そのころ太陽系では、木星軌道のトロヤ群付近でヤマトは猛訓練を行っていた。
春香が戦闘班長として訓練の説明をする。
「現在20宇宙キロ先の第一岩塊群を敵艦隊と想定して、正面より第一波攻撃をかけます。」
「接近してすれ違う時点で敵に決定的な打撃を与えます。」
「反転急上昇して、敵の後尾について再度攻撃しとどめをさして離脱する。何か質問は?」
「石ころを避けるくらいわけありませんよ。」
「坂本君、過信は禁物だよ。」
「全員直ちに配置についてください。」
「2時の方向に敵艦隊確認。距離11宇宙キロ。」
「航行速度45宇宙ノット、8時の方向へ向かって展開中。」
「総員フォーメーションJ。航宙隊は敵をひきつけ反転離脱と同時に主砲発射。」
「こちら音無。2番機から30番まではわたしについてきて。32番から50番は坂本君に。」
「坂本君、しっかりね。」
「小鳥さん、まかせてください。」
「全機敵艦隊に突入。ヤマト全速前進へ。機関長、エネルギー増幅お願いします。」
「了解。エネルギー増幅。」
「どうした。おそいぞ。」
「こう毎日猛訓練じゃ体が持ちませんよ。」
「太助っち。まだ序の口だよ。はるるんはふだんはフレンドリーで物腰はやわらくて部下想いだけど、訓練はきびしいし、怒らせたらどす黒いから別名「閣下」って呼ばれてるんだよ。」
「亜美、真美何か言った?」
「ひゃああああ。」
「すみません。機関室のチャンネル開放しっぱなしでしたぁ。」
「ゆきぴょん、ひどいよお。」
「ごめんね~。亜美ちゃん、真美ちゃん。」
「雪歩、どーでもいいけど、艦橋の床掘らないでね。」
コスモファルコン隊は密度の濃い岩塊群を巧みに避けていく。
坂本機は巧みに岩塊を破壊するが、岩塊が濃密になり、いつのまにか接近してくる岩塊をようやく避けるような状況が増えてきた。
「坂本君、後ろ。」
小鳥から通信がはいってようやく岩塊からのがれる。
「右、危ない。」
岩塊が濃密になると避ける場所がすくなくなり、コスモファルコンはニアミスを起こした。
ぶつからないで済んでいるのは彼らの技量もさることながら運がよかったというほかない。
「そろそろ主砲発射のタイミングですよ。全機射程外へ回避。」
「主砲発射準備。」
「北野、だめよ。発射準備は、航宙隊の攻撃中にかけるの。わかった?。」
「はい。伊織先輩。」
「距離4500」
「方位プラス3、上下角マイナス5度。」
「上下マイナス5度。第一砲塔、なにぼやっとしてるの。」伊織の罵声がひびく。
「はいはい。」
「距離3300」
「はつ、発射」北野があせって発射命令をだしてしまう。
「ばか。何やってんのよ。まだはやいわよ。」
ショックカノンの光条が岩塊とそれほど離れていたいコスモファルコン隊へ向かっていく。
50機のコスモファルコン隊の操縦席は、いっせいに「うあー回避~」との叫びで埋められた。
春香はためいきをついて、舞と顔を見合わせた。
舞は一瞬だけ春香に苦笑を返して無表情になる。
航宙隊が帰還すると、舞は北野と坂本を呼んだ。
「北野君、回避中の味方がいるのになぜ主砲発射するの。砲術班の腕が未熟だったからあたらなかったけど、普通なら5、6機は撃墜してたわね。」
「も、申し訳ありません。」
「坂本君、確かにあなたの操縦は天才的かもしれない。だけどあれが実線だったらあなたは戦死してたわね。」
「そんな...あの岩塊は回避できましたし、衝突も寸前ではありましたが防ぎました。」
「うん、岩塊は銃撃しないからね~。炎上して宙返りしてほかの機をみちづれにしてどっかーん、かしらね。」
「北野君、坂本君、二人ともパンツ一枚で艦内一周ね。女性乗組員多いから気をつけてね。」
