡んでいるんじゃなかったんじゃなかろーか。

 

 そして綾瀬はというと、ネギ先生が付いてくる以前の問題で、元々メルディアナ魔法学校への短期留学許可を学園長に打診していたとのこと。

 それについて高音さんらと同行する予定だったとも聞いたが、烏丸が一足早くに魔法界へ行っていることを聞けば、アタシらと一緒に旅立つことを急遽取り決めたのが、今の現状へと繋がるわけだ。

 前々から魔法学校の教育に興味があったというのも綾瀬の弁だが、烏丸が携わればいつ魔法界が終了するかわかったもんじゃない、と出発を早めたのだが……。

 お前らの烏丸に対する評価は、そろいも揃って酷すぎやしないか……?

 ちなみに同じ図書館組みの宮崎と早乙女は、夏の祭典の準備で忙しいために不参加と相成った。正確には宮崎は巻き込まれた形らしーが。

 

 それと余談になるが、短期留学でメルディアナに行くのは高音さんや佐倉のほかに、ウチのクラスの春日に褐色幼女シスターなんかが同行している。

 今更になって魔法生徒だった、とバレたときの春日の態度が余所余所しいったらもう……。

 必死で覆面シスターをやろうとする。無茶な抵抗感にはむかつきすら覚えたね。

 はいはい。深く交流する気はねーよ。

 

 

「その烏丸さんのダンジョンというのが少し気になるのだが……、こういうサバイバル技術を習得できる修行なのか?」

「ええまあ。剥ぎ取り技術がなければ素材集めにも困難を極めるのです」

 

 

 そして護衛役として同行している龍宮の問いに、普段通りのテンションで応える綾瀬。

 剥ぎ取りに素材集めって……、モン○ンか。

 亀魔獣と対峙したときはさして目立たなかったが、竜の鱗の脛当てとかビキニアーマーとか、そんなファンタジー装備なんかを綾瀬が持っていても最早驚かないアタシがいる。

 まあそんなことよりも、

 

 

「おい、龍宮。そっちが気になるのはわかったから、せめてアイツの方をもうちっと気にしてやれ。同室だろ」

「……そういう理由で振られるとは、まあ思ってもいたけどね」

 

 

 桜咲のことを丸投げしておく。

 いい加減、目障りになってきた。

 

 

「……ウフフフー……マッテーコノチャーン……アハハー……」

 

 

 おい、ド酷い幻覚見始めてるぞ。

 

 膝を抱えてキャンプの端っこのほうで体育座りをしているバカホワイトが、近衛不足で禁断症状を併発し始めた。

 正直、奴に近づきたくない。

 

 

「やれやれ……、ちょっとお嬢様と離れたくらいでその体たらくでは先が思い遣られるな……。執着しすぎで、私にとっても見てられん。――仕方ない。

 ――しっかりしろ刹那。別にお嬢様を寝取られたわけじゃないんだから」

「フギッ!?」

 

 

 ちょ。

 龍宮の一言で奇声を上げて仰け反る桜咲。

 可能性の世界線を垣間見せたにしても、同室の好にしては発破のかけ方がずんばらりんと容赦が無い。

 剣士が切り捨てられるとか世も末。

 

 

「……おや? この情景、なんだかデジャブが……」

 

 

 何の話だ、綾瀬。

 

 

「ふ、ふふふ……、そうだな。……確かに、ちょっと取り乱しすぎたか……。容赦の無い、いい一撃だった。お陰で正気を取り戻せたよ、礼を言う真名」

 

 

 よろよろと起き上がりつつ不敵に笑っているけれど、切り捨てられてド派手に出血し、心の血花が地面に大輪の赫を咲かせている様が幻視される。未だ濁流のように滔々と流れているのが、傍目に見て鮮やか過ぎて目に毒だ。

 ……つーか、容赦なく切り捨てられて有り難がるって……。桜咲ってマゾなのか……? 確かに原作でもそんな様子が若干見て取れたけど……。

 あ、そういえば武闘会で烏丸と対峙したときも、なんか戦うことが楽しいというよりは、実力の差が結構目に見えていたにも拘らず向かっていっていたし……。

 いや、結局は烏丸の棄権で試合は終わったけど、その後少しだけ残念そうにしていた様子があったような……?

