IS -香港のダイヤモンド-   作:7seven

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第七話 昼食時の閑話休題

「はい、それじゃあ午後の授業を始めますね」

 

昼食を摂ってすぐに午後の授業だ。武装の展開までスムーズに終わったらしい俺の班ことブルックス班は、他の班を差し置いて先に昼休みに入ることを許された。その時織斑班やボーデヴィッヒ班が歩行をやってる最中に見えたのは気のせいだな。その時間はまだ授業中だったから、食堂もガラガラで、適当にかきあげうどんを注文して席に着いたら、班員8人が、ずらずらーっと俺の周りに座った。

 

「ねえねえ、ブルックスさんのこと、アイリーンちゃんって呼んでもいいかな?」

「あっ、アレッタずるい。私もブルックスさんと仲良くなりたいの。私もアイリーンって呼んでいい?」

「あ、おふたりともずるいです!」

「あーちゃんはあーちゃんだよー」

「好きに呼べばいいけど」

 

昼休みに囲まれたのはもういい。流石に毎日露出度の高い女子に囲まれてれば、服を着てるだけマシになるってものだ。どう呼ばれようが俺はどうでもいい。しかし、俺は彼女らのことを知らない。正直、本音以外名前どころかクラスも知らない。

 

「あたし、アレッタ・ベルナルドーネ!」

「私はテレサ・クアルテーロ」

 

茶髪で、鼻の上のそばかすと白い歯が明るい印象を与えるのが、ベルナルドーネ。褐色の髪と、厚い唇や長い睫毛のせいか、年齢不相応に色っぽいのが、クアルテーロ。

 

「布仏本音だよー」

「私は、湯浅逢子っていいます……!」

「あ、1組ばっかりずるいよ! 僕は新庄菜央!」

 

本音。それからたまに本音と一緒にいるのを見かける、ふたつの黒い三つ編みと眼鏡が、日本の地味っ娘スタイル? だけど、大きい目が綺麗なのが湯浅。ああ、地味っ娘スタイルがなんとかって言ってたのは、親父の研究室の研究員。あいつ、日本文化に気持ち悪いほど詳しかった。思い出しても気持ち悪い。それから俺と同じぐらいまでばっさりと黒髪が短くてボーイッシュな、見たことのない女子が新庄。

 

「私はアルマ・デーレンダール。今日そっちにラウラが転入したらしいけど、私もドイツの代表候補生なんだ」

「2組も意外と代表候補生多いよね。あたしはアメリカの代表候補生、エマ・ベイカー」

「イタリアの代表候補生、エリザ・フェラーラ。こないだアイリーンが試験稼働してくれた、テンペスタⅡ型のファースト・パイロットになる」

「えっエリザなにそれ、あたし聞いてないよ!?」

「言ってないから」

 

騒がしい代表候補生組、というかベルナルドーネ。褐色の髪を後ろでまとめて黒いレース付きのリボンで飾った、可愛いとは無縁な、でも美人のデーレンダール。大きすぎる眼鏡と無造作な金髪のボブがゆるゆるした印象を受ける、ベイカー。それと、こないだのテンペスタⅡ型に搭乗予定らしい、明るい茶髪をサイドテールにした、眉毛が凛々しいフェラーラ。

 

「もうテンペスタⅡ型のパイロット決まってたんだ」

「テンペスタシリーズのコンセプトは近接格闘メイン。今いるイタリア代表候補生で格闘技や剣術の経験あったのは私だけだったから。何より、トライアルに乗り遅れてるから、イチ早くデータ取らないと」

「あたしはどっちかって言うと射撃の方が得意だから、テンペスタシリーズにおける銃火器の稼働効率を調べるために射撃特化型のカスタム機が来るんだ」

 

しかし、道理で終わるのが早いと思った。企業所属か、もしくは代表候補生じゃないやつらは、大体入学試験時、IS適性検査時、この2回ぐらいしかISに搭乗してないはずなのに、8人のうち4名は明らかに早かった。流石の俺も、ISを動かし始めて3時間ぐらいはまともに動けなかったし。確かに本音、クアルテーロ、湯浅、新庄は普通に初めて乗った時ぐらいの動きだったけどな。