「春香、千早、明日以降の訓練計画お願いね。」
「はい。わかりました。ところで艦長。」
「なに?春香?」
「パンツ1枚はさすがにかわいそうな気が。女性乗組員多いですし。」
「じゃあ何かほかに思いつく?」
「う~ん、さすがに逆立ちで艦内一周じゃつらいから、トイレ清掃とか。」
「あ~、とっさに思いつかなかったのよ。その案は次回にするね。じゃあ訓練計画よろしく~。」
暴走しているイスカンダルは、ますますスピードを上げつつあった。
イスカンダルの自転速度はだんだん遅くなって、地表では、嵐が吹きまくっている。
海面は大荒れに荒れ、高さ5mに及ぶ波は当たり前で、激しく波がうねり、海岸に打ち寄せるたび波のしぶきが白く泡立つ。ときどきマザータウンの宮殿には細かな岩塊が衝突してゆれることはあるが堅牢な宮殿は傷ひとつつかずにその美しい姿を屹立させている。
マザータウンにおしよせて水浸しになる箇所もあったが、イスカンダルの消波技術で大きな被害にはなっていない。
宇宙空間ではガミラス艦隊と暗黒星団帝国第一遊撃機動艦隊がイスカンダルを追っていた。デスラーはスターシャと通信をとろうと必死になって通信波を送っていたが、イスカンダルの大気と磁場の状況は予想外に不安定でタランがイスカンダルからの返信を傍受したのはイスカンダルを追って数日が経過したときだった。
「総統、スターシャ様が出ました。」
「こちらイスカンダルのスターシャ。」
「スターシャ。私はガミラスの総統デスラーだ。」
「デスラー...生きていたのですか。」
「スターシャ。これ以上イスカンダルにいるのは危険だ。私の艦に乗り移ってほしい。」
「......」スターシャは無言であった。
「私を信じるのだ。スターシャ。わたしは、隣の星にいた友人として、君を助けたいと願っているのだ。」
「ありがとう、デスラー総統。あなたからこのようなご好意をいただけるとはおもっても見ませんでした。しかしせっかくの申し出ですが、わたしはこの星を離れるわけにはいきません。」
「なぜだ。このままだとイスカンダルは光速を突破し、ひとりでにワープしてしまうだろう。どんな恐ろしい空間に飛び出るのかわからないのだぞ。」
「私は、イスカンダルの女王、スターシャ。この星で生まれ、この星で育ちました。お分かりでしょう。デスラー総統。ガミラス星の最後をごらんになったときのあなたのお気持ち。私も同じです。」
そのとき通信波が再び乱れ、イスカンダルの一部に亀裂が生じ、マグマが噴出し始めた。
「イスカンダル、第二宇宙速度から、第三宇宙速度へ。」
「全艦、速度をあげろ。イスカンダルを見失ってはならん。」
「イスカンダル、さらにスピードが上がっていきます。第四宇宙速度へ。あと10分で光速を突破するもよう。」
「イスカンダル、まもなくワープします。」
「追え、追うのだ。」
その瞬間、イスカンダルはデスラーの目前から姿を消した。
「総統....」
「大至急、イスカンダルのワープアウト地点を計算するのだ。」
デスラーはしばらく考え込んでいたが、
「そうだ...タラン」とタランからみて横顔のまま、忠実な副官に対してつぶやいた。
「はつ。」
「この状況を地球にも知らせろ。日高舞と天海春香に知らせるんだ。」
とつぶやいた。
その頃10宇宙キロほど離れてついてきていたデーダー揮下の暗黒星団帝国艦隊も
「全艦、ワープだ。やつらの後を追え。
との命令を受けワープしたのは、ガミラス艦隊がワープしてから数分後であった。