 倒されることを己から望んでいたとか、そんな心情であのとき立ち向かっていったと考えれば、あの無茶な対峙も納得が――、

 

 ――それいじょういけない。

 

 下手な思考に流される前に己の力でカット。

 そういう妄想は早乙女辺りがやっていれば良いんだよな。

 

 カットしたところで、桜咲から龍宮に更に言葉が続けられていた。

 

 

「しかし、真名にもちょっと言われたくないな。執着がどうのとか……、お前はお前でお金に執着しているじゃないか。いつもの夜回りだけでも一々給金を請求しているし……。そんなに稼いで何に使っているんだ」

 

 

 何処かぷんすかと、色々と普段からの鬱憤も溜まっていたのかもしれない。

 今尋ねるべきとは到底思えない、愚痴にも似た言い掛が桜咲から龍宮へと投げかけられる。

 

 

「む。そういえば刹那には教えていなかったか。私の傭兵としての給金は大体が援助金に回っている。児童福祉施設に私が口出しなんて出来る身分でも無いからな、こんなことくらいしか出来やしないのが口惜しいが……」

 

 

 と、龍宮は龍宮で、原作の最後のほうで明かされた嘘か真か判別のつかない財産管理の行方を語りだしていた。

 言っちゃ悪いとは言わないが、それこそこの場で語ることでもないような気がするのはアタシだけか。

 周囲のやつらもすっかり聞き入っているし、あんまりツッコミを入れたくも無いので、アタシは黙してスープを啜り、再度の回想に耽る。

 ――というか暇になったからこその思考訓練だ。

 別途に突っ込みたかった部分に目を向けておこうか、という試みでしかないが。

 

 ――ネギ先生の付いてくる理由なのだが、どうにも若干生臭い気がする。

 永久石化解除の術式を烏丸が所持しているらしく、ネギ先生の故郷の村人を救うには奴の手がどうしても必要であった。

 それ(術式)を手にした烏丸は、ネギ先生に対価を支払わせる代わりに、村人を解除することを提示したそうだ。

 コレだけ聞くと烏丸が優しくないように聞こえるかもしれないが、これはこれで順当な手順が踏まえられているだろう。斜に構えたJCの意見だけど。

 しかし、取引が成立する前に烏丸は魔法界へと失踪。

 夏の間に解除を申請しようとしていたネギ先生は、己の父親の情報を探るという元来の目的も相俟って、結局魔法界へと赴くことと相成った。

 

 こちとら一応生徒であるわけだから、「皆さんのことは僕が守ります!」発言が原作みたいに出てきたわけだけど、……狙われる要素を真っ先に作った本人にそんなこと言われたくは無ぇーよッ!

 あの薬味教師、よりにもよって密入国で魔法世界へ参入しやがった……!

 正確には烏丸謹製の魔法具とやらで己を圧縮し、アタシらの手荷物扱いでゲートを潜っての入国だ! そんなにしてまで隠れたいのはなんなんだ! 以前に魔法界に来たときにお前一体何をやった!?

 ついでに昨日の情け無さが際立ちすぎて、正直ちょっと信用度が足りない。

 つーか、今のネギ先生の強さって表で表すとどのくらいなんだろうな?

 早いとこ公式バグと合流しておきたいよ。今のメンバーだと戦力が不安でしょうがない。

 

 ちなみに、既に魔法バレしているはずのいいんちょが不参加なのは7月中にはどうしても外せない家の用事で出国不可になっているためだ。

 いくら財閥のご令嬢とはいえ、いや、“だから”なのかもしれないが、担任教師(この世界じゃ副担任だが)に入れ込んで自家用機のペイントを痛車仕様に塗り替えたり、中学生が保護者なしでイギリスくんだりまで学生旅行に出かけたりするのは、流石に信頼が人事負傷に陥っても可笑しくないと思うのはアタシだけじゃないはず。

 それがどれほど寛容な両親だとしても、未成年にそこまで好き勝手やらせるのはセレブだとしても、いや逆にセレブだとしたら問題が在りすぎる。

 それらのツッコミどころは『原作』だけれども、聞けば春にもイギリスまでネギ先生を迎えに行っていたというのだから、そのツケが今回ってきているんじゃないかな。

 と、ご両親との裏事情を推理してみる。

 流石に原作ほどの暴走具合はしていないはずだから、だからこそ穏やかに国内に軟禁されているのではないかなー、と。

 あと、ネギ先生が同行するという部分を聞いたいいんちょ、血涙流す勢いで悔しがってた。というか実際流してた。

 序とばかりに先生の魅力について小一時間語られたのは、完全に余計なお世話でしかない。お陰で少しだけ薬味教師に対する好感度が駄々下がったわ。

 