 

「で? 代表候補生なら50時間はISを稼働させてるはずだけど?」

「……香港代表は教えるのも上手いのか知りたかったの、ごめんね」

 

デーレンダールの言葉にイタリアコンビとベイカーも頷いた。……よかったな、今お前らがISを展開してたら≪枝垂れ柳(Willow)≫の雨に撃たれてたぞ。

 

「本当の稼働時間は?」

「あたしとエリザはずーっと一緒に訓練受けてきたから、どっちも157時間だよ」

「私は82時間。代表候補生になったの一年前だったし、ISに乗るよりも前に基礎訓練を積んでたから、他の代表候補生よりも短いかも」

「そうかな? あたしも去年代表候補生入りしたけど、稼働時間は63時間。通ってた中学がメチャクチャ厳しいところでねー。ちょっとでも学力足りなくなるとすぐに留年だったから」

 

なんだかんだで、イタリアコンビはそこそこ稼働させてるのか。それなら専用機が来るのはわかる。流石に50時間以下の素人のところに専用機を寄越すのは、明らかにバカみたいな真似だしな。まあ織斑は一応、世界的には特例になってるから別として。ちなみに、俺も機動させたあの日にこの機体をもらったわけだが、動かしたその日、ミカエルと会ったことなんてない時に、原型機である「最碧壱型」「最碧弐型」に搭乗するベテランのパイロットと模擬戦して、俺勝ったからな。あの盾硬くて重いから、実は殴打でも相当の威力あんだよ。効率悪いから普段しないだけで。

 

「僕と逢子はパパが同じ研究室で働いててさ。IS関連企業なんだけど、すごい楽しそうに仕事してるパパを見て、ISの研究を仕事にしたいなって思ったんだ」

「私はスペインにあるIS関連企業会社の社長の娘よ。つい最近、IS適性が高いのがわかったから、気付いたら入学させられてたわ」

「スペインっていうと……クアルテーロ社か? あの小型ミサイルで有名な」

「そう。でもうちのミサイルがなかなか売れなくて、未来のIS操縦者候補がたくさんいるIS学園で、なんで売れないのか調べて来いって言われたわ」

「ミサイル売れないのか。私もミサイル好きなんだけどな」

 

へー、みんな割と理由があってIS学園に来てんだな。それもそうか、俺はともかくとして、受験には相当の倍率で戦わないといけなかったか。そりゃ生半可な気持ちじゃ途中で挫けるわな。

 

「午後の授業は機体の整備だけど、私は自分のも見ないといけないから、打鉄の方は8人で協力してやって。代表候補生が4人もいればできる」

「えー! アイリーンちゃんがいないとつまんないー!!」

「アレッタ、うるさい」

「べるべる、うるさーい」

 

本音が言うべるべるってのはベルナルドーネのことだろう。たぶん。目の前の器のかきあげうどんが全てなくなるころに、たくさんの生徒がぞろぞろと食堂に入ってきた。今から昼休みか。そんなに早く終わってたんだな、俺の班。

 

「そんじゃ、時間も余ってるし、さっき撃てなかったからIS用の射撃訓練場にでも行こうか」

 

9人揃って完食してたし、これから人が増える時間帯だから、いつまでもここを占領しとくわけにもいかねーだろ。そう思って提案したら、全員が乗った。

 

 

その射撃訓練場で、代表候補生組はほとんど自主的に活動を始めていた。近接格闘重視のテンペスタシリーズとはいえ、千冬さんの「暮桜」とは違って射撃武装も一応搭載しているためか、フェラーラは何の問題もなく射撃訓練を開始していた。ベルナルドーネは射撃を得意とすると自称するほどだから、ここは言うまでもない。ベイカー、デーレンダールも稼働時間2桁ではあるが、アメリカ、ドイツ共にバランスを重視した機体が多く配備されているせいか、どちらも射撃のいろはぐらいはわかってるようだ。問題は、代表候補生じゃない4人か。