地球防衛軍司令部にデスラーからの超光速通信がとどき、それを読んだ士官は驚きを隠せなかったが、そのことを上官に知らせた。まもなくその奇妙な通信については防衛軍司令長官の武田に伝えられた。
「長官、奇妙な通信がありました。」
「どこからだ。」
「それが....デスラーからなのです。」
「何!!」
「ガミラス星が正体不明の敵に襲われて爆発し、イスカンダルが軌道を外れて暴走し、ワープしてしまったとのことです。ワープアウトの地点は、地球からの座標になおすと銀緯マイナス10度、銀径36度の延長10万光年先ということです。」
「......」
「もっともデスラーのことですから罠かもしれませんが。」
ヤマト艦内では雪歩がその打電をキャッチした。
「こちら天の川銀河オリオン腕太陽系地球防衛軍所属宇宙戦艦ヤマト通信班萩原ですぅ。」
雪歩は相手がわからないので所属する銀河系の名称まで名乗った。
「こちらガミラス艦隊旗艦デスラー・ガミラシア、総統の副官タラン中将である。至急日高艦長と天海副長に知らせたいことがある。」
「タラン将軍ですか??。」
「そうだ。通信班長の萩原大尉か。総統からのメッセージを預かっている。ガミラス星が正体不明の採掘船団に地下資源を盗掘されたため、総統が討伐をなさったが、その際に誘爆が起こってわがガミラス星が爆発してしまった。そのため、君たちの恩人でもあるイスカンダル星が軌道を外れて暴走してしまったのだ。君もよく知っているように二重惑星の片方が消滅した反動で加速がつき、ついにワープしてしまったのだ。ワープアウトの地点はこれだ。銀河中心から地球を結んだ線から36度、銀河平面の下方へ10度を延長して10万光年先の地点だ。」
「そちらの現在位置はどこですか。」
「大マゼラン雲サンザー太陽系、ガミラス=イスカンダルの軌道面からプラス10度、
20ガミラス天文単位だ。」
「発信位置確認いたしましたぁ。」
雪歩は、通信内容を数回確認するとともに発信位置とヤマト艦内データにあるタランの声紋データとも照合して間違いないことを確認した。
「事態は急を要する。日高艦長と天海副長に伝えてくれ。われわれはこれからイスカンダル星を追ってワープする。」
「はい。艦長と春香さんに伝えますぅ。」舌足らずな口調とはうらはらに雪歩の表情は真剣そのものにならざるを得なかった。
「デスラー総統からの入電?」
「そうなんですぅ。わたしもびっくりしちゃって。何度も確認したんですぅ。」
「あつ。地球防衛軍司令部からの入電ですぅ。パネルに映します。」
「舞君、天海君、そちらでもデスラーからの通信をキャッチしたそうだが。」
「長官...はい。彼の通信の内容は信用できると思います。以前もお話したように、地球への恨みは消えたと言っていましたし。彼は戦うときはえげつないほどの策略家ですけど、反面真の武人という感じの人です。こういうだまし方をするとは思えません。」
「君たちの現在位置から、ワープアウト予定地点まではどのくらいかかるんだ。」
「ワープを重ねれば5日で到達できます。」
「よろしい。ぜひ救援にいってくれ。」
「しかし地球はガミラス戦役から1年半、運よく白色彗星はテレザート星域で撃退できましたがまだ再建の途上ですし、わたしたちは訓練航海の途中です。」
「舞君、天海君、何を遠慮しているんだ。君たちはイスカンダルから受けた恩を忘れたのか。今度は君たちがスターシャを救う番だぞ。それから地球防衛軍艦隊を発進させるには、手続きが必要で、兵装はヤマトより上の艦はあるが、あくまでも防衛艦隊だから銀河系外へ出ることは想定してないんだ。それに、君たちはその気があればすぐにかけつけることができるじゃないか。」
「わかりました。長官。」