 そして一番に戦力として役立たずなのが、現在龍宮の話を涙ながらに取材している朝倉だったりする。

 「ジャーナリストとして不思議世界の謎を解き明かせば夏の収穫としては最大級じゃね!?」――なーんて、……コイツだけ麻帆良の認識阻害が思考力を阻害しているんじゃないかと不安にさせられる発言をしていたのには、更に現状の不安を掻き立てられたけどな。

 こっそりと伺ってみたところ、相坂の奴が憑いている様子も無いし、マクダウェルのところで特殊訓練を積んだらしい話も聞かない。

 間違いなく、コイツがこの旅では最大級の『お荷物』だ。

 つーかジャーナリスト()とか自称するのが、アタシは正直気に入らないのだが。アイツ等は聞けば人が全て答えるのが当然みたいに思考している節があるから始末に負えない。報道の自由は結構だけど、何事にもバランスってモノが大事だと学校じゃ習わなかったのか?人の失敗や恋愛事を大々的に騒ぎ立てて金をもらっているんだから、ほんとボロい商売だよ。票をかき集めたいのなら自分たちの会社の不祥事でもバラしてみればどうだ?そして都合が悪くなったら“どうしてこうなった”と嘆くことくらいしか出来やしないのなら、適当に不安だけを煽るんじゃねーってんだよ。大体――、

 

 

「そっか、麻帆良児童園の足長おじさんっていうのはたつみーのことだったんだねぇ……。このネタは、おいそれと記事にできないかなぁ……」

「ううっ、偉いですタツミヤさん……! 亡くなった恋人さんの意思を継いで、自分の未来を賭けるなんて、そこらの立派な魔法使いなんかよりもずっと偉いです……!」

「あ、愛衣、そういうことは言うものではありませんわ。しかし、貴女のことを誤解していたようですわね……。麻帆良に帰ってからも、貴女とは良い関係を築きたいですわ」

「そうだったのか……、真名は、そこまで先のことを考えて……、くっ、己が情けない……!」

「さすがは龍宮たいちょーです……! 僕もお力になります! いつでも相談に乗りますから! どんなことでも!」

 

 

 あ、話し終わった?

 イイハナシダッタナー。涙ながらに聞いていた数名以外は、少しだけ引いているけどな。

 ドン引き、とまではいかないけど、神楽坂も綾瀬も春日もそしてアタシも。世の中がいい話だけじゃない、ってことを知っている。一歩引いた場所からそれらを眺めていたので、龍宮がなんともいえない表情をしているのが少しだけ可哀相に見えた。

 こう、話のオチとして嘘だとバラしたかったのに、その前に皆泣き出したお陰でオチが言えない。そんな表情。

 コレ以降アイツらが龍宮に対して非常に鬱陶しくなりそうな、そこはかとない予感に辟易している。

 そんな龍宮であったとさ。

 

 ……どうでもいいけど、今の会話死亡フラグっぽいな。……回収するなよ?

 




~亜子、スピンオフ恋話
 キンクリは、定められた運命

~烏丸謹製ダンジョン
 ダンジョンの達人~何度だって遊べるドン!~
 初心者モード・全10階層
 上級者モード・全50階層
 達人モード・全100階層
 神モード・全500階層
 モード鬼・全1000階層
 それぞれの最下層に次のステージへの合言葉が用意されており、入るたびにカタチの変更される地下ダンジョンには野生のモンスターもうろついている素敵仕様。剥ぎ取り技術とタッパーが必須で、ゆえきちがパーティで攻略した初心者モードには食材と魔法薬や魔道具の材料しか獲れないモンスターしか登場しない
 ネギは単騎で上級者モードを攻略したらしいが、こちらのダンジョンはどれもこれも魔力濃度と結合密度が非常に低く、くしゃみで魔法が暴発するような魔法掌握の度合いが若干緩い原作ネギでは魔法自体が発動しない可能性があるという具合。果たして今の時点でどっちのネギが強くなっているのか……

~切り捨て御免
 せつなさん切り捨てられる。実は二度目
 一度目は修学旅行時にゆえに遣られてました

~烏丸謹製の魔法具
 ダンジョンの素材で合成したどちらかというと魔法薬みたいな封印アイテム
 デュナミスが原作で楓にやった『黒く丸い牢獄』を、より簡素で殺傷力を低く設定したもの。本家はアスファルトで圧縮し、特別な生存能力を持つ魔法生物でない限り拘束された時点で窒息死するらしい

~おちついてください千雨さん
 鬱屈したニート予備軍みたいな思考回路でマス●ミアンチ
 こちらのちうの斜めっぷりを、誰か癒してあげてくださーい……

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