 

「えーと……新庄はこれ。湯浅はこれ。クアルテーロはこれで、本音はこれで」

 

IS用の射撃訓練場とはいえ、専用機持ちのための施設じゃない。訓練機で使用することも可能だ。通常の射撃部が使う射撃訓練場とよく似た形式の第3階層に今俺達はいるわけだが、実はそこでは専用機を持たない生徒のために、訓練機の貸出を20分だけしてくれるようになっている。ここの訓練機は基本的には授業では使わないから、昼休みとかに来ても借りれるんだよな。んで、代表候補生組はさっさとラファール・リヴァイヴを借りて撃ち始めてる。打鉄を纏った初心者4人に指示したのは、それぞれ違うライフルだ。

 

「あーちゃん、これなに?」

「アサルトライフルだよ。新庄のは≪レッドバレット≫、湯浅のは≪ブラックバレット≫、クアルテーロのは≪ヴェント≫、本音のは≪キャンディ・ドロップ≫。まず両手でマウントして……的に向かってだよ、的に」

 

俺の方を向いたまま両手でマウントする4人に、頭が痛くなった。俺なら大丈夫だけど、これが他のやつだったらどうする気だよまったく。的に向かってマウントしてる4人を見て、後ろから脇を閉めさせたり、銃身の位置をずらさせたりしてフォームを整える。4人ともいい感じになったところで、トリガーを引くように言う。ロックオンに関しては全然だったが、そんなもんこれからどうとでもなる。大事なのは、一番最初に悪い癖をつけないことだな。

 

「さっき言ったことを1回1回確認して、1マガジン撃ち切って」

 

4人ともスジは悪くない。アサルトライフルのチョイスも悪くなかったみたいだ。というのも、ISのパワーアシスト、ハイパーセンサーによる知覚の発達、そういうことを含めても武装との相性ってのはあるわけで、新庄はあんまり背が高くないから最初のアサルトライフルがあんまり長大なものだとよくないだろうと思うから、平均よりちょっと短い≪レッドバレット≫を。湯浅は何か武術の嗜みでもあるのか、身のこなしからそれが伝わってくるのと同時に、力強さも感じたので、反動が大きめな、でもその分射程距離の長い≪ブラックバレット≫を。クアルテーロは話を聞く限りじゃ、あんまりISに慣れてないっぽいから、クラウス社の≪レッドバレット≫に並ぶ安定性を持ち、射程もある程度カバーするデュノア社の≪ヴェント≫を。本音も体格は俺とかわんねーし、どちらかと言えば狙撃の方にセンスがあると思うんだよな、雰囲気を見る限り。正しくは近接格闘に向いてない、だけど。だから、突撃銃でありながら狙撃性能の高さをも誇る≪キャンディ・ドロップ≫を、それぞれに手渡したわけだ。ちなみに≪キャンディ・ドロップ≫は俺のISにも搭載されていて、狙撃武装を持たないキャンディでは重宝している。いやまあ、キャンティの方で狙撃すりゃあいいじゃんって話なんだけど。

 

「へぇ……ライフルなんて撃ったの初めてだけど、音がすごいね」

「普通の、ISを使わない射撃とかでは、耳栓とかして撃つし。ISでは操縦者保護機能で相殺されてるけど、ナマで聞くともっとうるさいから」

 

新庄が≪レッドバレット≫をまじまじと見ている。同社の製品、≪ブラックバレット≫と見分けやすくするために、ボディが赤でできている。ちなみに、そこでベイカーが撃ってるのも≪レッドバレット≫だ。

 

「これ、さっき山田先生が使ってたやつだろ?」

「菜央ちゃんのと私の、ちょっと似てるけど……私のは、≪ブラックバレット≫って言うみたいですね。色も黒いですし」

「どっちもアメリカのクラウス社製品だから。そのふたつはコンセプト違いの兄弟機」

 

クラウス社はアサルトライフルを初めとして、銃器全般を扱う有名企業だしな。アサルトライフル厨のミカエルが嬉しそうにこのふたつもコレクションしてた。楽しそうで何よりだ。