武田は安心したようにかすかに微笑をうかべ
「舞君、天海君。たのんだぞ。」というと画面から消えた。
「北野君、坂本君、いい?これからは訓練じゃないわよ。」
舞と春香が二人を見る。
「われわれもヤマトの乗組員です。覚悟はできています。」
北野が代表で返事をする。
「北野、たのんだわよ。」伊織が北野の背中をたたいた。
「坂本君、現地へつくまで訓練、訓練。」小鳥が坂本に笑顔を向ける。
「はい。」北野と坂本は苦笑しつつも元気のよい返事を返した。
「進路変更プラス50度。波動エンジン加速。第三戦速から第四戦速へ。」
「第五戦速。光速到達まであと2分。」
「ワープ準備。各自ベルト着用。」
「ワープ1分前。」
「新しい乗組員には初の体験になるわね。必ずベルト着用すること。あとでゲーゲー吐いたり気絶したりしたら知らないわよ。」
機関室では、亜美がにやにやしながら太助を見て話しかける。
「太助っち~、ワープって一瞬気を失うんだって。」
「えつ?そのまま気を失ったままだったらどうなるんですか。」
「太助っち、きまってるんじゃん。もう怒られなくてすむよ。」
真美がにやにやしながら太助をひやかす。
「ちぇつ。」太助はすねて舌打ちした。
「ワープ五秒前。」第一艦橋では千早のカウントする声が響く。
「4,3,2,1,0、ワープ。」
「ワープ終了。地球より一万5千光年。目標まであと8万光年。」
「波動エンジン、異常なし。」
「艦に損傷ありません。」
真と律子の簡潔な報告をきくと春香はうなずき、
「これより連続ワープにはいります。」
とクルーに伝える。
その頃、イスカンダルを追ってきたデスラー艦隊は、ワープアウト地点の近くに重力星雲があることに気がついた。太古、太陽の8~10倍ほどの恒星が巨星になったあと超新星爆発を起こしたがブラックホールにならず冷えた中性子星が内部にある星雲である。
「総統、重力星雲の近くに出てしまいました。ブラックホールではないので飲み込まれることはありませんが、中性子星の強い重力場に捉えられたら脱出不可能なばかりか船体がもちません。」
「かまわぬ。そのままイスカンダルを追え。」
「しかし...。」
「タラン、ここで引き返してなんになるのだ。」
「はつ。」
イスカンダルの上空は太陽がないので、暗闇で、嵐が吹いている。気温はどんどん下がっていた。皮肉にも大嵐で海水が動いているために凍らないが流氷が増え始めている。
イスカンダルの暴走はおさまりつつあった。また通信状況の回復も意味していた。
「スターシャ...」
宮殿のメインパネルには、デスラーの上半身がノイズで画面が乱れた状態から鮮明に映し出される。
「今からイスカンダルに着陸する。私の言うことを聞いてくれ。私の艦にのりうつってくれ。このままでは重力星雲にすいこまれてしまうぞ。」
「.....」
「聞こえないのか...スターシャ」
「スターシャ、時間がない。早く私の艦に乗り移るのだ。」
「いけません。デスラー、あなたこそ、ここから立ち去って。」
「スターシャ!私の言うことを聞..」
そのとき、轟音と振動が、デスラーの言葉をさえぎった。
駆逐艦が数隻、敵の砲撃で炎上している。
「何事だ!」
「7時の方向、15宇宙キロに敵艦隊。」
デスラー艦隊の駆逐艦や巡洋艦、三段空母を薄緑色の光条の雨が貫き、次々に炎上、破壊していく。またデスラー旗艦も無事ではすまなかった。
「飛行甲板大破。艦載機発進不能。」
「第一砲塔中破、瞬間物質移送機損傷。」
「総統、味方の船は、は、半数が沈められました。」
タランが声を搾り出すように上官に戦況を伝える。
「敵の陣形は、我が艦隊の包囲を意図するものと予想されます。」