 

「あーちゃん、これは?」

「ミカエル製59口径アサルトライフル≪キャンディ・ドロップ≫。ミカエルが量産を許可した数少ない武装のひとつだよ。世界でも数か国で正式採用される、メジャー・モデルのひとつ」

「アイリーン、これは……デュノア社の?」

「そう、デュノア社製55口径アサルトライフル≪ヴェント≫。≪レッドバレット≫には少々劣る性能ながらも、量産機との相性は非常に高く、コールのスムーズさが評価されてるモデル」

 

ちなみに、たった数年の付き合いとはいえ、一応血がつながってるからなのか、それとも濃厚な時間を過ごしすぎたせいか、俺にもアサルトライフル厨の知識が感染ってしまっている。解せぬ。今はここにいない義姉のことを思っていると、チャイムの音が聞こえた。……この学園には、なぜか予鈴というものが存在しない。それはつまり。

 

「……遅刻じゃないですか?」

「……うん、遅刻だな」

 

一言で言うなら、遅刻だ。

 

 

**********

 

 

午前の授業をなんとか終わらせた俺達織斑班だったが、整備とか俺はやったことがない。どうしろっていうんだ、千冬姉。とりあえず、格納庫に時間通り集合したのはいいんだけど……もう1機ある、打鉄がそこでぽつーんと寂しそうにしていた。俺達の班も打鉄だったが、それ以外にもうひとつ置いてある。一体何事だって言うんだ。その時たくさんの足音が聞こえてきて、格納庫に9人の女子が入ってきた。お、のほほんさんがいる。ブルックスさんも小柄な体のせいか見えなかったけど、いたみたいだ。

 

「はぁ……っ、千冬さんがいないならセーフかな」

「セーフなわけがあるか、馬鹿者」

 

そう、言い忘れていたが、今この第5格納庫には俺の班の9人だけではなく、我がクラスの担任である織斑千冬がいるのだ。パパパパーンと頭が流れ作業で叩かれた。……逆にあんだけ身長の凹凸があるのに流れ作業で叩ける千冬姉、どんなだ。

 

「班長まで遅いとは何事だ」

「射撃訓練場で、さっき撃てなかった分射撃訓練をしてた」

 

スパーン。おう。俺、実は件の班長、ことブルックスさんが千冬姉に叩かれてるの、何気に初めて見るのだ。千冬姉もブルックスさんを叩くんだな。

 

「射撃訓練はいいが、私の授業に遅刻をするな」

 

はーい、とするだけの返事をしたブルックスさんに、千冬姉はやれやれと溜息を吐いた。千冬姉、幸せが逃げるぞ。その時、俺にも出席簿が墜落してきた。……はい、すみません織斑先生。

 

やる気のない返事ではあったが、ブルックスさんの動きは速く、「リリー・キャンティ」を展開すると、すぐにコンソールを開き、ISの稼働状況を確認したりしながら、他の8人に打鉄を見るように指示を出していた。みんなてきぱきと動いている。す、すげえ。俺達が何もできずに固まっている間に、「打鉄」「リリー・キャンティ」の両機の整備が終わったらしく、整備後の点検作業を求めに、山田先生を探しに行ってしまった。は、速い。

すぐに山田先生が来て、打鉄の整備状況を確認して、合格をもらったブルックスさんの班はすぐさま解散になった。今日はこの実習のみが授業なので、解散ということはイコール、放課だ。しかしまだ昼過ぎである。

 

「織斑くんの班はどうですか? 進んでますか?」

「あ、山田先生」

 

俺が素直に、何をどうすればいいのかわからない旨を伝えると、早速困ってしまったようだ。う、毎度すいません。

 

「まずは、コンソールを開いてみてください。出ましたか? その中から、稼働状況っていうところを探して、そちらを選択します」

 

稼働状況……お、あったあった。選択すると、各部についてるスラスターの稼働率や、≪雪片弐型≫の稼働率、シールドエネルギーの稼働率、それからシステムの反応速度とかが全部百分率でパラメータ形式で表示されていた。

 

「搭乗して戦闘を行う場合に支障がある部位は赤、戦闘を継続すると支障が出る可能性のあるものは黄色の文字で表示されます。そういうところはありませんか?」

 

全部が黒文字のままだ。俺や班員の女子がありませんと答えると、山田先生がそれはよかったですと微笑んだ。

 

「目立ってパーセンテージの低いところはありませんか? それを低いまま放置して戦闘を続けると、ISのコアがよくない方に戦闘の記録を持ってしまいますし、いずれ黄色の文字になりますよ」

 

うーん、特にはないな。良好のようだ。

 

「コアがよくない方向に育ってしまうことは、今後の授業の中で扱いますね。それでは最後に、ISを装着して展開しましょう。誰でもいいですよ」

 

なに、整備に展開する必要があるのか。それは見当もつかなかった。……来い、白式。全身が重力から解放され、知覚が鋭くなっていくこの感覚は、爽やかでもありながら、一種の恐怖にもなりえる。うーん、しかし恐怖と解放感が同時にあるって矛盾してる気がするな。ハイパーセンサーからシステムとかの情報を送られてくる。システム、オールグリーン。確認の印をチェックすると、白式が完全に作動する。

 

「織斑くん、ハイパーセンサーは何と言っていますか?」

「システム、オールグリーンだそうです」

「はい、では白式は整備終了です。待機モードに移行してください」

 

そっちで打鉄を展開している箒の方に行き、山田先生が何かを話し、コンソールを開き、確認している。そして箒が打鉄を解除した。うん、あっちも整備完了かな。

 

「みなさん、お疲れさまでした。これで整備は完了です、合格です。今日はこれで放課ですので、解散してくださいね」

「山田先生、ありがとうございました! 俺、整備の仕方なんてわからなかったから……」

「い、いえ、当然ですよ。私は先生ですから!」

 

今日の山田先生は、ひじょーに頼もしかった。うん。1対2の戦いから始まり、整備の仕方まで。いや、先生なんだから当然かもしれないけど。




この回から、後書きで、新登場の武装やオリジナルキャラについて紹介していきますね。

●「リリー・キャンティ」
・≪クロカシア≫:68口径スナイパーライフル。全長5メートルという長大さが特徴。
・≪アザリア≫:20mm口径6砲身ガトリングガン。2機で1セット。毎分4000発、6000発、8000発の切替機能を持つが、8000発モードはISに制限をかけている状態では使えない。
・≪枝垂れ柳(Willow)≫:58口径離接アサルトライフル6機。TSを用いればそれぞれを別の標的へロックオンすることが可能。「リリー・キャンティ」の主力兵装。見た目だけではアサルトライフルだとわからない。

●「ヴァイオレット・キャンディ」
・≪ディープ・ミラー≫:盾型物理シールド。「ヴァイオレット・キャンディ」の主力武装であり、「リリー・キャンティ」の≪リリーズ・ララバイ≫を適応させることで最強の盾となる。素材が「キャンディ」と同一のため、非常に重い。
・≪レイン・ドロップ≫:離接アサルトライフル3機。それぞれ、57口径、60口径、61口径。≪枝垂れ柳≫と同じシステムで動く姉妹武装。こちらも一見しただけではアサルトライフルだとわからない。
・≪雷鳴≫:超振動大型ランス型近接ブレード。武装そのものの硬さと振動により、圧倒的な貫通力を誇る。こちらも素材は「キャンディ」と同じものであり、その重さは一般の近接ブレード数本分とも数十本分とも言われる。ISのアシストがなければ千冬・束クラスでさえ持てない。
・≪キャンディ・ドロップ≫:59口径アサルトライフル。ミカエルの作った武装の中でも数少ない、量産されているモデル。世界の数か国で、代表候補生のISに搭載されるなど、非常にメジャーなモデル。銃身の長さの割に高い命中率を保持する、軽量ライフル。

今回登場の8人のオリジナルキャラに関しては、今後機会を設けて話します。

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