「全艦、イスカンダルへ降下せよ。マザータウンの周囲の海に着水するのだ。」
「デスラー機雷を打ち上げろ。」
デスラー・ガミラシアをはじめとして複数の艦から樽状のカプセルが打ち上げられ、暗黒星団帝国艦隊とデスラー艦隊の間のイスカンダルの大気圏外ぎりぎりの位置に多量のデスラー機雷が散布される。
暗黒星団帝国軍の駆逐艦や巡洋艦は機雷網を突破しようとするが、機雷本体だけではなく機雷の発する電磁波だけでも爆発するこの機雷をさすがに通り抜けられる艦はなく、暗黒星団帝国軍は10数隻の艦艇を失った。
デーダーは艦橋でうなり、
「こしゃくなまねを。ヴェスパコルト隊発進。あの機雷は電磁波も発している。十分に気をつけろ。」
と命じた。プレアデスの中央部にある甲板からヴェスパコルトと呼ばれるイモムシ形戦闘艇が機雷原をたくみにくぐり抜けデスラー艦隊に接近していく。
デスラー艦隊の駆逐艦が魚雷で何隻かしずめられるものの、必死の対空砲火は、イモムシ形戦闘艇を次々と撃墜していく。
「全艦、主砲発射。残りの機雷群を掃討するのだ。」
プレアデスの51サンチ三連装砲がうなりをあげて、数十に及ぶ機雷群をあっという間に焼き払う。ほかの艦艇の主砲で機雷網に孔が開き始め、さしものデスラー機雷の電磁波網もくずれていく。
「ヴェスパブランコ隊発進。」
今度は白色で中央が円盤状の戦闘機がプレアデスや巡洋艦の内部にある飛行甲板から発進していく。暗黒星団帝国の艦艇は、船の正面部分内側に飛行甲板を持ち、戦闘機の数もおびただしい。ガミラスにとってもこれほどの敵とは戦ったことはなく、苦戦に追い込まれていた。
ふとデスラーが見上げると敵の白色円盤状戦闘機がマザーパレスを攻撃している。
「宮殿周囲の敵機を撃ち落せ。」
デスラー・ガミラシアの砲手は宮殿周囲のヴェスパブランコを打ち落とす。
「デスラーが、あのデスラーが...」
スターシャは隣国の君主の意外な一面に驚きを隠せなかった。
デーダー艦隊は、力ずくで機雷網を破壊しつくし、もう誘導、接近しても間に合わないほどに機雷網に大きな孔があいていた。誘爆電磁波はもう届かず、かってヤマトを苦しめたデスラー機雷は本来の力を発揮できない。
「デーダー司令。もう機雷から出てくる電磁波はとどきません。このまま突撃してもまったく問題ありません。」
「よし。全艦隊、突撃、主砲斉射。」
デーダー艦隊は機雷網の孔を我が物顔に突撃していく。放火はいよいよ激しくなってガミラス艦隊におそいかかった。
かっては冥王星沖で地球艦隊をなぶりごろしにしたはずの駆逐形デストロイヤー艦が今度は幼児にひっくりされて叩き壊されるおもちゃのように次々と火を噴いてやすやすと撃沈されていく。デスラーは通信士官に「ヤマトからの通信はまだないか。」
と問うた。通信士官は弱弱しく
「まだ...ありません。」と答える。
「わたしの打電をキャッチしたはずだ。ヤマトは、日高舞は、天海春香は必ず来る。」
デスラーは独り言を自分に言い聞かせるかのようにつぶやいた。
なぞの敵に対し、デスラー機雷で善戦するものの敵の圧倒的な強さにじわじわと大ピンチに陥っていくデスラー。ヤマトはイスカンダルを救えるのか!!
イモムシ型戦闘艇の名前とプレアデスから発進する白い機体の艦載機の名称は、暗黒星団帝国がローマ帝国をモデルにしているという話からラテン語で「スズメバチ」や「アシナガバチ」を意味するヴェスパにイモムシ型戦闘艇の機体が短いことから「コルト」、白い機体の艦載機は、白いから「ブランコ」とつけました。設定資料などで具体的な名前についてご指摘があれば訂正したいと思います。